〒520-2564 滋賀県蒲生郡竜王町山面1−1
子どもたちの学ぶ力と生きて働く基礎学力を育むことを目的とし、?山英男先生が推奨されている学習方法(陰山メソッド)を取り入れ、「脳トレタイム」として昨年度から取組を始めました。陰山メソッドとは単なる知識や技能を高めることだけを目的とした学習方法ではなく、子どもたちが授業をはじめとする様々な場面において、「よりスムーズに、より深く」学ぶための脳の準備体操といったねらいを持つ学習方法です。
(1)方法
すべてに共通するキーワード 『スピード・テンポ・タイミング』
音読、100ます計算、漢字に集中して取り組む
人と比べず、伸びを評価する。
(2)期待される効果
「読めた」「覚えた」「書けた」という「学ぶ力」が高まる実感
「やればできる」「成長している」という「自己肯定感」の高まり
「明日は〇〇秒」という次の取組に向けた主体的な「目標設定」
わずか15分で、このような学びの根底に必要な「実感」や「主体的な気持ち」を感じることができるのも、この実践に取り組む意義であると考えています。「脳トレ」の取組を実践して数ヶ月ですが、お腹から声を出しての音読、全力で取り組む計算、一気に集中して覚える漢字練習は子どもたちの生活にもプラスになるのではと感じています。子ども達の伸びを信じて、学校ぐるみで本気になって、継続した取組を進めていきたいと思います。
竜王西小学校の子どもに、「本は力」=「ほんわか」大作戦として、「国語」に対して親しみを持たせ、力をつけるプロジェクトとして行っています。具体的には以下の3つの取組を柱にしています。
(1)全校暗唱ラリーの取組
詩や名文・百人一首など、各学年・季節などに合わせたものを覚えています。月に2回、先生に聞いてもらう検定「暗唱ラリー」を行っています。大きな声で、しっかりと覚えて言えたら、合格です。その時、合格できなかった場合は、「きいて きいて 校長先生」として、校長室で校長先生に聞いてもらいます。また、各学年の代表の人が、ビデオ放送で覚えた詩を発表するので、他の学年の暗唱も聞くことができます。6年間で、たくさんの詩などを覚えることができます。
(2)読書貯金の取組
本をたくさん読めるように、読んだ本の題名やページ数をカードに書いています。どんどん本を読むと、貯金のように、頭の中にたくさんの言葉が貯まって、自分の力になっていきます。図書室や、移動図書館で本を借りたり、家から読みたい本を持ってきたりして、すぐに本が読めるようにしています。また、机の横にはいつも読みたい本を入れる「本バッグ」を用意しています。また、たくさん本を読んだ人には、賞状が贈られます。
(3)「ぽえむ」さんや教師による読み聞かせ(お話タイム)の取り組み
週に1回程度、朝自習の時間に、地域の読み聞かせボランティアの「ぽえむ」さんが本を読み聞かせに来て下さっています。また、教師も担任している以外のクラスも順番に回って、本を読み聞かせしています。季節や学年に応じた本が紹介されるので、いろいろな本にふれる機会となっています。
学習名人になるための心得 低学年
学習名人になるための心得 中学年
学習名人になるための心得 高学年