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第75回綿向生産森林組合通常総代会

組合長ご挨拶

組合長嶋村寿雄

皆さんこんにちは。

6月も下旬の日曜日。地区行事などで何かとお忙しい中、第75回通常総代会にご出席を頂きまして有り難うございます。

また日頃は、組合の運営に何かとご支援ご協力を頂いておりまして、高席からではございますが、御礼申し上げます。

ところで、先程来からありますように、この通常総代会も新型コロナウィルスの影響で、昨年・一昨年と2年間、書面による表決をお願いし代表の皆さまのみに出席頂くという変則的な形での開催となりました。

しかし、今年は会場を例年の林業センターから少し大きな、このふれあいホールに移し、総代皆さまに出席をお願いしております。

ただ、本来なら堀江日野町長様や県中部森林整備事務所所長様を来賓としてお迎えし、開催するところですが、ご来賓につきましては引き続き見合わせる形となりました。

さて、新型コロナウィルスなどで、世の中の状況が一変し、話題がその事を中心になっておりますが、温室効果ガスによる地球温暖化の状況は変わっておらず、「待ったなし。」になってきております。

今月5日、鹿深「夢の森」で行われました「第72回全国植樹祭」では天皇皇后両陛下はオンラインによる出席となりましたが、地球の温暖化防止や二酸化炭素の吸収をはじめ、人々の生活環境に大きく寄与している木々の緑を中心テーマとして開催されております。

「マザーレイク琵琶湖」の源は、周りの山々の緑です。県では平成18年から「琵琶湖森林づくり県民税」として県民一人あたり 800円を徴収し、森林を保全する活動に取り組んでいます。

また、国は令和6年から、東日本大震災の復興税に代わる森林環境税を、国民一人あたり 1,000円を徴収する予定です。

その財源を森林環境贈与税として、市町や県に配分し、放置林の整備や人材育成などを図ろうとしています。

その配分は既に令和元年から先行して行われておりますが、これは私たちの生活に必要な多面的機能を持っている森林を、国民みんなで守って行こうという姿勢に他なりません。

このような中、私たちの組合では、取得をしています「SGEC森林管理認証」が、5年目を迎え再審査の時期となります。

加えまして、昨年秋より進めております「J-クレジット」吸収部門での取得取組みですが、この6月に承認審査を受け、遅くとも来年3月の年度末までにはクレジット販売の認可が受けられるよう進めております。

クレジット販売と言いますのは、国が進めています制度で、「省エネ化部門」と「吸収部門」があります。

「吸収部門」は申請された山林が、吸収している二酸化炭素の量を国が認定し、吸収量を企業や自治体などに販売できるというものです。

先ほど申しました認可が下りますと、二酸化炭素換算で、当組合では年間約 300トンの販売ができる事になります。

国や県が進めております2050年目標の「カーボンニュートラル」にはJ−クレジットの取得は、これに大きく寄与するとともに、組合としては新たな収入源にもなります。

また、組合のブランド向上にも寄与するものと考えます。

広報などで何度も申し上げておりますが、山の役割が木材生産の場から人々の暮らしを守るための場にもなりつつある中、子ども達の未来のためにもしっかりとした視座でこの先を見据え、組合運営に取り組む事が求められます。

綿向山をはじめ、先人から預かりました 1,000ヘクタール以上に及ぶ山林と、緑豊かな環境を、健全な形で次世代に繋げ、価値ある組合を創って行くため、今後とも組合員の皆さまをはじめ、総代の皆さまには変わりませずご支援ご協力を賜りますようお願い致します。

以上、通常総代会開催に当たってのご挨拶とさせて頂きます。本日は有り難うございます。

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