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第70回綿向生産森林組合通常総代会

組合長ご挨拶

組合長嶋村寿雄

皆さんこんにちは

本日、第70回通常総代会にご出席を頂きまして、有り難うございます。

日頃は、組合の活動に何かとご支援・ご協力を頂きまして、誠に有り難うございます。

また、藤澤日野町長はじめ、ご来賓の方々には、公私ご多用の中ご臨席を賜りまして、誠に有り難うございます。日頃は、当組合の運営に格段のご指導・ご協力を頂き有り難うございます。高席からではございますが、御礼申し上げます。

今年は、梅雨が無いのかと思いましたが、今日の日に合わせたように雨になり、進行役の副組合長が晴れ男で、私が雨男なのかも分かりませんがご容赦頂きたいと思います。お陰を持ちまして、このようにたくさんの総代の皆さまにご出席を頂けたのではないかと思っております。

さて、3年間のご協力を頂きました第13期の総代の皆さま、今月末を持ちまして、任期満了となる訳でございます。地区の事情で来期も総代と言う方があるかも知れませんが、3年間お世話になり有り難うございました。今後とも変わりませず、ご支援ご協力頂きますようお願い致します。この後、議案書の内容と重なりますが、少しばかり組合の状況に触れさせて頂きます。

先ず、28年度の決算状況ですが、お陰を持ちまして当期剰余金が残せる結果となりました。

これは、国・県をはじめ町から頂いた補助金のお陰ではありますが、それと共に、送電線やゴルフ場をはじめとする貸し地料収入に頼っているのが現状です。

この状況は変えづらい状況ではありますが、少しでも依存を減らせるよう努力してまいります。

次に森林認証です。去年のこの場で予算のご承認を頂き、広報でもお知らせをしておりますが、この後、秋頃に認証審査を予定しており、年明けの広報には取得完了のご報告を致したいと思っております。昨年もお話しをしましたが、国は2020年の東京オリンピック・パラリンピックで使う木材は、森林認証材と言う規定をされました。

聞くところによりますと、建家に使う木材だけではなく、工事で使う型板の合板なども認証材の必要があると聞いております。滋賀県が進めておられます「しがの林業成長産業化アクションプラン」の中で森林認証の取得推進を掲げておられます。

今日は中部森林整備事務所の上野所長にお越し頂いておりますが、ご支援のお陰を持ちまして、今回の受審の費用にも県の補助金が頂けることとなりました。

2024年に開催予定の「びわ湖国体」において、県は認証材の使用を推進されるものと思われます。そのような流れの中で、高くは販売できなくても、買ってもらえない材にならないよう、準備を進めて行きたいと思っております。

続いて山の状況について触れます。

全国的には、戦後に植林した木が伐採期を迎えていると言われておりますが、私たちの組合では、適齢期がもう少し先になります。近年当組合では、販売目的で伐採を行ってはおりません。今はサントリー事業の協定エリアを中心に管理の為の作業路作りを進めております。事業損益の木材売上に上がっているのは、その際に支障になった木や開設作業路の周辺で行った間伐の材を市場に出荷したものです。国・県・町から頂いた補助金も、この作業路開設や間伐作業による補助金が中心です。

近い将来には、販売の為に木を伐採する時期が来る訳ですが、伐採後の植林や育林はと言いますと、昔のようなスギ・ヒノキで柱材や板材などの製材だけではなく、木材需要の用途に合った樹種や育林方法を取り入れて行く必要があると思っております。需要の減った製材向けから合板や集成材、最近注目のあるバイオマス発電用のチップ材などです。また、県の「しがの林業成長産業化アクションプラン」に沿った取り組みも必要であるかと考えております。

綿向山をはじめ、先人から預かりました1,000ヘクタール以上の山林と、緑豊かな環境を、健全な形で次世代に繋げ価値ある組合にして行く為、役員と職員が一丸となって行動してまいります。

最後になりますが、長年この組合で職務され、組合の発展にご尽力を頂き、平成9年に退職されました前の参事、水澤 弘夫 さまですが、年配の方ならご存知かも知れませんが、先日18日に80歳でお亡くなりになりました。つい先日のことでもありますので、お知らせを致しますと共に、ご冥福をお祈り致します。

長くなりましたが、総代会開催に当たってのご挨拶とさせて頂きます。

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