綿向生産森林組合
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第61回通常総代会 組合長挨拶(開会)      2008年5月25日


組合長 成橋豊司
組合長 成橋豊司
 皆さんこんにちは。
 綿向山も、若葉が一段と薫る5月に入りました。
 本日は、第61回通常総代会を開催するにあたり、皆様方には何かとお忙しい中、ご出席を頂き、誠に有り難うございます。ご来賓の皆様には、公私何かとご多忙の中、ご臨席を賜りまして、誠に有り難うございます。
 日頃は、当組合運営に格段のご指導、ご支援を頂き、高席からではございますが、心から御礼申し上げます。総代の皆様方には、組合員のパイプ役として、多くの面でご指導・ご協力を頂きまして、厚く御礼申し上げます。
 先ほど、副組合長の挨拶にもありましたが、3年に一度の総代改選の年となり、6月1日より新しい総代の皆様にお世話になります。宜しくお願い申し上げます。

 さて、今年度の経過の中で、4点についてご報告をさせて頂きます。懸案となっておりました新事務所の建築という大きな目標を達成することができました。完成においては、組合員の方々はもとより、総代皆様方の心強いご賛同を賜り、心より感謝申し上げます。お陰様で、町並保存を考慮した、優れた設計士さんと卓越した技術と施工を持ち備えた業者さんに恵まれ、綿向生産森林組合に相応しく、また、町並みにとけ込む素晴らしい木造建築ができました。積雪で銀世界となりました1月25日には、竣工式を行いました。本来ならば、総代皆様方にご出席を頂くところ、会場の関係から、総代正副会長・総代代表の方々にご列席を頂きましたことに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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 2点目として、18年度より立木販売を行っておりません。木材価格の低迷によるものですが、20年度においては、販売を行う方向で進めて参ります。予定価格については、理事会において決定する訳ですが、入札においては、その予定価格に達しない場合は、販売を行わないことも視野に入れて検討して参りたいと思います。 19年度には、平子川の砂防堰堤工事において、 840万円余りの固定資産売却益がありました。その工事に伴う支障木の販売や長期育成循環型施業の取り組みに伴う択伐材の販売などにより、素材売上げに力を入れて参りました。また、治山事業や公的補助事業には精力的に取り組んで参ったところです。

 3点目、賃貸収入についてです。中部電力の契約更改が近づいて参りました。来年21年度で5年目を迎える訳ですが、22年から26年までの契約について、再三担当者が来られております。賃貸についての値下げについての交渉です。しかし「現状維持で5年間はお願いしたい。」とこちらの意向を伝えており、現在その方向で進めております。また、近江ヒルズゴルフ倶楽部ほか、色々な賃貸契約がある訳ですが、特に問題なく安定しております。

 4点目ですが、19年度において新たな取り組みを行いました。総代のご家族を中心に、「山の子事業」を開催致しました。地域の子ども達に、少しでも山に森林に関心を持ってもらおうと募集を行いましたところ、役員を含め22〜23名ではございましたが、大変好評でございました。20年度においても広く組合員の皆様に呼びかけ、実施して参りたいと考えております。
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 さて、生産森林組合は、山を守りその林産物で経営する事が本来の姿であります。木材価格の低下、国産材の低迷など、大変厳しい現状であります。本来の山仕事であります「間伐」「枝打ち」をする事により、森林を健全に育て、国土や水資源の保全に、また地球温暖化防止など森林の多用な役割を発揮しているところです。森林を守り育てる事の大切さは、未来にとって想像以上に必要ではないだろうかと思います。当組合は、そのような現場において、積極的に取り組んでいるところでございます。また、私たち一人一人が森林を身近な問題として、考えて行く必要があるのではないかと思います。今日まで先人の努力によって築かれて来られた経営基盤と森を守り、未来に輝く明日の為に、中長期的に安定した運営に取り組んで参りたいと思います。

 今後とも、皆様方のご指導とご協力のほどを、宜しくお願い申し上げ、開会のご挨拶とさせて頂きます。本日はご苦労様でございます。


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