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■学校長挨拶

進取

 

 

 

 

 

 

 

 

 本校は昭和44(1969)年4月1日、町内の3中学校が統合し日野中学校となりました。かつては、近世以来の街場としての旧日野町、および、その周辺部に広がる純農村地域でした。しかし、校区では、近年、三世代家族が急速に減少しており、核家族化が著しく、また、住宅造成による新興住宅地等も増えてきています。

 平成21(2009)年度に校舎が改築され、素晴らしい新校舎での生活が始まりました。校舎改築を記念して、多くの町民のみなさま方から多額の寄付金を学校にいただき、そのお金で吹奏楽部の楽器やピアノを購入させていただきました。毎年8月の後半には校舎改築記念の寄付のお礼の意味をこめて「夕涼みコンサート」を中庭で開催するなど地域の方々との交流を深める取り組みもおこなっています。

 そして、新校舎完成とともに、校訓「進取」を制定し、生徒たちに次のような呼びかけをしています。

近江日野商人は「それまでの習慣にとらわれず、意欲的に新しいことを始める」という意味のある「進取」の精神を礎に商いをしました。そして、江戸時代、全国各地に出店を設け、近江日野商人の名を全国にとどろかせました。  
 その先人の心意気を大切にし、常にチャレンジする前向きな心を忘れないように中学校生活を送りましょう。

 平成25(2013)年度には、自校方式による学校給食も始まりました。
生徒たちは、新校舎や学校給食の実施に感謝の気持ちをもちながら、本校の伝統である合唱コンクールや体育大会の活動に力を発揮し、地域のみなさま方の暖かいご支援のもと、学習に部活動に励んでいます。

 日野中学校の教育をますます充実させるために、本校教職員一丸となり精一杯頑張る所存です。
 皆様方のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。

日野中学校長 坂本 孝史