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第66回綿向生産森林組合通常総代会

組合長ご挨拶

組合長 成橋豊司

皆さんこんにちは。総代の皆さま方には、何かとご多用の中、第66回通常総代会にご出席を頂きまして、厚く御礼申し上げます。ご来賓の方々には、公私ご多用の中、ご臨席を賜りまして、誠に有り難うございます。日頃は、当組合運営に格段のご指導、ご支援を頂き、高席からではございますが、心から御礼申し上げます。総代の皆様方には、組合員との連絡機関として、色々とご指導頂き、また、ご協力を賜っております事を、心から厚く御礼申し上げます。

さて、綿向生産森林組合も発足以来、49年が経過致しました。来年の3月には、丁度50周年を迎えることとなり、1月には記念式典を行える様、現在理事会で検討中でございます。50周年の記念事業となると、総代の皆様方にもご協力を賜らないといけないところもあり、どうかその節には宜しくお願い申し上げます。

さて、林業を取り巻く情勢は、依然として厳しい流れでございます。昨年には、丸太価格の暴落により、この組合経営にとって大きな影響が出ております。

しかし、企業との「琵琶湖森林づくりパートナー協定」により、サントリーホールディングス様には、間伐作業路を開設して頂き、その支障木や間伐材の販売により、素材販売の売上は大きく伸びた訳でございます。ここ3年の間に約9,000mもの作業路を開設して頂く事ができました。特に、今まで手の付けられなかった急斜面での作業路は、大変重要であり必要なものだと思います。1mの開設に2,500〜3,000円の経費が掛かる訳ですので、今日までに約2,500万円ほどを投資して貰った事になります。この費用については、補助金は元よりサントリーホールディングス株式会社様にも補填して頂いている訳です。組合からの出費は無く、企業の協力を得て作業路ができた訳です。

この作業路の利用については、間伐搬出だけでなく、今後の森林整備の為など、未来に引き継ぐ大きな夢がある様に私自身感じております。 森林整備が進むにつれ、琵琶湖の水源を守り、地球温暖化の防止に大きく貢献をしているところでございます。「山」あり「川」あり「琵琶湖」ありでございます。

24年度も、いくつかの事業を推進してまいりました。8月の山の子事業や9月には菌山入札会。10月には氏郷まつりの出店。11月には総代の皆様には、山林巡視をして頂きました。9月11日に行います菌山販売ですが、平成12年には 1,040万円の売上がありました。その後、松枯れ被害などにより、昨年は36万円と大きく下落しております。

総代巡視でご覧頂いた平子地先ですが、昭和54年に大山を中心に地滑りが発生しまして、その後の治山事業により井戸の掘削や堰堤の工事など、総工費 25億円もの投資が行われた現場でした。

また、組合の経営面についてですが、各森林組合では非常に厳しい中での経営に強いられておりますが、この組合の場合は、事業収入以外に補助金や補償金などの収入があり、中部電力やゴルフ場への貸し地料収入も大きな財源となっております。安定した貸し地料ではございますが、中部電力については、平成27年に5年毎の契約更改の時期が参ります。ここ1〜2年の間に契約額の決定となりますが、現在の電力事情では、多少の減額を余儀なくされるのではないかと思われます。

また、仕事の面では従業員が一丸となって頑張っており、売上が伸び、良い決算を迎える事ができました。木材価格が低迷し、大変厳しい中で、森を健全な姿で守り、組合の未来の方向性を見極めながら、堅実な経営に取り組まなければなりません。色々な諸問題を総代の皆様にご理解を頂きながら、次の世代に引き継ぐ為にも、皆様方のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

この路網整備は今後の林業経営には必要不可欠であり、今後も進めて参りたいと考えております。

本日は有り難うございます。

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