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2022年6月30日(木)
24時間「人々の安全」を守る! 〜3年生 消防署見学〜

 今日は3年生が、竜王町の消防署(東近江行政組合近江八幡消防署竜王出張所)に見学に行きました。なんとなく知っているようでも、細かな部分までじっくり見たことのない消防車や救急車、消防士さんの消防服(防火服)などなど、子どもたちは興味津々に見学させてもらいました。
 猛暑の中、子どもたちが少しでも快適に見学できるように、署員の皆さんがいろいろと気を遣ってくださっているのがわかりました。見学の途中に、本当の「消防車要請」の連絡があり、すぐに出動されました。
 火災発生時の消防車要請よりも、救急車陽性の方が、圧倒的に数が多いや、消防ホースから噴出される水の勢いは、人間を簡単に吹き飛ばすくらいの勢いであることを教えてもらいました。
消防服(防火服)を25秒くらいで素早く着られる工夫や、消火にあたる時に体に装備するものは実は20kg以上もあることなど、消防士さんの秘密などもたくさん分かったと思います。
 今日の見学で一番大切だったことは、「消防士さんの気持ち(意識)」でした。24時間いつ発生するか分からない家事や救急要請に、1分1秒でも早く対応するために、いつも神経を研ぎ澄まし、身体を鍛え、出動のための準備を怠らない…そんな消防士さんの強い気持ち、「人々の命」を守るための使命感を強く感じることができた見学でした。近江八幡消防署竜王出張所の皆さん、お忙しい中子どもたちのために丁寧に対応していただきありがとうございました。

2022年6月29日(水)
さすが竜西小の子どもたちです! 〜お昼休みの遊びの工夫〜

「熱中症警戒アラート」発令中につき、昼休み外に出られなくなった子どもたち…。「遊びを工夫しなさい。」と言われたけど…果たして子どもたちはどうやって「お楽しみの昼休み」を過ごすのか…それが気になって、昼休みは校舎内をくまなくうろうろと歩いてみました。
 まず、意外だった…というと子どもたちに失礼かもしれませんが、廊下を走り回って遊ぶ子どもたちがいないことでした。「有り余っているエネルギー」と「走り回りたい!」という本能を、理性の力で抑え込み、ドタバタしないすごし方をしている子どもたちに感心しました。
まず見つけたのは、渡り廊下の陰のところに座り込んで、生き物の飼育ケースを友達と見せあいながら、「カナヘビ」談義をしている子どもたち…。風の通る陰をうまく見つけて楽しんでいました。少人数教室に行くと、萩野先生が用意してくださった「算数パズル」的な遊びを楽しんでいる子がけっこういました。「数独」の子どもバージョン的な遊びでしょうか…これには高学年の子もハマっていて、楽しみながら算数の楽しさを感じてくれたら言うことなしです!
校長室前廊下のベンチでは、「坊主めくり」や将棋を楽しむ子たちが…、2年生の教室では「粘土遊び」をする子どもたちが…、図書室には、いつもよりたくさんの読書を楽しむ子たちが…、みんなそれぞれ工夫して昼休みを過ごしています。
「外に出てはだめです!」と言われると、頭では理解できても、本能的に「動けないストレス」を感じて、何らかの反乱(?)じみた行動に出る子もいるんだろうなと覚悟してましたが、どうしてなかなか「しっかりと考えて、動ける子どもたち」です。今日も昨日のブログに書いたのと同じように、「信じて任せられる子どもたち」だなと実感できました。すばらしい子どもたちです。もちろん、下駄箱の靴も、全校きれいに揃っています。一日一日、一つずつひとつずつ、子どもたちの力で「竜西プライド」が創られていきます。

2022年6月29日(水)
熱中症警戒アラート発令 〜積極的な熱中症予防策を〜

 熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予想される時に発表される「熱中症警戒アラート」。今日は朝から発令されていました。朝のうちに校内放送が入り、「今日は、熱中症警戒アラートが出ているので、残念ながら外では遊べません。遊び方を工夫して、校内で遊びましょう。」と呼びかけがありました。
 朝の登校風景も、完全に熱中症予防モードに入っています。写真は須惠の登校風景ですが、多くの子が日傘をさしたり、首に冷感タオルや保冷剤を入れたネッククーラーを巻いたりしています。熱中症とは関係ありませんが、須惠はいつもみんな、元気はつらつにこやかに、いかにも仲睦まじく、みんなが楽しそうに登校してきてくれます。登校班長はもちろん、全員が元気な声で「おはようございます!」とあいさつしてくれるので、とても気持ちいいです。「班の全員が元気で気持ちのいいあいさつができる」という点では、須惠は間違いなく「あいさつチャンピオン」です。
 他の班でも日傘をする子が増えてきました。毎朝、各学級で集める「保冷剤」もどんどん増えてきて、学校の冷凍庫には、かなり量が集まるようになってきました。毎日「災害級」の暑さが続きますが、いろいろと配慮と工夫をしながら、子どもたちの安全を守っていきたいです。

2022年6月28日(火)
子どもたちなりに考えながらがんばっています! 〜「酷暑」の休み時間〜

関東や東海では、記録的に早い「梅雨明け」らしく、近畿地方もそろそろか?という感じになってきました。本当にびっくりする早さです。太平洋高気圧が頑張ってくれて梅雨前線を持ち上げてくれるのはいいのですが、勢力が強すぎて「酷暑」に苦しむ今日この頃です。
 私(校長)はあちこちに熱中症計を持ち歩いて「暑さ指数(WBGT)」を測定しながら、特に休み時間中の子どもたちの遊びの管理に神経をすり減らしています。
 今日は、気温は高いものの、湿度が低く風もあるので、昨日よりはましでした。休み時間の前には「今日は『厳重警戒レベル』です。外に出る時は、必ず帽子をかぶって、お茶をもって、激しく動く遊びは避けましょう…。」と放送が入り注意を促します。
 「暑さ指数」が31℃を越えると「危険レベル」になるので、子どもたちにも「外に出てはいけません」と言わざるを得ないのですが、今日は、私も一緒に外に出て、暑さを体感しながら子どもたちの遊びを見守りました。
 子どもたちは、一人の例外もなく「帽子」をかぶって外に出ます。多くの子が「水筒」一緒に持って出ます。中休みには中庭で1年生がみんなで仲良く「だるまさんが転んだ」(写真)を楽しんでいました。そんなに走り回るわけでもなく、距離もとれるので、「なかなかいい遊びをチョイスできてるな。」と感心しました。「校長先生も、一緒に入って!」としきりに誘われますが、「校長先生は、みんなの遊びをここで見守ってるよ。」と言って、子どもたちの様子に注意しながら眺めてました。
 昼休みは、ずっと運動場で子どもたちの遊びを見守ることにしました。私はトレードマークの農作業用麦わら帽子です。
こんな「酷暑」でも元気な子どもたちは外に出てきます。遊具で遊ぶ子どもたち、一輪車の練習をする子どもたち、5年生はたくさんの仲間でドッジボールを、3年生はドッヂビーで遊んでいました。全員「帽子」をかぶって、遊んでいる場所にはずらっと「水筒」が並んでいて、時々「水分補給」をする様子が見られました。適当に「もめながら」、適当に「折り合い」をつけながら、誰かが「ごねれば」誰かが「なだめ」、「もめ」が長引くと、「いいかげんにして!」とピシャリという子もあり、「○○にしたらいいやん…」と仲裁に入り、折衷案を出してくる子もあり、子どもたちの「世界(社会)」の子どもたちの「関わり」の中で、なんとか頑張ってやっています。
 遊びに夢中になっていても、「予鈴」がなると、すぐに校舎に入っていく子どもたち…。「こっちが思っているより、まじめでしっかりしてるやん」と思いました。「こっち(先生たち)がきちんと見守っていてやれば、たいていのことは、子どもたちを信じて任してあげてもいいんじゃないかな…」そんな風に思えた昼休みでした。
 昼休みの後、すぐにそうじ場所の「昇降口」に向かいましたが、もうすでに6年生が掃除を始めていてくれました。「O・Sさん、ここもモップでお願い!」と言うと、「はい。分かりました!」とほんとに気持ちのいい返し。いつもながらほうき遣いがとても上手なT・Yさんは、安心して掃除を任せられます。「今日は、前から気になっている玄関横の水道場周りをやるわ。」というと、いつのまにかH・Eさんも合流してくれて、テキパキとしたそうじぶりで掃き掃除もはかどり、ついでに私と一緒に草引きまでやってくれて…、「酷暑」の中のそうじですが、6年生のこんな姿に触れていると本当に爽やかな気持ちになります。
 いろいろと心配なことが多い毎日ですが、子どもたちなりの一生懸命な姿に励まされ、元気をもらい、先生たちはなんとか頑張れています。西小の子どもたち…いつもありがとう。

2022年6月28日(火)
「長さ」を比べる 〜1年生 算数「どちらがながい?」〜

 昨日の5校時は、滋賀短期大学の久米教授をお招きして、先生たちで算数の授業についての研究会を行いました。1年生の「算数科 どちらがながい?」の授業を先生たちで参観させてもらい、後で授業研究会をもちました。
 月曜の午後、しかもこの暑さ…1年生たちは頑張れるかな…と心配しましたが、心配無用でした。はじめから終わりまで、しっかりと授業に集中して意欲的に取り組めました。
 1年生では、「長さを比べる」という学習をします。まずは、「長さ」という概念をしっかり理解します。「大きさ」でも「太さ」でもなく「長さ」です。「高さ」も「長さ」の仲間です。そして、ものの長さをいろんな方法で比べられるようにする学習です。
 最初は「直接比較」で比べます。2つのものを見て比べたり、重ね合わせたりしながら「どちらが長いか」をはっきりさせます。いろいろなものの長さを具体的に比べながら、「直接比較」する時に「大事にしないといけないこと」をみんなで見つけていく…今日はその学習でした。ペアやグループで、いろんな比べ方を試みながら、「長さを比べる時は、@端をそろえる Aまっすぐに伸ばして比べる」というまとめをしました。次回は、「直接並べて比べられないもの(例えば、ドアの幅と窓枠の幅など)」をどうやって比べるかを考えていきます。いわゆる「間接比較」です。そして最後には「任意単位による比較」…つまり「こっちは、消しゴム5個分の長さで、あっちは消しゴム7個分の長さ…」みたいな比べ方ができるようにしていきます。
 そして、この「長さを比べる」という学習が基礎になって、2年生で「普遍単位による比較」…つまりは「ものさし」(cmやm)を使った「長さの調べ方」の学習に発展していきます。
 45分間の授業に最後までしっかりと取り組め、また友達とのペアや3〜4人グループで、「相手意識」をちゃんと持って、コミュニケーションを図りながら学習が進められる1年生の子どもたちの姿に感心しました。

2022年6月27日(月)
前を向いてしっかりと〜3年生のひまわり咲きました〜

 3年生教室前の花壇(畑)に植えられていたヒマワリ。この間まで、子どもたちの腰よりも低かったのに、いつのまにか、ぐんぐん生長して…今日の朝見ると
、大きなひまわりの花が立派に咲いていました。本当にその生長の早さと言うか、たくましさに驚かされます。
 今は、まだまだコロナ感染の状況も厳しく、また同時に毎日6月とは思えない「酷暑」が続き、「外遊び」を禁止しないといけないくらい熱中症の心配も絶えません。
 子どもたちにとって、もうしばらく厳しい試練の毎日が続くかもしれませんが、今日咲いたヒマワリのように、しっかりと前(太陽)を向いて、しっかりと踏ん張って(大地に根を張って)頑張っていかないといけないと改めて思いました。

2022年6月24日(金)
必死で考えてたらこうなった!〜がんばる4年生〜

 写真は、4年生の算数の「角」の学習プリントです。よく見ると少し変です。プリントを上下逆さまにして角度を測っていたり、プリントに書きこんだ数字が逆さまになっていたりします。
 6月13日(月)の校長ブログに「角度ってなんだ?」という記事を書きましたが、今回はその続編という感じです。
 私が、写真のようなちょっと「へんてこ」な学習ぶりを見たとき、実はとても嬉しい気持ちになりました。
「なぜプリントが逆さま?数字が逆さま?なのか」…それは、子どもたちが必死で考えて(学習を重ねて)、自分なりに「角」というものをしっかりとつかんだ証拠だからです。角度を測る時、どの線を「基準」にして、その方向に測るのか…「基準」が自分にとって「分かりやすい」状態になるように、プリントをいろんな方向に向けて、一番わかりやすいところで分度器を使って図っているわけです。右の写真なんか、プリントの向きを変えたまま、数字も書き込んだものだから結果的に数字が反対向きになってしまったという感じです。
「必死に考えてたらこうなった!」みたいなその子その子の頑張りが伝わってきます。「角」の概念をしっかりととらえられたのですから、あと少し練習すれば、プリントを回転させなくても頭の中で回転させて考えられるようになります。
 一心不乱に分度器片手にプリントの向きをかえながら考えている4年生の姿がとてもすばらしかったです。

2022年6月24日(金)
掃除がきちんとできる学校をめざして〜がんばる3年生!〜

 今年度の本校の重点目標のひとつは「そうじがきちんとできる学校にしよう」です。掃除の時間は先生たちも含めて、学校にいる全員がそうじに集中して取り組みます。もともと「10分間」しかない掃除の時間ですから、集中してやるとあっという間に終わるというか、きちんとやり切りたいと思うと「あと5分欲しい!」と思えてきたりします。
 毎日暑い日が続いていますが、私(校長)が担当している昇降口の掃除も、6年生がしっかりやってくれるので、一緒に掃除していてとても気持ちがいいです。
 少し目を横にやると、教室掃除を終えた3年生が一斉に花壇(畑)の草引きを始めました。ここで野菜を育てている3年生は雑草をしっかりと引いていきます。
 その3年生の姿は、一緒に植えたヒマワリの生長のように、力強くたのもしく見えました。本当によく頑張る3年生です。

2022年6月24日(金)
熱中症予防!〜ミストシャワーも稼働しています〜

 今週はとても暑い日が続いています。特に今日は、風があるのにもかかわらず、とても暑かったです。
 コロナ感染の状況もまだまだ油断できない状況がありますが、熱中症予防にもさらに注意が必要になってきました。
 学校では、ミストシャワーの設置(写真)や、大型冷凍庫を準備し、ネッククーラーの保冷剤を冷やせるようにしています。また、冷水器も常備し、水筒のお茶がなくなった子どもたちが、水を飲めるようにもしています。
 登下校中のマスクの着用については、「熱中症になるから外しましょう。」と指導しています。(今日は特に暑かったので、下校時は強めに「外しなさい。」と指導しました。)それでもなかなかマスクを外さない子もいます。マスクをつけることも、外すことも無理強いはできません。 ご家庭の方でも、コロナ予防と熱中症予防の両方の大切さについて話していただければと思います。
 1学期も残すところ1か月を切りました。このまま「子どもたちが楽しみにしている学習や行事」を減らすことなく、1学期が締めくくれることを願っています。

2022年6月23日(木)
梅干しづくりの工程を学んでいます!〜第2回 梅干し作り隊・へた取りとしそ投入〜

 今日は、学校の梅を使ったわけではないのですが、梅干しづくりの工程を学ぶために、コミュニティ・スクールの北村さんと北井さんに再び来ていただき、「梅干し作り隊」の隊員が、「梅のへた取り」と「塩づけ」そして「しその投入」の作業を体験させてもらいました。
 梅干しの「へた取り」はつまようじを使って一個ずつ手作業でとっていきます。気持ちよくとれる感触が、けっこう快感で病みつきになりそうです。
 次に、前回と同じく、梅の実を敷き詰め、塩を振り、また梅を敷き詰めては塩を振る…を繰り返していきます。そして落し蓋をして重しを乗せ、しばらくはこのままで梅の実の水分を出していきます。
 先日、塩づけした梅はだいぶ水分が出たので、そちらには「しそ」を投入して混ぜました。これで梅干しが赤く染まります。
 作業は一旦ここで終わり。しばらくこのままで十分に水分を抜き、夏休み前くらいに、今度は天日に干す作業をします。「梅干し作り隊」の隊員たちは、初めての経験に目を輝かせながら、楽しく作業を進めていました。

2022年6月23日(木)
全身で「自然」を楽しむ!〜2年生 ふるさと学習・鏡山自然遊び〜

 今日は、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)と協働して行う「2年生ふるさと学習・鏡山自然遊び」を実施しました。
 梅雨の季節ですから、お天気を心配しましたが、お天道様は2年生の子どもたちの味方をしてくれました。蒸し暑い中ですが、子どもたちは「長袖長ズボン」で鏡山の山の中に突入です。自然の中に身をゆだねるのですから「長袖長ズボン」が基本中の基本!自然を舐めてはいけません。「危険」が分かり、「危険」を避ける準備をして初めて、自然を楽しむことができます。そのことも大切な学習です。
 子どもたちは、たくさんの自然遊びボランティアの皆さんのサポートを受けながら、植物について教えてもらったり、自分の背丈ほどもある大きなシダ(ウラジロ)で遊ぶ方法を教えてもらって遊んだり、鏡山の特徴である花崗岩が露出した「崖」に上って遊んだり、「鳴谷渓谷」のきれいな景色を眺めたりしました。学級ごとに1時間ほど「自然」を満喫しました。だれもけがすることなく、熱中症になることもなく無事に学校に帰ってこられました。
「学校の授業(学習)」でこんなダイナミックな体験学習ができるのも、すべては地域のボランティアの皆さんのおかげです。中心になってプロジェクトを計画して進める学校運営協議会と学校支援ボランティアさんを探したり、指導者研修を行なったりしてくださる地域学校協働本部と学校が連携するからこそ、子どもたちの「豊かな学び」と「安全」が担保された学習(活動)が展開できます。
 子ども時代にふるさとの良さに触れられる、こんなに素敵な「体験」や地域の人たちとの「関わり」がたくさんできるからこそ、子どもたちはいつまでも「ふるさと」に愛着を持ち、「ふるさと」を大切に思えるようになるのだと考えています。これが本校のめざす「地域とともに歩む学校」の一つの姿です。
 地域の皆様の協力がなければ、今日の子どもたちの「満面の笑み」は生まれません。いつもいつも心から感謝しています。ありがとうございました。

2022年6月22日(水)
「つながる」楽しさ 〜1年生 なかまタイム〜

 本校では、月に一回程度「なかまタイム」の時間を設定しています。
 学級の仲間でゲームを楽しんだり、みんなが協力して課題に取り組んだりする「体験」と「関わり」を大切にした活動です。
 仲間との「関わり」活動を通して、感じたことや、沸き起こった感情を、丁寧に振り返りながら、「みんなが楽しいと思えるために大切にすること」や「仲間と協力する、団結するというのは、具体的本質的にどんなことをすることなのか」などを「体験的」に「継続的」に探求していく時間です。
 1年生教室を覗くと、仲間同士の楽しいコミュニケーションを促すために、「じゃんけん列車」をしていました。友だちとじゃんけんし、負けた人は勝った人の後ろにくっついて列車になります。これを繰り返して、最後は1本の長い列車にしていきます。最後は列車の先頭と最後尾もドッキングして、「輪っか列車」になって、ぐるぐる回って楽しんでいました。1年生はどの子もにこにこ笑顔です。文字通り「つながる」楽しさを感じていた子どもたちです。
 一人でゲームを遊んでいるのもおもしろいかもしれない…、気の合った数人で遊んでいるのも楽しいでしょう…。でも学級の仲間全員が協力して同じ楽しさを「共有」することは、きっと比べ物にならないほどの「楽しさ」だと思っています。その「楽しさ」を手に入れるためには、「ルール」も必要だし、「思いやり」も必要です。「折り合いをつける」ことも大切になってきます。
 仲間でいろいろ考えながら、お互いの気持ちを考えながら、「みんなが楽しむ」ための、仲間で共有すべき「価値」や「具体的行動」に少しずつ気づいていけるよう「なかまタイム」を積み上げていきます。

2022年6月22日(水)
雨が降った…それもいいだろう、本が読める 〜雨の日 昼休みの図書室〜

雨が降った それもいいだろう 本が読める」というのは、私が高校生の時によく読んでいた武者小路実篤さんの言葉です。たいていのことは忘れてしまう私ですが、なぜかこのフレーズはいつまでも頭の片隅に残っていて、「座右の銘」とまではいかないものの、気持ちをポジティブに保ちたいときによく思い出します。
人生には雨の日もあれば、風の日もある。雨の日には、雨の日ならではの過ごし方がある。何事も「それもいいだろう」と受けとめてゆける心をもちたいといつも思っています。
さて、昨日の昼休み、ちょっと図書室を覗いてみると、けっこうたくさんの子どもたちが「本の世界」を楽しんでいました。一人でたくさんの本を順番に楽しむ子(写真右)、司書の鈴木先生のお仕事を手伝ってくれる子(写真左)、3人ほどで芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の絵本を、じっくりと味わっている子たち、図書室のすみっこのせまいところにちょこんと収まって読書に集中する子などなど…ガチャガチャした感じがなく、ほどよく静かなゆったりとした空気感があって、とても心地いいなと感じました。
スクリーンタイムの増加とそれに起因する生活習慣の乱れ、人間関係やコミュニケーションに係るトラブル、そして読書時間の減少等が、全町的な課題になっている今、雨の日の昼休みのこんなすごし方ができる子どもたちにほっとさせられます。「雨が降った。それもいいだろう、本が読める。」…しっかり地に足をつけて、いつも気持ちを前向きにもてる子どもたちであってほしいと願います。

2022年6月22日(水)
梅干しつくりたい(隊)!結成 〜5年生 たんぼのこ + CSふるさと学習〜

 毎年、運動場の遊具側のフェンス向こうに梅の木があって、6月になると梅の実をつけます。今までこの「学校の梅」を特に活用していなかったのですが、やはりそれは「もったいない」話ですし、どうしたもんかと思案しておりました。
 昨年は、学校運営協議会(CS)委員の北村さんが「もったいないから梅干しにしましょう。」と手間をかけて梅干しを作ってくださいました。
 今年度は、これをなんとか「子どもたちの学習」に生かしたいと考え、北村さんと相談して、5年生の「たんぼのこ」学習の一環として、また、「地域の宝物」を生かす「ふるさと学習」の一環として、5年生が学校の梅を使って「梅干し」をつくり、「田んぼのこ」で収穫した「お米」と一緒にして「梅干しおにぎり」を作り、それをお世話になった方々に食べてもらおうという計画を立てました。
 かと言って、大量に梅がとれるわけでもなく、5年生全員が関わることは難しいので、5年生の中から「梅干しつくりたい(隊)!」
を募集し、選抜された(と言ってもジャンケンで決めたのですが…)6名が代表で、梅干しづくりを習い、梅干しづくりに関わることにしました。
 1回目の昨日は、収穫した梅に塩をまぶし、梅の実の水分を抜くことから始めました。梅の量(重さ)に対して18%くらいの塩の量がいいようです。「梅の実が1.2kgだったので、つけこむ塩の量は?…」、残念ながら今の5年生の算数の力では導き出せません…。こういう経験をすると、「算数を勉強する意味、必要性」がよく分かります。まあ、今回のところは、用意してもらった塩を梅の実に混ぜて、重しを乗せて一週間ほど置くことになりました。
 次回は、水分の抜けた梅の実に、紫蘇の葉をまぶして、赤く色付けをするさぎょうをする予定です。「梅干しつくり隊」の6人には、「梅干しの作り方」もしっかりとまとめていってもらいます。乞うご期待!

2022年6月21日(火)
ユニバーサル社会の実現をめざして 〜今、できることをその場で〜

 6年生が「古墳探検」に出かけている頃、校内では4年生が福祉学習「車椅子体験」に取り組んでいました。私(校長)は「古墳探検」に出ていたため、「車椅子体験」を見せてもらうことができませんでしたので、今回は「教頭先生ブログ」でお楽しみください。

<教頭ブログ>
4年生の福祉体験学習、今日は竜王町社会福祉協議会から岡田さんと吉村さんのお二人に来校していただき、車いすの体験やユニバーサルデザインとバリアフリーについて学びました。
2校時は4年生全員が体育館で学習です。内容は、次の3つでした。
@車いすはどんな場面で使われているか
A車いすに乗っている人に出会ったら
Bいすを押してお手伝いをしよう
最初は@についてです。みんなで意見を出し合い、「足が不自由な方」「体調がすぐれない人」など今まで見たことのある経験を発表しあいました。次にAについては「まずは声をかけて相手と同じ目線での会話をする」「相手の思っていることをしっかりと聞く」「無理をせず、周りの人に声をかける」「一方通行にならないようにコミュニケーションをとる」等のポイントを教えていただき、子どもたちは真剣な眼差しで聞いていました。
図や写真、そして実際に車いすを使ってブレーキの掛け方などを分かりやすく教えてい
ただき、最後にユニバーサルデザインとバリアフリーについても教えていただきました。バリアフリーは「障害のある人が生活をしていくうえで、バリア(障壁)となるものを除去し対応するという考え方」に対して、ユニバーサルデザインは「あらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等に関わらず多様な人々が利用しやすいように街や生活環境、製品をデザインするという考え方」です。共通するものは多いですが、ユニバーサルデザインのほうが、対象が広く多様で「すべての人のためのデザイン」であると言えます。詳しくは社会福祉協議会からいただいた冊子があり、それらに詳しく書かれています。今回の福祉学習が終われば持ち帰りますので、ご家庭でも子どもたちと一緒にご覧になってください。
 続いて3・4校時には4−1と4−2が車いす体験を行いました。みんなが、乗る役・押す役・サポートする役を体験するため1時間かけてしっかり学ぶことができました。乗る役になった児童からは「むっちゃこわい。」という感想も何人か聞きましたが、見ていると、サポート役の友だちが「ちょっと速い!ちょっと速い!」「もう1段、段があるで!」などと声を出して危険を避けたり、押す役の友だちがかなりスピードを調整したりして、どの児童も真顔で体験できていました。
 今後、車いすを利用されている方等に出会ったときに、お手伝いが自然にできる優しさを皆さんはきっと持っています。その方法の一つを今日は学んでくれました。

2022年6月21日(火)
歴史はロマンです! 〜6年生 古墳探検隊〜

 今日は、私が前から絶対やりたいと思っていた「ふるさと学習推進プロジェクト」の目玉実践のひとつである「古墳探検隊」の学習がなんとか無事にできました。
 「竜王」というところは、歴史をさかのぼると、結構「すごいもの」や「すごいこと」がたくさんある歴史文化遺産に恵まれたまちです。町のあちこちにたくさんの「古墳」が残っているのもその一つ。しかも学校から歩いて行けるところに大変貴重な歴史文化遺産があるのです。
 しかし、子どもたちはそのことをあまり知りません。知っていたとしても、それが歴史的にどんな意味があるのか、どんな価値があるのかまで考えたことはないようです。
 今から1500年前くらい、古墳時代の中期から後期、この地域には有力な豪族たちがいたようです。「須恵器」の生産地でかなり力を蓄えたらしく、作った「須恵器」を、善光寺川を利用して船で運んだ歴史や、大和朝廷との関係も深く、奈良まで続く「奈良道」も整備されていた歴史なども伝えられています。それらを背景に、この地には権力を持つ豪族が多く、古墳の石室に使う大きな花崗岩も手に入ったことから、多くの古墳が造られたとの見方が有力です。
 最初に見学したのは、薬師の信号角にある「岩屋古墳」。岩屋古墳は、墳丘の全長が約36メートルの前方後円墳で、横穴式石室を持っています。「岩屋古墳」の特筆すべきところは、やはり「前方後円墳」であること。大きなサイズではありませんが、かなりの権力をもった豪族でしか造れないと思われます。「後円」の部分の横穴式の石室があり、江戸時代、石室奥壁の一枚岩に不動明王が刻まれたことから、以後、「岩屋の不動さん」として信仰を集めるようになりました。「墳丘」(石室の上、周囲の盛り土)はだいぶ風化していて、石室がむき出しになっていますが、造られたのが6世紀中ごろだと考えると、1500年以上、地域の人々の手によって大切に維持されてきたところに歴史の重みと脈々と受け継がれてきた人々の思いを感じます。
 次に訪れたのは、「岩屋古墳」から徒歩15分くらいでしょうか、森(竹藪)の中に分け入り、うっそうとした場所にある「オウゴ古墳」(写真左)。この古墳は、なんとまだ「墳丘」がしっかり残っていて、石室の中にもしっかりと奥まで入ることができます。全長10メートルもある大型の石室を持つ円墳で、ほぼ完全な形で保存されているところから、1500年以上、地域の人々が大切に大切に守り続けてきたことが分かります。1500年です…途方もない長い時間、そのままの形で残っていることが奇跡です。さすがに子どもたちも興奮しました。実際に石室に入ったり、墳丘の上に上がったりできるのですから…。石室の中はとても涼しく、最近あまり見なくなった「カマドウマ」(通称:便所コオロギ)を久々に見ました。石室の天井を見上げると、とてつもなく大きな石が乗せられているのに圧倒されました。
 最後は、美松台の奥の方にある三ツ山古墳群の「老々塚古墳」(写真右)。本来埋まっているはずの石室の大部分が地表に露出しており、奈良県飛鳥の「石舞台古墳」のような様相です。この石室も巨大な石が絶妙のバランスで積まれていて、一見不安定そうに見えますが、1500年以上風雨や地震にも耐えてきた頑丈な石室です。石室の中に入ったり、学級の全員が上に乗ったりしましたが、びくともしません。石室に入るところが階段状になっており、これは「日本人」ではなく、「渡来人」が造成したものであると考えられています。やはりこの頃、「須恵器」の生産地であったことが、この竜王の地が「重要な地域」であり、「有力な豪族」が多かったということにつながっているのでしょうか。
 最後になりましたが、小雨の降る中、古墳&歴史ガイドを務めてくださった大橋裕子さん、木曽公子さん、古株利平さん、白川雅子さん、西村明夫さん、山出重光さん、そして子どもたちの安全を見守りながら同行くださった小林江里子さん、岡山厚子さん、奥公民館長さんに心より感謝し、厚くお礼申しあげます。
 「歴史はロマン」…子どもたちは1500年の歴史の重みにどんなことを感じたでしょうか。

2022年6月20日(月)
「経験値」が必要です! 〜アートクラブ 竹水鉄砲づくり〜

 今日のクラブ活動、アートクラブは、尾川源太郎さんを代表とする「菜の花グループ」の皆さんのサポートを受け、「竹水鉄砲づくり」に挑戦しました。
 材料となる竹は、事前に用意してもらっていて、胴体となる竹には、すでに水の噴射口となる絶妙の大きさの「穴」を空けておいてくださっています。持ち手になる竹もあるので、子どもたちがやることは、持ち手になる竹の先に、タオルを巻き付けて、胴体の竹の内側にちょうど合うように、幕太さを調節しながら糸を巻いて硬く固定することだけです。
「〜ことだけです。」といっても、それが子どもたちにはなかなか難しいことです。
 まずは、タオルを縦に1/4の幅に切ります。タオル(布)なので、最初だけはさみを入れれば、後は力任せに“び〜!”と裂けばいいと思うのですが、子どもたちは最後まではさみで切ります。
 次に竹の先にタオルを巻き付けていくわけですが、巻き初めがうまく固定できなくて、くるくる回ったり、すぽんと抜けたり…四苦八苦。何とかタオルを厚く巻き付けて、いよいよ凧糸で強く巻いて絞めていくのですが、なかなか「きつく巻く」ということができない…最後糸をくくる時に、もたもたしてせっかく硬く巻いてきた糸が緩む…。
 子どもたちがすべて「自力」で完成させることは至難の業だったようです。「菜の花グループ」さんのメンバーに助けてもらいながら、みんな何とか完成させることができて、水鉄砲遊びを楽しむことができました。
 ものを「切る」「巻く」「縛る」「結ぶ」…普段の「経験値」がものを言います。今回のような「ものづくり体験」の機会を大切にし、少しでも子どもたちの「経験値」を増やしてやりたいなと思います。こんな豊かな体験がさせてもらえるのも、子どもたちのためにここまで「手間」をかけてくださる地域のボランティアさんのおかげです。「菜の花グループ」の皆様本当にありがとうございました。
 それにしても、たくさんのボランティアさんに来ていただき、おまけに竹の準備等も全部「おまかせ」で…少し「お膳立て」しすぎかなとも反省しています。子どもたち自身がもっと自主的・主体的に動ける「しかけ」づくりが必要かもしれません。

2022年6月20日(月)
初めて小学校のプールに入りました! 〜1年生 初めての水遊び〜

 先週金曜日の5年生に引き続き、2番目にプールを楽しんだのは1年生でした。1年生はもちろん小プールでの水遊びになりますが、保育園や幼稚園の時より大きいプールに入れて、大はしゃぎしていました。
 水と仲良くなるために、水をかけあったり、水中でじゃんけんをしてみたり、遊びながら、水慣れを進めていき、水の中で体をリラックスさせて自由に動かせるようにしていきます。
 まだまだ「水に顔をつけること」や「スコールのような大きなシャワーをかぶること」などには、抵抗があって、泣いてしまう子もいますが、先生たちがしっかりと見守りサポートしていますから、少しずつ慣れていきましょうね。

2022年6月20日(月)
よく「分かっていて」感心します! 〜Y姉弟のメダカ飼育〜

 校舎内を回っていると、ある教室の後ろのロッカーにメダカが入った水槽を見つけました。そして、もうひとつ、1階の渡り廊下の日陰のところに、大きめの発泡スチロールに入ったメダカの稚魚(針子)を見つけました。
 「はは〜ん、これはY姉弟が世話してくれているんだな・・。」とすぐにピンと来ました。Y姉弟の二人はいつもお家でたくさん飼っているメダカの話をしていてくれるからです。私も金魚飼育歴は長いので、メダカのこともまあまあ分かります。
 この2つのメダカの水槽を見て、私は本当に感心しました。「メダカの飼育」について、かなり深くちゃんと「分かっている」ことが分かるからです。
 右の写真は、メダカの稚魚(針子)が入っている水槽です。左上の黒い物体は、ネットに入った「赤玉土」です。魚の飼育を知らない人は「なんで、水槽に園芸用の赤玉土?」と思うでしょうが、実は多孔質の「赤玉土」は水を浄化するバクテリアの絶好の住みかとして、バクテリアの増殖を助けます。写真左下の白い物体は「貝殻」です。「これは飾り?」と思うでしょうが、違います。「赤玉土」を水に入れっぱなしにしておくと、水槽の水はどんどん「酸性」に傾いていきます。それを防ぐのが「カキ殻」などの貝殻です。水槽の水を「中性」に戻してくれます。それから写真では分かりませんが小さな「ミナミヌマエビ」も入っています。これは、えさの食べ残しや発生した藻を食べてくれるので、水槽のお掃除係と言ったところです。
 最後にドカーンと入っている「ホテイ草」は、親メダカの産卵床の役割を果たします。「ホテイ草」に産卵した卵はそのままにしておくと親メダカが食べてしまうので、「ホテイ草」ごと、別の水槽に移し、そこで孵化を待ちます。つまり左の写真の親メダカ水槽の「ホテイ草」にメダカが産卵したら、その「ホテイ草」を右の写真の水槽に移すわけです。
 何気なく置いてある2つの水槽ですが、実によく「メダカの飼育」について詳しく知っていることが分かります。きっとお家で家族と一緒にメダカの世話をしながら、いろんなことを教えてもらって、自分でもいろいろ知って、「メダカのために何が大切なのか、何が必要なのか」を分かったうえで、メダカのお世話ができているということです。

 ところで、左の親メダカ水槽ですが、小さな水槽に結構な数が入っていて、少し手狭なので、私が「水槽の3面を黒にした大きなスペシャル水槽」を用意しました。明日Y姉弟と一緒に親メダカを移してあげようと思います。
「えっ?なんで3面を黒にするの?」って思った方、ヒントは「メダカの体色の秘密」です。調べてみてください。

2022年6月17日(金)
今年度初は5年生でした! 〜水泳(プール)学習スタート!〜

 6月14日(火)に「プール開き」をしたものの、その後雨続き、気温上がらず続きで、今日まで水泳(水遊び)ができる条件が整いませんでした。
 水泳(水遊び)が実施できる条件(基準)は水温23℃以上かつ気温25℃以上、かつ水温+気温≧50℃です。今日のプールコンディションは水温25℃、気温32℃だったので気持ちよく水泳ができるかなと思っていたのですが…。
 今年度、最初にプールに入ったのは5,6校時で5年生でした。今年もコロナ対策のため、十分な間隔をとりながら、水泳の学習を進めます。
 途中で覗きに行くと、「校長先生…、さむい〜、うぅぅ…。」と訴える子がちらほら…。気温は32℃なので、普通にプールサイドにいると暑くてたまらないのですが、やはり水温25℃と時折吹く風は急激に体温を奪っていくようです。寒がりの子も含めて、みんなが気持ちよく泳げるのは、やはり水温28℃くらいはほしいところでしょうか…。
 とにもかくにも、寒さにも負けずに最後までしっかりと頑張れる5年生の姿に、「みんな、ほんとにたくましくなってきたなあ。」と感心しきりでした。

2022年6月17日(金)
「遊び」=「関わり」=「学び」 〜6年生企画 たてわり遊び〜

 今日は大変蒸し暑い日になりましたが、昼休みは6年生が企画運営する「たてわり遊び」でした。子どもたちは、
帽子をかぶって、水筒をもって、班別に運動場や体育館等に集合します。そしてマスクを外して「たてわり遊び」のスタートです!
 私は、いつものように農作業用の麦わら帽子をかぶって、運動の遊びを見に行きました。
今までと違って、みんながマスクをとって遊んでいる風景がとても新鮮でした。「この子、こんな顔してたんや…」という驚きがけっこうたくさんあって、今更ながら「人間の脳は、マスクの下に隠れた部分を勝手に創り上げているんだな。」と実感します。
ドッジボールやドッヂビーで遊んでいる班が多かったのですが、1〜6年生が一緒に交じって遊ぶのですから、それなりに「工夫」や「配慮」が必要です。低学年の子がとりやすいボールを投げてあげたり、高学年がとったボールでも1年生にあげさせてあげたり…高学年の「やさしさ」と懸命に頑張ろうとする低学年の「健気さ」がとても素敵な風景でした。低学年の子は、やさしく気を遣ってもらうだけでなく、高学年同士が強いボールを投げたり、受けたり、当たっても嫌な顔をせず外野に行ったりする姿を見て、「すごいな。」とか「あんなふうになりたいな。」というあこがれも感じていたでしょう。異年齢の集団が「みんな」が楽しめるように遊ぶには、それぞれにいろんな「思いやり」や「少しの辛抱」、「ちょっとした思い切り」なんかが必要になります。そうやって「関わり合う」ことによって、「相手意識」を持って「折り合いをつける力」や「時と場合によって、ふさわしい行動をとる力」なんかが少しずつ身についていくものだと思います。
自分たちの「甲斐性」に合わせて思い切り全力で楽しめる友達との遊びや同学年での遊びと、たてわり遊びのような少し「工夫や配慮」が必要な遊び、それぞれの「楽しさ」を感じられる子どもたちであってほしいと思います。

2022年6月17日(金)
今年度も「熱烈歓迎」に感謝!〜3年生まちたんけん・町役場編〜

 昨日の図書館&公民館見学に引き続き、今日は「公共」の本陣である「町役場」の見学に出かけました。
 今年度も、総務課の皆さんのお取り計らいのもと、ほとんどの課を回らせていただき、それぞれの課のお仕事について教えていただきました。
 特に西田町長様には子どもたちを町長室にまで招いていただき、子どもたちは大興奮でした。また、3階の「議場」にまで入れていただいたり、生活安全課さんには消防車まで用意していただいたり、竜王町役場全体の子どもたちに対する「あたたかい歓迎」と「親切な対応」に心から感謝申しあげます。
 “たかが”3年生の見学にここまで親身に対応してくださる西田町長様はじめ、町役場の職員の皆さんの気持ちこそが、「竜王町の教育」のよさのひとつだと思っています。
 ところで、3年生の子どもたちは、「町役場」は何をしているところなのか…どれくらい理解できたでしょうか。これまた、「見学のまとめ」が楽しみです。

2022年6月17日(金)
「自然」を楽しむ、「自然」で遊ぶ 〜1年生 ふるさと学習 しぜんあそび〜

 昨日は「ふるさと学習推進プロジェクト:1年生しぜんあそび」を実施しました。「ふるさと学習推進プロジェクト」は地域の人々と共に、ふるさとを学ぼうという学習で、学校運営協議会と地域学校協働本部、そして学校(教職員)が協働して取組を進めています。
1年生は学校周辺の「しぜんあそび」を春と秋にそれぞれ予定しており、今日が1回目の取組でした。子どもたちはワクワクした顔でボランティアさんとの紹介をすませて、さあ、出発です。
 最初、運動場の鉄棒のあるあたりの草はらで、シロツメクサを使って腕輪やネックレス、帽子の飾りを作りました。子どもたちは、最初は不安な様子で「こうして…次はどうするの?」と聞いてばかりでしたが、「そうそう!」「いい感じ!」「できてるよ!」とボランティアさんに助けてもらいながら、ちゃんと自分で作ることができました。
 次は、学校からコスモス保育園への道を歩きながら、色々な木や花を観察しました。今日はドングリの赤ちゃんやマツボックリの赤ちゃんを探し、秋にはあんなに大きくなるドングリやマツボックリが、今はまだ米粒くらいの小さい赤ちゃんであることに気がつきました。
 最後の活動場所であるコスモス保育園前に着くと、まず春に見学に来た「アエンボの花(コバノミツバツツジ」の様子を見ました。ピンクの可愛かった花は散っていましたが、葉が青々と育っていて、ちゃんと名前の通り、葉っぱが「三つ葉」になっていることも確認しました。
 観察の後は2つのしぜんあそびです。「笹舟あそび」では笹の葉で作る笹舟の作り方を教えていただきました。葉っぱが、あっという間に大変身する様子を見て子どもたちは大興奮でした。作った笹舟をたらいに浮かべて「浮いた!進んだ!進んだ!」と言いながら波を立てたり水をかけたりして遊びました。
 もう一つは「麦わらストローあそび」です。麦わらをストローにしてシャボン玉作りをしました。子どもたちは「どうしたらいっぱい出るのかな。」「2本でしてみよ。」などと自ら考えながら遊べました。お日様にシャボン玉がキラキラ光り、とてもきれいでした。
 短い時間でしたが、子どもたちは身近にある「自然」をいっぱい感じて、「自然」を材料に「おもちゃを作って」楽しむことができました。普段「完成品」ばかりの中で遊んでいるこどもたちが、「手間をかけて自分で作る」という経験をさせてもらっているのが、値打ちだと思います。いろんな意味で子どもたちに「甲斐性」をつけてやらなければと思っています。
 最後になりましたが、蒸し暑い中、学校支援ボランティアとして子どもたちをサポートしてくださった11人の皆様、ありがとうございました。子どもたちの豊かな学びのために下見や打ち合わせ、そして事後の振り返りまで、熱心に取り組んでいただき、心より感謝申しあげます。

2022年6月16日(木)
キーワードは「公」=みんな 〜3年まちたんけん 図書館&公民館〜

 今日から3年生の「まちたんけん」は「字(集落)」シリーズから「公共施設」シリーズに シフトチェンジしました。今日は、町立図書館と町公民館の見学に出かけました。
 出発の前に私の「あいさつ」の機会を与えてもらったので、見学にあたって次のような話をしました。
「これからの見学のテーマは「公」です。「公」とは「みんな」という意味です。「みんな(誰もが)」が利用できる、「みんな」のための場所が「公共施設」です。図書館も公民館も「みんな」が利用できる「みんな」のための施設です。「みんな」のためにどんなお仕事をされているか、どんな願いを持っておられるか分かるようにしっかり見学してきましょう。」

 いざ、図書館へ!

 図書館は「みんな」の「読みたい・知りたい・調べたい」をかなえる場所でした。図書館が考える「みんな」は、子どもやお年寄りとかだけでなく、赤ちゃんを抱っこしてくるお母さんや目が不自由な人などいろんな「みんな」です。いろんな「みんな」のためにサポートできる工夫やしくみがたくさんありました。
 続いて公民館にGO!

 公民館は、「みんな」の学びをかなえる学校みたいな場所でした。普通の学校と違うのは、「子どもからお年寄りまで、だれもが、学びたいことを・学びたいときに・学びたい人たちとともに学べる」ということでした。その学びをサポートするのが公民館のお仕事でした。
 図書館も公民館も、時には「みんな」のために「美術館」にも「博物館」にもなったりします。
 私が今日の見学をまとめるとこんな風になりますが、はたして、子どもたちは今日の学びをどう表現してくれるでしょうか…とても楽しみです。次の「公共施設」の見学は、「竜王町役場」です。

2022年6月15日(水)
やさしいやさしいお兄さん・おねえさん 〜5・5わくわく交流〜

 今日は、5年生と竜王こども園・コスモス保育園の5歳児さんが交流する「わくわく交流」の日でした。この取組は、保幼から小学校へ不安なくスムーズに入学できるよう、小学校というところに慣れてもらうためであり、来年度6年生と1年生の関係になる子どもたちが、今から交流を深めることで、安心して入学してきてもらえるようにするなどの目的で行っている取組です。
「交流」と言いながら、何をするのかはすべて5年生にかかっていて、5歳児の立場で考えながら、「どうしたら安心してもらえるか。」「何をしたら仲良くなれるか。」、「どんな遊びをすれば、喜んでもらえて、小学校への期待感を高めてくれるか。」など、いろいろと思いを巡らしながら今日まで準備を進めてきました。
 「わくわく交流」のオープニングは、先日「りゅうせいコンサート」で発表した合唱と合奏を改めて披露しました。難しそうないろんな楽器を駆使して、きれいな音楽を奏でる5年生の姿を、5歳児の子どもたちは興味津々に見入っていました。
 オープニング演奏の後、各グループに分かれて、「自己紹介タイム」から始めました。その後、教室やホールで「絵本の読み聞かせ」や「紙芝居」をしてあげたり、自分たちで準備した遊び(ゲーム)で楽しんでもらったりしました。
 5年生の表情や5歳児さんへの関わりは、本当に「やさしい」ものでした。今までの人生の中で最も気を遣ったのではないかというぐらい、5歳児さんに安心してもらったり、楽しんでもらったりするために「やさしさ」最上級で頑張っていました。ひょっとして弟や妹がいない5年生の子どもたちにとっては、どう接したらいいか分からず、緊張して疲れ果てかも知れません。
 「たてわり遊び」もそうですが、自分たちがいくら念入りに準備をしていても、自分たちの「想定」や「つもり」通りに現実はうまくいきません。「こんなはずでは…。」、「えっ?そこでそんなふうになるの…?」などと「想定外」が起こります。しかし、そこが「学び」であって、事後に「振り返り」をしっかりして、改善ポイントを整理して、次回の「わくわく交流」に向かうことが大切です。こうすることで自分たちの「想定」はどんどん広く、分厚くなっていきます。
 読み聞かせやゲームの時の5年生の姿はもちろんすばらしかったですが、今日私が一番微笑ましく思えたのは、体育館から5年教室へ移動する時、5歳児さんの手をそっと握って、手をつないで歩いていく姿でした。「わくわく交流」を終えた5年生の感想が楽しみです。

2022年6月15日(水)
お天気は悪いですが、賑やかな朝になりました!〜PTA&児童会 あいさつ運動〜

 今日は15日ということで、多くのところで「交通安全」のための取組や、あいさつ運動の取組がされる日です。
 本校もPTAの研修部さんが朝から校門に立って、あいさつ運動をしてくださいました。また、児童会の運営委員会によるあいさつ運動も一緒になって、とても賑やかな登校風景になりました。PTA研修部の皆さん、早朝よりありがとうございました。
 今日は朝から風がとても強く、傘も差しづらいので、傘を差さずに登校する子どもたちも結構いました。下校の時間までに風がおさまるといいのですが…。こういう日は、やっぱり「合羽」がいりますね。

2022年6月14日(火)
教育委員さんが子どもたちの学習の様子を見に来られました 〜第1回町教育委員会学校訪問〜

 今日は3校時に、竜王町教育委員会の学校訪問があり、甲津教育長をはじめ、今井教育委員
、川部教育委員、田中教育委員、また教育委員会事務局の知禿教育次長、町田教育総務課長、岡ア学校教育課長、西村教育総務課参事の皆様が来校くださり。、子どもたちの学習の様子を参観されました。
「子どもたちも先生たちも、とても生き生きしていて、勢いを感じます。」「どこの学級も、黒板の板書が丁寧できれいです。そのことが子どもたちのノートづくりにも生きています。」「授業の中にいろんな工夫があり、子どもたちが楽しんで学習している。」「下駄箱の靴がきれいにそろっていますね。」などなど、決して「お世辞」ではない、たくさんの「お褒めの言葉」をいただきました。
 甲津教育長が、「学校としてとても勢いを感じる。」とおっしゃってくださったのが、校長としては大変うれしかったです。
 また、最近課題として浮き彫りになってきた子どもたちの「読書ばなれ」や「読解力」「書く力」についても、いろいろとご意見をいただき、今後の授業改善や学校の取組に生かしていかなければと改めて思いました。

2022年6月14日(火)
プールはもう少し「おあずけ」です 〜雨の日のプール開き〜

 平年より少し遅いようですが、本日、近畿地方は梅雨に入ったようです。朝からけっこう雨が強く、横殴りに降ったこともあって、子どもたちはけっこう服を濡らして登校してきました。
 今朝の一番は、鵜川の子どもたち。鵜川は班長さんを先頭に、いつもきちんと並んで登校してきます。今日みたい雨の日は、必ず「一列」になって登校してきます。いつもきちんと並んで登校し、一人ひとりがしっかりあいさつもできるので、いつも感心させられます。
 さて、梅雨入りした今日は、実は本校の「プール開き」の日でもありました。右手に傘、左手に「プールバッグ」をもって登校してくる子どもたちを迎えていると、「心のどっかで、今日プールできひんかな…と一縷の望みをもってるんやろうなあ。」と思ってしまいました。しかし今日は、プールは「おあずけ」になりました。「梅雨の晴れ間」を期待しながら、気持ちよくプールができる日を待ちたいと思います。
 ということで、「プール開き」は朝の8時半から放送で行うのみになりました。私(校長)からは、「日本のように、小学校にあたりまえのようにプールがある国は少ない。」…「日本の小学校で『水泳』の学習が始まった背景には、60年前、瀬戸内海での連絡船沈没事故で多くの人々(修学旅行中の小学生)がなくなったことが関係している。」…「水泳(水遊び)は自分の命を守るための学習でもある。」…ことなどをお話しました。体育主任の宮居先生からは、プールでの注意事項についてお話がありました。
 天気予報を見ていると、16日(木)あたりが「最初にプールに入れる日」になるでしょうか。今年一番最初にプールに入るのは、何年生になるかな…。

2022年6月13日(月)
クラブ活動を楽しんでいます! 〜ポータブルネットを寄付いただきました〜

 まだまだコロナ対策を講じながらではありますが、「密」にならない活動を選んでクラブ活動を楽しんでいます。今年度のクラブ活動は、@卓球、Aバドミントン、B屋内スポーツ、C陸上、D屋外スポーツ、Eアート、Fコンピュータ、Gボードゲーム・折り紙の8つのクラブで活動しています。
 写真はバドミントンクラブの活動の様子ですが、バドミントンのネットに使っているのは、新品の「ポータブルネット」と呼ばれる軽くて移動できる便利なネット支柱セットです。
 これがずっと欲しかったのですが、公費予算ではなかなか買えず…我慢していたのですが、先日ある方が「子どもたちの活動ために役に立つものをぜひ寄付したい」とおっしゃってくださって、そのお言葉に甘えて、写真の「ポータブルネット」を4セットと、陸上などで使う「ミニハードル」2セットを寄付していただきました。「名前を出しての披露は控えてほしい…」と強くお断りされているので、お名前を出すことはできず大変申し訳ない気持ちになりますが、子どもたちのためにご寄付いただき心より厚く感謝いたします。本当にありがとうございました。

2022年6月13日(月)
「角度」ってなんだ?〜4年生算数 角の大きさ〜

 4年生の算数の少人数指導、学年で3つに分かれてより少ない人数で学んでいます。4年生はいつ行っても、どこの教室に行っても、みんなが一生懸命学んでいる姿があり、とても気持ちがいいです。今、学習している単元は「角(角度)」。今日は180°より大きな角をどうやって測るかを考えています。
 しかしそもそも子どもたちは「角」というものをどうとらえているのか…なんとなくそれが気になりました。
 「角(かく)」を図形の「角(かど)」ととらえるのは最も分かりやすくイメージしやすいです。実際、子どもたちが最も目にしている「角」は「三角定規」の内角(30°・45°・60°・90°(直角))のような「鋭角」とか「鈍角」です。しかし、このとらえ方だと、180°以上の「角」がイメージしにくいし、「外角」の概念がつかみにくい。だから180°以上の「角」を測る時、その反対側にできる「小さいほうの角」を「角」と認識して、そっちを測ってしまう。なんとなく「角」の限界値は180°ととらえてしまいがちになります。(分度器の目盛りも180°が最大)
 一方、「角」を「1つの点から伸びた2つの異なる半直線によってできる図形のことであり、そこにできる広がり具合」、つまり「開き具合」と認識すると、180°以上の「角」も理解できるのですが、生活の中に具体物があまりないので、あくまで「具体物」と照らし合わせて理解する子にとっては、イマイチすっきりしないところがあります。
 結局のところ、180°より大きな「角」を測る時は、180°(2直角)+αで測る(分割して足して測る)か、360°(4直角)-αで測ること(360°から外角を引いて求める)を理解する単元ですが、子どもたちにとって「角」の概念が明確になり、なおかつ分度器を正確に使うためにはもう少し時間がかかりそうです。
 ちなみに、「鋭角(鋭角)」は90°(直角)より小さな「角」であり、「鈍角」は90°より大きく180°より小さな角を言います。では180°以上の「角」は何と呼ぶのか…別の言い方になりますが、180°より小さな角を「劣角」、180°より大きく360°より小さな「角」を「優角」と呼びます。

2022年6月10日(金)
「竜西プライド」そのものです! 〜りゅうせいコンサート 高学年〜

 第1部、第2部のそれぞれの「トリ」を務めた5,6年生の発表。結論から言えば、「これはすごい!参りました!」というしかない完ぺきな発表でした。特に5年生の合奏「アフリカンシンフォニー」と6年生の「宇宙戦艦ヤマト」はどちらも、私が経験した過去10年間の「りゅうせいコンサート」の中で、群を抜いて素晴らしいものになりました。「感動」するというより「心が震える」みたいな感覚に近いかなと感じました。
 まず、5年生の合唱「ありがとうの花」は、歌詞の言葉数が多く、早口言葉みたいになりそうな曲ですが、しっかりと口を動かし、歌詞がはっきりと聴き取れるように歌えていましたし、何よりも「明るい」「透き通った」感じの声がとても心地よかったです。そして2曲目の「アフリカンシンフォニー」の合奏。コンガ(音を出すだけでも難しい)が奏でる独特のアフリカのリズム、このリズムを終始キープするのはかなり難しいというか、「5年生レベルでできるの?」と心配しましたが、大太鼓(バスドラム)とコンガのコンビネーションがばっちりで正確なリズムを刻んでくれるので、他の楽器もリズムがとりやすく「裏打ち」で演奏するところもピタッとハマっていました。どのパートもかなり練習を重ねたのでしょう、演奏がとても正確で、本当にレベルの高い発表になりました。
 5年生は何よりも入場から退場までの「所作」が本当に凛としていて、無駄な「動き」や無駄な「音」が一切なくて、本当に凛々しく、立派でした。ここ一番の集中力の高さがすごいと感じました。おそらく「アフリカンシンフォニー」がここまで完成度高く演奏できるのは、本校の5年生の他はなかなかないでしょう。まさに「竜西プライド」です。
 最後に6年生の発表。6年生にとっては小学校最後の「りゅうせいコンサート」…「最高の最高学年になる」ためにも、「最高の思い出づくり」のためにも、初めから意気込みが違いました。昨年度の6送会や卒業式での発表では、なかなか「本気」になれず、直前になってかなり苦しんだ苦い経験が生きているのか、6年生の「目標設定」がしっかりしていました。
 合唱「旅立ちの時」は、とにかく高い音をきれいに出すことと、高音部と低音部のきれいなハモリとバランスが課題であって、そこを中心に徹底的に練習を重ねました。合奏「宇宙戦艦ヤマト」では、やはり各パートのテンポがずれること、途中に入る「三拍子」のキメの部分を、メリハリをつけて音をそろえることに苦労しました。しかし、6年生の高い「目標設定」とそこに向かう「本気の思い」には揺るぎはなく、練習を重ねるほど「揃う」ようになってきました。本番の今日は、緊張はするものの「自信」と「プライド」をもって臨むことができました。他の学年と同じ楽器を使っているのに、明らかに6年生の合奏の「音量」は違っていました。それは「自信」の表れであり、「全力」の表れでした。積み重ねてきた練習を「自信」に、「最高のりゅうせいコンサートにしてやりたい」という担任の先生と仙波先生の思いと「君たちは、竜西小の歴史を作れる6年生だ!」という私(校長)の期待をしっかりと受け止めて…それはあたかも「地球を救う使命をうけて、遥かかなたのイスカンダル星へはるばる旅立つ 戦艦ヤマト」とオーバーラップするようです。「本気」と「全力」、そして「誇り(プライド)」をかけて臨んだ6年生の発表は、本当に完璧なものでした。子どもたち自身も満足感、達成感がMAXになったことと思います。
 5年生も6年生も、今回の「成功体験」をさらに自分たちのエネルギーに変えて、これから先の「りゅうせいピック」や他の児童会行事に熱く熱く取り組んでほしいと思っています。いやあ、高学年の発表、最高でした!今日の高学年の姿が「竜西プライド」そのものでした!

2022年6月10日(金)
元気と力強さの向こうに見える「仲間意識」 〜りゅうせいコンサート 中学年〜

 元気さと力強さでは上の学年にも負けない中学年の発表。
 元気さや力強さだけでなく、きびきびとした動きも加わって、大変見応えのある発表になりました。
 3年生の1っ曲目はリコーダー奏を交えながらの「とどけよう このゆめを」の歌の発表でした。まずは3年生の明るくパンチのある歌声が響きます。歌の中にうまくリコーダー奏も入れ込んでいるわけですが…3年生は、リコーダーは初めてなのにソ・ラ・シ・ド・レの5音を駆使して演奏しているではないですか!これはなかなかの練習が必要だったことでしょう。
 続いて合奏曲はいろんな楽器を使っての「ゆかいなまきば」です。驚いたのは「リズムがしっかりしている」ところです。全体のテンポがずれません。ここに3年生の大きな成長を見ました。よく見ると、一人ひとりが、しっかりと指揮者(桐畑先生)を見据えています。テンポがずれないようにしっかりと指揮を見ながら、周りの音を聞きながら合奏しています。指揮にしっかり呼応し、強弱もメリハリもついています。
 低学年の頃は、ほぼほぼ「自分」だけか、また「自分の近くの友達」ぐらいの世界でしか考えられなかったのが、明らかに「みんなで一つのものを創り上げる」という意識で、「みんなで気持ちを合わせて、音をそろえる」ことに一生懸命になっている姿に、大きな成長を見ました。
 続いては4年生…。4年生の発表にも大きな成長を見ることができました。学校の中で最も大きく元気な声が出せる4年生。自分たちもそれを「自分たちのプライド」だと感じています。そしてその「元気」で自分たちの良さをアピールしようと考えていることも以前から感じていましたが、実際はもっとレベルの高い発表に仕上がっていました。それは「歌声」や「朗読の声」が単に「元気」だとか「はきはきしている」というレベルではなく、「気持ち」がしっかりと乗せられるようになっていることです。「ごんぎつね」の世界をしっかりと「声」や「演技」で伝えようとめいっぱい「気持ち」を乗っけているところがすばらしかったです。兵十がごんを銃で撃ってしまった場面も、あまり話が理解できていない2年生の数人は笑っていましたが、会場にいる他の子どもたちは、迫真の朗読と演技に、しっかりと「ごんぎつね」のお話の悲しさを感じていました。
 その後の合奏「カントリーロード」は圧巻でした。かなり凝ったアレンジで、特にピアノ譜は独特でした。専門用語になりますが、単純なコードではなくて、7thやdimといった複雑で不安定な響きを生かした伴奏譜になっていて、ピアノを伴奏した西畑美結さんはかなり苦労したと思いますが、見事に弾いて見せました。子どもたちの表情からは「一人ひとりが全力を尽くして、すごい発表にしてやる!」という強い強い気持ちを感じました。合奏のそれぞれの音が完全に「ひとつ」にとけ合って、いつまでも聴いていたいと思えるきれいな響きを創り出しました。ここまで全員の気持ちをひとつにできるほど、4年生の「仲間意識」が育っていることに4年生が誇るべき「竜西プライド」を感じました。

2022年6月10日(金)
楽しさの裏にある子どもたちの成長 〜りゅうせいコンサート 低学年〜

 多くの人の前で「発表する」こと自体が初めての1年生。人数も30人しかいないので、「数の勢い」で押すこともできず、一人ひとりの頑張りが大切になってきます。
 
 初めて習った「鍵盤ハーモニカ」で「どんぐりさんのお家」を演奏しました。歌って、吹いて、歌って、吹いて…なかなか大変ですが、立派に演奏できました。全員がタンブリン、カスタネット、すず、トライアングルなどの楽器をもって、リズムよく「おもちゃのチャチャチャ」も演奏できました。最後はみんなで元気に「はじめの一歩」を歌って発表を終えましたが…、考えてみればまだ入学して2か月余りです。これだけ内容の多い(濃い)発表がよくできたなと改めて感心します。初めての鍵盤ハーモニカの練習はもちろん、「はじめのいっぽ」の歌詞を覚えるだけでなかなか大変です。それに加えて、先生の指示なしに演奏する順番を理解して、楽器等必要な準備と片づけを自力でしながら発表を進めることができました。極めつけはマスクやフェイスシールドの用意や取り外しまで…1年生は「自分の力」でしっかりとやり切りました。 たった2か月ですが、その間の1年生の大きな大きな成長に拍手です。

 2年生は、持ち前の元気と明るさを生かして楽しい演奏を聴かせてくれました。体を使っての「リズム打ち」。「小さな世界」にのせながら、いろんなリズムを打ち、それらを組み合わせて楽しい音楽を創り出しました。次に「ミッキーマウスマーチ」の合奏にも挑戦しました。ややもすると自分の演奏だけで精一杯になって、みんなでテンポを合わせることがなかなか難しい合奏ですが、一生懸命、指揮者(伊藤先生)の指揮を見ながら、みんなの音を「ひとつ」にまとめようと一生懸命頑張っている姿がすばらしかったです。最後の「友だち いいね」は2年生にぴったりの曲でした。「友だちがたくさんいてうれしい 友だちと一緒にいられて楽しい」という気持ちがよく伝わってきました。2年生の声が明るいというか、弾んでいる感じがあって、聴いていてすごく楽しい気分になりました。

2022年6月10日(金)
この時間が大切でした! 〜りゅうせいコンサート直前リハーサル〜

 今日はりゅうせいコンサート本番の日。まだまだコロナ対策を徹底しなといけないので、第1部(1,3,5年の部)と第2部(2,4,6年の部)の2部体制で行いました。
 本番直前には、低・中・高学年に分かれて20分ずつ直前リハーサルを行いました。つまり、リハーサルで一つ上または一つ下の学年の発表を鑑賞することができるわけです。
 このリハーサルで驚いたのは、リハーサルする学年の発表を見ている一つ下の学年の姿です。写真は4年生のリハーサルを見ている3年生の姿です。
 みんなド真剣に発表に見入って(聴き入って)います。「他の学年はどんな発表をするのだろう。」ぐらいの関心ではなくて、明らかに一つ上の学年の「自分たちよりすごいところ」に魅せられている空気感です。
 下の学年は、上の学年に自分たちの目標と「これからの自分たちの姿」を見出します。上の学年は下の学年に「自分たちの姿」を見せることで、自らのプライドと責任感を自覚します。
 本番はもちろん大事ですが、この直前リハーサルも子どもたちにとって、とても意味のある大切な時間になると確信しました。これからもこの時間を大切にしていきます。

2022年6月9日(木)
「ちゃぐりん」をいただきました! 〜JAさんの思いを受けて〜

 本日、JAグリーン近江農業協同組合より、常務理事のコ永様、竜王支店長の高橋様、総務課 奥様が来校され、5年生の子どもたちに、月刊教育誌「ちゃぐりん」を贈呈してくださいました。
この「ちゃぐりん」は「Child」(子ども)・「Agriculture」(農業)・「Green」(緑・自然)を合成して名付けられました。子どもたちが喜ぶ漫画も多く掲載されていますが、単なる娯楽雑誌ではなく、主に食や農、自然・学習、工作・料理、読み物・歴史といった分野の教育的内容が盛り込まれている人気のある雑誌です。1994年からは子どもに読ませる価値のある雑誌として日本PTA全国協議会の推薦も受けています。
田んぼのこ学習をはじめとする農業や環境の学習を進めていく5年生にとっては、資料集代わりに使える雑誌です。
 5年生を代表して、眞野漣希さんと苗村龍之介さんが受け取り、お礼の言葉をしっかりと伝えてくれました。二人の挨拶は堂々としていて、とても立派でした。
 常務理事のコ永様は、「ちゃぐりんをきっかけに、しっかりと食と農について学んでほしい。夏休みには、ちゃぐりんの感想文も書いてもらえたら…。」と話されていました。
 数多くある小学校のうち、竜王西小学校を選んでくださって、子どもたちに素敵なプレゼントをくださったJAグリーン近江様に心より感謝申しあげます。

2022年6月9日(木)
地道な整備作業に感謝です 〜用務員さんの大変な仕事〜

 今更ですが、竜王西小学校の校地は本当に広いです。運動場が広いだけでなく、校地周りの植栽(植え込み)も たくさんあって、距離も長いです。校地内にはたくさんの高木(ケヤキやクスノキなど)があり、その落ち葉の始末や、枝の剪定作業は本当に大変です。
 昨年度は、用務員の上籔さんが体調を崩され、出勤できなくなってからは尾川さん一人での環境整備作業になり、なかなかすべてには手が回らない状況でした。そんな中、特に雑草まみれになっていたツツジやサツキの植え込みの状態がとても気になっていました。
 今年度は、用務員さんが3人体制になり、今まで手が回らなかったところも整備くださっています。
 今、最も手間と時間がかかるツツジやサツキの植え込みの除草作業をしてくださっています。雑草がなくなりツツジやサツキだけになった植え込みは、すっきりしていてとてもきれいで気持ちがいいです。地道な整備作業に感謝です。熱中症に十分注意して作業してください。

2022年6月9日(木)
いっぱい「土」を触ってほしい いっぱい「育てる」経験を積んでほしい

 毎朝、校舎周りの点検&ごみ拾いに歩いていて、2年生のテラスの方に近づくと、たくさんの子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます。
 2年生は、各自が鉢で育てている「ミニトマト」の水やりや学級園のトウモロコシ、オクラ、キュウリなどの夏野菜、そしてマルチシートに穴をあけて植えたサツマイモの水やりを一生懸命しています。
「校長先生、もうトマトがなってるね。」、「ピーマンの赤ちゃんができてる…。」、「あれ、サツマイモの苗の数がおかしい…もう一度数えてみよ。」…などなどいろんな声が聞こえてきます。
 朝一番に、子どもたちが野菜(植物)の生長を確認して、「早く大きくなあれ!」と願いながら水やりをしている姿が私はとても好きです。
 子どもたちには、いっぱい「土」に触れる経験をしてほしい、何かを「育てる」という経験をいっぱいしてほしいと思います。「生きもの」を育てるのはとても難しいです。かわいそうな殺生をすることにもなります。「植物(野菜)」を育てることにもコツや苦労があり、なかなかうまくいかないことも多いです。でも手をかければかけるほど、ちゃんとそれに応えてくれるのも「野菜づくり」です。手をかけただけの成果(効果)や実りが味わえる喜びと、うまくいかないことを経験しながら、「人間」の都合では動かない「自然」に対する畏敬の念や、絶え間ない努力の大切さを身に染みて感じて取っていくのだと思います。

2022年6月8日(水)
色鮮やかにきれいになりました! 〜PTA環境整備作業 タイヤ遊具ペンキ塗り〜

 先日、PTAの環境整備作業で保体部の皆さんがペンキを塗り直してくださったタイヤ遊具。昨日と今日のお天気でしっかりと乾いて、早速子どもたちが楽しませてもらっています。
 別に新しい遊具になったわけではないけれど、色を塗り直してもらって、色鮮やかにきれいになると、やっぱり心が惹かれて遊びたくなります。
 コロナ感染に加えて、熱中症も心配な季節になってきました。外で遊ぶときは、きちんと帽子をかぶって、マスクを外して、水分補給にも気をつけながら元気に遊んでほしいと思います。

2022年6月8日(水)
5歳児さんがよろこんでくれますように! 〜5年生 わくわく交流準備〜

 5年生が、6月15日(水)に実施する「わくわく交流(5年生と5歳児のこうりゅう)」の準備を始めています。こんかいは第1回目の交流なので、「楽しい雰囲気の中で、お互いが仲良くなる」ことを目的にします。具体的には5歳児さんが楽しんでくれるような活動を考えその準備を進めています。折り紙の折り方を研究したり、絵本を紙芝居に作り替えたり(写真左)、楽しいゲーム(おもちゃ)を作ったり、お手製の「ぬりえ」を作ったり…いろいろと工夫を凝らしながら活動を進めています。
 今は、一人1台タブレット端末がありますから、子どもたちはそれを駆使して、イラストの素材を集めたり、折り紙の折り方を調べたり、カメラの自撮り機能を使って、自分の読み聞かせの姿を実際に確認しながら練習を進める子もいました。(写真右)今どきの子どもたち…さすがです!
 昨年度末で竜王西幼稚園が閉園となり、西小学区でも竜王こども園に通うようになったので、昨年度までのように、「隣接している強みを生かして気軽に交流する」ことは難しくなりましたが、方法を工夫しながら、交流の機会を大切にしていきたいと思います。
 わくわく交流を通して、5歳児さんの小学校に対する不安をやわらげ、楽しみや期待感を膨らませられるように5年生には「いいお兄さんお姉さん」として頑張ってほしいと思います。

2022年6月8日(水)
木の香りがとてもいいです! 〜全国植樹祭からのおすそわけ〜

 6月5日(日)に甲賀市の鹿深夢の森を中心に「第72回全国植樹祭しが2022」が開催されました。その植樹祭の会場で使用されていた木製ベンチ2台を本校にも「おすそ分け」していただきました。
 おそらく檜の間伐材で作られたベンチだと思いますが、まだ真新しく檜のいい香りがして、なかなかいい感じです。
 屋外で使って雨ざらしになるのももったいないので、会議室の前の廊下に「ちょっとおやすみ処」として設置しました。今年「やまのこ学習」(森林学習)に取り組む4年生の子どもたちに座ってもらって写真を撮りました。
 このベンチには、3cm×10cmぐらいのプレートがついているのですが、そのプレートに彫られた文字がすごく小さいのに鮮明に彫られていて、「細工が緻密できれいだなあ。」と感心してしまいました。
 ご来校の際には、ぜひベンチに座っていただき、プレートのすばらしい「彫り」もじっくり見ていただければと思います。

2022年6月7日(火)
いよいよ金曜日が本番! 〜仕上げに入ったりゅうせいコンサート練習〜

 近隣の小学校等では、まだまだコロナ感染症の厳しい状況が続いていますが、本校では6月10日(金)のりゅうせいコンサートに向けて、体育館でのリハーサル練習真っ最中です。
 今日の4校時体育館を見に行くと、そこには6年生の「ド真剣な姿」がありました。「小学校最後のりゅうせいコンサートだから、思い出に残るようにビシッと決めたい!」という思いも当然あるでしょうが、それだけじゃなく、「6年生として下級生に『あこがれ』を抱いてもらうくらいの発表をしたい!」という気持ちも伝わってきます。
 最高学年がきちんと「あこがれ」や「目標」、「お手本」を示すことによって、受け継ぐべき「学校文化」、つまり「りゅうせいプライド」が生まれてくると考えています。
 私は常に6年生に対してそんな気持ちを伝えていますが、6年生もその思いを理解して、自分たちの全力を尽くそうとしていてくれる姿がとても嬉しいです。それにしても6年生の歌と合奏は本当に見応えと聴き応えがあります。特に6年生の保護者にはしっかりと参観していただければと思います。

2022年6月7日(火)
映画撮影? 〜竜王町シティプロモーション事業 プロモーション動画撮影〜

「Revo-Ryu-tion!竜王」をブランドコンセプトに、定住人口の獲得等のために、竜王町の魅力を積極的に発信する取組を進める「シティプロモーション事業」の一環として「プロモーション動画」の撮影が行われています。
 竜王町ならではの「教育」を発信するために、実は本校もこの「プロモーション動画」の舞台として登場します。
 今日はその撮影日でした。「竜王町に引っ越してきた家族の子ども(小学3年生)の通う学校」として本校の授業の様子を撮影されました。小学3年生という設定なので、町の方でキャスト(出演者)募集が行われ、応募した25名の3年生が動画に出演しました。「竜王町ならではの教育」として取り上げられたのは、「外国語活動(英語)」と「朝の脳トレ(徹底反復学習)」の2つの学習です。お昼休みに少人数指導教室を使って撮影されました。
「外国語活動」の授業は、内本先生と廣田先生が担当、「脳トレ」は桐畑先生が担当してくれました。本当の学級ではない撮影用の学級ですが、出演した子どもたちは「竜西小の代表」としての意識をもって、本当の学級であるかのようにしっかりと頑張ってくれました。
 この「プロモーション動画」を見られた他市町の皆さんが、「こんな学校に通いたい(通わせたい)!」と感じて、本校に転入してきてくださることを切に願っています。

2022年6月6日(月)
やっぱり「本物」はすごい! 〜4年生 校外学習・びわ湖ホール オーケストラ鑑賞〜

 4年生の校外学習、午後はいよいよびわ湖ホールでの「オーケストラ鑑賞」でした。弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器等、フルオーケストラの演奏です。会場には県内の小学校15校、合計767名の子どもたちが集まりました。
 演奏曲は主にクラシック音楽でしたが、子どもたちが一度は耳にしたことがある曲ばかりだったので楽しんで聴くことができました。
プロの演奏家の「本物」の演奏は、音の厚みや美しさや豊かさ、一体感や抑揚、そして臨場感…すべてが別格です。
 それは子どもたちにも十分伝わって、目を丸くして前のめりで聞く子たちがたくさんいました。「感動」の連続で、拍手にも力が入りました。
 このような「本物」との出会いが、すばらしい体験であり学習だと思っています。音楽でもスポーツでも他の分野でも、「本物」に触れ、体と心が震えるほどの「感動」を覚え、それを機会に自分の「夢」や「希望」が膨らむことがとても素敵なことだと思います。この「ホールの子」事業も、そして「うみのこ」「やまのこ」「たんぼのこ」…たくさんの「本物体験」をこどもたちに積極的にさせてくれる「滋賀の教育」はすばらしいと思います。

2022年6月6日(月)
水のゆくえ・びわ湖編 〜4年生 校外学習・アクア琵琶&瀬田川洗堰〜

 4年生は県の「ホールの子事業」でびわ湖ホールにオーケストラ鑑賞に出かけましたが、せっかくの機会なので、午前中はアクア琵琶と瀬田川洗堰(南郷洗堰)の見学にも行きました。
 社会で「水のゆくえ」を学習する4年生。自分たちの生活を支えている「びわ湖の水」について学びを深めました。
 京都や大阪をはじめ、広く京阪神(1200万人以上)の生活を支えている「近畿の水がめ」であるびわ湖を預かっている滋賀県としては、しっかりと「びわ湖」のことを分かっておかなくてはなりません。
 びわ湖に注ぎ込む川(一級河川)は120本以上あるのに、びわ湖から流れ出る川は「瀬田川」1本しかないこと(厳密には琵琶湖疎水もあるが)や、瀬田川は宇治川、淀川と名前をかえ、最終大阪湾に注ぎ込むこと、そして、びわ湖の水位の調節や、下流の氾濫防止等のために「瀬田川洗堰」によって、びわ湖から流れ出る水の量を調整していることなど、4年生でもちゃんと知っていてほしいことです。
 今回は国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所のご厚意により、特別に旧洗堰に立ち入りさせてもらって、昔は人力により大きな木材を堰にはめ込んで水を堰き止めていたことも教えていただきました。
 朝からざーざー降りの校外学習になりましたが、洗堰の見学の時だけは雨が止んで、しっかりと見学できてラッキーでした。

2022年6月6日(月)
環境整備&通学路点検 ありがとうございました!〜PTA環境整備作業〜

 6月4日(土)の朝8時半からPTA環境整備作業が行なわれました。
 環境部さんには花壇の花の植え付けと運動場とその周辺の除草作業を、保体部さんには遊具のペンキ塗りと鉄棒・ブランコ下の土入れ、運動会の入場門の修繕を、そして安全部さんには通学路点検を行なっていただきました。
 近年はコロナ感染症の状況によりなかなか実施できませんでしたが、今年度は3部会揃っての実施することができ、子どもたちのための教育環境整備が整いました。
 朝早くから、たくさんの役員さんに熱心に作業していただき、ありがとうございました。

2022年6月3日(金)
ピカピカになって準備OK! 〜6年生 プール掃除〜

 今日の午後、6月14日(火)のプール開きに向けて、6年生がプール掃除をしてくれました。お天気にも恵まれて、準備万端、やる気満々で頑張ってくれた6年生、しっかりと仕事をしながらも、ちゃっかり水遊びも楽しんでいました。
「やるべきことはきちんとやる!それでもって、楽しむ心も忘れない!」そんな6年生の姿をいつも頼もしく見ています。
 今年もコロナ禍での水泳(水遊び)になり、分散して更衣をしたり、コースロープでプールを区切り、しっかり間隔をとって泳いだりする必要はありますが、いいお天気の日に、気持ちよくプールの授業ができたらいいなと願います。
 6年生のおかげで、プールはピッカピカになりました。これでプール開きが迎えられます。がんばってっくれた6年生の皆さん、本当にありがとう。お疲れ様でした。

2022年6月3日(金)
昔の郵便局と学校と… 〜3年生 まちたんけん・鵜川編〜

 今日、3年生は「まちたんけん」第3弾として、「鵜川」に出かけました。学校運営協議会の委員であり、PTAの広報部長でもある圖司圭秀さんを中心に、鵜川の皆様のあたたかいご支援を受けて、大変充実した豊かな学びをさせていただきました。
 鵜川と言えば、郵便局ですが、実はずっと昔の郵便局の建物も残っていることや、鵜川のお宮さんは、昔、祖父川の氾濫によって流されて、場所が変わっていること、そして何よりも昔の「竜王西小学校」の跡地にまだ校門の石柱が残っていること等々…、子どもたちにとってとても興味のある歴史がいっぱいでした。光浄寺さんでは、元竜王幼稚園長の石山先生からためになる「お説法」もいただきました。きちんと正座をしてお話を聞いている子どもたちの姿がかわいらしかったです。
 3年生の「まちたんけん」はこれからもまだまだ続きます。「字たんけん」はここで一区切りですが、これから役場や図書館、公民館などの公共施設や、農園などにも「たんけん」に出かけます。実際に自分たちの目で見て、体で感じて、自分たちのふるさと「竜王町」を学んでいきます。

2022年6月2日(木)
百聞は一見にしかず 〜4年生 日野清掃センター見学〜

 5月30日には4年1組が、そして今日は2組が、2日間に分けて、日野清掃センターの見学に行ってきました。
 4年生の社会科は、主に自分たちの生活を支えるもの、生活を守るもの、地域の発展に寄与するもの等について学習を進めています。今は「健康なくらしを守る」と言うテーマで、「ごみのゆくえ」や「くらしを支える水(上水道・下水道)」について学習しています。
 先日、パッカー車をじっくりと見学させてもらって、家から出たごみがパッカー車に集められるところまで実際に「見ながら」学びました。今日はその続きです。パッカー車に積まれたごみが、日野清掃センターに集められ、そこからどのように処理されるのかを、今日も実際に「見ながら」学んできました。
 パッカー車が次々とやってきて、集めたごみを一気に落としいれる巨大な「ごみピット」の様子、そしてそのごみを大きなクレーンが攪拌(かくはん)する様子…「ト○・ストー○―」の映画で、なんとなくごみピットの中はイメージできていたかもしれませんが、実際に目の前で見ると、かなりの衝撃だったと思います。溶融炉や熱分解炉で溶かされ、金属の塊として取り出された鉄やアルミの様子にも驚いたでしょう。
 昔から「百聞は一見にしかず」と言われる通り、自分の目でしっかりと「見ること」はとても印象に残って、深い学びにつながります。そこに「見学する」値打ちがあります。
ところがこの「百聞は一見にしかず」に続きがあることはあまり知られてなくて…実は「百聞は一見にしかず 百見は一考にしかず 百考は一行にしかず…」と続きます。つまり、「百回(たくさん)聞いても、一回実際に見ることにはかなわない。そして、百回(たくさん)見ても、それをもとに自分で考えなければ意味がない。さらには、百回(いくら)考えても、考えたことを実行に移さないと意味がない。」という意味なのです。
 4年生の社会の学習はまさにこれです。「見学」したことをもとに、「どのようにして自分たちのくらしは守られているのか」を考え、そのうえで「自分たちができること、自分たちがしなければならないこと」を実行していくことが本当の「学習」ということになります。
「百聞は一見にしかず 百見は一考にしかず 百考は一行にしかず…」今一度、4年生の子どもたちにしっかりと意味をかみしめてほしい言葉です。

2022年6月2日(木)
水泳(水遊び)指導に備えて 〜先生たちの救急救命講習会〜

 昨日、子どもたちの下校後、6月14日(火)からの水泳(水遊び)指導に向けて、先生たちが救命救急講習会を実施しました。近江八幡消防署竜王出張所の中川さんを講師に迎え、心肺蘇生法やAEDの使い方について、しっかりと学び、練習を行いました。
 もちろん先生たちは、心肺蘇生法やAEDの使い方について基本的なことは知っていますが、絶対あってはならない水の事故に対して、万が一に備えて、きちんと対応できるよう訓練を積みます。
 何回も繰り返すことで、しっかりと体に叩き込み、いざという時にパニックならずに対応できるよう、また、常に事故が起こるかもしれないという危機意識を持続させるために、毎年繰り返し繰り返し講習会を実施しています。
 「私たちは、子どもたちの大切な命と将来を預かっています。」…私が4月1日に先生たちに最初に言った言葉です。そのことが我々教職員にとって最も大切な意識です。コロナ対策もしっかりと講じながら、安全に水泳(水遊び)の学習ができるようにしっかりと準備を進めています。

2022年6月1日(水)
よい歯とよい歯ぐきを守るために 〜全校歯科指導〜

 今日は、町の歯科診療所から3人の歯科衛生士さんに来ていただいて、1〜6年生、すべての学年で歯科指導をしていただきました。
 4年生の教室を覗きに行くと、「噛むこと」の大切さを知る学習に取り組んでいました。
 グループごとに、いろんな「食べ物」について「噛む回数」を予想しました。子どもたちが驚いていたのは、「納豆ご飯」や「カレーライス」は20回ぐらいの咀嚼(そしゃく)だけで飲み込んでいるということや、「野菜スティック(生野菜)」を食べる時は100回ぐらい噛んでいるということ、ガム(キシリトールガムに限る)は550回ぐらい噛んでいるということなどなど…。
 よく噛むことによって、@唾液がたくさん分泌され、消化を助けたり、口中を清潔に保てたりすること、A顎がしっかりと成長し、歯並びがよくなること、B脳が活性化され、ストレスも軽減されること、C満腹中枢が刺激され、食べすぎを防げることなど、とても大切な効果について教えていただきました。
 私が個人的に興味を惹かれたのは、時代別の「一回の食事当たりの『噛む回数』」のデータでした。卑弥呼の時代(弥生)は約4000回、紫式部の時代(平安)約1200回、源頼朝の時代(鎌倉)約2600回、徳川家康の時代(江戸)約1300回、戦前(昭和10年)は約1200回、そして現代(小学5年)約500回というデータ。弥生時代なんかは食べ物すべてが「硬い」感じがして4000回という咀嚼回数には納得がいきますし、貴族文化が栄えた平安時代は、食べ物が豊かになって急に「噛むこと」が減ることもイメージできます。そして武士のいくさ(戦い)の時代に入ると、質素な食生活や保存食の必要性から再び噛む回数が増えるのではと想像できます。さらに、江戸時代に入り、世の中が平和になると食生活も変わってきて、次第に咀嚼回数が減っていく…。それにしても現代の500回は、時代の流れからしても極端に少ないので、子どもたちの今後、将来が心配されます。
 現代の食事でも、「焼きさんま定食」のようながっつり和食なら、一食当たりの噛む回数は1000回を越えますが、ハンバーガーとポテトなどのファストフードなら噛む回数は約半分に減ります。やはり子どもたちには「噛み応え」のあるものを意識的に食べさせてあげたいなと思ってしまいます。また、噛む回数が少なるカレーライスでも、具材を大きくすると噛む回数はかなり増えます。(その分煮込む時間が長くなるというジレンマに陥りますが…)食パンの耳も切り除くより残した方が噛む回数が増えます。調理の仕方や食べ方を少し工夫することで、噛む回数を増やせることも教えていただきました。
 「8020運動」という言葉もすっかり定着していますが、人生を楽しむために絶対に大切な「歯」ですから、子ども時代からしっかりと「よい歯よい歯ぐき」のための習慣づけを行なっていくことが大切だと改めて感じた歯科指導でした。




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滋賀県蒲生郡竜王町立竜王西
小学校

〒520-2564
滋賀県蒲生郡竜王町
山面1−1
TEL.0748-58-1900
FAX.0748-58-2475


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