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校長ブログ

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2022年12月23日(金)
楽しい冬休みを!そしてよいお年を 〜2学期終業〜

 今日で無事に2学期を終業することができました。相変わらずのコロナ禍ではありましたが、予定していた学校行事や校外学習等がほぼ予定通り実施できたことが何よりだったと思っています。保護者の皆様には、あらゆる面でご理解とご協力を賜り、本当にありがとうございます。改めて深く感謝申しあげます。
 さて、終業式の方は今学期も校内放送方式になりました。私(校長)の話と、今学期でお別れ(転校)しなければならないお友達の挨拶をビデオ放送し、その後は各学級で2学期の振り返りをしたり、冬休みの生活について確認したりしました。
 私は1年生教室を覗きに行きました。「2学期を振り返って、一番うれしかったことや頑張ったこと」を一人ひとりが発表していました。初めてのりゅうせいピックやりゅうせいフェアで頑張ったことや、校外学習が楽しかったこと、マラソン大会で負けて悔しかったけどタイムが早くなって嬉しかったこと等を発表してくれました。中には、「ななみ先生(教育実習生)と勉強したのが楽しかった。」と言ってくれる子もいて、教育実習生の権並さんが聞いたら泣いて喜ぶだろうな…思ってしまいました。
 11時45分、最後の集団下校。外に出る前に2年生のMさんがやってきて、「校長先生、2学期もお世話になりありがとうございました。3学期もよろしくお願いします。」ときちんとした言葉であいさつしてくれたのには驚きました。きっとおうちで、「こういうふうにちゃんと挨拶するんやで。」と教えられてきたんだろうなと思いながらとても嬉しい気分になりました。外に出ると今度は同じく2年生のZさんが、「校長先生、これ…」と恥ずかしそうに手紙をもってきてくれました。「いつも寒いのに、ずっとみんなの班が来るまで待っていてくれてありがとうございます。…もうすぐ冬休みだから、校長先生と会えないからさみしいです。…」…なんという校長泣かせのフレーズ…。本当に子どもたちに元気をもらっている毎日です。
 今日はたくさんの子どもたちが、「さようなら」に「よいお年を」のひと言を添えて帰っていきました。例年よりちょっとだけ長い冬休み、楽しく元気にすごしてほしいです。皆さん、よいお年を。
 最後に、今日の終業式の私(校長)の話を載せて、今年の「校長ブログ」を閉じたいと思います。今年一年本当にありがとうございました。

<終業式 校長の話>
全校の皆さん、おはようございます。
 一年の中で一番長い2学期が終わろうとしています。この2学期、皆さんにとってはどんな学期になりましたか。強く心に残ったことはありましたか。自分の成長を感じることはたくさんありましたか。
 校長先生は、この2学期、まだまだコロナの状況が厳しい中、すべての学校行事や学年の行事がほぼ予定通りに実施できたことが何よりも一番良かったと思っています。りゅうせいピックや修学旅行、各学年の校外学習や、マラソン大会、あと4年生の鏡山ウォークラリーも無事にすることができましたね。

 さて、この2学期を振り返って、思い出して、自分にとっての一番の思い出を、1枚だけ写真に撮るとしたら、皆さんは、どんな時のどんな場面を「想い出の1枚」に残しますか?
 校長先生も考えました。りゅうせいピックやりゅうせいフェアでのみんなが頑張った場面とか、6年生の修学旅行で朝5時47分に太平洋の水平線を登ってくる朝日(日の出)の美しさに感動した場面とか…いっぱいありすぎて、なかなか1枚に決められませんが、校長先生は最終的にこの1枚を選びました。

 それは、これです。→昇降口の5,6年生の下駄箱の写真。靴がきれいに揃っている風景。
 
 みなさんは「えっ?それ?」と思っているかもしれませんが、校長先生にとっては竜西小の自慢の1枚です。ほとんどの靴がこのように、「下駄箱の端」と「靴の後ろ(かかと)」がピタッと揃うように入れられています。本当にきれいな素敵な風景だと思っています。
この2学期もたくさんの「お客さん」が学校にいらっしゃいましたが、ほとんどの人が、「下駄箱の靴がきれいに揃ってますね。子どもたちが落ち着いている証拠ですね。」とおっしゃいます。

 どうしてこんなにきれいに揃っているのでしょうか?
 それは、一人ひとりが、「心を整える力」を身につけているからだと思います。
「心を整える力」…もう少し分かりやすく言うと、「いったん心をとめて、気持ちを落ち着かせる力」と言ってもいいでしょうか。毎朝、一旦気持ちを落ち着けて、下駄箱の端に靴の後ろを揃える…ちょっとしたことかもしれませんが、これが毎日、どんな時も、きちんとできることが意外とすごいことで、そして大切なことだと思っています。

 「朝の脳トレが始まった…よし、集中しなきゃ…」とか、「チャイムが鳴った…もう少し遊びたいけど、やっぱり早くそうじにいかなきゃ…」とか、「めっちゃ腹立つし、たたきたいけど、あかん、それはやったらあかん…」とか、心が整えられる人は、きちんと「切り替える」ことができたり、「自分の感情をコントロールする」ことができたりします。
 「靴がいつもきちんと揃えられる」ということは、「心を整える」ための第一歩だと考えています。

 残念ながら、今はまだすべての学年学級の靴が写真のようにきれいに揃っているわけではありません。
まずはここからです。全校のみんな靴が毎日きれいに揃う時、それは大きな「竜西プライド」の一つとなり、この学校が目標としている「そうじがきちんとできるかっこいい学校」「みんなが楽しい竜王西小学校」に一歩ずつ近づける気がしています。

 今年一年を締めくくるために、この2学期をしっかり振り返って、一生の思い出になるような楽しかった場面や、自分が成長できた、精いっぱい頑張れたと思える場面を思い起こしてください。自分の「2学期一番の写真」…みんなはどんな写真を選びますか?どんな場面を選びますか?この後学級で話し合ってみてくださいね。

 これで校長先生の話を終わります。最後までしっかり聞いてくれて、ありがとうございました。

2022年12月22日(木)
学期の締めの表彰A 〜校内ノート名人表彰〜

「読書チャンピオン」とともに恒例になっているのは、「ノート名人賞」の表彰です。丁寧で分かりやすいノートづくりに努めたり、積極的に自主学習に取り組んだりした人たちに贈られます。特に高学年では、独自の工夫を加えながら、これから先中学高校でも通用するノートづくりに努めた人たちが表彰されます。では、各学級の「ノート名人」の発表です。 
1年1組 木村 理桜さん
2年1組 島 來輝さん
2年2組 國岡 大翔さん
3年1組 勝見 蒼介さん
3年2組 橋口 芽生さん
4年1組 鵜川 永義さん
4年2組 谷口 愛翔さん
5年1組 若井 聖奈さん
5年2組 田中 柚衣さん
6年1組 林 莉子さん
6年2組 北川 柚葉さん

 以上、11名の子どもたちでした。2学期最後のいいご褒美になりましたね。受賞した子どもたちの日々の努力に拍手です!おめでとうございました。

2022年12月22日(木)
学期の締めの表彰@ 〜校内読書チャンピオン表彰〜

 毎学期末の恒例表彰となっている「読書チャンピオンの表彰式を行いました。各学級で一番多く図書室の本を読んだ人に贈られます。図書室の本を借りて読むのだけが読書ではないですし、読んだ本の冊数だけがすべてではありませんが、一つの「読書推進」の目標(基準)として、「読書チャンピオン」を設定し、子どもたちの頑張りを後押ししています。
 それでは、今学期の「読書チャンピオン」を発表します。

1年1組 佐橋慶太朗さん
2年1組 吉川友里巴さん
2年2組 田中 玲花さん
3年1組 伴 奈乃羽さん
3年2組 西澤 花暖さん
4年1組 藤ア 夕綺さん
4年2組 川崎 優菜さん
5年1組 村惠 結人さん
5年2組 米田 明加さん
6年1組 北村 紗彩さん
6年2組 柴田 千聖さん

 以上、11名の皆さんでした。中でも圧倒的に読書量が多かったのは、3年2組の西澤花暖さんで読んだ本の数220冊でした。皆さん、おめでとうございました。3学期の読書チャンピオンも楽しみです!

2022年12月22日(木)
冬休み2日前の風景 〜4年生の「激熱脳トレ」に感動〜

 毎朝のごみ拾いから帰ってくる頃、昇降口横2階教室から、本当に元気な気持ちのいい声が響いてきます。今朝は偶然4−1と4−2の音読が掛け合いのように聴こえてきて、その迫力に身震いさえ覚えました。担任の先生の「熱量」と子どもたちの「やる気」が呼応しあい、ボリュームとテンポがどんどんアップしていきます。本当にすごい勢いです。
 子どもたちの表情が見たくて、雨合羽を着たまま4年生教室へ…。その時には、さっきとは真逆の静寂の空間になっています。鉛筆の走る音だけが聞こえる緊張感のある静けさ…全集中モードです。
 子どもたちは「100割(余りなし)」に取り組んでいます。「100ます計算」は、足し算だろうと引き算だろうと、そしてかけ算・割り算だろうと2分以内にやり切るのが最終目標です。それぞれの子どもたちがその最終目標に向けて、自分の目標を立て、日々の少しずつの進歩を実感しながら、「積小為大」精神で頑張っています。
黒板を見ると「13」という数字が書かれています。担任の先生に聞くと、「これは、2分以内をクリアする人数の学級目標です。」とのこと。なるほどなるほど、自分自身の目標だけでなく、「学級の目標」も掲げることで、子どもたちのモチベーションを高め、さらに集中力をアップさせる取組だなと思いました。「自分のためだけでなく、みんなのためにも頑張る!」と言う気持ちをエネルギーに換えているんだろうな…。
しかし何より、こんな集中力見満ちた教室の風景が、冬休み2日前でも変わりなく見られるなんてなんて…。竜西っこの力は「本物」です。本当に誇らしい「竜西プライド」です。

2022年12月21日(水)
作文&感想文で「でっかい賞」とったど〜! 〜「お米とわたし」作文と・読書感想文コンクール〜

 今日は作文&感想文コンクールの表彰です。
 まずは、JA主催の「ごはん・お米とわたし」作文コンクールで「佳作」を受賞したのは、4年生の平 茉那美さんの「わたしの大好きなお米」です。「佳作」といっても実質県内ベスト4に入った作品ですので、副賞もどかーんと大きかったです。(どうやら中身は、某一流スポーツメーカーのリュックサックのようです)本当に「でっかい賞」をとってくれました。素晴らしいです。
 続いては、蒲生郡読書感想文コンクールにおいて「蒲生郡1位!」を勝ち取った竜西っこたちです。
 低学年課題図書の部で1位に輝いたのは、1年生の佐橋慶太朗さんの「『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』を読んで」。
続いて中学年課題図書の部1位は、4年生の森田怜衣さんの「『この世界からサイがいなくなってしまう』を読んで」です。さらに高学年課題図書の部では、5年生の村惠結人さんの「行動するもので得られる物」が、そして自由図書の部では5年生市來乙葉さんの「よだかへのメッセージ」が郡1位に輝きました。
 その中で、村惠結人の作品は湖東ブロック(近江八幡市・東近江市・蒲生郡・愛知郡・犬上郡)審査でも入賞し、県審査へと進みました。郡1位を勝ち取った4名の作品は、優秀読書感想文集「がもうの」に掲載されます。
 今回受賞した4名の日頃の読書量を見てみると、やはり「校内読書チャンピオン」を獲得するか、それに近い読書量を誇る子どもたちでした。やはり基本は「読書」です。たくさん本を読むことで、豊かな情操が育まれ、本の登場人物や作者の思いに寄り添う感想文が書けるんだなあと改めて思いました。
 今日、表彰を受けた5名の皆さん、本当におめでとうございます。お見事でした!

2022年12月20日(火)
「お楽しみ」だけでなく「自治の力」をつける 〜4年生お楽しみ会準備〜

 いつものように校舎をうろうろしていると、4年生の子たちが手招きをするので、教室に入ってみると何やら賑やかにグループ活動をしています。学期末の学級の打ち上げである「お楽しみ会」の計画をしているところでした。

「ちょっとうざいクイズの説明」(写真左)…?「なんじゃ、この説明書きは…?」と首をひねっていると、「校長先生、あのね、クイズ出すんやけど、ちょっと『いじわるクイズ』的なやつで、答えを聞いたら『何それ!?』って、ちょっとうざく思えるから、初めから『ちょっとうざいクイズ』って言っておくね。」と教えてくれました。
 それぞれのグループが、いろんな出し物や、みんなで楽しむゲームを考え、計画を立てていました。
 授業の後半、担任の先生が「何か、今の段階で、みんなに伝えておきたいことがある会社(係・グループ)はありますか?」と振ると、いくつかのグループが前に出てきて、決まったことやみんなに確認したいこと、考えてほしいことなどを説明したり、提案したりしました。(写真右)
「みんなへのお願いですけど…」、「このことについて何か意見(案)はないですか?」、「前回は〇〇だったので、今回は〇〇にしたいと思いますがいいですか。」…などなど、4年生なりにしっかりと自分たちで民主的に話し合いを進める姿に感心しました。単に先生がプログラムした「お楽しみ会」に乗っかるのではなく、自分たちのしたいことを、自分たちでルールや約束を決めながら、主体的に進めていく力…つまりは「社会を作っていく力=自治の力」を育てている大切な学習の場だなとつくづく思いました。

2022年12月20日(火)
本校からは優秀賞4名受賞! 〜国際平和ポスターコンテスト表彰〜

毎年、5年生全員が夏休みに取り組み、作品を応募する「国際平和ポスターコンテスト」。
その結果報告と表彰を兼ねて、主催者である竜王町ライオンズクラブの岡山さんと安井さんが来校されました。
中休みに5年生全員が学年ホールに集まり、その前でコンクールに入選した子どもたちの表彰式を行なってくださいました。
優秀賞に選ばれたのは、齊内光優さん、市來乙葉さん、矢尾雫さん、米田明加さんの4名です。一つの学校から4名も選ばれるのはまれなことらしく、5年生の作品が力作ぞろいだったことを物語っています。中でも齊内さんの作品は京都・滋賀・奈良ブロックの優秀賞である「リジョン・チェアパーソン賞」にも選ばれ、5年生全員がいただいた「国際平和ポスターコンテストカレンダー2023」の中にも掲載されました。(写真左)4名の皆さん、おめでとうございました。

2022年12月19日(月)
最優秀賞 受賞! 〜竜王町人権作品コンクール〜

 学期末ということで、夏〜秋のコンクールの表彰状が学校に届きます。これからも全国レベルの表彰や県の特選や上位入選、また郡や町の最優秀賞などの「でっかい賞」を受賞した竜西っこをどんどん紹介していきたいと思います。
 今日、校長室で伝達表彰式を行ったのは竜王町人権作品コンクールで見事「最優秀賞」を受賞したふたりです。
 人権作品書写(毛筆)の部門で最優秀賞に輝いたのは、3年生の西澤花暖さん、そして人権の詩部門では、先日の人権集会の中でも、全校で人権について考える詩として紹介された2年生の米田刻正さんが最優秀賞に選ばれました。最優秀賞の二人には、名前入りの立派な楯が副賞として贈られました。
 明日からも、まだまだ「でっかい賞」の伝達表彰式を予定していますので、順に紹介していきたいと思います。西澤さん、米田さん、本当におめでとうございました。

2022年12月19日(月)
学校のリーダーをめざして 〜5年生 わくわく交流準備〜

 いよいよ冬休みまで秒読み状態に入っていますが、5年生は今日、来年の1月20日(金)に実施するわくわく交流(5年生と5歳児の交流)に向けて準備を進めていました。1月と言うことで、すごろくや福笑い、かるたなどのお正月遊びを手作りしたり、「ワニワニ〇〇ック」という手の込んだモグラたたきゲームを製作したりと、グループごとに協力して作業を進める姿が見られました。
 わくわく交流は、5歳児との交流を深めて、来年4月からの小学校生活に安心感と期待感をもってもらうために行なっています。小学校(生活)についてよく知れるように、また上級生のおにいさんおねえさんと気軽に関われるように、楽しくて温かい交流になるといいですね。
 また、わくわく交流のような取組は、来年度から学校のリーダーとして全校を牽引しなければならない5年生にとってはとても大切な経験にもなります。下級生にも分かるように相手意識をもって、丁寧に「説明」する力やその場を仕切る「リーダー性」、また場の状況に合わせて臨機応変に対応できる「柔軟性」、さらには「企画→準備→運営」の流れで進めていける「計画性」や「段取り能力」など、経験を積む中でしっかりと力をつけていってほしいと思います。「安心して新1年生が迎えられること」と「3学期から自分たちが学校のリーダーになること」を意識してがんばってほしいと思います。

2022年12月16日(金)
本の魅力だけでなく、「思い」を分かってほしい 〜3・5年町図書館ブックトーク〜

 今日は町図書館から西川館長さんと西藤さんに来ていただき、3年生と5年生にブックトークをしてもらいました。
3年生では西藤さんに、爆笑本の定番「じごくのそうべい」をはじめ、たくさんの楽しい本を読んでもらったり紹介してもらったりしました。西藤さんの絶妙な読み聞かせによって、子どもたちは夢中になって聴き入り、時々爆笑しながら本の世界を楽しみました。
 5年生では、西川館長さんが「雪や冬」にちなんだ本をたくさん紹介してくださいました。こちらはまさにブックトークです。本のあらすじをたどりながら、その本(話)の魅力がわかるように話してくださいます。驚いたのは、紹介してもらった本につけられた「付箋」の数の多さ。子どもたちにブックトークをするために、たくさんの本を読み込み、肝心なところに「付箋」で目印をつけ、また、子どもたちからは見えないところにブックトークの「原稿」的なものも見つけました。
 子どもたちに本の魅力を伝えるために、丹念な準備や練習をしていただいていることに心から感謝しなければなりません。そして、5年生ならそんな西川館長さんの「思い」を感じられなければなりません。館長さんの思いを感じながらブックトークを聴ければ、より一層、本の世界に誘われるのではないかなと思いました。西川館長さん、西藤さん、今日も子どもたちのために力を尽くしていただき、本当にありがとうございました。

2022年12月16日(金)
今年もでっかい賞をいただき! 〜滋賀県統計グラフコンクール〜

 毎年恒例になっている滋賀県統計グラフコンクール。自分で調べたことを、いかに見やすく、分かりやすく、インパクトのある表やグラフに表現できるか…が問われるコンクールです。
このコンクールについては、毎年竜西っこが「でっかい賞」を受賞しているのですが、今年もやってくれました。
まず、第1部(低学年の部)で一席(特選に次ぐ賞)を受賞したのは、2年生 米田奈央さんの「いろいろペットボトル」です。身の周りにあるペットボトルの形や色に興味を持ち、ラベルの色や底の形、大きさの違いなどを丁寧に調べ、グラフにまとめることができました。色分けしたシールなどを使って、調べた数の様子が分かりやすく伝わるように表すことができました。また、調べた結果から、中に入っている飲み物の種類とペットボトルの特徴に関係があることに気付き、何か理由があるのではないかと疑問をもって、ペットボトルに隠された工夫についてまとめているところが素晴らしいです。(コンクール講評抜粋)
次に、第3部(高学年の部)で一席を受賞したのは、5年生 齊内光優さんの「世界の目標 地球に届け’30年まであと8年」です。一目見て、圧倒的な情報量に目を奪われました。SDGsという大切な目標をあと8年間のうちに達成するために、複数の視点から現状の確認をしています。多くの本や資料から必要な情報を収集し、グラフの種類や配色、イラスト、レイアウトなど細部まで工夫を凝らして美しく丁寧にまとめてあり、一つひとつのグラフがとても興味深い作品です。(講評抜粋)
最後は、同じく第3部で佳作を受賞した5年生 米田 明加さんの「どうなってる?小学校のトイレ」です。道の駅を訪れる小学生たちにアンケートを実施し、それぞれの学校のトイレの便器がどうなっているかなどを調査した大変興味深い作品です。なんと104人にアンケートし60校分のといれデータを集めました。集めたデータを分析し、しっかりとまとめもできました。素晴らしい作品です。
なお、一席に輝いた齊内光優さんと米田奈央さんの作品は全国統計グラフコンクールに滋賀県代表として出展されました。大きな賞を受賞した3名の竜西っこの皆さん、本当におめでとうございました。

2022年12月16日(金)
天井を見上げ考えいることは? 〜「ありがとう作文」の季節です〜

 今年も「ありがとう作文」の季節がやってきました。どこの学年学級でも、子どもたちが「今年一番のありがとう(感謝の気持ち)」を文章(作文)に綴ります。4年生教室に行くと、まさに今、作文に取り組み始めたところでした。
 しかし、多くの子の手が止まってしまっています。しばらく様子を見ていると…、どうやら、「ありがとう」を言いたい人はたくさんいるけど、「今年一番の『ありがとう』は…と考えると…、う〜ん、だれにしよう!?」と悩んでいる様子です。
 写真右のTさんは、けっこう長い時間、天井を見つめたまま、じーっと思いを巡らせながら考えているようでした。「ひとりにしぼるとすると…」なかなか決めかねている様子…。
 写真左のIさんは、よくよく考えたあげく、昨年自分の気持ちがしんどかった時に、ずっとそばで支えてくれたお母さんのことを書き始めました。
 子どもたちにとって、この「ありがとう作文」はたった1枚きりの原稿用紙に、自分にとって今年一番の「ありがとう」を振り返りながら、その感謝の気持ちを綴る大切な大切な学びの一つです。時間がかかってあたりまえの作文です。じっくりじっくり考えて…言葉を選んで…本気の「ありがとう」が伝わりますように…。

2022年12月15日(木)
探求心と試行錯誤 〜3年生図工 ゴムで動くおもちゃづくり〜

 またもや3年生の話題になりますが、校舎をうろうろしていると、3年生ホールから賑やかな声が聞こえてきました。図工で「ゴムの動力で動くおもちゃ」づくりに挑戦しているようです。

 紙トレーの裏側に、単一電池にゴムをつけて固定し、電池につながった糸を引くことで電池を回転させ、ゴムをねじらせ、今度はゴムが元に戻ろうとする動力を使って紙トレーを動かすというしくみです。
 ビューンって感じよりも、コトコトコト…って感じの動きになってなかなかユーモラスです。その動きに合うように子どもたちは紙トレーの外側をデザインし、魚やカニにしてみたり、犬やダンゴムシ的な生き物にしてみたりと、みんなけっこう凝ったデザインになっています。
 しかしこのおもちゃを完成させ、ちゃんと動かすことは容易なことではありません。切ったり、貼ったり、結んだり、ゴムをねじった状態で固定したり…結構な「甲斐性」が必要です。また、実際に動かそうとしてもなかなか思い通りには動いてくれません。「なぜ動かない?」「どこがおかしいんだろう?」「ここをこうしたらどうなるんだろう?」…うまくいかない理由をさぐりながら、いろいろ試しながら、まさに「試行錯誤」の連続です。この原因を明らかにする「探求心」とあきらめない「試行錯誤の力」こそが、これからの変化の激しい社会を生き抜くための大切な力になると確信しています。
 「完成品」ばかりがあふれている便利な生活の中では、子どもたちはこつこつと「甲斐性」をつけたり、「壊して、また作り直して…」のような「試行錯誤の力」をつけたりしにくいような気がします。だからこそこんな学習の場面を大切にしていかなければと改めて思いました。

2022年12月15日(木)
寒さに負けず、全力ジャンプ! 〜3年生 運動場体育〜

 めっきり冬らしい寒さになりました。朝登校する子どもたちを待っている時も、寒がりの私はごっついベンチコートをまとってないと寒さに耐えられません。いつものように学校周辺の点検とごみ拾いを終え、各教室の「脳トレ」の様子を覗いてから校長室にもどり、しばらく事務仕事をしていると、運動場の方から元気な声が聞こえてきます。
 ブラインドを開けると、そこには3−1が担任の先生を先頭にトラックを走っている風景がありました。「この寒い中、朝から運動で体育をしている…おまけに担任の先生自ら子どもたちを率いて走っている…。」なんとなく寒さから逃げるように校長室で仕事してる自分がちょっと情けなくなって、自分も外に出ることにしました。
 3年生は準備体操の後、走り幅跳びチームとなわとび練習チームに分かれて活動していました。走り幅跳びでは、「勢いのある助走から強く踏み切り、できるだけ遠くに両足で着地すること」を大切に練習していました。私もついつい「自分は飛べると思え!自分は鳥やと思ってめいっぱい高く跳ぶんや!飛べる飛べる飛べる!いけ〜!!」と大きな声で子どもたちを鼓舞してしまいます。「強く踏み切って、高く跳んで、ぎりぎりまで足は降ろさないで粘る!」…子どもたちもイメージをしっかりもって繰り返し練習をします。
 全力で跳ぶ子どもたちの表情や姿は、「明日にジャンプ!」「未来にジャンプ!」「ひと回りたくましい自分へジャンプ!」「できないとあきらめている自分にさよならジャンプ!」…などと題名をつけたくなるような健気で一生懸命な輝きを放っていました。

2022年12月14日(水)
学期末でバタバタしても…集中から一日は始まります 〜 朝の脳トレ〜

 2学期も残すところ1週間ほどとなり、最後の学習のまとめや学期の振り返り等で忙しい毎日です。子どもたちの会話からは、クリスマスのプレゼントの話や「冬休み中のお楽しみ」の話などがよく聞こえるようになり、すでにワクワクモードに入っている子たちもいるようです。
 大人も子どももなんとなくバタバタして、せわしない年末ですが、相変わらず竜西小の朝は「脳トレ」から始まります。音読→100ます計算→漢字練習と15分間集中して落ち着いて取り組めています。写真からもその集中力や姿勢のよさが伝わってくると思います。
 「遊ぶ」時と「勉強する」時のけじめをつけ、メリハリのある落ち着いた学校生活が送れている子どもたちです。

2022年12月13日(火)
「奇跡」である自分の命と「しぶとく」生き抜く力 〜5年生 斎藤智孝助産師の命の学習(性教育)〜

 今日の5,6校時、例年と同じように5年生が斎藤智孝さんによる「命の学習」 をしました。
 冒頭、斎藤先生は子どもたちに熱く伝えます。
「生きてるとな、うまくいかんかったり、悲しくなったりすることがあるけどな、『力いっぱい、自分らしく、しぶとく生きていってほしいんよ!』
 斎藤先生の言葉は続きます。
「そんなへこたれない力やしぶとさはな、『自分が生まれてきたことは奇跡であって、すごいことなんや』、『自分の命は宝なんや』と思える心の土台から生まれるんやで。」と…
 命の学習は、精子と卵子が出会って(受精)して、赤ちゃんとして産まれるまでの奇跡の成長(ドラマ)を映像で振り返りながら、『生きるために生きる力をもって生まれてきた自分』について再認識しました。命の誕生に感謝し、命の重みを感じるために約3キロある赤ちゃんの人形を一人ひとりが抱きました。
 最後、斎藤先生は改めて子どもたちに語ります。「体も心も成長してきた君たちに、これから大切にしてほしい8つの力を知っておいてほしい。@自分の気持ちを探る力A相手の気持ちと人権を尊重する力B自分を認めてほめる力」C相手をほめて認める力D自分をコントロールする力E相手をコントロールしない力F自分を表現する力G相手の話を聞く力…」
 学習後に子どもたちが書いた感想の中に、「自分の命としっかり向き合えたな…」と感じられるものがたくさんありました。一部を紹介します。
「自分の命の大切さが改めてよくわかった。胎児はたった4週間で、生物の進化のすべてを体験していくのがすごいと思った。自分をほめたり、自分を認めてあげたりすることはとっても大事だと分かった。お母さん、お父さんには感謝しないといけないなと思った。」
「前まで自分のことをあまり好きではなかったけど、斎藤さんの話を聞いて自分のことが好きになりました。赤ちゃんを抱っこした時、意外と重いと感じました。もし、自分が妊娠したら赤ちゃんを大切にしていきたいです。そしてその赤ちゃんに出会えたら、『生まれてきてありがとう』と必ず言いたいです。これからも自分のことや友だち、家族のことを大切にしていきたいです。家に帰ったら、この話をお母さんにしてみたいと思いました。」
 子どもたちの感想を読んで、この「命の学習」の大切さを改めて強く感じました。斎藤先生…ありがとうございました。

2022年12月13日(火)
ゲーム・スマホはルールと約束守って!〜NTTドコモオンラインZOOMスマホ安全教室〜

 今日の2〜4校時、NTTドコモさんにお世話になり、1〜3年生の「ケータイ・スマホ安全教室」をオンライン(ZOOM)で行いました。電子黒板に映し出されたプレゼンテーションや動画を見ながら、また担当のさいとうさんと双方向でやり取りをしながら、子どもたちは楽しく学びました。
1,2年生は主にスマホを使う時のマナーとルールについてアニメ動画「うらしまたろう」を見ながら学びました。「あるきスマホ」や「ながらスマホ」が危ないこと、勝手に個人情報に関わる写真を撮らないこと、スマホを使う時の場所や時間をわきまえて、迷惑にならないように気をつけること、ゲームを長時間やりすぎて寝不足等になることの心身への悪影響を「アニメの中の問題点を見つける」という方式で主体的に学びました。
 3年生は、もう少しレベルが上がって、SNSやオンラインゲームをする時の注意や危険性について学びました。個人情報に関わることをアップしないことや、犯罪や詐欺等への誘いに十分気をつけること、そして「顔の見えないコミュニケーション」ゆえの危険性について考えました。表情を見ないで、「言葉(口)」ではなく「文字」だけでやり取りすることの怖さやトラブルになった時の対処等についても考えました。
 いずれにしても、ゲームやスマホ、インターネットを安全に利用するためには、友だちや周りの人たちに迷惑をかけないマナーとルールをしっかりと理解し、またお家の方と利用の仕方や利用時間についてしっかりと約束を決めて、そして決めた約束は守って、楽しむことが大事だということを確認しました。困ったり、トラブルに巻き込まれたりしたときは、迷わずにすぐ、お家の人や先生に相談することも約束しました。
 オンライン講座でしたが、双方向にやり取りができたり、分かりやすいプレゼンテーションや子どもたちが主体的に考えられる動画があったりで、子どもたちは大切なことを楽しく学ぶことができました。NTTドコモさん、そして3時間連続で講座をしてくださったさいとうさんにここよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

2022年12月13日(火)
あいにくの雨でしたが… 〜 何気ない子どもたちの頑張りにほっとします〜

 今日は朝からあいにくの雨になりました。上下合羽を着こんで、長靴を履いて校門に出ると、雨の中を子どもたちがやってきます。
 すべての登校班ではありませんが、多くの登校班が今朝はほぼ1列に並んで登校してきます。日頃はあまり「列」を意識しない班が多いのですが、今日は不思議と(子どもたちに失礼…)1列で登校する班が多くて、感心していました。
 いつものように軽く会釈しながら「おはようございます。雨の中よう来てくれたね。ひどく濡れてないか。」と子どもたちに声をかけます。子どもたちも「おはようございます。大丈夫です。」と軽く会釈しながら返してくれます。この何気ない会話がいつもとても幸せです。
 10月中旬からずっと続いている自主的あいさつ運動の2年生Yさん。しばらく前から6年生のSさんも、なんとなく仲間に加わって、ふたりで本当に健気に「おはようございます。」を繰り返してくれます。Sさんに直接「なんであいさつ運動してくれるの?」と聞いてはいませんが、Sさんの様子、立ち振る舞いからは、「自分でしようと決めたことを、自分がしているだけ…」という気持ちというか強さみたいなものが伝わってきます。いずれにせよ、2人の自主的あいさつ運動には感謝です。毎日ありがとう。
 子どもたちの登校風景を見ていると、何も言わないけど、時々後ろを振り返りながら、自分の班がちゃんと歩いていいるか常に気にかけながら先頭を歩く責任感の強い班長さんや、ぐずる1年生にとことん寄り添いながら安全に連れてきてくれる高学年の子どもたち、また毎日班員全員がとびきり元気な挨拶をしてくれる登校班などなど…何気ない子どもたちの頑張りややさしさにほっとする朝の風景です。もちろん、指導すべき課題もいろいろありますが、私から見ていると、子どもたちの頑張りややさしさの方がうんと多いかなと思っています。

2022年12月12日(月)
学校も心もぴかぴか! 〜2学期末ぴかぴか週間〜

 今日から2学期末の大掃除期間である「ぴかぴか週間」が始まりました。掃除の様子を教頭先生が見回ってくれました。以下、教頭先生ブログです。

今週はぴかぴか週間です。いつもの掃除場所はもちろんのこと、日頃できないロッカー・棚の上・TV周り・靴箱等を特に気をつけて行います。掃除前には校内放送で今週はピカピカ週間であることが説明され、「さあ、やるぞっ!」と子どもたちのやる気も高まってきます。
 初日の感想としては、
【1年生】「すみっこをしっかりふけたと思う。ちょっときれいになった。」「手洗い場の絵の具を全部落としてがんばった。」
【4年生】「いつもよりも静かにできたし、きれいになったと思う。」「いつもしていないところは汚れている。そういうところがきれいになるのは気持ちいい。」
【5年生】「ほこりが端にたくさんあった。それを一つ残らずほうきで掃きました。心が気持ちよくなりました。」
等の声があがっていました。
担任の先生方にも話を聞くと、いつもより丁寧な分、時間はかかっていたという意見もありましたが、明日からはさらに手際よく時間内に色々な場所を掃除できることでしょう。誰かがしてくれるだろうじゃなくて、お互いに協力してカバーできる思いやりのある子どもたちが育ってくれることを期待しています。明日からもみんながんばりましょう!

2022年12月9日(金)
自分の「言葉」と「行動」を振り返って 〜 全校人権集会 〜

 今日の2校時、1週間の人権学習をしめくくる「全校人権集会」を開きました。運営委員会を中心に編集してくれたビデオ放送を各教室で見て、改めて「人権の大切さ」を理解し、みんなの人権を守るための「これからの自分の言葉・行動」について考えました。
 人権集会の流れは、@はじめの挨拶A校長講話B各学年の人権学習まとめ発表C優秀人権作品の発表D終わりの挨拶という流れで進行しました。
 はじめの挨拶では、6年生澤本颯晴さんが、「人権週間の間、日常生活での人との会話や自分の行動を見直すように取り組んできました。みなさんはどのようなことを心がけましたか。今日の人権集会を通して、人権についての自分の考えを深めていきたいですね。」と人権週間と人権集会の目的をしっかりと確認してくれました。とても立派な挨拶でした。
 校長講話では話の中で「いじめているきみへ」(春名風花・文 みきぐち・絵)という絵本を読んで「いじめ」と「大切な命」について考えてもらいました。
 各学年の発表は、各学年学級で取り組んだ人権学習のまとめを、それぞれのスタイルで発表してもらいました。1年生は「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」について考えたり、自分や友達のよいところをたくさん見つけたりしました。2年生は国語の「お手紙」の学習と合わせて、相手が喜んでくれる「お手紙の交換」に取り組みました。
 3年生は、自分や友達のよいところに目を向け「よいところ」がいっぱい詰まった「笑顔いっぱいの木」に表しました。また学級でこれから心がけることを話し合い、1組は「あいさつをしよう」「やさしく声かけをしよう」、2組は「人の気持ちを考え、していいこと、いけないことを考える」「みんながなかよく過ごせるように、思いやりの心を大切にする」という目標を立てました。
4年生は、人権学習のまとめを一人ひとりが「人権標語」に表しました。私(校長)が一番うなずいた作品は、谷口愛翔さんの「けんかはね あやまらないと 終わらない」という標語です。けんかをすることは決して悪いことではないと思います。でもそのことを引きずったり、その後の自分に生かせなかったりすることが残念なことだと思います。「ごめんなさい」と「ありがとう」を素直に言える自分でいることがとても大切だと思いました。
 5年生は、普段の生活を振り返って、「知らず知らずのうちに人を傷つけていることないか」等を学級で考えました。そして一人ひとりがこれからの自分の心がけとして「人権宣言」を作りました。
最後に、6年生の人権学習のまとめは圧巻でした。「自分を幸せにできるか、その行動 友達を幸せにできるか、その言葉」という視点で、学級の「よいところ」と「気になるところ(課題)」を徹底的に洗い出し、話し合うことで、「自分と友達の思いや基準(常識)にはズレあることを理解すること」、「友だちの思いや願いに気づくこと」の大切さを再認識した後、「自分はこれから何を意識しなければならないか」を考え、一人ひとりが自分が努力することを文章にまとめました。模造紙一面、びっしりと子どもたちの思いや考えで埋め尽くされていて、6年生の人権学習の「深さ」を感じることができました。特にNさんのまとめに私ははっとさせられました。「あーしたほうがいいと思う、こうしたほうがいいと思うと自分の意見ばかり挙げていて、回りを見れていなかったのかもしれない。だからこれからは周りの意見も重視して、みんなの意見を取り入れようと思った。」…完全に私にも言えることでした。「思い」が強すぎて押し通そうとしてしまう…日々反省です。
 各学年の発表の後は、町人権作品コンクールで賞をとった優秀人権作品を発表してもらいました。1年生の西岡篤希さん、宮田 旬さん、鵜川琴香さんが人権標語を発表してくれました。そして2年生代表の米田奈央さんと4年生代表の梶本凛愛さんが人権の詩を、5年生代表の矢尾 雫さんが人権作文を発表してくれました。
 終わりの挨拶は6年生の本庄瑛太さんが「この一週間、言葉と行動に気を付けて生活していました。自分は気づいてなくても相手を傷つけてしまっているかもしれないと思ったからです。この一週間の学びを、普段の生活に生かして、みんなが楽しい!竜王西小学校にしていきましょう。」としっかりと締めくくってくれました。
最後の最後に、最優秀賞を受賞した2年生米田刻正さんの詩「ぼくはしないよ」が紹介され、この詩を読んで学級で話し合うことで、今年度の人権週間の総まとめとしました。

 ぼくはしないよ

 ぼくはこんなことがいやだ
 頭をグーでたたかれる
 ないしょ話を言われる
 人前で話すと笑われる
 へんなことを言われる
 プールでちょっと失敗して笑われる
 自分の級が低いからからかわれる
 体育授業でこけて笑われる
 なわとびができなくて笑われる

 だからぼくは友だちにはこんなことしないよ
 友だちをかなしませたくないから

2022年12月9日(金)
皆さんからの善意の気持ちを届けました 〜赤い羽根共同募金を社会福祉協議会へ〜

皆さん、赤い羽根共同募金運動へのご協力ありがとうございました。
おかげさまで今年度は合計17,369円の募金が集まり、昨日の昼休みに運営委員会の5年生森田永愛さん、若井聖奈さん、6年生紀伊里咲さんの3名が児童を代表して社会福祉協議会に届けてくれました。
社教事務局長さんから「ありがとう、みんなで集めてくれたんだね。大事に使わせていただきます。」というお礼とともに、赤い羽根共同募金の使い道について、「竜王町では、各地域でのコミュニティカフェ開催や一人暮らし高齢者の方への見守り配食事業をしているんですよ。」と分かりやすく教えていただきました。
自分たちの募金が有効に活用されていることがわかり、子どもたちも嬉しそうでした。
代表の森田さん、若井さん、紀伊さん、ありがとう。お疲れ様でした。

2022年12月8日(木)
大切な自分を守るために ダメ!絶対! 〜6年生 薬物乱用防止教室〜

 今日は、竜王・近江八幡少年センターや町少年補導委員の皆さんに来ていただいて、薬物乱用防止教室を開いていただきました。
 今はまだ、自分とは関係ないと思っているのが正直なところでしょうが、薬物乱用の恐ろしさを今しっかりと理解しておくことがとても大切です。
 今日は、「なぜ違法薬物が恐ろしいのか」を、違法薬物の見本(サンプル)を見せていただいたり、シンナーが油を溶かす実験(シンナーを吸引すると体内や脳を壊していくことを検証)していただいたりしながら丁寧に教えてくださいました。自分には関係ないと思っていても、近い将来、いつ自分に「悪魔の手」が及んでもおかしくない状況はあります。実際に担任の先生が「違法薬物の売人」に扮して、自分だったらその誘いにどう対応するかというロールプレイも行いました。
 最後に、次の5つをまとめとして、みんなで復唱し、しっかりと心に刻みました。
〇違法薬物は、1回でも使ったら薬物乱用
〇薬物乱用をすると、必ず人に迷惑をかける
〇違法薬物は、脳を壊す
〇薬物乱用をやめても、一生影響が残る
〇人から誘われても、きっぱりと断る
 大切な自分を守るために、薬物乱用はダメ!ゼッタイ!

2022年12月8日(木)
でっかい賞いただきました! 〜県科学研究&よりよい水環境ポスターコンクール〜

 久しぶりの「校長室表彰式」です。今回、大きな賞をもってきてくれたのは、第66回滋賀県学生科学賞県展において佳作を受賞した5年生の市來乙葉さん。いわゆる「自由研究レポート」のコンクールで見事な賞を受賞しました。研究のテーマは、「ダンゴムシに寄り道をさせよう大作戦!」…テーマだけでもわくわくする研究です。ダンゴムシは、右→左→右→左…と交互に向きを変える習性があり(交替性転向反応といいます)、その修正について探求すべく、迷路を使ったり、障害物を使ったりしてダンゴムシの動きを観察しました。テーマ設定の発想も研究方法のユニークさも本当に楽しい研究になっていると思います。
 もうひとつの大きな賞は、矢橋帰帆島公園が主催する「よりよい水環境づくりポスターコンクール」で特別賞「ぺんてる賞」(※あの有名な文具メーカー)を受賞した2年生の米田奈央さんです。このコンクールは昨年度も竜西っこからたくさんの受賞者を出しているコンクールです。ホームページにもまだコンクール結果が出てないので、奈央さんがどんな作品を描いたのか、楽しみなままですが、特別賞をとるくらいですから、きっととびきり楽しい作品にしあがっているのではないかと思っています。
 これからの時期、図工や書写などの展覧会が多く開かれます。今年度もたくさんの竜西っこが大きな賞を受賞できますように!市來さん米田さん、受賞おめでとうございました!

2022年12月7日(水)
お世話になった方々を招いて 〜5年生 たんぼのこ収穫感謝祭〜

 今年度の「たんぼのこ学習」で、5年生が田植えや稲刈り体験、また米づくり(農業)についての出前授業等でお世話になった方々をお招きして、感謝の気持ちを伝える「収穫感謝祭」
 を行いました。
 大変忙しい中来校くださったのは、田植え・稲刈りの指導から学習田の管理をしてくださった田中秀樹さんをはじめ、農業委員会の久田さん、JAグリーン近江の辻澤さん、地域学校協働本部の奥公民館長さん、町農業振興課の亀田さんと竹田さん、教育総務課の成相さん、そして学校教育課の岡ア課長の8名です。
 子どもたちは、朝から収穫したお米(日本晴)でご飯を炊き、一人ひとりおにぎりを作りました。今年のおススメは、「梅干し作り隊」が手作りした「梅干し」がたっぷり入った「梅おむすび」です。8名のゲストへのプレゼント分もしっかり用意しました。
 おにぎりの用意ができたところで、いよいよ感謝祭の始まりです。5年生齋藤吏樹さんの堂々とした立派な挨拶から始まり、ゲストの紹介をした後、りゅうせいフェアでも発表した「米づくりに関する学習レポート」を発表会しました。自分たちで体験したことや、出前授業で教えてもらったことを生かしたレポートに仕上がっていて、ゲストの皆さんも「よう勉強していますね。」、「出前授業で話したことが役に立ってよかった。」と好評をいただきました。
 発表会の後は、ゲストの皆さんと一緒に「おにぎり」を美味しくいただきました。特製「梅おむすび」について、奥公民館長さんは、「昔なつかしい味!今スーパーで売っている甘い梅干しじゃなくて、昔ながらのすっぱい味が、本当に懐かしくてとても美味しかった。」とこれまた絶賛の声をいただきました。
 その後、ゲスト一人ひとりにお世話になった気持ちを込めて感謝状を贈り、最後は5年生石川陽士さんが原稿No Lookで(見ずに)感謝の言葉を添えて、立派に締めくくりの挨拶をしてくれました。
 これでまたひとつ5年生としての大きな行事が終わりました。これからしっかり2学期の締めくくりをして、いよいよ3学期、最高学年に向けてスタートを切ります。5年生の皆さん、お疲れ様でした。

2022年12月6日(火)
人権週間が始まってます! 〜12/5〜9人権週間の取組〜

 今年度も、12月10日の世界人権デーにあわせて、12月5日(月)から9日(金)までの1週間を「人権週間」とし、各学級や児童会で「人権」についての学習や取組を重点的に行なっています。
 5日(月)の朝は、ビデオ放送で木本先生の方から、改めて「人権とは何か?」「周りの人を幸せにするのも不幸にするのも、自分の言葉と行動次第…」等の大切な話をしてもらいました。この放送を受けて、各学級では、日常の自分たちの言動を振り返り、「みんなが楽しい!竜王西小学校」にするためには、どうすることが大切なのかを考え、模造紙にまとめることになりました。
 1年生では早速、友だちが嬉しくなる『ふわふわことば』と友だちを悲しませる『ちくちくことば』について、みんなで考えていました。4年生では、人権を大切にする思いを各自が標語的に表現し、それらをきれいに模造紙にまとめました。4年生の教室に行くと、子どもたちが「校長先生、見て見て!できたよ!」と声をかけてくれて、その笑顔がとても素敵だったので写真を撮らせてもらいました。(みんないい笑顔です!)
 他の学年の取組もこれから紹介できればと思います。

2022年12月6日(火)
豊かな放課後の時間! 〜学童リニューアルオープン〜

 旧西幼稚園の園舎をリニューアルし、新しい「西っこ児童クラブ」として再スタートしました。今まで第1学童(学校)と第2学童(美松台公民館)に分かれていた子どもたちが、これからはみんな一緒に過ごせることになりました。
 昨日の夕方4時半から、西田町長様はじめ、教育委員会の皆様、議会議員の皆様など、竜王町を代表する方々のご臨席をいただいてリニューアルセレモニーが行われました。セレモニーの中で、6年生の北川柚葉さんと林莉子さんから、「22年間、校舎を学童として使わせていただきありがとうございました。」という手作りの感謝状の贈呈を受けました。きれいな字でとても美しく作られた感謝状にとても感動しました。
 旧西幼稚園がリニューアルされ、学童の子どもたちが快適に楽しく過ごせる施設になり、子どもたちもとても嬉しい様子でした。私が嬉しかったのは、子どもたちにとっては少し堅苦しいセレモニーだったかもしれませんが、姿勢を崩さずに「きちんと」していること、お話を「しっかりと」と聞ける子どもたちの姿です。学校で精一杯頑張ってきて、学童でほっとして、ちょっとだらっとしたいであろう時間…、また、新しい施設に入って、いろんなところで楽しみたいとうきうきしているだろう気持ち…、きっとそんなところが子どもたちの正直な状態だと思いますが、一旦セレモニーが始まると、きちんと背筋を伸ばして「気持ちを切り替えられる力」が身についています。そんな子どもたちの姿に「本物の竜西プライド」を感じました。たくさんの来賓の方から、「校長先生、西小の子たちは、高学年を筆頭に、本当にきちんとしていますね。驚きました。」とほめていただきました。ほめられるたびに「ありがとうございます。これが竜西プライドです。」と答えていました。
 学童の子どもたちの放課後は、とても「豊かな時間」だなと以前から思っています。ゲームやテレビがない中で、仲間同士で楽しく過ごす…子どもたちが健やかに育つための3つの「間」、…「時間」「空間」「仲間」が揃っている世界なのですから。ある意味「不便」の中で工夫して遊ぶことで「甲斐性」が育ちます。仲間どうしで何度も「もめごと」をくぐることで「思いやりの心」や「折り合いをつける力」が育ちます。新しくなった学童で、楽しく一生懸命遊んでほしいなと思います。あっ、でも最初に「宿題」はしてくださいね。(笑)
リニューアルオープン本当におめでとうございます!

2022年12月5日(月)
生活の中にある「プログラミング」を身近に感じる! 〜6年生 プログラミング学習〜

 一人1台タブレット端末が整備され、各教科の授業の中でも活用する機会が増えるにしたがって子どもたちもPCの扱いに慣れてきました。
今日はICT活用学習の大きな柱の一つである「プログラミング学習」について、本校のICT活用の推進リーダーとして牽引役を務める山中先生の実践について紹介します。
以下は、山中先生ブログとなります。

12月2日(金)に6年生が理科の学習でプログラミングをしました。これからの社会では、誰にとっても職業や学習、家庭、余暇等の様々な活動において情報を適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来すると言われています。小学校でプログラミングを学習するのが始まったのは、子どもたちの秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけになることを期待し2020年度から導入されました。
6年生は、理科の学習の時間に身のまわりの電気製品などが自動で動いたり、止まったりするためにプログラミングが活用されていることを学びました。この日の理科の授業では、「電気を効率よく使うプログラムをつくろう」をめあてにして学習を進めていきました。
4人組のグループに1台のタブレットと1セットのMESH(プログラミングと連動することのできる、いろんな機能を持ったブロック)を活用し、LEDブロックで信号機と同じ動きをするようにしたり、人感センサーで人が通れば「こんにちは」と自動的にあいさつするようにしたり、明るさセンサーで暗くなったらLEDがつくようにしたりと、様々なプログラムを体験的に学びました。
子どもたちは、「何も気にかけていなかった家の玄関の自動ライトや自動で流れるトイレなどはプログラミングされていることを考えるとすごいと思いました。」「つくっている時に順番を間違ってしまい、全くちがう動きになってしまった。順番が大切だと思った。プログラミングでお化け屋敷をつくったら面白そう。」などと学習をふり返りました。
自分でつくったプログラムで器具を動かす体験を通して、少しプログラミングが身近な存在に感じられたようです。これからも自由な発想をいかして、考えることを楽しみながら学び続けて欲しいと願っています。

2022年12月5日(月)
寒い中ありがとうございました。〜PTA環境整備作業〜

 12月3日(土)の朝8時半から、PTA環境部と保体部合同の環境整備作業と安全部の通学路点検を行なっていただきました。
 朝一は車のフロントガラスが凍るくらい冷え込み、8時半に集合した時点でもかなり寒くて、「体がかじかんで作業できるかな…」と心配しましたが、お天気は良く時間が経つほどに温かくなってきました。
 環境部の皆さんは、花壇の花苗の植え替えとコスモス街道沿いの溝そうじ、そして落ち葉の始末をしてくださいました。中でも落ち葉の始末はかなり骨の折れる仕事になりました。
 保体部の皆さんは、体育館アリーナのラインテープの貼り替えと、なわとびに使うジャンピングボードの修繕をしていただきました。特にラインテープの張り替え作業は本当に大変で、テープをはがすのも、新しいテープをまっすぐに貼るのも根気のいる作業です。テープの粘着と闘いながら、剥離剤のシンナー臭に苦しめられながら、時間をかけて貼り替えをしてくださいました。
 安全部は4班に分かれて、それぞれ自転車で通学路の危険箇所を丁寧に見て回ってくださいました。もちろん本部役員の皆さんも運動場の的あての修繕をし、その後は各部の助っ人として力を貸してくださいました。
 役員の皆様のおかげで、普段学校だけではできない「手間のかかる環境整備」を一気に進めることができました。本当にありがとうございました。

2022年12月2日(金)
全力尽くして みんなよし! 〜校内マラソン大会〜

 昨日からめっきり冬らしい寒さになりましたが、今日は天気にも恵まれ、予定通り校内マラソン大会を行うことができました。
 私は午前中ずっと折り返し地点で子どもたちの見守りと応援をしていましたが、子どもたちの全力の姿に感動し、応援にも力が入りました。
 走るのが得意な子も苦手な子も、正直マラソンが嫌いな子も、どの子も本当に力いっぱい走り、「もう、だめだ…」「もう歩きたい…」と思う自分の弱い心と闘いながら、しんどくても足を止めない粘り強さを見せてくれました。
 下校の時、走るのが苦手なSさんに、「どうやった?歩かんと走り切れたか?」と聞くと、「うーん、ちょっとだけ歩いてしもうたね…。でもな、タイムが2分も早くなってん!」と元気に答えてくれて、「そうかぁ!それは大したもんや!」と返すと満足そうにニコッと笑って帰っていきました。
 自分の目標が果たせず、悔し涙を見せる子もいましたが、「悔しさ」は自分が全力を尽くした証であって、その「悔しさ」がこれからのエネルギーに変わることを話しました。
 マラソンが得意な子も苦手な子も、自分の出せる力を全部出し切れたのなら、みんな花丸です!子どもたちの「全力」に今日も元気をたくさんもらいました。
 お家の方には、寒い中たくさんの観覧と声援をいただき本当にありがとうございました。皆様の声援のおかげで、子どもたちはいつも以上に頑張れました。お家でも子どもたちの「全力」をたくさんほめてあげてください。

2022年12月1日(木)
人文字で「す」! 〜1年生 ブックトーク〜

 今日は、町図書館の西藤さんに来ていただいて、1年生にブックトークをしていただきました。絵本の読み聞かせやクリスマスにちなんだ楽しい絵本をたくさん紹介していただきました。1年生の子どもたちは、絵本の世界に浸りこんで、西藤さんの読み聞かせに聴き入っていました。
 私(校長)は、後半になってから教室にお邪魔したのですが、ブックトークが終わった時、「校長先生、見て見て!せーの!」と言って、みんなで写真のポーズをしてくれました。これは、西藤さんが読み聞かせてくださった「人文字の絵本」に出てきた「人文字の『す』」らしいです。(向きがあってるかどうかはさておいて…)みんなとても嬉しそうにポーズをとってくれるのでこっちまで楽しい気分になりました。
 子どもたちの中には、「家に帰ってから、『み』をしたい!」、「家族といっしょに『ほ』をつくる!」等と張り切っている子がいて、「こりゃ、今夜はお家の人も大変になるなあ…」と思っていました。
 ぽえむさんや町図書館のお力を借りながら、子どもたちがどんどん「本好き」になっていってくれたらと願うばかりです。

2022年12月1日(木)
日頃できないところをきれいに! 〜県下一斉清掃の日〜

 今日は「県下一斉清掃の日」の取組を行いました。普段は10分間しかない掃除の時間を、今日は30分間に延長して、日頃できない棚の上やサッシの溝、窓ガラスなどの掃除を丁寧に頑張りました。高学年は外に出て、たまりにたまった木の葉を集めたり、グレーチングを外して溝そうじをしたりしました。それぞれの学年がそれぞれに一生懸命取り組めた30分間でした。
 私(校長)は、6年生が外に出ているので、一人で玄関と昇降口の掃除をしていたのですが、高学年が外から帰ってきた時に、「わあ、昇降口めっちゃきれいになってる!」と気づいてくれる子がいたり、「校長先生、ありがとうございます!」と言ってくれる子がいたりで、つくづく「いい子たちだなあ…。」と嬉しくなりました。最後の最後、6年生の女子たちが私のところにきて、「校長先生、溝そうじをしたんだけど、上げた泥が始末しきれなくて、かえって汚してしまうことになって…。」なんて殊勝なことを言ってきてくれるので、「いいよ。いいよ。あとで掃いて始末しておくから…、ありがとう。」と返しました。なんだかとっても幸せな気持ちになりました。

2022年12月1日(木)
子どもたちの張り切りぶりに「竜西プライド」を感じます!〜竜王町自主公開ピール事業 公開授業・研究会〜

昨日の午後、本校で「自主公開授業・研究会」を開催しました。この研究会を平たく言えば、「竜西小が日頃取り組んでいる脳トレや算数の授業を公開しますから、見に来てください。そして感想やご意見をください。」と言うもので、町内の校園だけでなく、県下各地の学校(遠くは長浜)からたくさん先生が来てくださいました。
 私(校長)のねらいとしては、当然我々教職員が一生懸命取り組んでいる教育実践に対して、外部からの評価をいただき今後に生かしたいということがありますが、何よりも、子どもたちが外部の方々に見てもらい、誉めてもらうことで、子どもたち自身がどんどん自信をつけていってほしいという思いが強いです。今や子どもたちは外部の方が教室に来られると、「ぼくたち(私たち)を見て見て!こんなに頑張ってるし、こんなにすごいんやで!」とでも言いたそうな張り切りぶりで、全力の自分たちを見てもらおうとします。私(校長)はこの子どもたちの「ドヤ顔」がとても好きです。「恥ずかしいから見ないで!」ではなく「見て見て!ぼくらのすごさ!」と思っている生き生きした表情こそ「竜西プライド」です。
 実際に、初めて「脳トレ」の様子を見られた県教委の先生や他の学校の先生方は、「爆発的な勢いを感じるリズミカルな(テンポの速い)音読がすごすぎる!子どもたちがみんな暗唱してますし…。」「これが1年生?鉛筆が走る音しか聞こえないような集中力がすごい!とっても姿勢がいい!」「15分間、子どもたちは全く手を止めませんね。音読→100ます計算→漢字練習と瞬間的に切り替えていき、集中が途切れるところが全くない!切り替えの速さは圧巻です!」「高学年でも、みんながしっかり声を出すところがすごいです。もうこれは学校文化(校風)にまで高まっている感じがします。」などなどと大絶賛され、少し照れくさくなるほどでした。「積小為大(二宮尊徳)」の精神で毎日こつこつ積み上げてきた4年間の成果は本当に大きなものだと改めて感じました。子どもたちにとって「日常のあたりまえの風景」が初めて見る人たちにとっては「目が点になるほど驚くべき風景」に映るのですから…。
 「脳トレ」(徹底反復学習)については、その効果を信じ、県内でも実践する学校が少しずつ増えてきているようです。私(校長)は研究会の閉会挨拶の中で、「脳トレの効果は、単に『読み書き計算』の基礎学力の定着や集中力の向上だけではありません。小さな努力を続けていれば必ず自分に力がつく、自分が伸びるという自信(自尊感情)や、場面によって行動をさっと変えられる『切り替える力』、そして『落ち着く力』というか『心を整える力』が身についていきます。その証拠に、本校の下駄箱の靴はいつもきれいに揃えられています。…と話しました。
 
 授業研究では、2年生(伊藤先生)・4年生(米原先生)・5年生(宮居先生)の学級で研究授業を行い、その後の協議会や講演の中で指導助言していただきました。「どうしたら子どもたちが『やりたい!』『解いてみたい!』と心の動く授業にできるか」、「どんな見通しを持たせたら、子どもたちは主体的に自力解決に向かえるか」、「友だち同士の意見の交流をどのようにすれば、考えが広がったり、理解が深まったりするか」、そして「考えること自体が楽しいと思える授業にするには…」などなど…夏休みから、授業をする先生だけでなく、すべての先生で「あーでもない、こーでもない」と議論を重ねながら授業計画を進めてきました。そしてそしてこの「考えに考えた授業」を昨日たくさんの方に参観・評価・助言いただき、我々のこれからの授業づくりの糧とすることができました。子どもたちには大きな励みになる、そして我々教職員には大きな学びになる昨日の午後でした。

2022年11月30日(水)
世界に届け!ぼくたちの思い 〜6年生 服のチカラプロジェクト〜

「服のチカラプロジェクト」は、もう着なくなった「子ども服」を集め、苦しんでいる難民の人々に届けるという世界的なプロジェクトです。UNIQLOをはじめ、いろんな企業が賛同・協働してプロジェクトを進めています。
人が生きるために最低限必要な「衣食住」のひとつである「服」…それは思っている以上に力になります。たくさんの人々の役に立ち、たくさんの子どもたちの命を救います。このプロジェクトに今年度も6年生が参加することを決め、昨日まで取り組んできました。校内だけでなくこども園や保育園にも協力を要請し、最終約1500着の服を集めました。集まった服は段ボールに梱包し、昨日福山運送さんの協力を得て、東京晴海のユニクロに届けられました。6年生の集めた「子ども服」が、そして「6年生の平和への思い」が世界にきちんと届きますように…。子ども服を提供してくださった保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。

2022年11月29日(火)
よいウンチをしよう! 〜1年生 栄養学習〜

 先週の4年生の栄養学習に引き続き、給食センターの竹内栄養士さんに来ていただき、今日は1年生が栄養についての学習をしました。
 テーマは「よいウンチをしよう!」です。最初は「ぷっ…」と笑っていた子どもたちですが、自分の成長や健康のために「早寝・早起き・朝ごはん」が大切なことや、きちんと栄養バランスのとれた食事をとることで、「毎日きちんと(ウンチを)出すこと」がとっても大事だと知り、いいウンチを出すための食事について一生懸命考えました。
 よいウンチをするためには、ゴボウやホウレンソウなどの「繊維の多い食べ物」、ひじきやわかめなどの「海藻類」、大豆や小豆の「豆類」、里芋やさつまいもの「いも類」、そしてしいたけやしめじなどの「きのこ類」などを意識して食べるようにするといいことが分かりました。「野菜類」なら一日70g(両手いっぱい)、「いも類」なら30g(げんこつ大)が目安となる量です。
 子どもたちは、黒板の食材のイラストを見ながら、これから頑張って食べようとするものをプリントに書き込むのですが…、子どもたちがイラストを見ただけで「正確な食物(野菜等)の名前」が書けることに少し驚き、感心ました。
「ひじき」や「さといも」、「しめじ」、「れんこん」など、調理済みのものではなく「原形」を見て名前がちゃんと分かることに驚きました。冗談か本当か「子どもに『魚』の絵を描いてといったら、『切り身』を描いた」という話を聞きますが、「さといも」や「れんこん」がちゃんと分かるなんて、ほんとにえらいえらい!
 Rさんは「毎日、おばあちゃんがお味噌汁作ってくれるけど、黒板の食べ物がたいてい入ってるわ。」と言ってくれたので、「と言うことは、毎日おばあちゃんのみそ汁を食べてたら、毎日完璧なウンチがでるなあ。」と話していました。
 子どもたちは、「よいウンチ」のための目標を決めて、これから毎日点検することになっているようです。

2022年11月28日(月)
スティック砂糖19本! 〜6年生 生活習慣病予防学習〜

今日は6年生の生活習慣病予防学習があったのですが、私(校長)が出張だったため養護教諭の北出先生にブログをお願いしました。以下、北出先生ブログです。

今日は竜王町保健センターから小林保健師さん、西川保健師さんに来ていただき6年生が「生活習慣病予防」について学びました。
以前は「成人病」と呼ばれていましたが、子どもの頃からの良くない生活習慣によって起こることが分かり「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。今の生活が将来の自分の健康に大きく影響すること、生活習慣病は自覚症状を感じにくいので気づいた時には病気は進み、最悪の場合寝たきりや亡くなってしまうことに…という少しこわいお話もありました。
でも、逆に言うと今から気をつけておけば大丈夫だということも分かりました。どんなことに気をつければいいのか?早ね早起き朝ご飯、運動、バランスの良い食事、歯みがきなど今までに聞いてきたことばかりでした。中でも6年生のみなさんが「え〜っ!!」となった瞬間はジュースやお菓子に含まれている砂糖の量についてです。500mlのスポーツドリンクには1本3gのスティック砂糖が11本分。炭酸飲料には19本分。小学生のみなさんが1日に摂っていい量は6本分なのに…。飲み過ぎは良くないと分かっていてもどれぐらいなら飲んでいいのか、具体的な数字を聞いて分かってくれたことと思います。
将来、自分のやりたいことが思いっきりできるように、健康な体を作っておくことはとても大切です。今日から、どんなことに気をつけて過ごせばいいのか、今まさに取組中の「けんこう日記」を書きながら考えてみてくださいね。

2022年11月28日(月)
集中力ついてます! 〜2年生 漢字学習〜

 今日の5校時、教室棟の1階に行くとやけに静かな感じがしました。1年生が先生とやりとりしている声は聞こえますが、他はシーンとしています。「あっ、3年生はマラソン練習やったな…。」と思い出して、2年生教室の方に向かったのですが、やっぱり静かです。「あれ?音楽室か体育館かな…。」と思って教室まで行くと…ちゃんと2−1も2−2もみんな教室にいました。
 教室の中に入ると、子どもたちは全集中で漢字練習の真っ只中でした。私(校長)が教室に入ってきたのにも気づかないほどみんな集中してがんばっています。姿勢のいい子どもたちがたくさんいます。
 週明けの月曜日、しかも給食食べて、昼休みに思い切り遊んだ後の5校時。もうちょっと違う風景を想像していましたが、いい意味で予想は外れました。2年生の集中力と頑張りに本当に感心しました。明後日の水曜日には、他の市町の学校の先生たちがたくさん、子どもたちの頑張りを見に来てくださいます。(自主公開授業研究会)子どもたちのこの「集中力と意欲」を存分に見ていただきたいと思います。「月曜日の午後」のすばらしい竜西っこの姿…自慢の子どもたち「竜西プライド」です。

2022年11月25日(金)
親子ミニ運動会 大人チームは強かった〜! 〜2年生PTAひびきあい活動〜

 今日は2年生のPTAひびきあい活動があり、体育館で「親子ミニ運動会」が行われました。私(校長)も見に行きたかったのですが、今日はたくさんの先生が出張に出ていて、私も授業補充に入っていましたので残念ながら見に行けず…伊藤先生に話を聞いてブログを書いています。
「親子ミニ運動会」の種目はドッジボールとしっぽ取りの2種目。いずれも親子対抗で行われました。
 大人VS子ども…対抗戦の結果は…
 1組 しっぽ取り 1対1で引き分け ドッジボール 1対1で引き分け
 2組 しっぽ取り 4対0で大人チームの勝ち ドッジボール 2対0で大人チームの勝ち
という結果でした。両クラスとも、子どもたちは大人チームに勝とうと一生懸命になりながらも、お家に人と一緒に遊べてとてもとても楽しかったようです。教室に帰った後も「大人チーム強かったなあ〜」、「楽しかった!もう一回したい!」と興奮冷めやらない子どもたちでした。
 参加してくださった保護者の皆さん、そして準備運営いただいた学級委員の皆さん、ありがとうございました。

2022年11月25日(金)
しっかり成長するために栄養の学習! 〜4年生栄養学習〜

 昨日の斎藤先生の「命の授業」で「これからの成長にはます栄養をしっかりとること!」と教わった4年生。今日はその流れを受けて、今度は給食センターの竹内栄養士さんをお招きして、「栄養のバランスを考えた朝ごはん」
について学びました。
 栄養の3つの働きを3つの色で示して、
赤…タンパク質(身体をつくる)、
黄…糖質・脂質(力や熱になる)、
緑…ビタミン・ミネラル(身体の調子を整える)
について学んだあと、グループごとに栄養のバランスがとれた理想的な朝食メニューを考え、発表しました。
 今日の学習を機会に、お家の人任せではなく、自分で栄養について考えながら日常の食事がしっかりとれるといいなと思います。
 体の成長だけでなく、心や脳の成長にも、基本になるのは「早寝・早起き・朝ごはん」です。そのことを子どもたち自身が意識して生活できることを期待しています。

2022年11月25日(金)
自分の体や心の成長をわかって「前向き」に生きる〜4年生 命の学習〜

 今年度も助産師の斎藤智孝先生に来ていただいて、4年生に「命の授業(性教育)」を実施していただきました。
「かけがえのない自分の命」「奇跡として産まれてきた自分の命」…その命の大切さを土台に、「自分の命を精一杯生きてほしい」…斎藤先生からいただく熱いメッセージです。
 今回は主に「大人の体に成長していく(第二次性徴)」について正しく教えていただき、これから「大人の体と心」になっていく過程で、「きちんと分かっていなければならないこと」「大切にしたり、気をつけたりしなければならないこと」について丁寧に教わり、またみんなで考えました。
 例えば、「きちんと自分の体を成長させる」ために、ちゃんと栄養を摂ることや、睡眠をしっかりとること、姿勢を正しく保つ(背筋を伸ばす)こと等の大切さを教えてくださいました。
 また、気持ちの面でも、これから迎える思春期には、悩みが増えたり、自分に自信を無くしたりすることがあるけれども、「自分の命の大切さ、すばらしさ」をかみしめながら、精いっぱい前向きに生きていってほしいことや、「めんどくさ〜」や「だる〜」、「どうせ…やし…」みたいな後ろ向きな言葉は決して使うべきではないことを斎藤先生は熱く子どもたちに語ってくださいました。
 下校前、4年生のFさんに、「命の授業、どうやった?」と聞くと、「しっかり生きなあかんと思った。」と答えてくれました。「具体的にどうするの?」と聞くと、「とりあえず帰ったらすぐに宿題をする。」と即答してくれました。
Fさんなりに「自分の命の大切さ」を振り返り、今自分ががんばることを具体的に考えられていることがすばらしいと思い嬉しくなりました。

2022年11月24日(木)
試走練習頑張ってます! 〜12/2マラソン大会に向けて〜

 マラソン大会に向けて、コースに出ての練習が始まっています。運動場を1周してから正面の校門をでて、善光寺川沿いの自転車道路を山面方面に走ります。途中コーンを折り返し、学校にもどるコースになっています。
  今日は低学年の練習を見に、折り返し地点で立哨していました。2年生は集団ですごい勢い(速いスピード)で走ってきます。みんなやる気満々で、あきらめて歩く子もなく、どの子も本当によく頑張っています。
 マラソン大会が初めての1年生も、やっぱり順位が気になるのか、みんな前を走る子を目標に一生懸命頑張っています。少しオーバーペースになりがちなので、「みんな、息を整えながら同じペースで走るんやで!」と声をかえながら応援をしています。
 今日は、ちょうどお散歩中のコスモス保育園の園児たちが、道端で応援をしてくれました。「がんばれ〜!」の声はちょっと照れくさいけどやっぱりうれしいものです。がんばるエネルギーが湧いてきます。
 これから何回か練習するうちに、最後まで走り切れるペースをつかんだり、自分の目標のタイムに近づけたり、目標の順位に入れるように目標にする友だちを決めたりしながら、それぞれの「目標」に向けて努力し、マラソン大会の日には、どの子にも「全力を出し切った」という達成感や満足感を味わってほしいと思います。

2022年11月22日(火)
鏡山の自然を感じる! 〜4年生ふるさと学習 鏡山ウォークラリー〜

 竜西小コミュニ・ティスクール(CS)の今年度の目玉企画のひとつである「ふるさと学習 4年生鏡山ウォークラリー」を今日実施することができました。学校運営協議会や地域学校協働本部、そして地域ボランティアさん等々、総勢11名のスタッフのお力を借りて、アウトレット前→鳴谷渓谷→鳴谷池→希望が丘のコースで6つのチェックポイントを巡るウォークラリーをしました。
 4年生はすでにやまのこ森林学習で荒神山ウォークラリーを経験していて、班別に山(森林)を巡るのは2回目です。荒神山での経験も活かし、班で協力しながら楽しく鏡山を楽しむことができました。
 中には何度も鏡山を歩いたことのある子もいますが、ほとんどの子は初めてです。アウトレット側から入って、わずか15分ほどで紅葉鮮やかな鳴谷渓谷の美しい風景が見られることや、鏡山の中腹には善光寺川の水源となる大きな鳴谷池があることを初めて知り、また鏡山の大部分は花崗岩からなり、大きな岩がむき出しになった崖や昔、石を切り出していいた歴史の片鱗を見ることもできました。
 また、ウラジロの群生しているところでウラジロを使って遊んだり、森の獣(猪など)などが体についた虫を駆除するために、からだに泥を塗り付ける「ぬた場」というところも実際に見たり入ったりしました。
 昔から「水源地」として、また「花崗岩の産地」として、そして「自然の恵みを与えてくれる豊かな森林」として竜王の人々の生活を支えてきた鏡山…子どもたちには、いつも学校から見える鏡山にこんなにも美しい風景や豊かな自然、そして貴重な歴史があることを感じ、ふるさととしての「鏡山」に愛着と誇りを持ってくれたたと願います。
 鏡山ウォークラリーの企画から事前準備・事前下見そして当日の運営まで、たくさんの協力とサポートをいただいた学校運営協議会や地域学校協働本部、そして地域ボランティアさんの皆様に心より感謝いたします。地域の皆様の愛情とたくさんの手間によって、子どもたちは豊かな学びをさせてもらっています。

2022年11月19日(土)
相手意識をもって「伝える」B〜りゅうせいフェア高学年の部〜

 午後は、大とりの高学年。5年生は「米づくり」をテーマに、6年生は「戦争」「国際平和」「環境問題」をテーマに発表してくれました。
 5年生は、なんとグループ発表ではなく、「一人1レポート」!自分でこだわりを持ったテーマを設定し、授業で習ったことや田んぼのこの体験や出前授業の学びを生かし、なおかつ自分で調べ学習もして模造紙一面のレポートを完成させました。テーマ設定の理由から、最後の振り返り(感想や考えたこと)まで、しっかりと発表できました。この学習は典型的な「課題解決学習」「探求型学習」で、これからの変化の激しい社会を生き抜くための力を育てるための大切な学習です。一人ひとりが、自力でやり切った5年生、素晴らしかったです。
 最後は6年生の発表です。6年間の学びをすべて詰め込んだような発表でした。授業や見学等で学んだことをまとめるだけでなく、その中で自分たちが課題意識を持ち、調べ、考え、まとめる…最終的に「自分の結論=伝えたいこと」がしっかりと持てているところがすばらしいです。また、プレゼンテーションソフトを使って、ビジュアルに訴え、より内容を分かりやすく伝えているところはさすがです。その画面構成は、明らかに社会の授業のノートづくりで培われた力が生かされています。さすが最高学年!と思える説得力のある発表でした。
 手前味噌にはなりますが、どの学年も子どもたちが精一杯力を出し切れたりゅうせいフェアだったと思います。保護者の皆様も、お子さんの確かな学びの成果と成長を感じていただけたのではないでしょうか。おうちでも十分にほめてあげてほしいと思います。

2022年11月19日(土)
相手意識をもって「伝える」A〜りゅうせいフェア中学年の部〜

 3,4校時はりゅうせいフェア中学年の部。結論から言うと、3年生も4年生もすごかったです。圧巻でした!とにかく「自分たちの発表を聞いて!」という気持ちが前面に表れていて、発表の勢いも半端なものではなかったです。
 3年生は今までのたくさんの見学の中から「古株牧場」「ファームタケヤマ」「杉本バラ園」「アインズ」の4つに絞って、見学に行って分かったことや考えたことを発表してくれました。びっくりするのは、みんな原稿を一切見ないで、聴衆の方を見て堂々と発表する姿です。どこかから「借りてきた言葉」ではなく、「自分たちで綴った言葉」だからこそ、自信を持って伝えることができます。3年生はたくさんの「体験学習」をもとに、「壁新聞づくり」の活動を通して、確実に「情報を集め、整理し、まとめる(再構築)する力」、「分かったことをもとに、自分の思いや考えをもつ力」をつけてくれていると思えました。
 4年生は、数多くの福祉にかかる体験学習で学んだことを、3年生や保護者の皆さんにしっかりと伝えてくれました。「車椅子体験」「高齢者体験」「点字体験」「手話体験」と障がい別にの4つのコーナーに分かれ、自分たちが体験学習から学んだことを発表した後、実際にそれぞれの障がいについて「体験してもらう」という発表です。
 人間は、「聞いたこと」はほとんど頭に残らず、「見たこと」ですら半分も記憶に残りません。ところが「体験したこと」は8割ほど記憶に残り、さらにそれを「教えること」で9割以上の定着が見られるというデータがあります。
つまりは、「体験→教える」という学習のプロセスが最も「確かな理解と記憶の定着」につながる学びになるのです。
 それにしても、いつも3、4年生の「元気さとやる気」には感心させられますし、こちらも元気をもらっている感じがします。「相手意識をもって伝える」というりゅうせいフェアの目標、中学年は花丸100点満点でした!

2022年11月19日(土)
相手意識をもって「伝える」@〜りゅうせいフェア低学年の部〜

 今日はりゅうせいフェア。生活科や社会科、総合的な学習の時間に学んできたことを他の学年やお家の方々に発表する
日です。どこの学年でも、最も大切にしているのは「相手意識」をもって「伝える」ということです。用意した原稿を「読む」のではなく、誰に対しても同じような「伝え方」をするのではなく、聞いてもらう「相手」のことを考えながら、自分の言葉としてしっかり「伝える」ことが大切です。
 1,2校時は低学年の発表でした。1年生は、秋の自然(ドングリや松ぼっくり等)を生かしたおもちゃ(ゲーム)を用意してお客様を迎えました。遊び方の説明を画用紙にまとめて、役割分担をしながら、しっかりと分かりやすく説明することができていました。
 2年生もおもちゃ(ゲーム)屋さんの運営でしたが、2年生らしくちょっと凝ったおもちゃ(ゲーム)を準備していました。ゴムや空気などの動力を活用したおもちゃや物理学的(?)な動きを活用したゲームなど、よくできたおもちゃが多くて感心しました。中には「もぐらたたき」というダイナミックなゲームコーナーもあり、2年生らしいパワーを感じました。
 しばらく観察していると…1年生も2年生も最初こそ緊張気味で、「説明する」ことで精一杯だったのですが、慣れてくると、しっかりと「相手」を意識して、相手によって話し方をかえたり、「説明」以外に、「頑張ってください!」、「また来てください。」、「楽しかったですか?」などの言葉を付け足したりできるようになっていました。予定している「言葉」に加えて、相手の思いを推し量っての「言葉」が添えられたり、相手と「言葉のやり取り」ができたりすることがとても大切なことだと思っています。お家の方々には、どんなところに子どもたちの成長を感じ取っていただけたでしょうか。

2022年11月18日(金)
「みんなが一生懸命!」これが竜西小の自慢です!〜中休みチャレンジマラソン〜

 今日は3回目のチャレンジマラソンの日。たった5分の取組ですが、秋晴れのいい天気にも恵まれ、とっても気持ちがいい時間になっています。何が気持ちいいのかと言うと、ずばり「どの子もみんな一生懸命走っているから」です。
 マラソン練習のあるあるですが…「高学年の子たちが、友だちどうしでダベリながらチンタラ歩いている…」「低学年の子たちが、マラソンではなく、ダッシュごっこをして、急に全速力で走ったり、突然止まったりしている…」そんなどこの学校にもよくある風景が、今の竜西小にはありません。
 高学年が「手本」を示すべく、しっかりと走ります。それを見ながら中学年も自分の目標を見据えて、一生懸命走ります。もちろん低学年も、先生たちに「今〇周やで〜!」「いけるいける、がんばれ〜!」と声をかけてもらいながら一周でも多く走ろうと頑張ります。子どもたちと一緒に走る先生、精いっぱい励ましと応援の声をかける先生、そしてかくいう私も腰をかばいながらですが、カメさんチームの子どもたちと一緒に遅くても止まることなく走ります。子どもたちも先生たちもみんな一生懸命になっている時間がとても気持ちいいのです。
 特にスポレク委員会の子どもたちは、ビブス(ゼッケン)をつけて、ペースメーカーのごとく颯爽と走ってみんなを引っ張ってくれます。低学年の子たちを励ましながら走ってくれます。すばらしいリーダーの姿がそこにあります。
「私、マラソンきらい!」「ほんまにこの季節(マラソン大会)は憂鬱やわ…」…、子どもたちは正直に気持ちを話してくれます。でも、結局はその「きらいなこと」「しんどいこと」から逃げずに、なんとか踏ん張れる子たちが多いことに安心します。口ではいろいろと愚痴をこぼしながらも、「踏ん張ること」の大切さをちゃんと分かっていてくれるんだなと思えます。
 マラソン大会まで半月を切っています。しっかりと練習を積んで、どの子も「全力でやり切った感」を味わってほしいと願います。

2022年11月18日(金)
りゅうせいフェアの発表に向けて 〜3年生地域学習のまとめ〜

 いよいよりゅうせいフェアを明日に控え、各学年の発表の準備も佳境に入ってきました。
 今まで最も多く「地域探検」や「地域の見学」してきた3年生は、それらをまとめたもの(成果物・掲示物)の多さも半端ではありません。それらの成果物(壁新聞)を基に、発表の練習に一生懸命取り組んでいました。「聞いてもらう相手」をしっかりと意識して、お互いにアドバイスしながら繰り返し繰り返し練習していました。
 成果物(壁新聞)をよく見て見ると、それらのまとめには、新聞のようにしっかりと「小見出し」がつけられており、それぞれの記事を分担して書いているようで、一人ひとりがしっかりと自分で文章にまとめていることが分かります。
「体験(見学)」→「五感で感じたことをメモする」→「それぞれのメモをグループ(友達)と共有する中で、情報を整理したり、まとめたり、組み合わせたりする」→「小見出しをつけて、小見出しごとに一人ひとりが記事を書きまとめる」→「それぞれの記事を一枚にまとめて、感想や振り返りを添えて完成させる」…このような学習の過程を何度か繰り返しながら、「大事なことに気づく力や疑問に思う力」や「それらについてメモをしたり、情報を集める力」、「情報を友と共有し、整理したり分析・統合する力」、そして「それらをまとめて(再構築)して表現する力」を培っていきます。「知識や情報をたくさん覚える力」ではなく、「関心や課題意識を持ち、課題解決のための情報を集め、整理し、自分なりのまとめ(課題解決)ができ、それを発信する力」こそがこれからの時代を生きる子どもたちに必要な「生きて働く力」だと思っています。
 明日のりゅうせいフェア…子どもたちは、思い存分「自分たちの伝えたいこと」を表現することができるでしょうか。楽しみにしていてください。

2022年11月17日(木)
ボンバ〜!! 〜2年生体育 ボンバ―ゲーム〜

 今日、体育館から何やら力強く「熱」の入った「ボンバー!!」という掛け声が聞こえてくるので、何をしているかと覗きに行くと、2年生が体育で「ボンバ―ゲーム」という「投げる運動」を目的とした運動遊びをしていました。
「投げる」=「ボール」と決めてしまいがちですが、2年生が投げていたものは、黒いビニール袋の中に、よく梱包材として使われている親指大くらいの発泡スチロールを詰め込んで、ビニールの口を絞ったものでした。おそらくこの黒い物体を「ボンバー」すなわち「爆弾」みたいに見立てているのかと思いました。この「ボンバー」をわしづかみにして投げるのではなく、口を絞った部分=爆弾で言えば「導火線」をつまんで投げるルールになっています。実際に投げてみると分かるのですが、この「ボンバー」を投げることで、実に自然に足→肩→肘→手首がしなやかに動き、見事に「投げる」動作が身についていくことに驚きました。よく野球のピッチャーがタオルを振って投球練習をしていますが、あのイメージに近い感じがします。
 また、名前こそ「ボンバー」=「爆弾」ですが、このボンバーは極めて安全なものですから、ボール運動が苦手な子でも安心して「キャッチ」することができ、どの子も友だちの投げたボンバーを一所懸命になってキャッチしようと動き回っています。
 あとはバレーボール方式で、グループ対抗の試合(ゲーム)を行います。相手のコートにボンバーを投げ、コートに着地させたら得点ゲットです。相手チームは投げられたボンバーがコートに落ちないように、必死でキャッチします。ボンバーを投げる時には必ず「ボンバー!!」と叫ばなくてはならないと言うルールになっていて、私が最初に聞いた「ボンバー!!」はその時の声だったわけです。
 担任の先生に聞くと、この「ボンバ―ゲーム」は「竜西オリジナル」ではないということですが、子どもたちがこんなに楽しく、こんなに熱く取り組み、そしてどの子にも確実に「投げる力」がつくという、実によく考えられた体育(運動遊び)だと本当に感心しました。

2022年11月17日(木)
体験が感動を 感動が表現に! 〜2年生 いもほりの絵〜

 秋の作品(絵や立体)が完成し、それぞれの教室の前に展示されています。2年生教室の前には、先日体験した「おいもほり」の時の絵が展示されています。とても力強くてダイナミックな構図の楽しい絵がたくさんありました。
 これらの絵は「子ども」にしか描けない素晴らしい芸術です。ではなぜ「子ども」にしか描けないのでしょう?
 それは子どもたち自身の「感動」がおのずと絵に表現されるからです。「理屈」で考えてしまう「大人」と違って、その時の「感動」そのものだけが絵に現れます。
「とれたいもがとても大きかった!」「引っ張りおこすのにめっちゃ力が必要だった!」「たくさんとれてうれしかった!」など、子どもたちのその時の「感動」が極端にデフォルメ(強調)される形で絵になっていきます。自然と「顔」の表情にもその時の「感動」が表れてきます。「感動」がそのまま表現された子どもたちの絵は、大人にはまねのできない本当に素晴らしい芸術だと思います。
 そしてその「感動」を生み出すもとになったのが「体験」です。実際に自分の五感を使って体験することは、しっかりと心が動かされ、心に刻まれます。体験するからこそ「心が動く」…私はこの「心が動く」ということが成長のエネルギーだと考えています。
 何年か前に、コロナで牧場への校外学習ができず、実際に間近で「牛」を見ることができなかった時に、「牛」の写真をいろいろ見せて、「牛の絵」を描かせたことがあったのですが、やはりあまり「子どもらしいいい絵」は描けませんでした。考えてみれば当たり前のことで、実際に目の前で牛を見た時の、「わぁ〜、でっかい!」「おっぱいもいっぱいついてる〜!」みたいなびっくりするような「感動」がないまま絵を描いても、「牛」の大きさや迫力は表現できません。
 「体験」が「感動」を呼び、その「感動」が子どもたちの「表現」につながるんだということを改めて感じました。

2022年11月16日(水)
相手意識をもって「伝える」 〜1年生 きらきら交流〜

 今日は1年生と保幼5歳児が交流するきらきら交流がありました。西幼稚園が閉園になり、同じ日に竜王こども園の5歳児さんが竜小と西小に分かれて交流を行うことになりました。昨年までのように西幼稚園の子どもたちとコスモス保育園の子どもたちがワクワクしながら歩いて
学校にやってきてくれる風景は見られなくなり寂しい気もしますが、1年生も5歳児さんも今日の日をとても楽しみにしていたようです。
 今日のきらきら交流は、1年生がグループごとに運営するおもちゃ屋さんやゲーム屋さんで5歳児さんに楽しんでもらうという計画です。1年生のめあては、「5歳児さんに楽しんでもらって、小学校に来る(入学する)のを楽しみにしてもらう」ということですが、大切なめあてがもう一つ。それは「相手意識をもって、しっかりと『伝える』ということ」です。おもちゃの遊び方やゲームの方法を、5歳児さんにも分かるような「声」で、「言葉(文)」で、「表情」で「伝える」ことです。「文章を読む」ではなく、相手に分かるように「言葉で伝える」と言うことです。
 今日のきらきら交流は、土曜日のりゅうせいフェアの予行練習を兼ねています。土曜日は2年生やお家の方を相手に、しっかりと伝えられるように頑張ってほしいと思います。

2022年11月16日(水)
英語を学ぶ意味 〜6年生 国際理解学習〜

 昨日、中国・ブラジル・カナダ出身の外国人ゲストティーチャー3名をお迎えして、それぞれの国の地理や気候や文化、言葉や生活について学ぶ国際理解学習を行いました。それぞれの母国語は中国=中国語、ブラジル=ポルトガル語、カナダ=フランス語ですが、3名の先生たちはそれぞれ日本語がとてもお上手で…というより「つかみ」や「ボケ」も入れられるほど堪能でセンスが良く、本当に驚きました。子どもたちもその巧みで軽快な話術に引き込まれ、あっという間に2時間が過ぎていきました。
 中国やブラジル、そしてカナダとそれぞれの国のことを紹介してもらい、その国の遊びなんかも体験させてもらって、「世界は広い」「生活・文化の多様性」、「自分の知らない世界がたくさんある」ということ実感し、視野を広げる時間になりましたが、子どもたちが感じたことはそれだけでなく、実は「なぜ英語を学ぶのか…」ということを改めて考える機会になったということです。
 3人の先生たちは、どなたもおっしゃいました。「英語はどこの国でも習います。だから英語が話せればどこの国の人ともコミュニケーションがとれます。「英語」が自分と世界をつなぐ、世界を理解するための近道である。」
 もっと言うなら、「英語を学ぶことが世界中の国々の文化の違いや多様性を認め、互いを尊重できることにつながる。」ということです。
 今朝、子どもたちが感想を書いているのを見に行くと、やはりたくさんの子どもたちが、「今まで、なぜ英語を学ぶのかなんて考えたことなかったけど、昨日の話を聞いて自分なりの答えを見つけることができました。」、「世界の国々に対しての興味関心が一気に広がりました。」などと書いていました。
 本当に素晴らしい学びができた2時間でした。3名のゲストティーチャーとの出会いに感謝…。

2022年11月15日(火)
校長ブログリターンズE 〜11/8 4年生 福祉学習(高齢者福祉・認知症理解)〜

 11月9日(水)、4年生は高齢者や認知症にかかる福祉について学びました。町福祉課、社会福祉協議会、認知症キャラバンメイトの皆さん等、10名を超える講師さんをお招きし、高齢者や認知症の基本的な理解、そして認知症の方への関わり方などについて、体験を交えながら学び、またグループで話し合いながら深く考えました。
 子どもたちの福祉学習のためにこんなにたくさんの皆さんが力を尽くしてくださるなんて、さすが「認知症になっても安心できるまちづくり〜認知症になってもよろしくねと言えるまちづくり〜」をめざしている竜王町の温かさだなと感じました。
講師の皆さんからは、「こんなに一生懸命学ぼう、考えようとする子どもたちは初めて!とても素晴らしい子どもたちです。本当に嬉しくなりました。」という最高のお褒めの言葉をいただきました。何につけても、前向きに主体的に学ぼうとする竜西っ子の頑張りが本当に誇らしい「竜西プライド」です。

2022年11月15日(火)
校長ブログリターンズD 〜11/8 2年生 焼きいも焼けた!〜

 11月8日(火)、2年生は用務員さんに手伝ってもらって焼きいもに挑戦しました。
 苗植えから自分たちで育ててきた4種類のサツマイモ。先日収穫して、その時の様子や感動を図工の絵にも表現しました。
 そして、いよいよ焼き芋に挑戦です。サツマイモをきれいに洗って、濡れ新聞紙で巻いて、それをアルミホイルで包んで…それをもみ殻のお山にセットして、後はじっくり焼けるの待つばかり…。1時間目にセットして、給食の時間まで焼き上がりを楽しみに待ちました。
 給食の時間、「わー、あったかい!」「甘くておいしー!」…歓声をあげながら焼き芋にかぶりつく子どもたち。4種類のいもの食べ比べもしたようです。
 「自分たちが育てたサツマイモだから一層美味しい!」…これが「体験の値打ち」だと思います。特に、野菜づくりは、たっぷりと土=大地と触れ合い、種子や苗=小さな命を、手間と愛情をかけて世話して、実=大きな命に育てるからこそ、収穫の喜びがあり、それをあじわう美味しさに出会えるのだと思います。自分たちで育てた野菜をお鍋にぶっこんで味噌汁なんか作ったもんなら、普段野菜嫌いの子どもたちでも、「美味しい!美味しい!」といって喜んで食べられるんじゃないかなと思います。
 担任の先生に話を聞くと、「校長先生の分を残しておきたい…」と言ってくれた子たちがいたようで…子どもたちのやさしさが心にじーんとしみいります。

2022年11月15日(火)
校長ブログリターンズC 〜11/7 5年生たんぼのこ出前授業〜

 11月7日(月)、今年度も町役場の井口産業建設主監さんや冨家農業振興課長さんのお力添えをいただき、たんぼのこ応援団の田中秀樹さん、JAグリーン近江の松居さん、そして町農業振興課の徳田さんと武田さんの4名の方に来校いただき、「米づくり」について詳しくお話が聞ける場を設けることができました。
 教科書や資料集だけでは分からない「米づくり」の苦労や工夫についての「突っ込んだ質問」に答えていただき、解説していただきました。子どもたちが確かめたかった具体的な疑問については…
・収穫した後のお米の行先について(流通)
・環境や体にやさしい米づくりに大切なこととは
・よいお米を作るための土づくりや水環境について
・地域で助け合って米づくりをするしくみについて
・害虫や益虫について
・お米を病気から守る努力や工夫について
・農具の発達、発展について 等です。
 皆さん、子どもたちの質問に丁寧に答えていただき、特に「害虫と益虫」についてはわかりやすいカラーの資料も用意してくださいました。
 子どもたちは、今日分かったことを自分たちの報告原稿に取り組み、19日(土)のりゅうせいフェアでの発表に向けて最終準備段階に入ります。りゅうせいフェアでの発表に乞うご期待!

2022年11月15日(火)
校長ブログリターンズB 〜11/7 1年生PTAひびきあい活動〜

 11月7日(月)の3校時に、1年生のPTA親子ひびきあい活動「ミニ運動会」が行われました。学級委員さんに進行していただき、親子で楽しく踊ったダンシング玉入れ、タオルを使ってボールを運んだ折り返しリレー、そして親子一緒に必死でしっぽを取り合ったしっぽ取り等を楽しく行いました。
 ただ見てもらうだけの「授業参観」ではなく、親子一緒に楽しめる「親子ひびきあい活動」…子どもたちにとって、とてもいい思い出になったと思います。赤白帽をかぶったお父さんお母さんの姿がとってもかわいいですね。
 活動の計画から当日の運営まで、学級委員さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

2022年11月15日(火)
校長ブログリターンズA 〜11/5 竜王町教育フォーラム 竹内准教授が大絶賛!〜

 11月5日(土)の午後、竜王中学校で「竜王町教育フォーラム」が行われました。その中で「小・中学生と大人が共に考えるインターネットとのつきあい方」をテーマに、パネルディスカッションが行われました。町内の小学6年生4名、中学2,3年生3名、そして教師代表と保護者代表の合計9名の皆さんが、兵庫県立大学 竹内和雄准教授のコーディネートのもと、「スマホ等がもたらす利便性と悪影響、その「光と影」に焦点を当て、これからどのようにつきあっていけばいいのか、本音で話し合われました。
 このパネルディスカッションンに竜西小代表として出演してくれたのが、6年生の山下帆高さんと日愛心さんの二人でした。大人でも緊張して頭が真っ白になりそうな場だと思うのですが?二人は求められた質問に、堂々と自分の考えを述べていました。その真面目で一生懸命、堂々としっかりとした姿に竹内准教授も大変感激され、わざわざ後で個別に声をかけほめてくださったそうです。また、後日教育委員会のTさんから私に電話があり、「とにかく西小の二人は素晴らしかった。本当に立派に成長されていますね。それをどうしても校長先生に伝えたくて…」とほめていただきました。内心はとても緊張していたと思いますが、こんな大舞台でしっかりと「自分」を表現できた二人に、心から大きな拍手を送りたいです。今回の経験は二人にとっても大きな大きな自信になると思います。山下さん、日さん、本当にお疲れ様でした。

2022年11月15日(火)
校長ブログリターンズ@ 〜11/4 中学校入学説明会〜

 私事ですが、先週、母の葬儀で1週間お休みを頂いたので、その間校長ブログの更新ができず、楽しみにしていてくださる方には大変申し訳ありませんでした。お休みをいただいていた1週間の間にもお伝えしたい子どもたちや学校の様子がありましたので、タイムリーではありませんが、「校長ブログリターンズ
 」と称して、少しずつアップしていきます。
 まずは、11月4日(金)の竜王中学校入学説明会です。
 7月に授業見学や体験授業をしていますが、今回は実際の中学校生活について説明を受けました。学級担任制から教科担任制にかわり、教科ごとに先生が違うことや、小学校にはない教科が増えること、1時間の授業が50分になることや、「中休み」はなく、授業間はすべて10分休みになり、次の授業の準備や移動に費やすこと、定期テストがあること、提出物を期限内に必ず出さないといけないこと…などなど「中学校生活」の基本について教えてもらいました。
 また、生徒会長さんからは、学校行事のことや部活動のことを分かりやすく楽しく説明してもらいました。子どもたちを引き込むような、軽快で魅力ある語り口に感心させられました。生徒会長さんの挨拶に聴き入っていると、「中学校というところは『自分たちが主人公』だという意識をもって、主体的に頑張るところです!」…そういうことが一番言いたかったんじゃないかなと感じました。
 説明の後は、お楽しみの部活動見学でした。もうすでに決めている人、まだこれから一から考える人、それぞれですが、慌てなくても部活動は入学してからでも、じっくりと見学して体験して決めることができますから安心してください。
例年と違って、人だかりができていたのは「新しい制服コーナー」でした。ブレザータイプでスラックスかスカートが選べます。今や「男子は…女子は…」という時代ではないですから、男女関係なく気に入った方を選択すればいいと思います。新しくデザインされた「竜王中ロゴ」がとてもかっこよかったです。竜王中スクールカラーの「えんじ色」もしっかりシャツの襟の部分に取り入れられています!(おしゃれ!)私は個人的には、どこにこっそりと「RYUO PRIDE」なんて入っているとさらにかっこいいと思っています。

2022年11月14日(月)
チャレンジマラソンスタート! 〜校内マラソン大会に向けて〜

 今年もマラソンの季節がやってきました。12月2日(金)の校内マラソン大会に向けて、基本月水金の中休みに5分間、運動場を走ります。
 体育の学習指導要領には、「無理のない速さで一定時間かけ足(持久走)をすること」(低学年2〜3分、中学年3〜4分、高学年5〜6分)とあり、「マラソン大会」と呼んでいますが、「長い距離をできるだけ速く走ること」を目的にしているのではなく、「自分のペースで一定時間(一定の距離)を走り切ること」を目的にしています。
 マラソンコースの距離は、低学年が1km、中学年が1.5km、高学年が2kmです。
 これから寒い冬を迎えるにあたって、病気に負けない体力をつけるためにも、そして困難に負けない強い気持ちを育てるためにも「自分のペースで走り切る」ことを目当てに頑張ってほしいと思います。もちろん走ることが好きな子、速い子は「タイムを縮めること」を目標に頑張ってくれればいいと思います。大切なのは、それぞれの「目標」をしっかりもって、あきらめずに努力を積み重ねることですから、マラソンが嫌いな子も苦手な子も、友達と励まし合いながら粘り強く取り組んでほしいと切に願います。

2022年11月14日(月)
お家に帰ってから全員集合? 〜1年生 Teamsの練習〜

 今日は、1年生が自分のタブレット端末をお家に持ち帰って、Wi-Fi接続し、Teamsというソフトを使って「オンラインミーティング」を試してみました。今日お家の方の都合がついた20数名の子どもたちが、タブレットの画面上でつながり、担任の先生の呼びかけに答えたり、「自分の好きな教科とその理由」をお話したりしました。
 このTeamsの操作に慣れることにより、オンラインミーティング(朝の会等)やオンライン授業が可能になります。「理屈や原理」はともあれ、今の子どもたちは「習うより慣れろ」ですぐに操作を覚えられると思うので、これからどんどんタブレット端末の活用を広げていけると思っています。
 今日、Teamsを試せなかった子どもたちは明日挑戦することになっています。

2022年11月4日(金)
自分らしく、ありのままの自分で 〜3年生 人権擁護委員さんによる人権学習〜

 今日は町人権擁護委員の皆さんに来ていただき、3年生が人権学習をしました。「白い魚と サメの子」という紙芝居を通して、人権について考えました。カラフルな魚の中に1匹だけの白い魚。みんなと同じになりたくて、いろいろと着飾りますが、うまく仲間には入れません。あるとき、嵐がやってきて、真っ暗な海の中でみんなが迷ってしまいます。「助けて」という声を聞いた白い魚は、勇気を出して助けに行きます。
「自分なんて、いいところはない。」と思い込んで塞いでいた白い魚は、自分の中の「みんな(友達)を大切に思うやさしさ」に気づきます。
3年生の子どもたちは、「自分らしく、ありのままの生きることの大切さ」を考えることができました。
 最後には、やなせたかしさん作詞のじんけんイメージキャラクターソング「世界をしあわせに」をみんなで大合唱して学習を終えました。

2022年11月2日(水)
フラワーアレンジメントに挑戦! 〜クラブ活動 アートクラブ〜

 今年もぽえむ代表の大橋さんの指導を受けて、アートクラブがフラワーアレンジメントに挑戦しました。
 生け花の基本を教わりながら、自分のセンスで花を生けていきました。最初は花の茎を切るのも恐る恐るでしたが、次第に慣れてきて、自分なりに花の高さや色の変化、全体のバランスを見ながら作品を完成させることができました。
 せっかくなので作品は廊下に展示して、4日(金)にみんなに見てもらおうと思います。ただ6年生は4日が中学校の入学説明会で作品を持って帰れないので、仕方なく今日持って帰ってもらいました。形が崩れないように大事そうに持って下校する6年生の姿が印象的でした。
 指導してくださった大橋さん、またサポートしてくださった岡山さん、西田さん、ありがとうございました。

2022年11月2日(水)
暖かな秋晴れのもと 秋の自然を楽しむ!〜1年生校庭自然遊びpresents by竜西小CS〜

 今日は朝からぽっかぽかの秋晴れの天気です。こんな最高の天気の日に、1年生は「校庭自然遊び」を楽しむことができました。
この「校庭自然遊び」はコミュニティ・スクール竜西小(学校運営協議会)の企画で、地域学校協働本部の関川先生が、子どもたちに自然の楽しさを教えてくださる「自然案内人」を募ってくださり、その「自然案内人」の皆さんが子どもたちの活動をサポートしてくださる形で実施しているものです。
 いろんな形のドングリを拾ったり、きれいに紅葉した「トウカエデ」の葉を集めてみたり、アエンボの花が今はどんな風になっているか観察したり、「ヘクソカズラ」の実は本当に「屁糞」の匂いがするのか嗅いでみたり…五感を使ってたっぷりと秋の自然を楽しみました。
 会議室では「ドングリ独楽」を作って回して遊びました。自分で錐を使って穴をあけ、つまようじを突き刺して独楽を作りました。
今まで「ドングリの帽子」と呼んでいたドングリの「かさ」が、樹になっている姿(状態)を見ると、実は「かさ」はドングリの下にあるのが分かって、「帽子」ではなく「ドングリのパンツ」と呼ぶことにしました。
いつの時も「自然案内人」のようなボランティアの方が子どもたちの活動を支えてくださり本当に感謝しています。今回は保護者の方も3名手伝ってくださいました。これからも保護者による学校支援ボランティアが広がっていくと、子どもたちの様子もよく見てもらえていいなと思っています。

2022年11月2日(水)
忍者の秘密 〜5年生校外学習 甲賀忍術村編 付録〜

 昨日の忍術村での見学や体験で、忍者について分かったことについて紹介したいと思います。
  忍者は、今で言うと「スパイ」のような存在で幕府や大名に仕えて活躍していました。そのため、忍者はできるだけ静かに目立たず、そして侵入の痕跡を残さない術や道具を使用する必要がありました。忍者が使う道具は5種類あって、
@はしごのような塀をこえる道具=登器
A火薬を使った道具=火器
B鍵を開けるための道具=開器
C水の上や中を進むための道具=水器
D戦うための道具=武器
「武器」という言葉はここから来ているようです。
 また、忍者が味方に合図を送るためにあげた煙を「狼煙」と言いますが、なぜ「狼(オオカミ)」の漢字を使うかと言うと、「狼煙」の原料に、煙がよく出る「狼の糞」を使っていたからだそうです。
 最後に、忍者と言えば「暗号」を使うことが知られています。簡単なもので言うと、「女(おんな)」は、漢字を崩して「くノ一」(くのいち)と呼びました。「男(おとこ)」は「田力(たじから)」と呼びます。では、最後にクイズです。「十円加貝」とはどんな言葉を表すのでしょう。答え合わせはお子さんを通じて、校長まで!

2022年11月1日(火)
結果的には大満足! 〜5年生校外学習 甲賀忍術村編〜

 工場見学を終え、甲賀町にある忍術村に着いた頃は結構な雨が降っていて、さすがに子どもたちのテンションも上がらず、傘行列が肩を落として静かに入村した感じでした。
 お昼まで時間があるので予定を変更して、「雨天プログラム」だった「絵付け体験」を先にしました。
 素焼きの湯飲み茶わん(信楽焼)に6色の顔料(染料)で、絵や模様、文字などを描いていきます。この活動は結構楽しかったようで、みんな意欲的に絵付けに集中していました。これはいいお土産になるし、私の経験上、こういう時に作った作品(湯呑)は大人になるまで、なぜか手元にずっとあって、なんとなくずっと愛用してしまう…そんな「あるある」を感じるものです。
 絵付け体験の後、忍術村さんのご厚意で、暖かいお部屋でお弁当を食べさせていただき、食べ終えた子どもたちが、なぜかみんな自発的にしおりに「見学のまとめ」をしていく姿に少し驚き、感心ました。「外は雨。じたばたしても始まらない…それなら『やるべきこと』を先にやってしまおう。」という子どもたちの気持ちが見えるようでした。
 そして、神がかり的な奇跡が起こるのでした。
 子どもたちの行いがよかったのか、ごちそうさまをする頃には雨がやみました。子どもたちに希望の光が見えてきます。「ひょっとして、忍者修行できるかも…」
 午後は、まず忍者資料館とからくり屋敷の見学をしました。忍者が敵をだましたり、敵から逃げたりする工夫としかけ満載のからくり屋敷には子どもたちも興奮気味に食いついていました。そしていよいよ、忍者修行の時間…。
 雨はまだ降りません。少し気温は低いですが、迷わず「GO!」です。汚れることも濡れることも覚悟して、子どもたちは修行に挑みます。石垣のぼりや井戸抜け、そして水蜘蛛の術…ここでも子どもたちは「子ども本来の姿」を取り戻し、全力アタックです!汚れても濡れてもチャレンジを続ける子どもたちに逞しさを感じました。
 3時になり忍者修行は終了。帰り支度をしている時に再び雨が強く降り出しました。「忍者修行」の時だけ雨は降らずにいてくれました。まさに神がかり的でした。
 帰りのバスで、「校長先生の(晴れ男の)力はやっぱりほんまもんやわ。校長先生、ありがとうございます。」と言われ、なんとも言えない複雑な気持ちになりました…。
 「あいにくのお天気です。」から始まった5年生の校外学習は、結果的には「晴天プログラム」と「雨天プログラム」の両方を楽しめる欲張りなものになりました。子どもたちも大満足のようでした。
 水蜘蛛の術で、池に落ちてしまった子たち…着替えたとは言え、風邪をひいていないか…それだけが心配です。

2022年11月1日(火)
安全管理と品質管理 〜5年生校外学習 トヨタ紡織滋賀編〜

 今日の天気予報は「雨」。校門で子どもたちの登校を迎えていると、5年生の子どもたちの中には、「校長先生が来るから絶対晴れだと思っていたのに…。」「校長先生、晴れ男ちゃうん!?」と声をかけてくれる子がいて…いつの間にか「晴天請負人」みたいになっている私(校長)にとっては、本当に子どもたちに「申し訳ない…」という気持ちになってしまいます。
 子どもたちも、一番楽しみにしている「忍者修行」を半ばあきらめつつ、それでも何とか楽しい校外学習にしたいなという思いで学校を出発しました。
 午前中は、水口にある「トヨタ紡織滋賀」の工場見学に行きました。社会科の学習「自動車工業」の中の「関連工場」というテーマで見学をさせてもらいました。
会社名には「紡織」とついていますが、自動車のバンパーやエンジンのシリンダーヘッドカバー、フロアカーペットや内装部品を作っている工場でした。
 丁寧に工場内を見学させていただき、大きな機械でいろんな部品が作られる様子や、そこで働く人の仕事の様子を見せていただきました。
 工場における大量生産のシステムは、とにかく効率的にたくさん速く「モノ」を作ることが重要視されるかと思いきや、工場内で一番目立つのは「安全」のための表示やしくみ、ルールでした。そしてお客様に満足してもらう「品質向上」のためのアイデアや取組でした。そしてさらには社会の役に立つことを大切にした「社会貢献」の意識向上と環境保全のための地道な取組を工場内や会社内から見つけることができました。
 「ものづくり」(工業)において、一番大切なのは「安全」であり、「品質」であることを子どもたちはちゃんと感じてくれたでしょうか。

2022年10月31日(月)
読み解く力 〜必要な情報を集めて、整理して、再構築する〜

 11月19日(土)のりゅうせいフェア(学習発表会)に向けて、どの学年も少しずつ準備を進めています。特に高学年になると、自分たちが追究したテーマに沿って調べ学習を進め、発表できる形にまとめていきます。
 ここで必要になってくるのが「読み解く力」です。「読み解く力」の一つに「文章や図、グラフから読み解き理解する力」があります。具体的に言うと、
@文章や資料等から目的に応じて必要な情報を確かに取り出す。
A様々な情報を比較し、目的に応じて分析したり、整理したりする。
B解釈した内容を経験や知識と結びつけながら考えを深めたり創造したりする。
 この@〜Bのプロセスを経て発揮される力のことです。
 今、高学年の教室やホールには、たくさんの書物が準備されています。これらの書物や、タブレットからのネット情報等から必要な情報を集め、比較したり整理したりしながら、授業で習ったことと関連づけながら、発表のためのまとめ(原稿)を作っていきます。書物やネットに「書いてある」ことを「写す」だけではなんの力にもなりません。
 大切なことは、集めた情報をもとに自分で「考える」ことです。そして、「自分の言葉」でまとめることです。
 情報収集→整理・比較・分析→再構築(自分なりに創りかえる)ことができて初めて、「生きて働く力」として身についていきます。
 まだ少し先に話になりますが、りゅうせいフェアの子どもたちの発表は、「調べたことを基にして、自分の言葉で発表しているか」という視点で参観していただくのがいいと思います。

2022年10月28日(金)
子どもたちに信頼される「先生」をめざして! 〜教育実習まとめの時期〜

10月4日(火)から始まった教育実習も残すところあと二日となりました。教育実習のまとめの時期と言うことで、子どもたちの前で授業をすることが多くなっています。
 本校の卒業生でもある大下湧輝さんと権並七美さんは大変真面目に、夜も遅くまで授業研究をしたり、実習の記録を書いたりしながら「先生」になるための勉強や実習を続けてきました。二人の指導係である吉村知美先生や井口美優先生も毎日遅くまで、熱心に指導やサポートをしてくれています。
 2人の小学校時代を知っている私(校長)や元岡主幹は、今子どもたちの前で、一生懸命授業をしている2人を見ているだけで、いろんなことが思い出されて、2人の成長ぶりに胸が熱くなったりもします。
 
 子どもが好きで、自分の小中学校時代に「あこがれる先生」に出会って、自分も教職の道をめざそうと決めた2人。
その姿をとても嬉しく思いますし、心から応援したくなります。
 権並先生は小学校の入口の1年生を、大下先生は小学校の出口の6年生を担当しています。それぞれの学年の楽しさや難しさを日に日に強く感じながら、今実習の仕上げに入っています。11月1日(火)が教育実習最終日。担当している学級の子どもたちは、きっと寂しがるでしょう。
こんなに子ども思いで、ただひたすらに一生懸命頑張る2人の卒業生を誇りに思います。
あと二日…。2人の「先生」には、悔いのないようにやり切ってほしいと思っています。

2022年10月27日(木)
4色だけでフルカラー? 〜3年生 アインズ見学〜

今日は3年生がアインズ見学に行ってきました。
アインズは主に印刷の仕事をしていて、身の回りのポスター、テーマパークのプリント印刷、様々な箱やファイルなどのパッケージなども作られています。ひと言で「印刷」といっても様々なものがあることに子どもたちは驚いていました。
また、印刷のしくみについても学びました。印刷のインクは基本4色(黒、赤、黄、青)のみで作られており、実験で4色のスライドを合わせると、不思議なことにフルカラーのポスターが完成するというのを目の当たりにして、子どもたちからは「わー!!すごい!!」という歓声があがっていました。
工場の中も見学をさせてもらい、たくさんの人が一生懸命働いている姿、大型の印刷機が動いている様子を身近で見ることができました。そして、アインズとしては印刷物を作るときにもお客様の思いを大切にして、お客様に満足してもらうために工夫と研究を重ねていること、また社会に必要とされ、役に立っていることに喜びを感じているということも教えてもらいました。
今回もご厚意で缶バッチのプレゼントなどお土産をいただきました。アインズの皆さん本当にありがとうございました。今回学んだことをしっかりとまとめ、りゅうせいフェアでの発表につなげてほしいと思います。 

2022年10月27日(木)
モミジとカエデ 〜自発的あいさつ運動Yさんとのおしゃべり〜

 先週、自発的あいさつ運動を頑張ってくれている2年生のYさんのことをブログに書きました。Yさんの頑張りを嬉しく思いながらも、「2年生だし、2,3日で飽きるかな…。」と内心思っていました。しかしどうでしょう!Yさんのあいさつ運動は今も毎日続いています。Yさんの少し高めの「おはようございま〜す!」という元気な声は、朝の風景にピッタリでとても気持ちよく聞こえます。
 さて、そんなYさんが今朝は少し不思議なものを見せてくれました。
「校長先生、朝、庭からとってきた。」
「おーっ、ちょっと大きめのモミジの葉っぱやね。」
「この葉っぱ、8枚あるねんで。(8つに分かれている)」
「あっ、ほんまや。校長先生はモミジの葉っぱは7枚って思い込んでたわ。」
「9枚とか、10枚とかのもあるで。」
「へえ〜、そうなんや。また見せてな。」
 Yさんは「生きもの博士」と呼ばれるほど、虫をはじめいろんな生き物に詳しいとは知っていましたが、なんと「植物」にまで興味があるとは…、改めて感心してしまいました。
 こうなると、いろいろと調べてみたくなります。モミジの葉っぱは7つに切れ込んでいる場合が多いが、5つ〜9つの場合もあるということ、それからモミジとカエデの違いは葉っぱの大きさではなく、切れ込みの深い葉っぱのものを「モミジ」とよび、切れ込みの浅い葉っぱのものを「カエデ」と呼ぶことなどが分かりました。つまり、分類上は両方とも「カエデ科カエデ属」のカエデと言うことになります。
 こんな些細な子どもとの会話が、私(校長)が頑張れるエネルギーになります。ありがとうYさん。

2022年10月26日(水)
通じるか!?ぼくたちの英語 〜6年生オンライン授業〜

 昨日、私(校長)が4年生の校外学習に出かけている間、学校では6年生が「ネイティブスピーカーとのオンライン英語授業」に挑戦していました。
 その様子を木本先生がまとめてくれたので、ブログとして発信します。

ジェイソン先生が所属するアルティアセントラル社とのオンライン英語の授業を行いました。普段の授業では、“使えそう”な場面を想定しながら、教室の中で友だちや教師とのやりとりを行います。今日は、そうやって今まで自分たちが学んできた英語を実際に使い、ネイティブスピーカーとコミュニケーションを取りました。“使えそう”な場面から実際に“使える”場面を体験できたのではないかと思います。
 テーマは修学旅行です。初めは、初対面ということ、そして自分たちの英語が本当に通じるのかということに対して子どもたちの不安感や緊張感が見えました。しかし、少しずつ慣れてくると、聞かれたことを答えるだけでなく、リアクションやクエスチョンを自分たちからも表現する様子に感心しました。また、言葉が伝わりにくい時には、写真を見せたり、ジェスチャーで示したりと言語以外も使いながら、必死に相手に伝えようという気持ちが見えました。コミュニケーションを続けるためには、お互いに分かりにくいことも理解しようとすることが大切であると英語のみならず人とのかかわりの中で大切なことを学ぶことができた1時間だったように感じます。
 そんな中…「修学旅行で出た弁当の中身は何ですか」という質問に対して、「I ate ~」を使いながら、「ポテトサラダ、から揚げ、ゼリー」と答えると、「jerry fish?(くらげ?)」という講師のボケにクラス全体で笑いが起きました。ちゃんと英語を聞くことができて、伝わったからこその笑いが印象的でした。
 これからも恐れずにチャレンジする気持ちを忘れずに英語を学び続けてほしいなと思います。

2022年10月26日(水)
子どもたちを被害者にも加害者にもしないために!〜PTA教育講演会〜

 2校時と4校時の授業参観の間、中休みから3校時にかけてPTA教育講演会が行われました。講師はネット犯罪防止活動で活躍されている篠原嘉一先生です。
「スマホ・ネットに潜む危険〜仕組みを知って被害を防ごう〜という演題で1時間ほどお話いただきました。
 最新のネット犯罪情報や、子どもたちのトラブルの状況等を話しつつ、実際に参加者のスマホの設定を確認しながら、ネット被害に遭わないための注意点や設定の仕方を教えてくださいました。
「侮辱罪」が明文化され、ネット上の「誹謗中傷」については迅速に、かつ厳罰に処すことが可能になりました。「個人的な内緒の話」として決して他人には分からないと信じて活用しているSNSも、管理運営会社にしっかりとチェックされていて、もはや「ネットに匿名性はない」ということを分かっていなければなりません。そのことは、ネット被害に遭うことを防ぐことになりますが、逆に子どもたちが「ネット上で加害者」になる可能性があることを表しています。アプリの使用年齢制限によっては、「子どもの罪を保護者が負う」ことになります。また、スマホは通常の設定だと、マイク機能が働いていて、常に音声は情報として吸い上げられ、ネット広告やSNS情報に反映されているとのこと…その設定解除の方法も教えていただきました。
 子どもたちをトラブルや犯罪に巻き込む「手口」は日々巧妙化しており、何百万円も課金の請求をされる羽目になったり、知らない人と会う約束をしてしまったり、いつの間にか犯罪集団の一員にされていたり…聞いていると怖くなるような内容もありましたが、決して「他人事」ではなく、西小の子どもたちにも「いつ起こってもおかしくない」ことだと思いました。
 ゲームやスマホ・タブレット依存による健康被害や脳(心)への悪影響はもちろん心配ですが、それだけではなく子どもたちがトラブルや犯罪に巻き込まれる…被害者としてだけではなく、加害者となる可能性も同じようにあることをしっかりと分かっていなくてはならないと強く思いました。ネット上に流れた「情報」はずっと消えません(デジタルタトゥ)…一瞬の「軽はずみ」な言動が、自分の一生を左右するような大きなことにつながることを、まずは我々大人がしっかりと認識しないといけないと感じた講演会でした。今日参加いただいた保護者の方には、本当にためになる貴重な講演でした。

2022年10月26日(水)
授業参観ありがとうございました 〜道徳の公開授業〜

 今日は授業参観日でした。密を避けるために2校時と4校時に分けての分散式で行いました。また3校時にはPTA教育講演会を3年ぶりに実施することができました。保護者の皆様には、ご多用の中時間の都合をつけていただき、授業参観や講演会への参加をありがとうございました。
 さて、今回の授業参観では、多くの学級で「道徳」を公開しました。(滋賀県ではどこの学校も、年に一度は「道徳」を参観してもらうことになっています。)
 道徳では、登場人物の心情に寄り添いながら、道徳的価値にかかる「葛藤」する心を深く考えていきます。
 よく「道徳って、人がどうすべきかなんて分かっているし、うわべだけの学習になるんじゃないの?」と言われたりします。確かに「人としてするべき判断や行動」は勉強しなくてみんな分かっています。「頭では分かっている。」と言うやつです。でも人間の心って、そんなに簡単でもないし、そんなに強くもありません。「分かっていても、実際なかなかそうはできない。」というやつです。
 だからこそ「道徳」の時間で、人の心の弱さやずるさにも寄り添いながら、人として強く生きることの難しさについて、みんなで共感するのです。それでも「それでも人として良く生きていきたい。強く、やさしく生きていきたい。」という心情や価値観、そして実践力を少しずつ育んでいくのが「道徳」の時間です。
 低学年はうまく言葉で表現できないので、実際に「登場人物」になり切って、役割演技(ロールプレイ)などをすることで、登場人物の心情に寄り添います。高学年は「心の葛藤」=「AなのかBなのか…」について、「心情メーター(AとBのそれぞれの割合を表す)」等を使って、人の心の変化や成長を深く掘り下げていきます。
 「道徳」は「正解」を導きだす学習ではなく、「人の心の弱さ」に寄り添い、それでも「正しく生きたい」という「願いと勇気」をもつための学習です

2022年10月25日(火)
県危機管理センターに潜入! 〜4年生校外学習 県危機管理センター〜

 午後は、大津に移動し県庁併設の危機管理センターを訪れました。これも社会科の「自然災害から命を守る」という単元との関連で見学をさせてもらいました。センター所長の河原先生は、私(校長)の県教委勤務時代の上司で、今回の見学も快く引き受けてくださいました。
 防災については、「自分ごと」として考え、自分が住んでいるところの災害リスクや避難方法等について、日頃から意識し、自分の判断で行動できるようにしなければならない…そういう考えで、河原先生は、防災についての一般論ではなく、竜王町のハザードマップや過去の水害の写真等をわざわざ準備し、「竜王町における災害対策」について、子どもたちに丁寧に話してくださいました。
 また、施設内をくまなく案内していただき、特に有事の時に開設される「災害対策本部」の部屋にまで入れてくださいました。そして実際に知事や副知事、そして各部局の部長さんたちが使われる席に座らせてももらいました。
 今日たまたま「知事席」に座った濱田さんは、「知事席」と聞いて少し緊張したものの、しばらくするとなんとなく「濱田知事」の様相を呈してきたのが不思議な感じでした。
「世の中の縁と言うのは不思議なものだから、今日見学した4年生の中の誰かが、将来この部屋の席につくかもしれないな…。」とぼんやりと考えていました。
 最後に、4年生の課題になっていた「落とし物や忘れ物」…今日はほとんどなく、課題解決に向けて順調に努力中という感じでした。

2022年10月25日(火)
作陶に挑戦! 〜4年生校外学習 信楽・宗陶苑〜

 今日は4年生の校外学習を引率しました。午前中は、信楽の宗陶苑を訪れ、作陶に挑戦しました。
 社会科で郷土(滋賀)の伝統文化について学ぶ単元があり、毎年「信楽焼」を取り上げ、実際に信楽を訪れ、作陶体験をしています。
 手回しのろくろを使い、まず「底」になる部分を作ってから、その上に棒状にした粘土を、ろくろを回しながら積み上げていく方法です。
 子どもたちは予め何を作るか決めてきているので、迷いなく作品づくりを進められました。元気さと思い切りの良さが4年生の持ち味…ここでもその良さが発揮され、思い切りよく、それぞれがどんどん自分の作業を進めていきます。
 お湯呑、お茶わん、お皿、花瓶…作ったものはそれぞれですが、どの子も自分の作品に満足できたようです。
 作陶体験の後は、大きな「のぼり窯」もじっくり見学することができました。子どもたちはその大きさと、「のぼり窯」から伝わってくる歴史の深さを実感することができました。
 それにしても驚いたのは、信楽のひやっとする冷たい空気…あきらかに竜王とは違いました。山の紅葉も進んでいて、明らかに「空気が澄んでいる」ことが実感できました。
 それから、信楽を訪れる「他の学校」の多さにもびっくりしました。聞いてみると、「修学旅行」とのこと…大阪からバス4台で来られていました。やはり某局の「朝の連続ドラマ」の影響でしょうか…。

2022年10月24日(月)
Have hun and enjoy! 〜イングリッシュキャンプを楽しもう!〜

 22日の土曜日の午後、本校体育館で「イングリッシュキャンプ」が開催されました。
 10年以上前から竜王町は英語教育に力を入れてきて、英検やGTECと呼ばれるスコアテストでも全国平均をはるかに上回る大きな成果が見られているところです。しかし、竜王町と言う土地柄、外国籍の方がたくさん住んでおられるわけでもなく、他市町のようにお店等にたくさんの外国の方が働いておられるわけでもなく、子どもたちが学校で身につけた英語を実際に試したり、英語でのコミュニケーションを楽しんだりすることが難しい環境なので、少しでも子どもたちが、積極的に英語を使ってコミュニケーションを楽しめる機会を増やすというねらいのもと、このイングリッシュキャンプが町の事業として開催されています。
 今年の参加者は26名。1年生1名、2年生3名、3年生4名、4年生4名、5年生10名、6年生4名の合計26名です。どの学年からも参加できてよかったと思いますし、特に5年生が思い切ってたくさん参加できたことがよかったと思います。
 イングリッシュキャンプでは、たくさんのALTの先生が関わってくださり、「世界一周旅行を楽しむ(ワールドツアー)」というような設定で、アメリカ、イギリス、ガーナ、フィリピン、ジャマイカの5か国のコーナーを巡りながら、それぞれの国の文化や遊びなどを学んでいきます。基本オールイングリッシュで進めますが、日本語が分かるスタッフもサポートしてくれて安心して英語で話すことを楽しめました。何よりも日頃英語の授業でお世話になっているジェイソン先生も応援に駆けつけてくれたので、子どもたちは本当に安心できる環境で、たくさん自分なりのチャレンジをすることができました。来年度はこの「イングリッシュキャンプ」に参加する子どもたちがもっと増えるといいなと願います。

2022年10月21日(金)
見てほしいのは子どもたちの頑張りだけではない 〜蒲生郡体育授業研究会〜

 今日は、蒲生郡7小学校の体育主任の先生たちや、滋賀大学の辻教授と滋賀大の学生さんたちが、5年生の体育の授業を参観に来てくださいました。これは体育の授業を研究する研修会で、今日の授業を宮居先生が引き受けてすることになったのです。
 脳トレや自主公開授業など、私(校長)は、できるだけ外部から「お客様」に来ていただいて、子どもたちの頑張る様子を見てもらおうと思っています。そんな感じですから、子どもたちも「お客様」に見られる授業に随分慣れてきていて、今ではどちらかというと「ぼくたちの頑張りを見て見て!」という雰囲気になってきています。「お客様」にほめられることは、子どもたちにとって「新鮮な喜び」であって、自分たちへの自信を高めていくことにつながると思っています。
 今日も5年生の子どもたちは、力いっぱい頑張り、「真面目に一生懸命取り組める力」や「メリハリをつける力」、「男女がしっかり協力できる力」など、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
 しかし頑張っているのは子どもたちだけでなく、研究授業を公開する宮居先生も素晴らしいです。今日の授業をするために、随分前から授業計画を練ってきました。子どもたちのために考えに考え抜いた「体育の授業」なのです。
私は、若い時によく先輩の先生から「若い時の苦労は買うてでもせえ!」と言われました。「特に若い時はどんどん自分から挑戦して、いっぱい失敗すればいい。そのことが自分の確かな力として積み上がっていくのだから」と言うことです。だから私も西小の若い先生たちに同じように言っています。そして、西小の先生たちは、自分たちから「苦労」を買いに行きます。今日の宮居先生の公開授業もその一つです。明後日の日曜日には、木本先生も滋賀県人権教育研究大会で実践発表をします。これまでの学級経営で大事にしてきた自分の思いをレポートにまとめて大勢の人の前で発表します。これも大きなチャレンジです。こんな西小の先生たちの積極的な「挑戦」、「自分磨き」を校長として誇りに思います。

2022年10月21日(金)
「戦争がまた私たちに近づく…」〜6年生 平和祈念館見学〜

 今年度も6年生が東近江市・愛東にある滋賀県平和祈念館に見学に行きました。
 前半は、平和祈念館の木村先生から「滋賀県における太平洋戦争」についてお話を伺いました。
 戦闘機B-29が飛んできて、焼夷弾を落とされたり、銃撃されたりする空襲…滋賀県においては、八日市にあった飛行場周辺や大津市で被害が大きかったことを聞きました。特に大津の東レ工場に投下された「パンプキン爆弾」はその後長崎に落とされる原爆投下の予行練習だったことも知りました。
 「赤紙」と呼ばれる「臨時召集令状」一枚で戦地に赴き、例え国のために命を落としても「…方面戦闘において、戦死せられましたからご通知申し上げます。」と書かれた「死亡告知書」一枚が届くだけ…。
 戦地に赴く兵士の思い、見知らぬ土地で、絶えず「死」と隣り合わせに戦い続ける兵士の思い…、そして家族を戦地に送り出し残された者の思い…祈念館の展示物から、様々な思いが伝わってきます。「最後は日本が勝つ」と信じて「堪え難きを耐え抜いてきた」当時の国民の生活…子どもたちはどのようにとらえてくれるでしょうか…。
 最後はやはり、石垣りんさんの詩「弔詞」の一節が改めて心に突き刺さります。
 「戦争の記憶が遠ざかる時 戦争がまた私たちに近づく…」
 子どもたちが…いや私たち大人も、「戦争の歴史」について深く学ばないといけない理由がここにあります。

2022年10月21日(金)
基本はしっかり! そして力強く、自分らしく! 〜5年生毛筆作品〜

 昨日5年生の小林七菜さんが、毛筆で蒲生郡の最優秀賞を受賞したとお伝えしましたが、今日改めて5年生の毛筆作品を見に行くと、5年生全体が、「伸び伸びと力強く」それでいて「毛筆の基本がしっかりしてるな」と感じました。
 昨年もお伝えしましたが、滋賀県の学校書写(毛筆)は他府県とは少し感じが違って、細めの筆で、「文字をきれいに美しく書く」ことに重きをおくというよりは、太い筆を使い、墨汁をたっぷりとつけて、力強く筆を運び、「字の美しさ」だけでなく、「筆特有のにじみやかすれ」を生かしたり、「白と黒が創り出す美しさ」を味わったりすることを大事にしています。でもやはり基本は大切で、始筆や終筆、はねやはらい、筆を走らせるところと止めるところ…などの基本はしっかりと学んでいきます。
 昨日紹介できなかったのですが、滋賀県青少年美術展覧会(書写の部)蒲生支部審査で、「特選」に選ばれた竜西っ子を紹介します。「特選」に選ばれた作品は、雲母紙に表装されて、蒲生郡内の学校で順に展示される「巡回展」掲載作品となります。
 では、郡で「特選」に選ばれた子どもたちを紹介します。
 1年生 塚田くるみさん 2年生 村居幸湖さん
 3年生 本庄絢太さん 川嶋湊人さん
 4年生 若井 慧さん 5年生 西村羽音さん
 6年生 西村勇峰さん 森田 暖さん
の8名です。「特選」受賞、おめでとうございます。

2022年10月20日(木)
これからどんどん表彰できますように! 〜久々の校長室表彰式〜

 季節は「芸術の秋」。これから、いろんな展覧会やコンクールが始まります。竜西っ子の頑張りが「キラッ!」と輝き、たくさんの賞状がもらえるといいなと願うばかりです。
今日は久々に、校長室で伝達表彰式を行いました。今日は3人を表彰しましたが、3人が獲った「どでかい賞」はそれぞれ別分野の表彰です。

まずは、写真真ん中の5年生北村優美子さんです。前に何回かブログでお伝えしている通り、北村さんはいろんなスキーの大会で優勝や準優勝に輝いています。その活躍が認められ、この度「竜王町スポーツ賞 優秀賞」を受賞しました。副賞として立派な金のメダルを授与されました。小学生が個人として受賞することは珍しく、本当に価値ある受賞です。
次は、写真右の5年生若林竜孜さんです。若林さんは「社会を明るくする運動作文コンクール」で見事佳作を受賞しました。「あいさつの大切さ」を綴った作文が認められました。「自然にあいさつができる町、あいさつが自慢できる町になっていくように、自分から行動していきたいです。…今だけでなく、大人になるまでずっと大きな声であいさつをしていきたいです。」と力強く書かれていました。副賞にはおそらく「図書券」が贈られたようです。
最後に写真左は、同じく5年生小林七菜さん。つい最近行われた滋賀県青少年美術展覧会(書写の部)蒲生支部審査で見事に「最優秀賞」を受賞しました。「最優秀賞」とは、蒲生郡内の7小学校のすべての書写作品の中の「1等賞」ということです。これは本当にすごい賞です。副賞もドドーンと大きな楯をいただきました。
今日の3人の表彰を皮切りに、今年もたくさん「校長室表彰式」ができるといいなと思います。3人の皆さん、本当におめでとうございました。

2022年10月20日(木)
やっぱり「本物」は心が震えます 〜5年生ふれあい音楽教室〜

 今年度もびわ湖ホールから、プロの歌手(声楽家)とピアニストに来ていただいて、5年生を対象に「ふれあい音楽教室」を開きました。
 平成13年度より、県内の小学校の授業に声楽アンサンブルのメンバー(2名)とピアニストが参加し、ミニコンサートや合唱指導を行う「ふれあい音楽教室」を開催されています。生で「本物」の芸術に触れ、プロの声楽家と一緒に音楽をつくることにより、子どもたちに音楽の魅力を伝え、音楽をもっと身近なものとして感じてもらえるよう活動されています。「本物体験」を大切にするという本校教育の理念にピッタリの事業なので、毎年活用させてもらっています。
 前半は、プロの声楽家が歌う「竜王西小学校校歌」、「オペラ曲(カルメン組曲からハバネラ)」、「歌曲(シューベルト 鱒」、そして滝廉太郎の「花」を聴かせてもらいました。圧倒的な声量と音域の広さ…やはり本物は美しさと迫力が違います。ピアノの伴奏も「えっ?これ音楽室のピアノ?」と疑いたくなるほど、音が生き生きとしているというか、ピアノに魂が吹き込まれたような感覚を覚えました。
 後半は、いつも卒業式で歌う「ビリーブ」の歌唱指導をしていただきました。歌う時の姿勢や、楽譜の持ち方、声を遠くに飛ばすためのポイントなどを教えてもらいながら、久しぶりに「ビリーブ」を歌いました。
 今日の体験と感動を心にとどめながら、これからの合唱や卒業式をより良いものにするために子どもたちが頑張ってくれることに期待しています。

2022年10月19日(水)
鉛筆が走る音だけ… 〜4年生の脳トレがハンパないです〜

 毎朝、校舎周辺を点検がてらごみ拾いしながら歩いていると、気持ちが引っ張られて、ついつい足が向いてしまう場所が2か所あります。
 
 ひとつは、2年生教室横のキンモクセイゾーンです。今もなおいい香りを漂わせています。ついついいい匂いの方に体がもっていかれる感じになり、そこを通るのが毎日楽しみです。
 もうひとつは、4年生教室です。ごみ拾いから返ってきて昇降口横の水道で、拾ってきたアルミ缶やペットボトルを洗浄していると、校舎2階から、とびきり元気で勢いのある「いい声」が聞こえてきます。4年生の脳トレの「音読」の声は、どの学年よりも大きく、迫力があります。担任の先生との「かけあい」の感じがとても心地よく、ついつい教室を見に行きたくなります。
 ごみ拾いの後、久しぶりに4年生の脳トレの様子を見に行きました。さっき外の方まで大きく聞こえてきた元気な声は、完全に「音量0」になり、教室は「カサカサ…と「鉛筆が走る音」しかしない、いい感じに張り詰めた空気感になっています。「いつの間に、こんなに集中力がついたんだ?」とその成長ぶりに感動すら覚えます。写真からもその集中力の高さがよく伝わってきます。このまま、高学年に向けて、体も頭も、そして心もどんどん伸びていってほしいです。

2022年10月18日(火)
素敵なお土産までいただいて… 〜古株牧場のアイス&杉本バラ園 世界最小のバラ〜

 今日の帰り、校門で子どもたちを見送っていると、3年生の子どもたちはみんな「ちっちゃなピンクのバラの花束」を
大事そうに持っていました。
「校長先生、見てみて。これ世界で一番小さいバラやねん。」
「校長先生、これ、めっちゃ可愛いやん。帰ったらお母さんにあげるね。」などと、嬉しそうに話して帰っていきます。
 これは、今日の見学のお土産に杉本バラ園さんが子どもたち一人ひとりに持たせてくださったバラの花束でした。子どもたちのために、仕事を止めて見学をさせてくださっただけでなく、こんなに素敵なお土産までくださるなんて…
 それに、古株牧場さんも、毎年子どもたちにジェラートをごちそうしてくださっています。「こんなおいしいアイス食べたことない!」と子どもたちも大満足だったみたいです。
 なんとも「至れり尽くせり」の地域の皆様の子どもたちへの思い…本当に感謝しかありません。子どもたちがお世話になり本当にありがとうございました。

2022年10月18日(火)
「命」をいただいています 〜3年生 古株牧場・杉本バラ園見学〜

 今年度も、3年生が古株牧場さんと杉本バラ園さんにお世話になり、牧場や園芸のお仕事を学ばせていただきました。
 私(校長)は、これらの見学で子どもたちに学んでほしいと思っているのは、「私たちは、動物や植物の『命』をいただいて生きている」と言うことです。私たちがいただく「命」…その「命」を愛情たっぷりに、心を込めて育てられているのが、牧場の仕事であり、園芸のお仕事です。「命」ある生き物を育てる仕事ですから、自分たちの都合で休むこともできません。牛さんたちが元気に育つように、乳をたくさん出してくれるように…、か弱いバラの苗が丈夫で美しく育つように…「命」を預かり、「命」を育てる仕事は苦労がたくさんあることも分かったと思いますし、それを上回る愛情をもって牛さんやバラの花を大切にされていることも分かったと思います。そして、これらの「命」をいただくことによって、私たちは豊かに生きていられるということも…。今日の見学は「農業や畜産業」の学習ではありますが、それ以上に「命」の学習だったような気がします。

2022年10月18日(火)
目と口と手を連動させて漢字を覚えます! 〜1年生 朝の脳トレ〜

 今日は朝から、1年生の「朝の脳トレ」を覗きに行きました。脳トレにも少しずつ慣れてきた1年生の子どもたち…すでに結構な「集中力」で取り組めています。
 1年生の脳トレで特徴的なのが、漢字の練習です。先生の説明通り、ドリルのお手本通り書くというのとはちょっと違って、しっかりと「目と口(声)と手(動作)」を使って漢字を覚えます。つまりいろんな器官・感覚を連動させて、確実に「脳」に刻み込んでいきます。
 たとえば、「耳」という漢字を練習する時、必ず手(腕)を大きく使って、書き順を確かめながら空書きをします。この時に、「声(言葉)」もつけます。
「よーこ、たーて、よーこ、よーこ、下から持ち上げて〜、たーーて!」…つまり書き順をリズミカルに言語化して、唱えながら空書きをしていくのです。集中してしっかりと漢字を「目」でとらえ、「口(言葉)」と「手(空書き)」を連動させながら学ぶことで、効率的に漢字が習得できると考えています。
 ちなみに、「出」という漢字は、「たーて、かーぎ、たーて、かーぎ、た〜〜て!」と唱えて出来上がります。

2022年10月17日(月)
親子でスポーツ!ハロウィンVer! 〜3年生 PTAひびきあい活動〜

 今日は3年生のPTAひびきあい活動が行われました。その様子を桐畑先生にブログにしてもらいました!

ハロウィンに近いということで、子どもたちはハロウィンの仮装をして親子でスポーツを楽しみました。
障害物リレーでは、親子で並走して折り返しリレーを行いました。チームで応援しあったり、親子で声をかけ合ったりしながら、どのチームも親子で楽しく走りきることができました。
大縄大会ではお家の方も本気になってよりたくさん跳ぼうとチームワークを発揮しながら団結を深めることができました。跳び終えた後は、みんなでがんばりをたたえ合い、ハイタッチをしたり、拍手をしたりする姿がたくさん見られました。全員の連続跳びが成功して「やったー!」と大盛り上がりのチームもありました。 
ハンカチ落としでは子どもと親同士のハンカチの落し合いがあり、お家の方が子どもを本気で追いかける姿が見られ、笑いの絶えないハンカチ落としになりました。子どもを軽やかに追いかけるお家の方に拍手が起こっているところもありました。
学級委員さんがしっかりと準備をしていただき、うまく進行をしていただいたおかげで、大変盛り上がり親子で協力し、笑顔があふれる楽しい時間となりました。学級委員の皆様、本当にありがとうございました。3年生の思い出に残る一日となりました。

2022年10月17日(月)
失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ! 〜10月きらうきどんの日〜

 今日は10月の「きらうきどんの日」(人権を確かめ合う日)でした。朝から全校放送で、「パラリンピック」について知るビデオ(絵本紹介)を見て、障がいのあるなしにかかわらず、人として尊重し合って、支え合って生きることや、困難に負けず、前向きに生きていくことの大切さ等について、発達段階に合わせて各学級で話し合いました。
 パラリンピックの起源は1948年、医師ルードウィッヒ・グッドマン博士の提唱によって、ロンドン郊外のストーク・マンデビル病院内で開かれたアーチェリーの競技会です。第2次世界大戦で主に脊髄を損傷した兵士たちの、リハビリの一環として行われたこの大会は回を重ね、1952年に国際大会になりました。
 さらに1960年のローマ大会からはオリンピック開催国で、1988年のソウル大会からはオリンピックの直後に同じ場所で開催されるようになります。当初はリハビリテーションのためのスポーツだったパラリンピックですが、現在はアスリートによる競技スポーツへと発展しています。出場者も「車いす使用者」から対象が広がり、もうひとつの(Parallel)+オリンピック(Olympic)という意味で、「パラリンピック」という公式名称も定められました。(パラには、「沿う」「となりの」という意味もあります。)
 「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」…“パラリンピックの父”と呼ばれるルードウィヒ・グットマン博士が残しました。この言葉は、それぞれに障害があり、大きな困難に向き合いながらも競技に取り組む選手たちの背中を押し、多くの人の支えになってきました。
 5年生では、宮居先生の代わりに学級に入った萩野先生が、昨日行われた「東京レガシーハーフマラソン」において世界新記録で走りながらも、伴走者が先にゴールしたため失格となった道下美里選手の話を紹介し、失格後のインタビューで、道下選手が「こういうこともある。(世界記録で走り)しっかり力がついているということ。」と答えたことに感動したことや、このインタビューこそが、「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」の言葉の意味をあらわしていることを子どもたちに熱く語ってくれました。真剣に聞き入る子どもたちの様子が印象的でした。
 6年生では、「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」の言葉の意味を、学級で深く考え、話し合った後、そのまま「オリンピック」つながりで、道徳「東京オリンピック 国旗に込められた思い」の学習に入りました。
 各学年、各学級で「失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ」の言葉から、どんなことを考え、どんなことに思いを馳せたのか… 子どもたちの感想が楽しみです。

2022年10月17日(月)
全力で遊び倒す! 〜1年生 校外学習 希望が丘公園編〜

 午前中栗東自然観察の森で「秋の自然」を満喫した1年生の子どもたちは、「はらぺこ」状態のままバスに乗り、希望が丘文化公園(西ゲート)に来ました。
 ここからは、気持ちのいい秋晴れのもと、芝生の上でお弁当を食べ、その後1時間ほど全力で「遊び倒す」ことになります。
 お家の方が思いを込めて作ってくださったお弁当、子どもたちはそれぞれが自慢しながら、美味しくいただいていました。いつもより量の多い昼食に、お腹いっぱいになりながらも、「お母さんが一生懸命作ってくれたから、全部食べるねん!」と言って完食していた子もいました。しっかりと「気持ち」が分かることが嬉しかったです。
 お弁当タイムの後は、いよいよ遊具遊びです。お弁当を食べた芝生広場近くには、大きな土管を埋め込んだ「どかん広場」ところころと転げて遊べる小山とトイレ、そして少し歩いて山を登っていったところにある「トランポリン&滑り台&フィールドアスレチックゾーン」が活動エリアになります。
 子どもたちは一日「自然」の中でダイナミックな活動をしていますから、体も心も開放されて、ハチャメチャに動き回るのかと思いきや…「一人では行動しません。」「決められたエリア以外には行きません。」という約束をきちんと守りながら、友達と仲良くいろんな遊びを楽しんでいます。1年生らしく元気いっぱい、後のことなど考えずに体力を使い果たすまで「遊び倒せる」ことも嬉しかったですし、そんな中でも「大切な約束」はきちんと守ろうとする子どもたちの姿には感心しました。
 本当に子どもたちは一日で「体力」を使い果たしました。帰りのバスは野洲から竜王の、ほんの15分ほどの距離ですが、多くの子どもたちがバスの中ですぐに爆睡していました。
 なんといってもお天気に恵まれたことが何よりでした。秋の一日、子どもたちに大きな「素敵な思い出」ができました。

2022年10月14日(金)
直接体験で学ぶ! 〜5年生 ダイハツものづくり体験教室〜

 今日、私(校長)は一日、1年生の校外学習に引率していたので、かわりに5年生の宮居先生と清水先生にブログを書いてもらいました。
 以下、5年生担任ブログです!

5年生が、「ダイハツものづくり体験教室」をしました。ダイハツ工業株式会社から5名の講師の方にお越しいただき、車ができるまでの工程の学習をし、実際に作業体験をしました。私たちの生活の中で、欠かせないもののひとつである車ができるまでには、約20000〜30000もの部品からできていて、一つ一つの作業を機械や人の手で行い、安全・安心に乗れるよう、きめ細やかなチェックがされていることを知りました。
 プレス・溶接工程、塗装工程、組立工程のコーナーに分かれての体験では、本物の工具や機械を使って自分の手で一人ずつ体験し、初めての操作に緊張した様子でしたが、やってみると意外とうまくでき、講師の方にも「うまくできたね」「上手だね」と声をかけていただき、うれしそうな表情を見せる姿が見られました。また、ライン作業工程では、レゴブロックを使って車体の組立作業を体験しました。8つの組立工程と検査、運搬係に分かれて、12人で協力して1台の車を作製しました。命を預かる車作りで、自分の役割に責任を持って次の工程に送ることやチームワークの大切さを感じながら慎重かつスピーディーに作業し、子どもたちも真剣に取り組み、検査係からすべてOK!のサインが出た時には、「やったー!」という声と共に拍手で出るほどでした。1つのものができあがるまでに、多くの人が関わっていることや改善と工夫が繰り返されて、安心・安全なものが私たちの手元に届くことを体験教室を通して学びました。
 お昼の校内放送の「広報ニュース」でも、担当の5年生が全校に体験して感じたことを伝えるなど、思い出に残る体験学習となりました。

2022年10月14日(金)
五感で学ぶ! 〜1年生校外学習 栗東自然観察の森編〜

 今日は、1年生がまだかまだかと首を長くして待っていた校外学習の日でした。
 小学校に入学して初めてのお出かけ…初めての大型バス…初めての「お弁当」、もう楽しみで仕方ありません。ワクワクドキドキが止まりません。
 何日も前から、1年生の子どもたちにも、ある保護者の方にも、「校長先生もついてきてくださいね。絶対晴れてほしいですから…。」とお願いされて…いつのまにか完全に「晴天請負人」みたいになっていますが、やっぱり今日も晴れました!
 最初に行ったのは、栗東自然観察の森です。ここでは森に入り、秋の自然をいっぱい楽しむことがめあてでした。
「自然案内人」である所員のからにガイドをしてもらって、いろんな樹や植物を見たり、ヒノキの実やサンショの葉のにおいを嗅いだりしました。また、ウラジロの葉をグライダーにして飛ばしたり、ウサギに見立ててジャンプさせて遊んだり、大きな朴葉で仮面を創ったりして「自然のおもちゃ」で楽しみました。
 森にある「チャレンジ坂」という急斜面をよじ登ったり、「蜘蛛の巣くぐり」と名付けられたロープを張り巡らせた場所を、ロープに触れないようにすり抜けたり、ちょっとした冒険気分も味わいました。
 子どもたちは最初、「森」というところは「うっそうとした薄暗くて怖いところ」みたいなイメージを持っていたようですが、いろんな生き物や植物、そしていろんな不思議なものに出会えて、いろんなことが楽しめるところだと知りました。太陽の光に照らされてキラキラと輝く樹の葉っぱの鮮やかさに、「わあ〜、きれい!」と感嘆の声をもらすほど、自然の森の美しさも十分に感じました。もちろん、それと同時に「自然は舐めてはいけない危険なところ。そして、大切にしないといけないところ。」ということも身をもって学びました。1年生が1年生らしく、いろんな自然(もの)に素直にびっくりしたり、楽しんだりしている姿がとてもかわいかったです。
 午前中、森の中でたっぷりと活動した子どもたちは、「おなかすいたあ〜」ともらしながら、栗東自然観察の森を後にして、今度は希望が丘文化公園に向かったのでした。この続きは、また来週…。

2022年10月13日(木)
先生たちも勉強です! 〜大学の先生に来ていただいての授業研究〜

 今日は、3年1組(上先生)に算数の授業を公開してもらって、先生たち全員が参観し、「どうしたら子どもたちにとって楽しく、よくわかる授業になるのか?」について研究しました。
  今、竜王西小学校では、算数科の授業を中心に、「子どもたちの心が動く!考えることが楽しい!授業」をめざして研究を進めています。
 子どもたちが、「それ、解いてみたい!」とワクワクしながら前のめりになり、「自分で解決できる見通し」をもち、試行錯誤しながら「解決の手立て」と「自分の考え(答え)」を見つけ、それらを友達や学級全体で「交流」するために、図や記号、式や言葉を使ってしっかりと「筋道を立てて説明する」こと大切にしながら、考えをより確かなものにし、理解を深めていく…そんな授業をめざしています。
「答えが分かればいい」というものではなく、解決するための方法を、みんなで「ああでもない、こうでもない…こうしたらどうかな…、あっ、それ分かりやすいなあ!なるほど!そう考えればいいんだ!」などと、「考えること自体が楽しい!」と思える授業をめざしています。
 先日ブログで「子どもたちが、『この問題はかけ算?それとも割り算?』なんて質問したら、もうそれは算数ではない!すでに算数嫌いにしてしまっている」と書きましたが、子どもたちがそんなふうにならないように、「考えることの楽しさ」を味わいながら、算数のよさ(すっきりさや便利さ)が実感できるような授業づくりを進めています。
 それにしても今日の参観授業は、講師としてお招きした滋賀短期大学の久米教授をはじめ、校内の先生全員と教育実習生も参観させてもらったので、先生たちの数がすごいことになりました。子どもたちの人数と同じくらいの先生たちに囲まれて、子どもたちも緊張したと思いますが、そんな中でもみんなとても集中して、積極的に考えを発表し合っていました。最近はどこの学級でも、参観者(お客様)がたくさんいるほど、はりきって頑張ります。「見て!見て!ぼくらのがんばりを!」という子どもたちの気持ちが伝わってきて、そのことをとても嬉しく思っています。校長としては、できるだけたくさんの「お客様」に子どもたちの頑張りを見てもらう機会をつくろうと思っています。まずは、26日(水)の授業参観日からです。子どもたちの頑張る姿にご期待ください。

2022年10月13日(木)
読書を「日常化」させたい 〜図書委員会 おすすめの本紹介〜

 今日は「ぽえむの日」。朝からぽえむさんが来てくださって、1,2,4年で絵本の読み聞かせをしてくださいました。
 子どもたちは読み聞かせが大好きで、「朝の脳トレタイム」の時とは逆に、リラックスモードで、ゆったりと絵本の世界を楽しんでいます。こんな風景を見ていると、「本好きな子どもたちに育っているなあ…。」と感じます。
 しかし、その一方で学校図書室の本の貸し出し状況なんかを見てみると、4月〜9月までの学年別貸出冊数は、
1年…629冊 2年…1034冊
3年…806冊 4年…893冊
5年…1074冊 6年…474冊
となっています。自分で買った本や町図書館で借りた本を読んでいる子もいますし、授業に使う参考資料として図書室の本をたくさん借りることもあるので、この数字が日頃の「読書量」を正確に表していることにはなりませんが、正直「もう少し日常的に読書に親しんでほしいな。」と思っています。
 2階の掲示板には、図書委員会が丁寧に作ってくれた「図書委員会からのおすすめの本」コーナーが設置されています。面白そうな本のあらすじを紹介したり、ひと言感想を添えたりして、掲示板を見た人が「読んでみたいな。」と思う工夫がされています。「願い」と「手間と工夫」が込められたいい取組だと思います。
 西小の子どもたちは、「いつも図書室で借りている本があって…その本がいつも机の横の絵本バッグに入っていて…雨の日の休み時間やちょっとしたした空き時間に、さっと取り出して読書をする…」そんな風景が日常化するといいなと思っています。先生たちにももう一度呼びかけて、読書推進の取組を進めてもらいます。

2022年10月12日(水)
こちらも「まとめ」をしています。 〜2年生 バス・電車・駅のひみつ〜

 5年生のフローティングのまとめの様子を見た後、1階に降りると…2年生でも一生懸命まとめ学習をしている風景がありました。
 これまでの交通環境学習(バスの学習)や近江八幡駅の見学、そして先日の長浜への校外学習を基に、グループごとにテーマに沿った「まとめ」をしていました。
 テーマは6つ。バスの安全、バスの乗り方、バス停について、近江八幡駅(駅員さんの仕事)、電車の乗り方、駅のホームの6つです。
 5年生同様、今までの学習でのメモをため込んだファイルを手元に置いて、テーマに即した情報を整理していきます。2年生ながら、しっかりと話し合いながら、「まとめ」を進めている姿に感心しました。
 この後、まとめたものを発表することをゴールに学習は進んでいきます。11月のりゅうせいフェア(学習発表会)での発表が今から楽しみです。

2022年10月12日(水)
早速「まとめ」をしています。 〜5年生 フローティングスクール〜

 校舎をうろうろしていると、何やら集中して机に向かっている5年生の姿が…覗いてみると、早速昨日のフローティングスクールのまとめ(新聞づくり)に取りかかっていました。
 驚いたのは、子どもたちの「フローティングのしおり」のメモ欄です。びっしりと、かつとても丁寧にたくさんのメモが取られています。そのメモを基にしながら、「自分が伝えたいこと」を紙面にまとめていました。
 机間を回りながら、何人かの子どもたちに、「昨日は何が一番楽しかった?」と聞いてみると…、一番多い答えは「甲板から見る白石や沖島などの景色」でした。これは私(校長)にとってはとても嬉しい答えでした。陸側から琵琶湖を見ることはあっても、琵琶湖側から陸を見る機会はほとんどありませんし、ましてや琵琶湖の真ん中にそびえる「沖の白石」を間近で見ることなんてできません。そんな日頃できない体験や、見られない風景を「一番楽しかった!」と思えることが素晴らしいと思いました。「琵琶湖大橋を下から見上げたこと」と答える子もいました。子どもたちの心に新たな「美しい琵琶湖の風景」が刻まれたことが大きな値打ちだと思っています。
 ちなみに、二番目に多かった答えは、「うみのこカレーが美味しかった!」でした。ちょっと前に某コンビニでも発売されて話題になりました。…就航して40年、今も昔も不動の人気を誇る名物メニューです。

2022年10月12日(水)
びわ湖と私たちのつながり 〜5年生 びわ湖フローティングスクール〜

 昨日、2回延期になっていた「びわ湖フローティングスクール(うみのこ学習)」がようやく実施できました。名前の通り、<びわ湖に浮かぶ学校>であり、滋賀県にしかない、そして一生に一度しか乗れない貴重な体験です。子どもたちは当日を迎えるまでに、総合的な学習の時間を使って、びわ湖の水質や生き物、びわ湖と私たちの関わりを本やタブレットで調べる等事の前学習を重ねながら、フローティング当日を、首を長くして待っていました。
 びわ湖大橋港について船をバックに記念撮影や竜王小学校と出会いの集いをした後、ついに乗船です。フローティングスクールの所員さんや船員さんたちが出迎えてくださる中、緊張した表情でうみのこに乗りました。
 午前の活動は、「開校式・出港見学・救命胴衣着用体験・船内見学」でしたが、あっという間に時間は過ぎお昼になりました。昼食は子どもたちが楽しみにしていた「うみのこカレー」をいただきましたが、ほとんどの児童が完食していました。食事中は黙食でしたが、カレーに入っている食材紹介のビデオやTMRの西川貴教さんからのビデオメッセージを視聴しながらいただきました。
 午後の活動は「白石展望・びわ湖学習・沖島展望・船内清掃・閉校式」でした。中でもびわ湖学習はフローティングのメイン活動であり、子どもたちもとても楽しみにしていた活動です。透視度調査やプランクトン顕鏡、湖底や魚の観察、ヨシ学習を順に学習しました。特に、生きている様々なプランクトンを顕微鏡で見ている時には、「いた!見つけた!」とあちこちから歓声があがっていました。
 本当にあっという間の一日でしたが、子どもたちがお互いに協力や譲り合いをしながら、夢中になって活動している姿を見ていると、「本物体験はやっぱり違うな。値打ちあるな。」と改めて思いました。うみのこに乗船したことは大人になっても覚えている…滋賀県ならではの一生の思い出づくりでもあります。母なる湖びわ湖もびわ湖フローティングスクールも、滋賀県が誇る「滋賀プライド」です。

2022年10月11日(火)
昔の暮らしや琵琶湖について学ぶ 〜3年生校外学習「琵琶湖博物館」〜

 3年生は10月7日(金)に校外学習で草津市の琵琶湖博物館へ行ってきました。残念ながら朝から雨模様でしたので、びわ湖を望む広い芝生広場でお弁当を食べることと、森林や植物の様子を目の前で見られる樹冠トレイルを歩くことはあきらめないといけませんでしたが、館内の見学はじっくりたっぷり楽しむことができました。
 最初はよし笛作り体験です。実は草津市烏丸半島は長浜市湖北町、高島市新旭町とともに琵琶湖三大よし原と言われており、よし笛には冬の枯れたよしを使うそうです。3種類の長さのよしを準備して「ソ・ラ・シ」の3音が出る長さに予め切ってくださっていました。残念だったのはコロナ対策の関係で実際に吹いて音を出すことができず、どんな音が出ているのかを確かめられなかったことです。お家に帰ってから吹いてみたと思いますが、よし笛の音色はどんなだったでしょうか…。
 次は「A・B・C」と3つある展示室を見学しました。見学のメインテーマが「昔のくらしを調べる」でしたから、C展示室の『よし・田んぼ・森林・昔の暮らし』の展示をじっくりと見ました。A展示室とB展示室『大昔の琵琶湖』『琵琶湖の歴史』の展示は、3年生には少し難しかったと思いますが、アケボノ象や大昔の森林のパノラマ模型はとてもリアルで子どもたちも興味が持てたようです。
 最後はチョウ展示室と水族展示室の見学です。特に水中トンネルになっている通路が人気で、真横や真上を魚たちが泳ぐ姿はいつまでも見ていられるくらいでした。
 今回の校外学習で子どもたちは、人々は昔から「母なる湖びわ湖」の恩恵を受けながら、また「びわ湖」を大切に守りながら生活してきたことを学びました。「昔のくらしと現代のくらし」を比べながら、「昔のくらしは、苦労が多くて大変だった。」というだけでなく、「自然をうまく利用したり、自然を守るための努力や工夫をしたりしてきた。」ことにも気づき、学びを深めてくれたらと思います。そして「滋賀県プライド」である「びわ湖」の素晴らしさや大切さについても思いを馳せてほしいなと願います。 

2022年10月11日(火)
いろんな動き(ポイント)が必要です! 〜3年生 跳び箱運動〜

 体育館を覗きに行くと、3年生が跳び箱運動に挑戦していました。「跳び箱」や「マット運動」など器械体操は得意不得意が分かれがちな運動ですが、子どもたちは、自分に合った練習の場、練習方法で一生懸命頑張っていました。
「高い跳び箱を華麗に跳んでみたい!」…どの子もあこがれることですが、そこまでの道のりは楽なものではありません。いろんな「動きのポイント」をクリアしないと写真のようにきれいに跳ぶことはできません。
6枚の写真から、成功のためのポイントを考えてみると…
@まずは踏切を強くすることです。踏み切り板が「バン!」と大きくなるように高く強く踏み込むことです。
A次は、高く跳んで、できるだけ遠くに手をつくことです。
Bしっかり前を見据えて、お尻を高くあげます。
C手はしっかり突っ張って、足を大きく開きます。
Dしっかりと手を突き放して、体を前に押し出します。
E最後は足をできるだけ前に、そして膝を柔らかく曲げて衝撃を吸収しながらピタッと着地です。

 きれいな開脚跳びを成功させるには、いくつも大切なポイントがあります。昔と違って、今は一人一台タブレットもありますから、自分や友達の試技を録画して見直しながら、互いにアドバイスをしながら、みんなができるようになっていくといいですね。

2022年10月7日(金)
自由に大胆に!A 〜4年図工 楽しくてきれいな絵〜

 4年生教室前の廊下にも、楽しくてきれいな平面作品が掲示されていました。
 4年生の発達段階というか特性としては、「ちまちまと細かい作業を根気強くできる」ということがあります。その4年生の特性を実にうまく生かした作品づくりです。いろんな色で「ちまちまと細かく塗り分けていく…」そんなことが根気よくできるので、作品はおのずとカラフルできれいな作品に仕上がっていきます。担任の先生たちは、まずはこの「4年生の特性」をよく知って作品づくりを進められています。
 あとは、画面にいかに「迫力」や「変化」、「アクセント」、「面白さ」などを盛り込めるかが勝負です。
 写真左の「大きな木」の絵は、大きな木を題材にすることで、「変化のある枝ぶり」を創造しやすくしています。また、「ぼかし」の技法を使うことで、「大きな木」を浮きだたせ、また「不思議な感じ」を表現できるようにしています。あとは「絵の主役」をどこに、どう持ってくるか、どう目立たせるかが作品づくりの肝になります。
 右側の写真は、「月夜に魔女が飛んできた」というお話の絵です。絵本の世界にしっかりと浸ることで、その世界観やダイナミックな構図をイメージしやすくします。絵に登場する魚たちが「ダイナミックで変化のある面白い魚」にできたのはそのおかげです。あとは魚の鱗やひれなどを、「ちまちまと」自由に色付けできれば、とても楽しく美しい世界を表現できます。
 私(校長)は、子どもたちの作品に、子どもたちの頑張りだけでなく、その作品づくりを可能にした先生たちの頑張りも考えながら鑑賞しています。

2022年10月7日(金)
自由に大胆に!@ 〜2年図工 粘土でお面づくり〜

 芸術の秋…この時期はどこの学年でも図工や書写の作品づくりに力を入れています。先生たちにとっては、けっこうこれが「悩みの種」でもあって、どんな「材(料)」をどんな「技法(方法)」で、そしてどんな「テーマ(題材)」を提示すれば、子どもたちの「想像(創造)の世界」が広がり、夢中になって「自由に」「大胆に」創作活動に熱中できるか…そして自分が「いい作品ができた!」と思える作品づくりができるか…、子どもたちの頑張りだけでなく、先生たちの授業研究も大切になってきます。
 今日、2年生教室を覗きに行くと、子どもたちが楽しそうに「粘土でお面づくり」をしていました。「粘土」という小さい頃から慣れ親しんできた「材(料)」だけに、子どもたちは丸めたり、細く伸ばしたり、棒で穴をあけたり線を引いたり…、しっかりと子どもたちの「甲斐性」にあっている創作活動です。「テーマ」は「お面(顔)」ですから、子どもたちもイメージしやすく、目・鼻・口・歯・眉毛・耳・髭・髪の毛・飾りなどなど、次々に「創りたいもの」が湧いてきて、どんどん活動に熱中していきます。あとは、できるだけ子どもたちに「面白さ」や「大胆さ」、「変化のある」…などを大切にすることを意識づけできれば、子どもたちにしか創れない「楽しい作品」ができあがってくるわけです。
 先生たちは、2年生の発達段階や甲斐性、興味関心などを最大限生かせるよう考えて図工の授業を組み立てていきます。2年生のお面づくり…たくさんの楽しい作品ができそうです。これから粘土を乾燥させて、その後「素焼き」してもらって、陶器(土器)のお面が完成します。乞うご期待!

2022年10月7日(金)
電車でGO! 〜2年生校外学習 長浜・鉄道スクエア〜

昨日、2年生は校外学習としてJRを利用して長浜方面に行きました。通常の校外学習ではバスに乗って目的地まで行くことがほとんどですが、今回は公共交通機関であるJRを使っています。実は、滋賀県土木交通部交通戦略課の取組に「琵琶湖環状線小学生体験学習プログラム支援事業補助制度」というものがあり、これは小学生が鉄道に親しむ機会を持つことや、社会性を身につけることを目的として実施されていて、利用した鉄道運賃の半分を補助していただけることになっています。今回の校外学習はこの制度を利用して行なっているものです。
2年生の子どもたちは先週、JR近江八幡駅の学習を終えています。駅については、何がどこにあるかもよく理解していて、切符もスムーズに購入することができました。電車の中でも何回か他のお客さんも乗っているので静かにしましょうと注意はしましたが、空いた座席を見つけ、マナーを守って電車に乗ることができました。
少し歩いて豊公園に着き、大きな噴水の前で学級ごとに写真を撮り、お楽しみのお弁当タイムにしました。その後、さあ公園で遊ぼうという時になって、残念ながら雨が降ってきて、子どもたちもがっかりでした。それから、屋根があるところに移動し、空の様子とにらめっこしながら次の活動場所、鉄道スクエアに行きました。
明治15年当時の歴史ある駅舎や待合室などは、私たち大人には興味深いものでしたが、子どもたちはそれよりも、蒸気機関車やパズル、プラレールなどを興味深く見たり、遊んだりしていました。約1時間楽しんだ後はまた長浜駅に戻り、再び電車に乗って今度は野洲駅まで帰ってきました。そこからはアウトレット行きの路線バスに乗って帰ってきました。
 バスと電車、そして3つの駅の公共交通機関を利用して、一日子どもたちは学びました。おうちではどんなお土産話をしてくれたでしょうか?あいさつやお礼ができたこと、いろんなものを見つけたこと、マナーをしっかり守れたこと、友だちと声を掛け合ったこと…いろいろな学びがあったことと思います。おうちの方と、電車に乗ることがあれば切符の買い方など聞いてみてください。自信たっぷりに教えてくれるはずです。

2022年10月6日(木)
子どもたちの学校生活を支える仕事 〜中学生チャレンジウィーク3日目〜

 中学生チャレンジウィークも折り返し地点の3日目が終わりました。教室では、担任の先生や子どもたちのサポートにあたっていてくれて、また休み時間には「若さ」を生かして、子どもたちと全力で遊んでいてくれてます。職業体験ということですが、中学生のお兄さんお姉さんいてくれることで、学校生活が楽しくなり子どもたちは本当にうれしそうです。中学生の皆さんに感謝しています。
 さて、昨日はいわゆる「先生」の仕事ではなく、子どもたちの安全を守るための環境整備等をしてくださっている用務員さんの仕事を体験してもらいました。校地内の溝にたまった落ち葉を掻き出してリヤカーに集め、たい肥場に運んでもらいました。他校に比べ、校地が広く、樹々も多い本校ですから、落ち葉かきだけでも何日もかかる重労働になります。子どもたちからはなかなか見えにくい仕事ですが、清潔で安全な学校生活の基盤をなす大切な仕事です。
 学校への職業体験と言うと、どうしても「先生の仕事」中心になってしまいますが、子どもたちの豊かな育ちのために、「今、私たちは子どもたちの命と未来を預かっています。」と言う意識を強く持って、学校にいる「すべてのスタッフ」が子どもたちのために力を尽くしていることを中学生の皆さんに分かってもらえたらと思っています。

2022年10月6日(木)
桜の「狂い咲き」と毛虫? 〜山田川沿いの桜並木〜

 今朝、最後に登校してきた班の最後尾にいた5年のMTさんとTRさんが、「校長先生、桜が咲いてます。」と報告してくれました。最近私(校長)は持病の腰痛がひどくなっていて、正直歩くのがつらいのですが、せっかく子どもたちが報告してくれたので、カメのような歩みで、山田川沿いの桜の木を見に行きました。
 するとあちこちに2,3輪ずつ、確かに桜の花が咲いています。いわゆる「狂い咲き」と言うやつです。「久しぶりに『狂い咲き』が見られたなあ…」と思いながら、「そもそもなぜ『狂い咲き』が起こるのか気になって調べてみました。
 実は、『狂い咲き』の多くは、「毛虫」が深くかかわっていることが分かりました。確かに今年は、夏に毛虫が大発生していて、山田川沿いの桜のほとんどは、毛虫が葉っぱを食い尽くして、枯れ木のようになっていました。
桜の葉っぱは、秋になると「休眠ホルモン」という物質を作り出し、それを「花のつぼみ」になるところに分泌します。すると「花のつぼみ」になるところが、非常に硬くなり、冬の寒さに耐えられるように変化します。春になるまでつぼみはカチコチに硬くなっていて、たとえ周囲が桜の開花にふさわしい気温になったとしても、花は開きません。次の年の春が来て、つぼみが柔らかくなって、気温が上がってきて初めて開花するのが普通です。
 ところが、今年は毛虫が葉っぱを食い尽くしたため、「休眠ホルモン」が分泌されず、桜のつぼみは硬くなれなかったようです。そしてここ2,3日の気温の低下(20℃くらい)によって、桜の開花にふさわしい気温になったため、桜が勘違いをして花を開かせたというわけです。
 珍しい桜の「狂い咲き」を見られたのはよかったのですが、来春、ちゃんと桜が開花してくれるか…少し心配になってきました。

2022年10月5日(水)
小さな「先生」たちA 〜教育実習もスタート〜

 中学生のチャレンジウィークに引き続き、教職をめざす大学生の教育実習も始まりました。
 今回教育実習に来てくれたのは、大下湧輝さんと権並七海さんの二人です。二人とも本校出身で、私(校長)も元岡主幹教諭も、2人を担任したり、授業に入ったりしたことがある二人です。
 大下さんには6年生に、権並さんには1年生に入ってもらって実習しています。
「自分が大きく変われたのは小学校の時の先生のおかげです。自分も子どもたちの成長に関われる仕事がしたい。」、「消極的だった私が、中学校の時の先生たちとの出会いによって、大きく変われた。私もそんな影響を与えられる先生になりたい。」と2人とも熱い動機を語ってくれました。自分たちの教え子が、また自分たちと同じ教職をめざしてくれることはとても嬉しいことです。これからの一か月間、学校としてできる最大限の教育実習になるよう、二人をサポートしていきたいと思います。
 大下さん、権並さん、どうぞよろしくお願いします。

2022年10月5日(水)
小さな「先生」たち@ 〜竜王中学校2年 チャレンジウィーク(職業体験)〜

 今週は、竜王中学校2年生のチャレンジウィーク(職業体験)の週です。本校にも5名の生徒さんが職業体験に来てくれました。「子どもと関わることがしたかった。」、「子どもが好きだから、子どもたちを支えらえることがしたかった。」など、それぞれが思いをもって本校での体験を選んでくれました。
 例年だと、馴染みのある竜西小出身の生徒が職業体験に来てくれることが多かったのですが、やはり職業体験には「緊張感」も必要です。ということで、竜小出身の5名の生徒さんが来てくれることになりました。(逆に竜西小出身の生徒さんは竜小で体験します。)
 担任の先生の仕事のサポートはもちろん、用務員さんや支援員さんの仕事についても学んでもらおうと思っています。
 本校の子どもたちは、「親しみやすい身近なお兄さん、お姉さんが来てくれた!」と大喜びです。子どもたちの要求や遊びにフルにつきあってもらうのは正直大変かもしれませんが、金曜日までよろしくお願いします。そして、一人でも「将来は、教職をめざしたいな」と思ってくれると嬉しいです。

2022年10月1日(土)
海を感じる!F 〜6年修学旅行 鳥羽水族館〜

 修学旅行、最後の思い出づくりは鳥羽水族館でした。子どもたちはバスの中でもらったミールクーポン(食事券)とお小遣い2,000円を握りしめ、鳥羽水族館に入館。グループで相談しながら、水族展示を見たり、いろんなショーを見たり、そしてフードコートでご飯を食べ、じっくりとお土産を選んだり…みんなそれぞれ
工夫して効率よく行動していました。
 2日間、お天気にも恵まれ、たくさんの「海を感じる」体験と、仲間との思い出づくりができたこと、そして旅行中みんな元気だったことが何よりよかったと思います。

2022年10月1日(土)
海を感じる!E 〜6年修学旅行 海の博物館&ジェルキャンドルづくり〜

 修学旅行2日目。8時過ぎにホテルの退館式をしました。争奪戦になったお礼の挨拶は、富家大志さんと岡心咲さんの代表2名が心のこもった感謝の気持ちをしっかりと伝えてくれました。
 ホテルを出発して、海の博物館に向かったのですが、ここに「罠」が待ち構えていました。「海の博物館」といいながら、現地までは結構な山道を行かなければなりませんでした。朝ごはんをめいっぱい食べてすぐに出てきたせいもあってか、車酔いする子たちが続出…辛抱強い6年生なので、我慢していますが、様子を見ていれば分かります。
 海の博物館に到着してから、予定を変更し、少し休憩時間を取ることにしました。
 海の博物館では、主に伊勢志摩地方の漁業についての展示を見学しました。そして、体験としては「貝殻等を使ったおしゃれなジェルキャンドルづくりに挑戦しました。小さなびんの中に、海の中の風景を詰め込んだようなジオラマ的なキャンドルづくりでした。実際にろうそくとして火をつけるのはもったいないので、おそらく子どもたちはお土産(オブジェ)として飾ることにすると思います。
 見学途中には、すっかり元気を取り戻した子どもたち…帰りの山道は全員「寝てしまう作戦」をとり、車酔いを防ぎました。学習能力の高い6年生でした。

2022年10月4日(火)
素敵なお土産もできました! 〜4年やまのこ学習 焼杉クラフト〜

 やまのこ学習の午後は、「森林の役割」についてお話を聞いた後、森林を守るために必要な「間伐」ででた「間伐材」を利用した焼杉クラフトに挑戦しました。
 好きなデザインの杉板を選んで、30分ほどヤスリで削って面取りをした後、バーナーで焼いてもらいました。
せっかく頑張って削ったのに、まるこげにされて、少し悲しそうな表情になった子どもたちでしたが、その後、タワシや軍手で煤を落として磨き上げると、まあ不思議!木の目が浮かび上がって、唯一無二の素敵な作品になっていました。
満足そうに作品を見せ合う姿を見て、とてもよい思い出づくりができたと思います。
 子どもたちの取り組み方を見ていて感じたことは、4年生の子どもたちはなかなか「甲斐性」があること。初めての体験ですが、子どもたちは意外と積極的に自力でどんどん進めていきます。例年に比べて「先生、助けて〜!」と頼ってくる子が少なく、とにかく自分でやろうとする姿がありました。そしてここでも見えてくるのが「仲間との助け合い」です。隣と協力してやったり、「ここ、押さえててあげるわ。」、「かしてみ、私が紐結んだろか。」、「ここは、こうした方がやりやすいで!」…そんなやりとりがあちこちで見られたりしました。
 ウォークラリーに引き続き、「仲間との支え合い」のいいところが発揮される焼杉クラフトでした。
 しかし、4年生の課題もはっきり見えました。それは「自分のものの管理ができていない子」がたくさんいること。誰のものか分からない落とし物や忘れ物がやたらと多いのが気になります。先日の修学旅行では、2日間で落とし物も忘れ物も一切ありませんでしたから…これから4年生に頑張ってほしいところです。まだまだ伸びるぞ4年生!頑張って!

2022年10月4日(火)
荒神山を2時間かけて踏破! 〜4年やまのこ学習 荒神山ウォークラリー〜

 今日は、4年生のやまのこ学習で荒神山自然の家に行きました。少し前までは天気予報も心配だったのですが、今回もばっちり晴れてくれました。「校長先生が、校外学習の引率だと絶対晴れる!」記録は、2年と半年続いています。
 午前中のプログラムは、荒神山ウォークラリーでした。荒神山自然の家→荒神山山頂→荒神山の尾根沿いに踏破→唐崎神社を2時間かけて巡りました。
「自然を舐めてはいけない!」ことを頭に刻み込んで、危険がないよう、仲間のことを思いやって、助け合って無事に帰ってくるというミッションを見事に果たしてくれました。
「仲間のことを思いやり、支え合う」というのは4年生の一番「よいところ」です。日頃の学校生活を見ていても「仲間へのやさしさ」にあふれている4年生にいつも感心しています。
 去年もおととしも、遭難(迷子)グループが出ているウォークラリー…今年は、どこのグループも遭難することなく無事に歩き通せました。例年より時間はかかりましたが、それは、仲間一人ひとりの状況に合わせて、待ってあげたり、休憩をとったりできたということだと分かっています。4年生の「よいところ」が発揮できたウォークラリー、よく頑張れました。
 11月には、ふるさと学習として「鏡山ウォークラリー」を実施します。今日の荒神山の風景と鏡山の風景を比べながら、わが故郷の宝「鏡山」を楽しめるといいなと思います。

2022年10月1日(土)
海を感じる!D 〜6年修学旅行 感動的な日の出〜

 本校修学旅行の「神がかり」的な奇跡は、2日目の早朝にも起こりました。
 それは、太平洋の水平線から登る美しすぎる日の出を見られたこと。
 1日目の夜を「そこそこ」に楽しんた子どもたちは、「そこそこ」の時間には就寝し、朝5時にはみんなすっきり起きてくれました。
 ホテルの屋上テラスに集まり、5時47分の日の出を待ちました。空をよく見ると、水平線あたりには雲が立ち込め、「これは、はっきりと太陽は見えないかな…」とちょっとあきらめムードにもなりましたが…
 太陽は強かったです!太陽の頭?が少し出た瞬間、強い光が私たちに届きました。
「キタ〜〜〜〜!!」と叫びたい気持ちに誰もがなりました。結構な速さで登っていく赤い太陽のドラマにしばらくじーっと見入っていました。これまた私の長い教師生活の中で、最も美しい「完璧な日の出」でした。
 何もかもが理想的に進んでいく修学旅行…これまで全校を引っ張ってきてくれて、いくつのも「竜西プライド」を作ってくれた6年生へのご褒美なのかな…と思っていました。
 しかし、この後、唯一ともいえる「罠」が子どもたちに襲いかかるのでした。その罠とは…乞うご期待!

2022年9月30日(金)
海を感じる!C 〜6年修学旅行 豪華料理に舌鼓〜

 修学旅行のブログを小出しにしていて、日時が前後しますがお許しください。


 修学旅行第1日目のホテルでの夕食でこんなに驚くことになるとは…

 私(校長)はホテルの部屋で、6年生保護者への配信メールを作成していて、夕食の時間に遅れて会場に行ったのですが、部屋に入って「目が点になる」ほど驚きました。
 まず、夕食のメニューがとても小学生の修学旅行用メニューとは思えない、立派な「会席風料理」だったことです。お刺身の3種盛、大きな焼き海老、でっかい陶板焼きが一人に2皿もついていて、左はホタテのバター焼き、右はでっかいハンバーグ、さらにはやはり子どもに気を遣ったのか唐揚げもしっかりついている…みそ汁は魚介だしの効いた美味すぎる絶品!今まで何回も修学旅行に来ていますが、こんなに豪華な夕食は初めてでした。大人でもなかなか完食できないだろうボリュームでした。
 さらに驚いたのはは、その豪華な夕食を子どもたちが本当に美味しそうに食べている風景でした。男子ならまだわかるのですが、たくさんの女子たちが、「美味しすぎる〜!」、「あ〜、しあわせすぎる〜!」などと感嘆の言葉をもらしながらガンガン食べている風景…こんな風景を目にするのも長い教師生活で初めてでした。2杯も3杯もごはんのお替りをする女子たち…本当にびっくりでした。
 地引網でとれた魚は、煮つけにして出してくださいました。これもまた絶品!私は2回もお替りしました。
 最後の右下の写真は、何をしているところか分かりますか?
 これは、夜の集いの時に、ホテルのチェックアウト時に、ホテルの皆さんにお礼のあいさつをする人を決めているところです。立候補者が多すぎて、代表を決めるのに大じゃんけん大会です。日頃は、進んで人前であいさつをするなんて、好んではしない6年生ですが、この状況は一体どういうことなのでしょう…。
 待ち望んでいた「一泊二日」修学旅行。灯台見学、シーカヤック、地引網、浜遊び、美味しすぎる夕食…夢のような「楽しかった一日」が生み出した「充実感」「幸せ感」が子どもたちを能動的に変えてくれた気がしました。
 本当に楽しそうな子どもたちの笑顔が、心にしみて嬉しかった修学旅行の夜の風景でした。

2022年10月3日(月)
班長代理ご苦労様でした!〜緊張と責任の中の「誇り」

 6年生が修学旅行に出かけた9月30日、そして6年生だけが振替休業日になった今日の2日間、集団登校は5年生や4年生が「班長代理(副班長代理)」を務めてくれました。
 校門で子どもたちを待っていると、登校班旗を大事そうに持って、班長代理さんが班員を連れてきてくれました。その表情は、どこか緊張気味で、不安げで…でも責任をもって「班長代理」を務めようとする気持ちは伝わってくる…そんな感じがしました。
 登校班旗をもって先頭を歩くということは、大人が思うよりずっと、子どもたちにとっては「大きなこと」で、緊張もするし、責任の重さを感じながらも、やはりそれは「誇り」であり、「プライド」なんだなと思いました。
 6年生のいない2日間、しっかり班をまとめてくれてありがとう。

2022年9月30日(金)
海を感じる!B 〜6年修学旅行 地引網&浜遊び〜

 シーカヤック体験を終えて一行はホテルに向かいました。ホテルに着いて、少し休んでから近くの浜に出て、「地引網体験」をさせてもらいました。結構な長さの網をみんなで精一杯引きました。かけ声は「おかず!おかず!…」何とも分かりやすいノリです。15分ほど引き続けると、先端の袋状の網に獲物がちらほら見え始めました。一番多かったのは、いいサイズのアジだったでしょうか…。大物はクロダイやマダイ、それにコショウダイも捕れました。どうやら全員分の晩ご飯のおかずがゲットできたようでひと安心でした。
 子どもたちはキャーキャー言いながらも、ピチピチと跳ねる活きのいい魚を捕まえては、かごに集めました。生きた海の魚を触るのも初めてです…いい体験になりました。
 地引網体験が早く終わったので、残りの時間はそのまま浜で遊びました。貝殻を拾ったり、流木などを集めてきて、要塞のようなものをつくったり、ビーチフラッグをしたり、ひたすら穴を掘ったり…、思い思いの方法で海を楽しみました。ゲーム機がなくても、Youtubeがなくても、大自然の中では、子どもたちは本来の「子どもの本能」を呼び覚まし、自由にクリエイティブに遊べます。
「こんな楽しい時間がずっと続いたらいいのに…」子どもたちはみんな思っていたと思います。

2022年9月30日(金)
海を感じる!A 〜6年修学旅行 海に漕ぎ出る シーカヤック体験〜

大王埼灯台から英虞湾に移動し、お弁当を食べた後、次郎六郎海水浴場でシーカヤック体験を満喫しました。原則男女のペアで、お互いに声をかけ合いながら息を合わせ、海の上を滑るように上手に操船していました。1時間のコースでしたが、慣れてくると前進もバックも回転もできるようになっていました。
「6年生が男女ペアでこんなに楽しく活動できるなんて、本当にいい学校ですね。」…とお褒めの言葉もいただき、また一つ竜西プライドが増えました。
 シーカヤック体験の模様は、ドローンカメラで撮影されていました。その映像は後日学校にももらえるそうなので、給食の時間にでも全校で見ようと思います。きっと「大自然の中のとても美しい風景」に仕上がっている予感がします

2022年9月30日(金)
海を感じる!@ 〜6年修学旅行 志摩・鳥羽〜

 9月30日(金)、10月1日(土)の2日間、6年生は三重県の志摩・鳥羽に修学旅行に出かけました。3年ぶりの「1泊2日」日程の修学旅行です。
 本校の修学旅行は、他の学校とは違って、「自然体験活動」を大切にし、「海なし県滋賀」だからこそ、めいっぱい全身で「海を感じる」ことをテーマとしています。
 今回の旅行で最初に訪れたのは、大王埼灯台。「日本ののぼれる灯台16基」のうちの一つである大王埼灯台に上り、まずは子どもたちに、果てしなく広がる太平洋と、果てしなく遠くにある水平線をじっくり感じてほしかったのです。
 漁港近くの駐車場でバスを降り、岬に向かう細い坂道を5分ほどのぼると眼下に太平洋が開けます。「おー!広〜い!」と子どもたちは感嘆の声をもらします。そして何を思ったのか、みんなで海に向かって「ヤッホーーーーー!」と叫んだのでした。跳ね返るものが何もない海に向かって、「ヤッホーーーー!」と大声で叫ぶ…何とも間抜けに思える行為ですが、これが子どもたちの一番正直な「感動」の表われです。もちろん「やまびこ(こだま)」は何も返ってきませんが、先に灯台に上っている仲間たちが、それに応えて「ヤッホーーーーー!」と返してくれます。この奇妙な「ヤッホー」のかけあいを、写生に来ていた地元の中学生が不思議そうに見ていました。こんな風景を私(校長)は微笑ましく感じながら、子どもたちの「純粋な感動」を嬉しく思っていました。

2022年9月29日(木)
ひみつをいっぱい見つけたよ!〜2年生JR近江八幡駅見学〜

 今日は2年生が校外学習に出かけましたが、引率は私(校長)ではなく、教頭先生だったので、その様子をブログで伝えてもらいます。
<以下、教頭ブログ>
今日は校外学習の一環で、2年生がJR近江八幡駅に施設見学へ行きました。来週6日に豊公園・鉄道スクエアへの校外学習を控え、実際に公共交通機関について知ることがねらいです。
バスで到着後、10時から見学開始です。1組グループと2組グループに分かれて「ホーム」と「改札口」周辺を駅員さんの説明を聞きながら見学しました。2年生の子どもたちには目新しいものがいっぱいで、キョロキョロしながらも駅員さんの言うとおりに移動してお話をいっぱい聞かせていただきました。例年は施設見学をしたあとそのまま電車に乗って遠足へ…という日程でしたが、それではゆっくりと施設見学ができないので今年度は施設見学と乗車を別の日にしました。おかげでゆっくりと見学や質問ができて分けてよかったと思っています。質問も「一両の定員は何人ですか?」「近江八幡駅に止まる一番長い電車は何両ですか?」のように、きっと電車のことを想像しながら考えたのだろうなと思える質問が多く、感心しながら聞いていました。いっぱい見つけたひみつ、来週の校外学習でもっとたくさんのひみつを見つけられるといいですね。
最後になりましたが、近江八幡駅の職員の皆様、ご多用の中、子どもたちのためにありがとうございました。感謝いたします。

2022年9月29日(木)
気づいてほしいな…この香り 〜2年生テラスそばのキンモクセイ〜

 今朝、校舎の点検&ごみ拾いに歩いていると、どこからか甘いいい香りがしてきます。2年生のプール側のテラスのそばに植えてあるキンモクセイが今年も花を咲かせてくれています。この香りを嗅ぐと、秋が来たなあと毎年思います。
 私(校長)が子どもの頃、字の神社のトイレのそばとか、字の中でもやっぱり外トイレのそばにたくさん植えてあったような気がします。その時は、あまり考えませんでしたが、今から思うと、キンモクセイのいい香りで、トイレ臭を消していたんだろうなと思えます。「自然の消臭芳香剤」と言ったところでしょうか…。
 風に乗って香ってくる甘い香り…子どもたちにも気づいてほしいなと願います。そしてその「いい香りのもと」がキンモクセイであることを知ってほしいと願います。
 子どもたちは子どもたちで、バタバタの毎日です。キンモクセイの甘い香りを嗅いで、少し心がほっこりと和らぐといいなと思います。

2022年9月29日(木)
こんなひと時がほっこりします 〜 中庭の芙蓉(ふよう)の花を見ながら〜

 今校舎の中庭に、ひと際大きく目立つ花が咲いています。中国原産の芙蓉(フヨウ)の花です。夏の間、直径10〜14cmの大きな花が次々と咲きます。朝咲いて、夕方にはしぼんでしまう「一日花」です。もう10月に入ろうとしていますが、今も花を咲かせていてくれます。
 そんな芙蓉の花を眺めていると、そこに3年生のNさんとYさんの二人の女の子が寄ってきて、「校長先生、この花、同じ茎から赤い花と白い花の両方が咲くって、ふしぎだね。」とか、「この花、つぼみの形もなんだかとってもかわいいというか、かっこいい。」、「夕方になったらしぼんでるから、そこはアサガオと一緒や。」などと、3人でおしゃべりをしていました。
 バタバタと忙しい日々の中で、少し立ち止まって、花をじっくり見たり、そこに子どもたちも一緒になって、何気ない話をしたりしながら過ごす少しの時間…とてもほっこりする幸せな時間です。Nさん、Yさん、ほっこりする時間をありがとう。

2022年9月29日(木)
楽しい作品がいっぱい! 〜1年生 お話を絵にする「みらいのえんそく」〜

 1年生の「お話の絵」が仕上がってきています。
 題材になったのは「みらいのえんそく」というお話で、「未来の遠足は月にお出かけし、そこで宇宙人と出会って、宇宙人といっしょに…」と言うようなストーリーで、いかにもファンタジックな楽しそうなお話です。
 子どもたちは想像力を働かせ、いろんな色を使いながら、楽しい月の遠足の世界を描いています。どれも楽しい作品に仕上がっていています。
 担任の先生は、子どもたちに絵を描かせるだけでなく、できた作品を子どもたちに紹介しながら、その作品の「楽しいところ」や「工夫したところ」について子どもたちと一緒に鑑賞もしました。
 この後、京都新聞主催の「第52回お話を絵にするコンクール」に応募する予定です。

2022年9月28日(水)
1年生もしっかり集中してがんばれます!〜竜王町徹底反復学習研修会〜

 今日は町教育委員会主催の「徹底反復学習(脳トレ)研修会」が本校を会場に行われました。
 講師には、岐阜市立梅林小学校の元校長先生の堀江秀樹先生が来てくださいました。梅林小学校と言えば、竜王町が徹底反復学習(朝の脳トレ)の取組を始める時に「お手本」にさせてもらった小学校です。堀江校長先生の「子どもたちにしっかりとした基礎学力と集中力を養い、学ぶことが楽しいと感じながら、未来を生きぬく確かな力を育んでいきたい。」という熱い思いで始められた徹底反復学習…数年間の積み上げで確かな学力向上の成果が得られただけでなく、集中力や学習意欲の向上、そして何よりも子どもたちの自尊感情の高揚が成果として得られました。
 梅林小学校に何度も視察研修に行かせてもらって、そのノウハウを学び、竜王町の実践に生かしながら、今日まで「竜王町独自の徹底反復学習」を磨き上げてきました。
 そんな堀江先生に、本校の「脳トレ」を実際に見ていただき、直接ご指導いただけることは本当にありがたいことだと感じています。堀江先生は、「竜西小の脳トレには、4年間のしっかりとした積み上げの成果を感じます。先生方の熱意と子どもたちの集中力とやる気が重なり合って、心地いい緊張感の中で素晴らしい時間になっています。子どもたちの元気でハリのある声がとてもいいですね。」、「1年生もしっかり集中できていますね。音読教材に動作化を取り入れて音読しているのがとてもいいです。文章を読みながら動作化することで、言葉の意味や作品のイメージがしっかりとつかめます。工夫して取り組まれている先生方の努力に敬意を表します。」…など、たくさんお褒めの言葉をいただきました。
 本校では、今気持ち新たに「子どもたちは手を止めない、先生たちは足を止めない」をスローガンに、朝の脳トレに力を入れて取り組んでいきます。子どもたちは、手を止めることなく15分間「集中力」が途切れないように頑張ります。先生たちは、足を止めることなく15分間一人ひとりの子どもたちを見届け、認め、誉め、励まし、サポートし続けます。子どもたちと先生たちが「本気」になって、毎日の小さな「努力」を積み上げ、「確かに生きて働く=使いこなせる基礎学力」と「集中力や学習意欲」、そして何よりも「やればできる!自分は伸びる!」という「自尊感情」をしっかりと高めていきます。
 本日、ご指導いただいた堀江先生、甲津教育長様、そして町教委学校教育課の皆様に心より感謝申しあげます。今日の学びを生かすべく明日からまた子どもたちとともに頑張ります。

2022年9月27日(火)
収穫に感謝!田中さんに感謝!そして応援に感謝! 〜5年生 たんぼのこ稲刈り体験〜

「お昼までお天気がもつか…?」そんな心配をしながら迎えた5年生の「たんぼのこ稲刈り体験」。
結果的には、秋晴れのもと、黄金色に輝く稲を収穫する体験ができました。(本当に毎度毎度お天気が味方をしてくれて感謝感謝です)
 5月17日に「田植え体験」をさせてもらって133日目。たわわに実り、頭(こうべ)を垂れた稲株を、一株一株鎌で刈り取り、穂のついていない葉っぱの部分をベルトのようにして稲束に巻いて、くるくるっとひねってまとめる作業を1時間ほど頑張りました。昔使っていた「足こぎ式の脱穀機」を使っての脱穀体験もさせてもらいました。
 ほとんどの子どもたちが「稲刈りは初めて」でしたが、そこで力になるのが「たんぼのこ応援団」の皆さんです。農業委員会や稲作経営者研究会、JAグリーン近江や役場の農業関係、教育委員会各課、公民館や地域学校協働本部に至るまで、総勢20名以上の「お助け部隊」です。今年はコロナ対策もあって、各学級ごとに稲刈りをしましたので、つまりは24人の子どもたちに20人以上の「稲刈り師匠」がいるということで…、ほぼマンツーマンで丁寧に指導していただき、子どもたちは思う存分教えてもらいながら稲刈り体験ができたわけです。
 お米を作るのには、昔から「八十八の手間」がかかると言われていますが、子どもたちが関わったのはこの内、田植えと稲刈りと稲の観察の「三つの手間」くらいで、後の「八十五の手間」は、すべて田中秀樹さんにお願いして今日の収穫を迎えました。自分たちが関われなかった「八十五の手間と苦労」については、これからしっかりと調べたり、田中さんに尋ねたりしながら、竜西フェア(学習発表会)までにまとめ上げてほしいと思います。
 本当にたくさんの方々に支えられての稲刈り体験…こんな「贅沢な体験学習」ができるのは、間違いなく竜王町だけです。まさに「竜西プライド」であり「竜王プライド」です。本当に感謝しかありません。
 左の「刈り取ったど〜!!」の写真は、今度の「広報りゅうおう」の表紙候補になるようです。この満足げな最高の笑顔の写真が採用されるといいなと思います。これもまた「竜西プライド」!
 最後に、はじめの式であいさつしてくれた眞野漣希さん、そして終わりの式であいさつをしてくれた石川陽士さん、5年生の代表として、2人とも原稿も見ずに堂々と立派なあいさつをしてくれました。その姿もまた「たんぼのこ応援団」の皆さんが思わず感心するほど素晴らしいものでした。
 たくさんの方々のおかげで、充実した最高の稲刈り体験になりました。本当にありがとうござました。

2022年9月26日(月)
伝えようとする気持ち 理解しようとする気持ち 〜4年生 福祉学習(手話体験)〜

今日、私(校長)は一日出張だったため、子どもたちとは朝の校門であいさつしただけの寂しい一日になってしまいました。子どもたちの学習の様子も見られず、「ブログの更新が…」と悩んでいたところ、4年生の米原先生が、福祉学習のことをまとめてくれたので、それを今日のブログにあげたいと思います。

以下、米原ブログです!

今日は、竜王町手話サークルかめかめクラブさんに来ていただき、聴覚に障がいがある方への理解についての学習を行いました。前半は自己紹介や自分の体験談を手話で説明してくださったり、聴覚に障がいがある方とのコミュニケーションの取り方について体験を交えて紹介してくださったりしました。
後半は、子どもたちが3つのグループに分かれて、それぞれ手話での自己紹介の仕方を教えていただきました。耳が聞こえないことによる不自由さがあり、手話で話すことが必要になりますが、大切なのはそれだけでなく、何よりもコミュニケーションのために、表情が大切なこと、伝えよう、聞こうとする気持ちが大切なことなど、日ごろの私たちの生活でも人と関わっていく上で大切なことを学ばせてもらいました。当たり前に「聞こえる」生活の中では、ついつい「聞いているふり」になってしまっていることがありますが、お互いを尊重し、何を伝えようとしているのか聞こう、理解しようとする気持ちは、人と関わっていく上で最も大切なことだと改めて感じました。
 当事者からいろんなお話を聞いたり、体験させてもらったりすることは、児童にとって実感として「心が動く」学習であり、教室のみの学習ではなかなか実現できないものなので、とても意味が大きいものになりました。今日学んだことを、感じたことをしっかりとまとめて、竜西フェアに向けて、発表の準備を進めていきます。

児童の感想(抜粋)
自分の名前を手話で伝えられて楽しかったです。友だちが手話をしていてもすぐにわかったのにびっくりしました。私も手話で話したり、教えたりしたいと思いました。今度からは、スーパーや町で聴覚に障がいがある方に出会ったら、手話でコミュニケーションをとってみたいです。

2022年9月23日(金)
筋道を立てて「説明」する力 〜子どもたちの心が動く!考えることが楽しい授業づくり〜

 もしも子どもたちが、算数の難しい問題にぶつかった時、「この問題はかけ算なの?割り算なの?」なんて聞いてきたとしたら、もうそれは「算数の問題を解いている」のではなく、「早くこの問題を終わらせてしまいたい」と思っているということであって、すでに楽しくない勉強になってしまっているということです。また、「答え(正解)を出す」ことばかりに固執していて、どうしてそうなるのかをじっくり理解しようとしないのも、すでに勉強が嫌になっている証拠です。
 子どもがそんな状態に陥っているとしたら、それはすべて「学校の授業」のまずさに原因があると考えています。
 子どもたちが、「それ、解いてみたい」と前のめりに食い込み、ああかな…こうかな…と試行錯誤しながら自分なりに答えを導き、それらを友達どうしで交流しながら、「なるほど!そう考えたら簡単やな」とか「すごい!そっちの解き方の方がすっきりしてる!」と自分の考えを深めたり、広げたり…算数の問題を解く「鮮やかさ」や「すっきり感」を感じながら学習を進めることで初めて、子どもたちが「考える楽しさ」を手に入れ、主体的に学ぶ力がついてくると思っています。そんな授業にすることが学校の責任であり、目標であります。
 そのために、授業の中で、「筋道を立てて考える」ために、図や表に表したり、数直線を使ったりしながら、自分で考えることを大切にしています。そして、その道筋(過程)を文章や図を使って表し、それを相手に分かるように「説明する」ことに重きを置いて、授業を展開しています。
 まだまだ、理想には遠いかもしれませんが、本校の先生たちは日々授業研究に励み、子どもたちの「心が動く!考えること自体が楽しい!と感じられる授業」をめざして努力しています。

2022年9月22日(木)
ノートをつくる力 〜ノートは「写す」から「つくる」ものへ〜

 理科室前や2階の少人数指導教室前に、6年生の「ノート名人」と称されたノートのコピーが掲示されています。
 写真では分かりにくいですが、よく見ると本当に「よくできたノート」だとつくづく思います。
 「ノートをとる」という言い方をよくしますが、単に黒板を写すだけ…というのもありますし、耳で聞いた大事なことを書き込んだり、図や矢印を使って見やすくしたり、余白をうまく使ったりして、自分だけのノートに仕上げる…というのもあります。
 滋賀県では、子どもたちの「読み解く力」の育成に力を入れています。「読み解く力」には、文章や情報を正確に読み解き理解する力と、相手の言葉やしぐさ、表情から、相手の意図や思いを読み解き理解する力の2つの側面があるものと捉えています。そして、その両面から「必要な情報を確かに取り出す」、「情報を比較し、関連付けて(自分と結び付けて)整理する」、「自分なりに解決し、知識を再構築する」というプロセスを、どの発達段階においても意識して「読み解く力」を育成していくことが大切であると考えられています。
 「ノートをつくる」というのは、まさに「読み解く力」を育む大切な過程の一つだと考えます。
 @必要な情報を確かに取り出す…黒板に書いてあることや先生の話したことから大切なことを拾い上げてノートに書く。
 A情報を比較し、関連づけて整理する…図や矢印等を使って、ノートの中で整理したり、関連付けたりする。
 B自分なりに解決し、知識を再構築する…自分なりに工夫したノートづくりによって、「知識」がより分かりやすく、再構築される。

 ノートを「写す」ことは、単に「作業」に過ぎないかもしれませんが、「ノートをつくる」ことは、ノートに書くことを「取り出す」「集める」→「整理する」「関連付ける」→更なる工夫で「知識」をより「分かりやすく」「理解しやすく」する…というプロセスを経ながら、確かな「読み解く力」を育んでいきます。そして「ノートをつくる力」はこの先、中学校や高校にあがるにつれて、より重要性と有用性を増していくことは確実です。
 特に4年生以上では、「ノートづくり」の大切さを意識しながら、少しずつ「知識の再構築」と呼べる「ノートをつくる力」を高めていってほしいと思います。

2022年9月21日(水)
集中!A 〜集中力が字に乗り移ります!〜

 久しぶりに5年生の教室に、書写(毛筆)を見に行きました。今日のお題は「大志」…Boys, be ambitious.(少年よ大志を抱け!…本当に子どもたちには、将来の大きな夢や希望を描いてほしいと切に願っています。そして、その夢や目標に向かって、日々の小さな努力の積み重ねを惜しまない子どもたちでいてほしいと願っています。
 この書写の授業でも、子どもたちの集中力と全力モードに感心させられました。集中していると自然に背筋が伸びてきます。しっかりと筆を立て、丁寧にかつ迷いなく筆を運びます。子どもたちの集中力と本気が書く字に乗り移るがごとく、字に力強さと勢いを与えていきます。
 いい作品がたくさんできあがりました。

2022年9月21日(水)
集中!@ 〜いつでも集中・全力モードに切り替えます!〜

 3日前には、感動的なりゅうせいピックを創り出してくれた子どもたち…まだまだその余韻に浸りながらですが、朝はしっかり15分間集中して脳トレに取り組みます。写真は2年生の教室ですが、無言の教室に鉛筆が走る音だけが耳に入ってきます。
 朝の脳トレの積み上げの成果は、りゅうせいピック(運動会)にもよく表れていました。例えば、開閉会式での子どもたちの姿です。「短い時間に集中して取り組む力」がしっかり身についていますから、姿勢を崩さずしっかりと話を聞いたり、てきぱきと行動したりすることができます。
10分間ほどの団体演技の時の「集中力」と「全力モード」も半端なものではありませんでした。きっと、保護者の皆様も子どもたちの演技に驚かされ、感動されたことだと思います。 
「集中・全力モード」と「リラックスお楽しみモード」をさっと切り替えられるのが、竜西っ子の強みであり、「竜西プライド」です。すばらしい子どもたちです!

2022年9月17日(土)
感動をありがとう! 〜「これぞ!竜西プライド!」を感じたりゅうせいピック2022〜

 子どもたちの「本気」の思いが天に通じて、雨に降られることもなく、風に脅かされることもなく、無事にりゅうせいピック2022を開催することができました。
 開会式から閉会式まで、子どもたちはすべてのプログラムを「全力」でやり遂げてくれました。
 徒走でのそれぞれの「全力疾走」、それぞれの学年部の「よさ」が十分に発揮された団体演技、そして仲間とともに絆をつないだ学年部リレーなど…どの競技にも子どもたちの「本気」と「全力」があふれていました。
 今年度のりゅうせいピックは、子どもたちが「自分たちが主役の運動会なんだ」という意識を強くもって、主体的に頑張れた運動会だったと思います。「本気」だからこそ「全力」だからこそ、「仲間との強い絆」が見えるからこそ、たくさんの「感動」の場面を生み出したのだと思います。
 本当に子どもたちが輝いていた素晴らしいりゅうせいピックになりました。子どもたちに、「たくさんの感動をありがとう!」と言いたい気持ちでいっぱいです。
 
 PTA役員の方々にも、今日も朝早くからテント設営や、駐車場の誘導、また広報の写真撮影など、たくさんのご支援をいただき本当にありがとうございました。また、閉会式後は、役員以外の保護者の方々にも、たくさん片づけを手伝っていただき、スムーズに後始末ができましたこと心よりお礼申しあげます。
 今日は、お家へ帰って、精いっぱい運動会を頑張った「満足感」や「達成感」、「自分への自信」を家族にいっぱい話してくれるといいなと願っています。
本当にもう今日しかないと奇跡の日でした。無事に開催できて本当に良かったです。ありがとうございました。

2022年9月16日(金)
りゅうせいピック 準備完了! 〜素晴らしい 運動会会場〜

 台風の進路と影響が心配される中ですが、明日のりゅうせいピック(運動会)は予定通り実施する方向で動いています。明日を逃すと、おそらく来週の平日開催でしかできないこと…、子どもたちのモチベーションが今ピークにあることを思うと、少々の雨なら実施したほうがよいと私(校長)は考えています。
 今日は、朝から会場準備を始めました。PTA本部役員さんは9:30に集まってくださり、子どもたちを暑さから守る大量のテント(20張)を役場から借りて運んでくださいました。
 午後1時からはすべてのPTA役員さん(学級委員さん、字委員さん)が準備にあたってくださり、暑い中、テント設営や入退場門設置、遊具の固定、土のうづくり等々、たくさんの準備作業をしていただきました。
 高学年の子どもたちも午後2時から、自分たちの係の準備を行い、午後3時過ぎには立派な「りゅうせいピック会場」が仕上がりました。
 夕方、最終点検をしながら運動場を見つめていると、改めて「こんなに広く、水はけがよく、草もほとんどない最高の運動場」であることを感じました。子どもたちを含め、我々にとってもはや「あたりまえ」の風景になっていますが、こんなすばらしい運動場があることを幸せに思わないといけないなと感じます。やはりこの運動場自体が、本校の自慢であり誇り=「竜西プライド」です。
 この素晴らしい会場で、明日、全校児童と保護者の皆様が集い、盛大にりゅうせいピックが開催できることを本当に幸せに思います。どうか、明日午前中だけでも強い雨や強い風になりませんように…。
 最後に、PTA本部役員ならびに学級委員・字委員の皆様、本日は大変暑い中、運動会の前日準備に協力してくださり本当にありがとうございました。

2022年9月16日(金)
やっぱりリレーは熱くなります! 〜高学年 さすがのバトンパス〜

 りゅうせいピックには、いろんな競技がありますが、子どもたちが熱くなるのはやはり「仲間と一緒に頑張る競技」のようです。応援合戦や団体演技、そして何よりも学年部リレー(低学年は今年は玉入れで競います)が子どもたちの心を熱くしています。
 高学年ともなると、バトンパスの「上手い下手」で全体のタイムが大きくかわることを分かっていますから、一生懸命「バトンパス」の練習に時間をとります。
 バトンパスは、「バトンをもらってから走り出す」では話になりません。「バトンをもらった時点で、すでにどれだけスピードにのっているか」が肝になってきます。
 そのためには、バトンを受け渡しする二人の距離感や呼吸が大切になってきます。どれくらいの距離で次の走者がダッシュするか…何回も練習を繰り返しながら、最もスムーズにパスできるポイントを探り、「Go!」や「はい!」などのかけ声によって、2人の息を合わせていきます。もちろん後ろを見たまま走っていてはスピードに乗りませんから、ノールックで前を向いたままバトンをもらいます。高学年の中には写真のように、すばらしい「バトンパス」を見せてくれる子どもたちが何人もいて感心しました。
 本番も、抜きつ抜かれつの白熱した勝負になると思いますが、「走る速さ」だけでなく、「バトンパス」のスムーズさにも注目して観覧していただきたいと思います。

2022年9月15日(木)
リーダーシップを発揮して勝利をつかみます! 〜二人の応援団長の熱い思い〜

 今日の昼休み、応援練習等が忙しい中、赤組団長 中松佳資さんと青組団長 寺田礼央弥さんに来てもらって、日頃の労いの意味も含めて少しお話をしました。

 私(校長)が団長さんに聞いてみたかったのは、団長に立候補した動機と、今自分の中で大切にしていることのふたつです。
 まず団長をしようと思った理由については…、
中松さん曰く「1年生の時、運動会の応援団長を見て、すごくかっこいいと思いました。ぼくもあんなふうになりたいと憧れました。6年生になった今、その憧れを現実にするべく立候補しました。」
寺田さん曰く「応援団長は6年間で一度しかないできないこと。そんな大きなことに挑戦してみたかった。楽しいりゅうせいピックにするために全直で頑張りたい。」
 二人は、私の方をしっかり見て、力強く語ってくれました。二人の本気度が伝わってきて、とても頼もしく思いました。
 次に「リーダーシップを発揮するために、どんなことを大切にしているか。」を聞いてみると…、
 中松さん曰く、「まずは自分が恥ずかしがったりしないで、堂々と大きな声や大きな動作を心がけ、みんなを引っ張っていきたいです。」
 寺田さん曰く、「自分の考えだけでなく、他の応援リーダーたちの考えや思いをしっかりと受け止めて、みんなで一つのものを創り上げることを大事にしたい。」
 二人ともそれぞれの思いをもちながら「団長(リーダー)」である自分の責任と重要性をしっかりと感じてくれていることが分かりました。今年は6年生全体がよく動いている印象があります。そんな動きを創り出していてくれるのこの二人の団長です。
 最後に、全力を尽くして競い、優勝トロフィーが手にできるようお互いの健闘を約束してお話を終わりました。熱い思いをもって全力を尽くすこの二人に心からエールを送ります!

2022年9月14日(水)
「総力戦」の様相 〜運動会 応援合戦練習〜

 今日の昼休みは、色別の応援合戦練習でした。体育館での全体練習は15分ずつ、あとの練習は学級別に教室で行いました。2,3日前と比べると、圧倒的に「声量」と「勢い」がパワーアップしていることに驚かされます。先日のブログでお伝えした通り、6年生の熱意が5年生に伝わり、高学年がしっかりとリードすることで、全校が早くも「心ひとつに」全力の応援がなされています。まさに、「総力戦」の様相を呈しています。例年より取組時間が短いはずなのに、完成度が高いというのが竜西小の子どもたちの素晴らしいところです。「集中力」や「切り替える力」が確かに身に付いています。

 今年感心させられるのは、6年生の応援団長をはじめとする応援リーダーたちのチームワークです。泣きながら意見をぶつけ合うようなことも乗り越えながら、チームの勝利のために「一致団結」の姿を見せていてくれます。例年なら、基本的にいつも先頭に立ってすべてを仕切っているのは「応援団長」ですが、今年は少し様相が違います。応援リーダーそれぞれの良さを生かす役割分担がされていること、またそれぞれの担当学年の指導に対して、一人ひとりのリーダーが強い自覚と責任感を持っているところです。
 例えば、全体(全校)に対して分かりやすく「説明」することは本当に難しいことですが、ここは、赤組はHさん、青組はOさんが引き受けています。この二人は本当に上手に「説明」します。1年生にもよく分かる「話し方」ができ先生たち顔負けです。応援団長は、練習全体を見渡しながら、6年生全体に指示を出したり、後の応援リーダーミーティングで総括したりします。とても「組織的」に動いている6年生の姿は本当にすごいと思います。
 本番まであと3日。どうか子どもたちの体調とお天気が崩れませんように…心配して祈るしかない私(校長)です。

2022年9月14日(水)
「みんなが楽しい!」をめざして主体的に取り組む〜報道委員会 アニメイラストコンクール〜

 今、昇降口前廊下には、報道委員会が企画した「アニメイラストコンクール」の作品がずらーっと掲示されています。全校児童が自分の好きなアニメや漫画のキャラクター等を描いた作品が並んでいて、ほとんどの子どもたちが、前を通る時に一つひとつ作品を見ながら、「わー、これめっちゃうまいなあ!」とか「これ、すごく色がきれい!」、「めっちゃ細かいところまで描いてる!」等の感想を漏らしています。
 委員会活動は、学校生活に必要な仕事をみんなで分担したり、学校生活が楽しくなるような取組を自主的に行なったりする活動です。
 今回のような「イラストコンクール」は、みんなが楽しめるように、自分たちの発想で主体的に行なった取組であり、大変すばらしいと感じています。
 ただ、今回のような取組をした時に、取組の「振り返り」をしっかりと行い、成果や課題を整理して次の取組につなぐようにすることが最も大事なことなので、そこを頑張ってほしいと思っています。それをしないと取組は次第に「決まりきったもの」「マンネリ」になっていきます。例えば、「たてわり遊び」をする時に、一向に遊びの種類や内容が増えてなかったり、広がらなかったりしているのと同じで、いつも「決まりきった同じこと」の繰り返しになる心配があります。
 子どもたちがこれからの社会を生きていく、社会の一員として役割を果たしながら、幸せや生きがいを感じて生きていくためには、社会に対して「主体的に」関わり、「よりよくしていこう」という意識で、「改善」や「工夫」を続けていくことが大切だと考えます。小学校の「委員会活動」や「児童会活動」、中学校の「生徒会活動」はいわばそのための「準備」や「練習」であって、社会や集団(仲間)に対して「無関心な人間」にならないための大切な活動だと思っています。
 だから子どもたちには「みんなが楽しくなる!」ための工夫した取組を積極的にやってほしいと思いますし、トライ&エラーを繰り返しながら、どんどん充実した取組に変えていってほしいと願います。それがやがては「学校文化」や「竜西プライド」に育っていくのだと思います。
 報道委員会さん、楽しい企画をありがとう!今回の取組の感想をできるだけ集めて、次の企画に生かしてください。期待しています。
 

2022年9月13日(火)
「読書文化」と「読む・書く力」そして「じっくり考える力」を育てる 〜読書おすすめカード〜

 りゅうせいピック(運動会)ムード一色の今日この頃ですが、2階の読書掲示板には、子どもたちが夏休みに読んだ本をもとにして書いた「読書おすすめカード」が掲示されています。
 やはり読む人の興味を引く「読書おすすめカード」は、おすすめしたい本のあらすじが簡単にまとめてあって、そこに自分が読んだ感想や印象的だった場面のことを短くまとめてあるようなカードでしょうか。
「あらすじや要旨を端的にまとめる力」や「自分の感想や見どころを短くまとめる力」が育ってないと、なかなか難しいかもしれません。
 本校では「ほんわか大作戦」と称して、子どもたちに「読書文化」と「読む・書く力」、そして「じっくり考える力」を育みたいと考えています。絵本の読み聞かせや「読書タイム」、「ファミリー読書の日」の取組、そして今回のような「読書おすすめカード」の取組等を通して、子どもたちが「読書」に親しみ、豊かな情操や想像力を育むとともに、「文章を読む力」や「文章にまとめる力」、「本の世界に浸りながら、じっくりじっくり考えたり、思いを巡らしたりする力」が育てばいいなと考えています。
 朝の脳トレで育まれるのが、集中力を土台にしたすばやく効率的に考える力=「速考力」であるのに対し、読書によって育まれるのは、想像力を土台にしたじっくり豊かに考える力=「遅考力」と言えるかもしれません。このふたつの力をバランスよく育むことが理想だと日頃から考えています。

2022年9月13日(火)
子どもたちの頑張り 天までとどけ! 〜気になる17日の天気〜

 りゅうせいピックの練習も佳境に差しかかっています。残暑厳しい中、熱中症に気をつけながら、「短時間に集中して練習する!」という動きが子どもたちにも浸透しています。
 それぞれの学年部の「よさ」をめいっぱい表現する団体演技。低学年部は全力で楽しく可愛くダンスを踊ります。中学年は持ち前の元気よさと思い切りのよさを発揮して、民舞を力強く踊ります。そして高学年は全員の心をひとつに、「揃える」美しさにこだわって演技します。
 練習とはいえ、子どもたちの楽しそうな表情や力強い真剣な表情を見てると、早くも胸が熱くなる瞬間があります。
 こんな子どもたちの一生懸命な思いや頑張りが天に届き、17日(土)に予定通りりゅうせいピックが実施できるよう願うばかりです。天気予報は、やや後ろ倒しになっていて、17日(土)は曇り予想になっています。どうかこのまま…急変しませんように。

2022年9月12日(月)
初めて運動場で応援練習をしました〜6年生の特別な思い〜

 暑い日になりましたが、昼休みには初めての全校応援練習をしました。今年度は、一人ひとり十分な間隔をとった状態で、声も出して応援合戦をします。(昨年度までは、応援リーダー以外鳴り物だけの応援でした。)
 6年生にとっては、この応援合戦にも特別な思いがあります。
 小学校最後の運動会…応援団長や応援リーダーに立候補するかしないか…多くの子どもたちが悩みます。あまり人前に出ることが得意でない子どもたちも、「最後だから自分の力を試したい!」、「自信はないけど、最後だから挑戦してみる!」…そんな思いで、決心して立候補します。それぞれが運動会や応援にかける思いをアピールした後、学級の仲間の互選によって団長や副団長、応援リーダー等の役割分担が決まっていきます。
 応援リーダーだけが着る「法被」にも特別な魅力があるのかもしれません。「これを着れば思いきりやれる!力が湧く!」…そんな効果もあるでしょうし、代々見てきた先輩リーダーに対する憧れもあるのでしょう。
 とにかく6年生の思いは特別なのです。その熱い思いが下学年の子どもたちに伝わり、思いと思いが呼応しあって、爆発的なパワーを生み出すのが応援合戦の魅力です。特に5年生の動きやパワーが大切になってきます。5年生が来年の自分たちをイメージしながら、どれだけ真剣に自分ごととして、6年生のバックアップができるか…5,6年生が燃え上がれば、自然と炎は全体に広がります。「熱く一生懸命になること」の楽しさが全学年に広がれば、もうそれは大人の想像をはるかに超える「子どもたちならではの爆発的なパワー」が生まれます。
 あと残すところ4日間。子どもたちはどこまで熱くなってくれるでしょうか…。

2022年9月12日(月)
熱中症が心配な暑さだからこそ〜集中してがんばろう!〜

 週初めの月曜日。朝から太陽がガンガン照りつけます。意外に湿度が低く、熱中症計は「警戒」レベルにおさまっていますが、体感ではかなり暑く感じます。
 今日の2校時は全校練習で開閉会式の流れを確認しました。長い時間練習できないので、最低限度のことだけ練習しました。
 自然と先生方の指示も厳しくなります。短い時間で集中してやらなければならないからです。子どもたちも、なぜ先生たちが厳しいのかよく分かっています。
「何回も繰り返し練習できないから…集中してよく話を聞かないと…」
 そんな思いが、子どもたちの話を聞く姿勢からよく伝わってきました。だらけて砂遊びをする子はほとんどいません。
17日(土)…どうもお天気回りはよくなさそうですが…子どもたちの一生懸命な頑張りと思いが、天に届きますように…。こんなに子どもたちは頑張っているのですから…。

2022年9月9日(金)
6年生の「修正力」がすごいです! 〜第2回運動会応援練習〜

 今日の2校時。本当は全校でりゅうせいピックの開閉会式の練習をする予定でしたが、お天気が怪しかったので、急遽各教室で「応援合戦」の練習をすることになりました。
 どこの教室からも1回目とは明らかに違う「勢い」と「盛り上がり」を感じました。6年生の「指導・サポート」の様子が前回とまるで違います。前回は、例えば1年生に説明するのに、A4サイズの紙に書かれたスローガンや応援歌を見せながら…しかも漢字にふり仮名もふっていない…一本調子の話し方で説明をする…そんな風景でした。一生懸命であることは確かですが、なかなか1年生には通じません。
 多分6年生は1回目の練習の後、丁寧な振り返りをして、今日の練習に臨んだのでしょう。いろんなところが「修正」されていて、低学年の子どもたちにもよくよく伝わり、だんだんと盛り上がりと一体感が生まれてきました。大きな模造紙に応援歌を書いて見やすくする、説明だけでなく、できたことを「ほめる」ことを大切にする、自分たちの動きを堂々と大きなものにすることなどで、下級生を惹きつけました。たった2日でここまで「修正」してくるとは…正直驚きました。
 6年生の担任の先生に話を聞いていると、昨日も応援について6年生の中で熱い議論になり、それぞれの「熱い思い」をぶつけ合い、しまいには泣き出ししまうぐらい真剣な話し合いになったようです。これも6年生が「本気」になっているからこそ生まれる「葛藤」です。いろんな思いがあって、共通理解するのが難しい場面があっても、6年生がめざす目標は同じはずです。「最高のりゅうせいピックにする!」…最後はその目標で「心をひとつに」してやり抜いてほしいと願っています。

2022年9月9日(金)
こんなところにも「竜西プライド」 〜滋賀県学校給食だよりNo230より〜

滋賀県学校給食会が発行されている学校給食だより
第230号の5ページに見つけました。本校4年生 橋本航季さんの書写の作品が掲載されています。学校給食に関する機関誌なので、書写作品も給食(食育)にちなんだ字の書写作品です。
 どうですか!この元気いっぱい大きくて活きのいい「魚」!すばらしい作品だと思います。この機関誌に掲載されるのにふさわしい秀作です!
 学校の中だけでなく、いろんなコンクールやスポ少の大会等、竜西っ子のがんばった証「竜西プライド」があったらどんどん紹介していきたいともいます。
 橋本航希さん、掲載おめでとうございます!

ちなみに学校給食だよりはここから見られます。
https://shigakyu.or.jp/pages/36/

2022年9月9日(金)
子どもたちは「手を止めない」先生たちは「足を止めない」〜「生きて働く力」を確実に身に付けられる「朝の脳トレ」に〜

 全校共通実践「朝の脳トレ」の積み上げも4年目に入っていて、全国学力・学習状況調査等でもその成果が確実に表れてます。日頃から、子どもたちの計算力がどれだけ伸びたのか、どれだけ漢字が習得できたかを確認する「効果測定」を定期的に行なっています。
 一番最近の効果測定の結果と昨年度の同時期の結果を比較すると、今年度はあまり伸びが芳しくありませんでした。毎朝、各教室を見に回っていても「全集中」で取り組めていない子たちがちらほら見受けられるのが気になっていました。
 「朝の脳トレ」は毎日の日課として、「同じこと」を繰り返す学習ですから、何となく取り組んでいては、当然マンネリ化しますし、意欲も徐々に低下していきます。こうなるともはやそれは「トレーニング」ではなく、単に「めんどうくさいこと」となり、意味のない作業になってしまいます。
 15分間「全集中」で取り組み、それを毎日繰り返すことではじめて、本当に「生きて働く大きな力」=基礎学力、集中力、粘り強さ等…が身につきます。子どもたち自身も「自分が伸びた!」と実感できます。そのためには、あくまで「集中して取り組む」ことが大前提になります。
 頑張るのは子どもたちですが、子どもたちを「頑張る気持ち」にさせるのは先生の仕事です。教室内に「全集中」の張り詰めた空気感、心地よい緊張感をつくるのは先生の仕事です。
 子どもたちは、15分間、可能な限り「手」を止めません。漢字練習でも、時間のある限り「余白」に漢字を書きまくります。音読(暗唱)や漢字練習文の復唱もしっかり口を開けて発声します。「手」と「脳」、そして「口(声を出す)」と「脳」は直結していて、それぞれをしっかりと連携させることで脳が活性化します。
 先生たちは「足」を止めません。子どもたちの机の間を歩き回り、子どもたち一人ひとりの「集中力」や「意欲」が持続するよう、きめ細かに看取り、誉め、励まし、やる気を後押しします。15分の間、どれだけ一人ひとりの背中を押してやれるかが、子どもたちの意欲向上のための鍵になります。子どもたちの「本気」は先生たちの「本気」によって成り立ちます。
 そんなことを先生たち全員で、もう一度確認しなおしました。学校全体が「本気」になって「朝の脳トレ」に取り組んでいきます。子どもたちの力を伸ばします。

2022年9月8日(木)
五感を通して全身で学びます 〜3年生 果樹園(ファームタケヤマさん)見学〜

 学校は運動会一色ムードにありますが、学習もしっかり頑張っています。
 今日からまた3年生の「〇〇たんけん」シリーズが始まりました。2学期のたんけんは、おもん竜王町の産業にアプローチした見学になります。
 今日はその第1弾ということで、竜王町と言えば「おいしい果物!」…ということで、「果樹園」見学=果樹園たんけんをするため、ファームタケヤマさんにお邪魔しました。
 昨年度は、コロナ対策のこともあって、見学が延期になり、見学に行った時にはすでに果物の収穫時期が過ぎていましたが、今年は収穫最盛期に見学に行くことができてよかったです。お客さん対応が忙しい中、子どもたちのために時間と手間をさいてくださるファームタケヤマさんには感謝しかありません。本当にありがとうございます。
 子どもたちは、現地で実際に果樹園の様子を見て、臭いをかいで、手を触れてみて…五感を働かせながら全身で学びます。お話の中から、果物を育てる方法や、栽培の工夫や苦労をしっかりと聞き取ってメモをしていきます。
 3年生の「たんけん」学習では、そこで働く人の「仕事の工夫や苦労」そして何より「働く人の願い」について知ることを一番大切に考えています。「見学=体験学習」や「地域の人々との関わり」を通して、「人々の思いや願い」を知り、そして「ふるさと竜王町」のよさや未来について考えを深めていきます。次回は、「バラ園」見学でしょうか…まとめの壁新聞の仕上がりを楽しみにしています。

2022年9月8日(木)
「考えること」と「伝えること」 〜6年生 応援合戦指導〜

 今、最も忙しくたくさんのことを同時進行でやらないといけないのが6年生。自分たちにとって最後のりゅうせいピック(運動会)を 最高のものにするために、めいっぱい気を張りながら全力で取り組んでいてくれます。
 昨日の午後1時45分からの15分間、6年生が手分けして、1〜5年生の各教室に出向いて応援合戦の説明や指導を行いました。6年生1学級24人が5人ずつくらいに分かれて応援の仕方を教えに行きます。6年生の一人ひとりがリーダーとなって下級生に指導するわけです。このことは口で言うほど気楽のものではありません。大勢の前に立って話すだけでも緊張しますし、自分たちの説明がすんなりと理解してもらえるか分かりません。特に学年が下になるほど分かりやすく正確に伝えることは難しくなります。
6年生たちが自分たちで応援アピールを「考えること」はそう難しくないでしょう。みんなでアイデアを出し合って、実際に試しながら仕上げていく…その過程は自分たちでもイメージできます。しかし、そうして考えた応援アピールを、何も知らない下の学年に「伝えること」は段違いに難しいこととなります。そこには「相手」がいて、「相手の反応・受け方」を確認しながら、臨機応変に「伝え方」を工夫していかなければならないからです。これは初めから想定できるものではなく、このような機会の「場数」を踏み、トライ&エラーを繰り返すことでしか「伝える力」はつかないのです。そんな意味において、6年生が下級生に「教える」「伝える」機会というのは、6年生にとって大変意味のある体験活動になります。
応援アピールの内容は、赤組(1組)も青組(2組)も大変工夫されたものでした。今年の「流行」もうまく取り入れていました。今年の夏、甲子園で話題になったH和堂のCMソングなんかも活用するんだろうなと思っていたら、しっかり応援歌(替え歌)に取り入れられてました。
 これから練習を積んで、それぞれの組の「心をひとつに」そろえながら完成度が上がっていくのが楽しみです。
 がんばれ!6年生! 今頑張っていることの一つ一つが、すべて自分たちを大きくしてくれます。

 さて、昨日のクイズの答えです。
 @滋賀県には5つの鉄道が乗り入れています。JR在来線、JR新幹線、近江鉄道、信楽高原鉄道…最後の一つは?
 (答え) 正解は、京阪電鉄です。京阪石山、浜大津、大津京、追分…主に大津方面で運行しています。

 A滋賀県内に鉄道の駅は全部で何駅ある? ア.96駅  イ.104駅  ウ.122駅 
 (答え) ウ.122駅が正解。実際に調べてみましたが、私(校長)の調査結果は、JR在来線が58駅、JR新幹線1駅(米原)、近江鉄道33駅、京阪電鉄24駅、信楽高原鉄道6駅 合計122駅でした。

 B滋賀県に鉄道の駅が一つもない市町はいくつある? ア.1市町  イ.2市町  ウ.3市町
 (答え) ア.1市町が正解。鉄道の駅がないのは竜王町だけです。竜王町は滋賀県で唯一「鉄道の駅」がない町です。それだけに2年生が学習した「公共交通」としての「バス」のさらなる積極的な活用が必要になるのかもしれません。

2022年9月7日(水)
電車とバスでGO! 〜2年生 公共交通を学ぶ〜

 今年度も滋賀県土木交通部交通戦略課の東坂さんや井岡さん、また町未来創造課の皆さん、そして近江鉄道バスさんの全面協力を得て、2年生が公共交通について体験的に学ぶ交通環境学習を実施することができました。
 本校の駐車場に実際の路線(乗合)バスをもってきていただき、だれもが快適に利用できるためのバスの秘密をたくさん見つけました。実際に「整理券」も発券してもらって、駐車場内のコースをバスで走っていただきました。子どもたちは、「次降ります」ボタンの数を数えたり、停留所や運賃が示される電光掲示板をスケッチしたりしていました。車椅子のお客さんがバスに乗り込むための「ノンステップ」機能や大きなバスのエンジンを見せてもらうことができました。
 教室の方では、「公共交通」の意味や大切さを教えてもらった後、実際に自動券売機で切符を買う練習をさせてもらいました。黒板に貼られた「自動券売機」の写真を使って、切符を買う操作を学びました。
 2年生の子どもたちは今日の体験学習を事前学習として、この先、近江八幡駅を見学し「駅の仕組みとヒミツ」を学び、その後実際に自分たちの力で近江八幡駅から長浜駅まで電車に乗る体験をする校外学習へと学習を進めていきます。
 最後に今日の学習の中で教わったことをクイズにしてみます。正解は次回の校長ブログで!
 @滋賀県には5つの鉄道が乗り入れています。JR在来線、JR新幹線、近江鉄道、信楽高原鉄道…最後の一つは?
 A滋賀県内に鉄道の駅は全部で何駅ある? ア.96駅  イ.104駅  ウ.122駅 
 B滋賀県に鉄道の駅が一つもない市町はいくつある? ア.1市町  イ.2市町  ウ.3市町

2022年9月6日(火)
2・4年生の皆さん、運動会に向けての草引きをありがとう」〜みんなの心を一つに力をあわせよう〜

「教頭ブログ」第3弾!

昨日は雨天のため1・3年生の草引きを延期にしましたが、今日2・4年生は実施することができました。しかも台風の影響で、曇り空でちょうどいい程度の心地よい風が吹いていて、草引き日和だったのは有難かったです。運動場の雑草はほとんどが青々としているというよりは枯れているような茶色で抜きやすいのですが、数が多くて本当に骨が折れます。掃除時間だけの作業でしたがリヤカー一杯の雑草が取れました。2年生、4年生の皆さんありがとうございます。
中にはテントウムシを見つけて「テントウムシや〜」とそっちが気になって、手が動かせていない子どもたちも少々いましたが、ほとんどの子どもたちは一生懸命に頑張りました。8月のPTA環境整備作業から地域の皆さんや子どもたち、教職員と様々な立場から多くの人が関わってきれいな状態の運動場になってきました。今年の運動会の全体スローガンが、子どもたちの運営委員会で『心 技 体 〜みんなの心を一つに力をあわせよう〜』に決定したばかりです。このスローガンのように力をあわせて整備した運動場で最高のりゅうせいピックができるよう、子どもたちは練習に励んでいます。17日をぜひお楽しみに!

2022年9月5日(月)
Cross my heart 〜心は密に〜

「教頭ブログ」第2弾。

6年生の団体演技の練習です。体育館に5・6年が一度に入ると「心」だけでなく「身体」も密になるので、学年別に6年生だけで行っています。
高学年はこの団体演技で「リーダーシップ」「フレンドシップ」「チャレンジシップ」を大切に、練習を重ねています。一人ひとりが目標に向けて友だちと心を密(親密)にし、支え合いながら取り組んでいます。
今日、練習を見ていて感じたのは、みんなが笑顔ですごく楽しそうということです。動きを覚えなければならないシビアなこの時期に、子どもたちが本当に楽しそうな顔で演技をしているのがすごく印象的でした。心を一つに、かっこよく、そして笑顔で表現してくれるのが楽しみです。
もう一つ印象的だったのは、ステージの上で自らお手本を見せる木本先生でした。あの動きは相当練習しないとできないなと感じ、夏季休業中から担任団で集まって、相談しながら練習していた汗だくの先生方の姿を思い出しました。みんな、がんばれ!!そして、楽しもう!!

2022年9月5日(月)
用務員さん、猛暑の中いつもありがとうございます〜りゅうせいピックに向けて、運動場の整備中〜

<お詫び…>
 私(校長)は、家の都合で2日間お休みを頂いたので、9月5日(月)・6日(火)のブログ更新ができておりませんでした。毎日ブログをチェックしていただいている方には申し訳なく思っております。
 そのかわり、教頭先生がその間、校長代行としてブログ記事を書いていてくれたので、5日(月)と6日(火)の2日間は、教頭ブログをお送りします。

以下、「教頭ブログ」です。

今日は昼前から霧雨が降っていて、何だかずっと体育館への渡り廊下や保険室前に設置してあるミストシャワーを浴びているような天候でした。予定では掃除の時間に1・3年生が運動場の草むしりをするつもりでしたが、雨脚が激しくなり延期にしました。
 先月のPTA環境整備作業で5・6年生と保護者の皆さんに作業をしていただいたのですが、広い運動場ゆえにまだまだ雑草が残っています。5・6年生は8月に作業を頑張ってくれましたが、1〜4年生は参加できていません。自分たちが使う運動場は自らキレイにするという気持ちを持ってもらうためにも2日間に分けて実施するつもりでした。
 今日は出来ませんでしたが、用務員さんは2学期に入ってから、いえ夏休み中から毎日のように草むしりをしてくださってます。しかも、一日に数時間もです。用務員さんとしての仕事が他にも多くある中で、子どもたちのために、そして最高の運動会にするために精一杯頑張ってくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

2022年9月2日(金)
高学年始動!〜リレー練習始まりました!でも5年のFSは延期…〜

 今日も暑い日になりました。曇っているとそうでもないのですが、太陽が出てくると一気に暑さを感じます。
 非常に強い台風11号が接近していて、5日(月)の5年生のフローティングスクールがどうなるか心配していましたが、案の定午前中にびわ湖フローティングスクールから「延期」の連絡が入りました。5年生はとても楽しみにしていましたし、体も心もフローティングに向けて、しっかりと「整えて」きたのに…とても残念です。
 それでも5年生は、ある程度覚悟していたのか、ひどく落ち込むこともしないで、りゅうせいピックの練習に一生懸命励んでいました。
天候不順やコロナ感染の厳しい状況もあって、子どもたち自身が、できる時に、できる事からどんどん練習していこう、準備していこうと積極的に動いている雰囲気があります。「自分ごと」としてりゅうせいピック(運動会)を捉えていることがとても嬉しいです。担任の先生も熱中症計を片手に、休憩や水分補給に気をつけながら、「短時間集中型」の体育(練習)を行なっています。
 子どもたちの「自分たちが主役」という意識が、「子どもたちにとっての最高のりゅうせいピック(運動会)」を創り出してくれると思っています。来週…あまり暑くなく、それでいて雨が降らない天気になりますように…

 追伸…今日一番驚いたのは、給食センターの対応です。直前になってのフローティングの延期決定ですから、月曜日の給食対応なんてできるわけないとあきらめていたので、子どもたちに「月曜日はお弁当を持ってきてください。」と連絡しようとしていたまさにその時、「なんとか食材が調達できたので、月曜日5年生の給食を準備できます!」と給食センターから連絡が入りました。長年東近江市の学校で仕事をされてきたS先生からは、「信じられへん!こんな対応をしてくれるのは初めて。竜王町の給食センターすごいわ。」と感嘆の声がもらされました。子どもたちは、たまにしか食べられない「お弁当」の方がよかったかもしれませんが、お家の方には「給食あり」の対応はきっと喜ばれるはず…。今回の給食センターの「子どもたちへの愛」を感じる対応に心から感謝いたします。

2022年9月2日(金)
「校長先生、絶対見に来てや!」〜子どもたちの主体性が嬉しいです〜

 8月31日(水)のことだったでしょうか…3年生のE.Kさんが、私(校長)のところにやってきて、「校長先生、明日の昼休み、私たちはダンス(民舞)の練習してるから見に来てほしい。絶対見に来てや !」と誘ってくれました。
 昨日の昼休みに3年生ホールに行くと、本当に何人かの子どもたちが、エイサーの太鼓とバチをもって自主練習をしていました。まだ練習を始めたばかりなのに、もう自分たちだけで昼休み、主体的に練習を始めています。
 子どもたちのりゅうせいピック(運動会)にかける熱い思いと、「自分たちが主役だ」という意識をもって、主体的に動いて姿がとても嬉しかったです。
この3年生の子どもたちのように、すべての子どもたちが、運動会の取組を通じて、一生懸命に頑張ることの気持ちよさを、そしてそれを全力で表現することの楽しさを十分に味わってほしいと願っています。

2022年9月1日(木)
団体演技の練習も始まっています!

 今日は朝から雨降り…。運動場での練習はできませんが、いつもより涼しい中、体育館での練習が盛んに行われました。
 団体演技は学年部(2学年)で行いますが、十分な距離を保ってマスクを外して練習するため、2学年一緒に練習することはできません。この時間も4年1組と3年2組だけが一緒に練習していました。(4−2と3−1は次の時間に一緒に練習します)
中学年は、一人ひとりが小さな太鼓とばちをもって、沖縄の民舞「エイサー」を踊るようです。今は、先生や互いの動きを見ながら、「振り付け」をしっかり覚える練習をしています。「考えるよりとにかく動く!体で覚えよう!」と桐畑先生の檄が飛びます。今はバラバラな体の動きと太鼓の音も、日々だんだんと一つに揃っていくと思います。「早く振りを覚えて、思い切りダイナミックに踊りたい!」という子どもたちの胸の高鳴りが聞こえてきそうな練習風景でした。

2022年8月31日(水)
りゅうせいピック(運動会)に向けてGO!

りゅうせいピック(運動会)の練習も始まりました。担任の先生たちは熱中症計の数字を確認しながら、また途中で休憩をとりながら慎重に練習を進めています。
 どこの学年も、運動場では徒走の練習から始めています。低学年は50m、中学年は80m、高学年は100m走ります。本校「ご自慢」の運動場は、横向きに100m直線セパレートコースがとれます。(こんな学校、そうはないです)
 2年生は、スタートの練習を頑張っていました。熱中症予防のため、50mを何回も走るのではなく、ポイントを絞って、今日はフライングをしないでみんなできれいなスタートを切ることに特化して練習していました。
 コロナも心配、熱中症も心配…、少しも気を緩められない毎日ですが、子どもたちの成長と満足感・達成感のために、しっかりと子どもたちを見守っていきたいと思います。

2022年8月31日(水)
今日から「朝の脳トレ」がスタートしました!

 2学期が始まって3日目。早くも「朝の脳トレ」がスタートしました。基礎学力の徹底や集中力向上のための取組ですが、朝一番15分間集中して取り組むことで、一日の学校生活スタートを「整える」ことにも大きな意味があります。これから運動会の練習も本格的になってきますが、朝のスタートは「脳トレ」から始めます。
 取り組んで何年にもなる上学年(写真左5年生)はさすがの「落ち着きぶり」です。下学年(写真右1年生)だって、写真のとおりみんないい姿勢で集中できていました。
「朝の脳トレ」の積み上げの効果は、6年生が今年度の全国学力・学習状況調査で証明してくれています。国・算・理の3教科とも、全国平均より高い結果になりました。特に算数は、全国平均よりうんと高かったです。それに「基礎理解」だけでなく「思考・判断・表現」(いわゆる応用)の力が優れていて、学習意欲の高さも目立っています。
 「朝の脳トレ」の積み上げによる基礎力の定着や課題に向かう集中力の高さと根気強さ、また「仲間との対話や協働を大切にした」授業づくりによって育まれた探究心や学習意欲の高さが大きな成果をあげていると私は分析しています。
相変わらず6年生の下駄箱はとてもきれいです。みんな、よく「整って」います。他の学年もよく「整って」来ています。もうあとあと少し…って感じでしょうか。体も頭も心も「整える」ということを大切にしていきたいと思います。

2022年8月30日(火)
自分たちが主役のりゅうせいピック(運動会)に!〜8/27 PTA環境整備作業 ありがとうございました〜

今日は、私(校長)が一日出張だったため、学校での子どもたちの様子が見られず…先日のPTA環境整備作業と子どもたち自身の除草作業についてブログを書きます。
 先日27日(土)の8時半から、保護者の皆様と高学年の子どもたちによる運動場の除草作業等を行なっていただきました。通常の運動場の2倍ほどもある広い広い「ご自慢」の運動場ですが、一旦草が生えだすと、除草作業が大変になるという辛さもあります。日頃の用務員さんの作業だけでは追い付かないので、「人海戦術」に頼るしかありません。だからPTA環境整備作業は、学校にとって本当にありがたいPTA事業です。たくさんの保護者の皆様に参加いただき、運動場や校舎周り、学校周りの除草作業や溝そうじ、そして運動会の入場門の修理等まで、ご協力いただき本当にありがとうございました。おかげさまでりゅうせいピックに向けて、子どもたちが気持ちよく活動することができます。
 運動場の除草作業については、私(校長)なりにもうひとつの思いがあります。それは「子どもたち自身」にしっかりと除草作業に取り組んでほしいということです。自分たちのりゅうせいピックを自分たちの力で創り上げるという意識がとても大切だと考えています。運動場をきれいに安全なものにするのもそのひとつです。「自分ごと」としてとらえ、「自分たちの力」でやりきるりゅうせいピックにしたいと思います。
 5,6年生の子どもたちは、保護者の皆さんと一緒に頑張ってくれました。1年生から4年生も、来週から交代で運動場の「草引き」や「石拾い」に取り組んでもらおうと思います。
 りゅうせいピックの取組は、体育的な面だけでなく、仲間同士や学級集団の絆を深めたり、ものごとを自分ごと(主役意識)としてとらえ、主体的に根気強く取り組める力をつけたりするための大切な学びの場だと考えています。ご家庭においても、りゅうせいピック当日の結果だけでなく、そこまでに至る過程での子どもたちの頑張りや思いを看取っていただき、背中を押してやれる温かな認めや励ましをぜひお願いいたします。

2022年8月29日(月)
夏休み 10人の「挑戦」 〜竜王町子ども英語スピーチ大会〜

 8月27日(土)の午後、3年ぶりに竜王町子ども英語スピーチ大会が開かれました。(昨年度は、ビデオ審査のみでした)
 本校から出場してくれたのは1年生〜5年生の10名。
 1年生 福島悠希さん
 2年生 田中玲花さん コ本和希さん
 3年生 北澤詩乃さん 林 咲百さん 
 4年生 福島蓮人さん 齊藤颯志朗さん
 5年生 野上智生さん 北村優美子さん 田中愛彩さん

 みんな結構な長さの英文をしっかり覚えて、堂々かつ表情豊かにスピーチできていたので驚きました。竜西小の子どもたちは、ジェスチャーを加えながら表現したり、英語で歌を歌ったり、フリップやイラストを見せながら説明したり、いろんな工夫や自分らしさが輝いていてとても見応え(聴き応え)がありました。
 この夏休みの10人の子どもたちの「挑戦」。私はこの「挑戦」自体が意味のある素晴らしいことだと思います。「思い切ってやってみる!」と決めて実際に行動に移せる子どもたちの力強さが嬉しいです。この「挑戦できる力」が子どもたちの成長を加速させます。気持ちだけではありません。きっとたくさんたくさん練習したのだと思います。だから本番は「力を出し切る」ことに集中できて、結果としてみんな堂々とした素晴らしい発表(スピーチ)ができたのだと思います。10名の「挑戦」に、心から拍手を送りたいと思います。
 審査の結果については、見事5年生の田中愛彩さんがAGE賞を受賞し、4年生の斉藤颯志朗さんと2年生の田中玲花さんも努力賞を受賞しました。入賞した3名の皆さんおめでとうございました。来年度はもっとたくさんの子どもたちが「挑戦」してくれるといいなと思います。
 ちなみに中学生出場者8名のうち、6名が西小出身の子どもたちでした。この6名の「挑戦」も私にとってはとても嬉しく、心から応援し、めいっぱいの拍手を送りました。

2022年8月29日(月)
2学期のスタート 〜びわ湖放送が取材に来られました!〜

長い夏休みが終わり、2学期が始まりました。朝夕は幾分涼しくなりましたが、子どもたちが登校してくる頃には既に気温も上がり始め、「暑い〜!」と汗をかきながら登校してくる子も多かったです。コロナ感染状況も、高止まりが続いていて、気の抜けない状況下での2学期のスタートとなりました。
 2学期は、子どもたちにとって「楽しみな行事」がたくさんあり、行事等の取組によって子どもたちがうんと大きく成長する学期でもあります。コロナ感染症や熱中症予防について基本的な対策を徹底し、なんとしても子どもたちの豊かな学びと楽しみを守っていきたいと思っています。
 今日は、びわ湖放送さんが始業式の様子を取材に来てくださいました。教室での始業式の様子や、夏休みの宿題の回収風景、また、6年生の何人かに夏休みがんばったことや2学期の目標についてインタビューしてくださいました。
 担当の前園さんは、「教室でテレビ画面を見ながらの始業式でしたが、子どもたちはしっかりと話を聞くことができたり、画面の校長先生に対してでもきちんとお辞儀ができたりして、素晴らしい子どもたちですね。」とおっしゃってくださいました。取材の模様は今日の夕方5時の「ニュース滋賀いろ」で紹介してもらえるようです。
 始業式には、私から以下のような話を子どもたちにさせてもらいました。


「長い夏休みが終わり、今日からいよいよ2学期が始まります。39日間もあった長い夏休みも、終わってみれば、あっという間だったというのが正直な気持ちかも知れませんね。

 コロナ感染症感染拡大第7波の勢いは、留まるところを知らず、滋賀県でも毎日新規感染者が2000人を越え、竜王町内でだけでも20人を越える日がたくさんありました。
 感染予防対策を徹底し、いろんなところに気をつけながら過ごさなければなりませんでしたが、皆さんは夏休みを十分に楽しめましたか?
 1学期の終業式でも話したように、夏休みにしかできない「体験」や「挑戦」がいっぱいできましたか。皆さんの夏休みの楽しい思い出話を聞かせてもらうことを楽しみにしています。

 さて、今日から始まる2学期は、1年の中で最も長い学期で、授業日は80日もあります。そして、この2学期には、りゅうせいピック(運動会)をはじめ、6年の修学旅行、5年のフローティングやたんぼのこ稲刈り体験、4年生のやまのこ学習、それから各学年の校外学習、学習発表会であるりゅうせいフェア、そしてマラソン大会などなど…本当に大きな行事がたくさんあります。皆さんも今からとても楽しみにしていると思います。
校長先生からは、そんな2学期に皆さんに本気でがんばってほしいことをこれからお話します。

 竜王西小学校の学校目標は、みんなもよく知っている通り「みんなが楽しい!竜王西小学校」です。この2学期どんな「楽しい!」を、どんな「楽しさ」をめざしてほしいのか…校長先生が思っていることは二つです。
 まずひとつめは、みんなが「元気」でいることです。みんなが「元気」でいないことには、なんの楽しさも生まれません。学校でコロナに感染が広がったり、熱中症になったり…、夏休み明けで生活リズムが整わず体調不良になったりする人がいては、みんなが楽しむことができません。最悪な場合、学級閉鎖になったり、学校閉鎖に追い込まれたりします。みんなが楽しみにしている学校行事も中止せざるをえなくなります。
一人ひとりがしっかりと体調管理を意識して、コロナ感染症や熱中症の基本的な予防対策をしっかりと徹底して、また、「早寝・早起き・朝ごはん」をきちんと実践して、まずはみんなが「元気」な体でいられるようにしましょう。もちろん心の「元気」もとても大事です。いやなことや不安なこと、悩みがあったら、先生や家族、友達に遠慮なく相談しましょう。校長先生もいつでも皆さんのお話を聞きますから、困ったときは校長室に来てくださいね。みんなが「元気」でいることが、みんなの「楽しい学校生活」を守っていく基本になります。

二つ目は、この2学期はりゅうせいピックやマラソン大会、りゅうせいフェアなどの大きな行事がありますから、「やりきる楽しさ」「やり遂げる楽しさ」「力を出し切る楽しさ」をたくさん味わってほしいと思います。
自分でしっかりと「目標」を立てて、根気強く努力を続け、最後までやり切る…その後に待っている満足感や達成感を味わいましょう。いつも願っている通りの結果が出るとは限りませんが、たとえいい結果が出なくても、「精いっぱい努力できた!」「出せる力は全部だした!」と胸を張って言える自分をめざしましょう。「やり切った」爽快感、満足感を味わいましょう。
それから、学級やチームの仲間と心を一つにして、力を合わせ、励まし合いながらがんばることで得られる大きな大きな「一体感」や「感動」をみんなで手に入れましょう。まずは、りゅうせいピックからです。最高のりゅうせいピックになるよう、全校のみんなが心を一つに頑張りましょう。

最後に…近江高校の山田選手の悔し涙の写真(下関国際高に敗れた時)を見てもらいましたが、山田選手は、そのすぐ後のインタビューで、「今まで支えてくれた仲間に感謝したい。この経験をこれからに生かしていきます。本当に楽しい2年半でした。」と答えています。「優勝」という目標は叶わなくとも、これまで精一杯努力してきた自分と仲間たちには悔いはなく、誇りに思う気持ちに満ちているのだと思います。私たちも、そんな気持ちになれるよう、全力が尽くせるといいですね。
今日から始まる2学期。さらなる「みんなが楽しい!」をめざして、みんなが「元気」でいること、目標をもって、みんなで力を合わせて、最後まで全力を尽くして「やりきること」を大切にしていきましょう。先生たちも必死で頑張ります。皆さん、頑張りましょう!
 これで、校長先生のお話を終わります。最後までしっかり聞いてくれてありがとうございました。

2022年7月20日(水)
たくさんあります!作品等募集 〜夏休み作品募集を掲示しています〜

 夏休みの自由研究やいろんな作品募集については、「夏休みチャレンジ!」という冊子にまとめて、子どもたちに配布していますが、この「夏休みチャレンジ!」には、「学校がお勧めする作品募集の情報」が厳選されて載っています。
 しかし、近年はいろんな機関や団体から多種多様な「夏休み作品募集」の案内があり、とてもとてもすべての情報をお知らせすることは不可能になっています。
 そこで、学校に送られてきたいろんな「作品募集」の案内を昇降口前に掲示していますので、「夏休みチャレンジ!以外の募集って、どんなのがあるのかなあ…」と関心のある方は、いつでもご覧ください。7月中、平日の16:40までなら見ていただけますので、よかったらお越しください。

2022年7月20日(水)
1学期終業式 〜明日から夏休み〜

 最近のコロナ感染症拡大の状況に鑑み、今学期もビデオ放送による終業式としました。子どもたちは教室で校歌を歌ったり、私(校長)の話を聞いたり、また担任の先生から「夏休みのくらし」についての話を聞いたりしました。私(校長)からは次のような話をしました。

全校の皆さん、おはようございます。
 今日で1学期はおしまい、いよいよ明日から長い夏休みが始まります。皆さんの気持ちも今からわくわくしていることだと思います。
 相変わらず、コロナ対策、熱中症対策にいろんな不自由や制限を強いられる1学期でしたが、そんな中でも皆さんは本当によく頑張れたと思います。学習はもちろん、その他の学校生活においてもしっかりと地に足をつけて、落ち着いていろんなことに力いっぱい取り組めたと思います。
もちろん、無事に1学期が終えられるのは、皆さんの頑張りだけでなく、家族をはじめ、地域の皆さん、校外学習や見学の時のガイドさんや見守りの方、スクールガードさんなどのボランティアの皆さんのおかげであることをちゃんとわかって、そのことに心から感謝しないといけません。今日の帰り、スクールガードさんがいてくださったら、必ず「1学期間、安全を守っていただき、ありがとうございました。」とお礼を言いましょう。

さて、この1学期の間、校長先生はいろんな方から、竜王西小学校そして竜王西小学校の皆さんのことを褒めていただきました。本当にたくさんたくさんほめてもらって、ちょっと「ほめすぎちゃう?」と恥ずかしくなるくらいでした。
どんなことをほめてもらったかというと…、
よく言われたのが、「西小の子は、ちゃんとあいさつできますね。それにちょこんと頭を下げて、会釈してくれるのがとても気持ちいいです。」と、あいさつや会釈のこと。
それから、学校に来てくださる教育委員会やゲストティーチャーの方々からは、
「西小の子は、落ち着いてますねえ。みんな集中して授業に向かえています。担任の先生とよく息があってますね。」という、みなさんの「集中力」や「落ち着き」のこと。このことは校長先生も、そう思っています。それに「集中力」や「落ち着き」に加えて、最近「けじめ」がつけられるというか、「ルールが守れる」ようになったなとも感じています。
熱中症予防のために、登下校時や外に出る時は帽子をかぶるということを見事にみんながきちんと守っています。それから特に4年生がすばらしいと思うのですが、昼休みにみんなで楽しく遊んでいても、そのあと掃除のチャイムが鳴ると、パッと切り替えて一斉にみんなが校舎にもどります。4年生のこの「けじめ」の力はピカイチで本当に素晴らしいと思っています。

それから、まだまだ褒められることはあります。特にびっくりされるのが、昇降口の下駄箱の靴がそろっていることです。「西小の下駄箱は、靴がきちんとそろっていて、本当に気持ちいいですね。」、「靴が整っているというのは、心が整っているということですね。」と言われます。この「靴が整っていること」のすばらしさも西小の自慢です。

他にも、学校支援ボランティアさんたちからは、「子どもたちがすごく丁寧にお礼を言ってくれることに感動します。」とよく言われました。それは、いろんな「お礼の手紙」であったり、2年生のだれかさんが自分で育てたミニトマトをプレゼントしてくれたことだったり、6年生のだれかさんが敬語を使って頭を下げてお礼を言ったりしたことなどいろいろです。

たくさんの方々から褒めてもらえるということは、いつも校長先生が言っている、「これはどこの学校にも負けない!」という西小の自慢や誇りである「りゅうせいプライド」が、みんなの力でひとつずつ増えていっているということです。校長先生はそのことがとても嬉しいです。これからも皆さんの頑張りで、ひとつずつ「りゅうせいプライド」を増やしていきましょう。そしてまた、この後の時間、自分たちの学級でも「自分たちの学級の自慢やほこり」について振り返ってみてください。

さあ、あすから長い夏休みに入ります。せっかくの夏休みですから、夏休みにしかできない「体験」を存分に楽しんでください。また夏休みにしかできない「挑戦(チャレンジ)」をしてみてください。
校長先生からのお願いは、この夏休みを安全に過ごしてほしいことと、2学期に向けて、しっかりと健康と体力を保っておいてほしいことです。2学期に入ると、すぐに一番大きな行事である「りゅうせいピック」の練習が始まります。暑い暑い中、汗をいっぱいかいて頑張らなくてはなりません。そのための健康と体力を夏休みにしっかりと蓄えておいてください。
そのために、一番大切なのは「早寝・早起き・朝ごはん」です。生活リズムやバランスのいい食事をきちんと整えることが何よりも大事です。間違っても一日何時間もスマホやゲームに費やすような、だらしない生活にならないようしっかりと自分をコントロールしてください。もちろん、コロナ対策と熱中症対策も大切です。今急激に感染が広がっていますから、手洗いや消毒、マスクの適切な着用など、今まで通りしっかりとおこなってください。

みんなにとって、最高の夏休みになることを祈っています。これで校長先生のお話を終わります。


 11時45分。1学期最後の一斉下校。みんな元気に「さようなら」を言って帰っていきました。終業式の話で、「スクールガードさんにお礼を言いましょう。」と言っていたのに、たくさんの子どもたちが、「校長先生、1学期間ありがとうございました。」となぜか私にお礼を言ってくれるのが、なんだか照れくさくもあり、嬉しくもありました。やはり愛すべき西小の子どもたちです。

 1学期間、保護者の皆様や地域の皆様には、本校の教育活動に格別なご理解とご支援をいただき、改めて感謝申しあげます。本当にありがとうございました。

2022年7月19日(火)
続いて1学期「ノート名人」決定!

 続いて、1学期間、ノートを丁寧にきれいに、自分なりに工夫して作ってきた人に贈られる「ノート名人賞」の表彰を行いました。
 教育委員会等の学校訪問の時にも、「子どもたちはとても落ち着いていて、どの子もノートを丁寧にとっていますね。」と誉めていただいていますが、その中でもみんなの「手本」となるようなノートづくりに努めている人に「ノート名人賞」を贈りました。受賞者は次の11名です。
1年 鵜川琴香さん
2年 村居幸湖さん 井口瑠乃さん
3年 小川翔大さん 北川祐太さん
4年 鵜川永義さん 矢守あずきさん
5年 今村蓮七さん 西村羽音さん
6年 吉川詩椛さん 橋口悠芽さん 以上11名です。受賞された皆さん、おめでとうございます。
 ノートづくりの力は、中学高校に入ってから特に必要になってきます。高学年のノートなら、黒板の板書を写すだけでなく、「要点」を聞き取って、それをささっと短い言葉で書き込むようなノートづくりをめざしてほしいと思います。「ノートづくり」は「よく見ること」・「よく聞くこと」・「よく考えてまとめること」の3拍子が揃ってこそ、本当の意味の「いいノート」が作れます。もちろん、きれいな字で速く書くことも大切ですから、本当は鉛筆の持ち方なんかも見直さないといけないかもしれません。
 明後日からの長い夏休み、「ノートづくり」にもちょっとこだわってみてはどうでしょうか。

2022年7月19日(火)
1学期読書チャンピオン決定!

「竜王町の子どもたちのスクリーンタイムの増加」が全町的な大きな課題になっている昨今、本校では改めて「読書活動推進」の取組を進めています。日頃から「本」に慣れ親しみ、「本の世界に浸れる」子どもたちになってほしくて、「読書タイム」の設定や、「読書チャンピオン」の取組を進めています。 町図書館とも連携し、「移動図書館」だけでなく、今後は「ブックトーク」等の取組も取り入れていきたいと思っています。
 さて、この1学期、各学級で最もたくさん本(冊数)を読んだ人に贈られる「読書チャンピオン」の受賞者を紹介しましょう。
 1年 林 茉那さん
 2年 吉川友里巴さん 竹内実明さん
 3年 北澤詩乃さん 西澤花暖さん
 4年 藤ア夕綺さん 川崎優菜さん
 5年 村惠結人さん 苗村龍之介さん
 6年 北村紗彩さん 田村優衣さん の11名でした。受賞された皆さん、おめでとうございます。
 明後日から夏休みに入りますから、どの子も何冊かはしっかりと「本の世界」に浸って、「読書の楽しさ」を味わってほしいと願っています。

2022年7月15日(金)
遊びは「破壊」と「創造」だと思う 〜1,2年生図工科・造形遊び〜

 昨日、1年生は運動場の砂場で、2年生は教室でたくさんの新聞紙を使って、「造形遊び」という学習をしていました。
「造形遊び」とは、身近にある自然物や人工の材料,その形や色などから思い付いた造形活動を行うものです。子どもたちは,材料に働きかけ,自分の感覚や行為などを通して形や色などを捉え,そこから生まれる自分なりのイメージを基に,思いのままに発想や構想を繰り返し,手や体全体の感覚などを働かせながら技能などを発揮していきます。これは、「遊びのもつ能動的で創造的な性格」を学習として取り入れた学習と言えます。
 学習と言いながら、子どもたちにとっては純粋な「遊び」として活動を楽しんでいます。しかしこの「遊び」は子どもたちにとって本当に大切な活動であると考えています。
「遊び」はもともと「破壊」と「創造」が基本だと考えます。例えば、赤ちゃんに新聞紙なんかをもたせると、まず間違いなく「破る」か「口に入れる」かします。積み木があれば必ず「崩し」ます。「遊び」のスタートは「破壊」から始まります。幼児期になると、「破壊」だけでなく、ものを「つなげる」「積む」「合わせる」「形を変える」などの行為が加わり「遊び」が充実してきます。でも最後はやっぱり「破壊」します。砂場遊びなんかはその典型だと思います。
 子どもたちの「遊び」は、何かの作品が生まれるわけでもないし、ゴールも明確ではありません。「破壊」と「創造」を繰り返す中で、その材料の特長を生かしながら、思いのままに発想や構想を繰り返し,手や体全体の感覚などを働かせながら技能などを発揮していくわけです。もう一つ「造形遊び」は、自然と協調性が発揮されることもいいところです。一人でするより、みんなで大きなものをダイナミックに創りたい欲求が強くなっていきます。そこに仲間との協力や支え合いが生まれてきます。
 残念ながら、今の時代の「遊び」というか「遊ぶ道具」はすでに「完成」しているものがほとんどで、子どもたちが「破壊」することは許されません。(ゲームの中で、ものや人を破壊することはできますが…これは意味が違います。)すでに出来上がっている「完成品」なので、自分の発想で「創りかえる」こともできません。
 今の時代の遊びを否定するつもりはありませんが、子どもたちの創造力や感性を育てる「破壊と創造」ができる遊びを十分にさせてあげたいと思います。

2022年7月14日(木)
素敵な親子共同作品! 〜4年生PTAひびきあい活動・手形アート〜

 今日の午前中、4年生のPTA親子ひびきあい活動がありました。再びコロナの感染拡大が心配される中でしたが、学級ごとに時間を分けて、また教室とホールの両方を使って、できるだけ間隔をとり、十分に換気をしながら「親子手形アート」に取り組みました。
 親子で手のひらに絵の具を塗り合い、色紙にスタンピングします。そしてその手形を何かの動物に見立てたり、飾りになるものでデコレーションしたりしながら親子ならではの「オリジナルアート作品」仕上げていきます。
 十分な時間は取れなかったかもしれませんが、それぞれの親子で相談しながら、工夫しながら、睦まじく作品づくりを進めていく様子がとても微笑ましかったです。
 それぞれの作品をずらっと並べると、それはそれで1枚の大きな作品に見えて、とてもきれいでした。
 準備や進行をしてくださった学級委員さんに心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2022年7月14日(木)
一粒のミニトマト 〜2年生 素敵なお礼〜

 今日の低学年下校の時、西川のスクールガードさんで、朝はぽえむの読み聞かせもしてくださっているNさんが、とてもにこにこしながら「校長先生、今日は聞いてほしいことがあるんです。」と言って話してくださいました。
「今朝、2年生の教室で絵本の読み聞かせをした後、ひとりの男の子が『いつもありがとう。今朝穫れたトマトあげるね。』と言って、大事にそうに持っていたたった一つのミニトマトを私にくれたんです。そのことがもう、嬉しくて嬉しくて、お昼ご飯の時に美味しくいただきました。こんな素敵な子どもさんがいることをぜひ校長先生に知らせたかったんです。本当にこんな嬉しいことはありません。いつも子どもたちに元気をもらっています。ありがとうございます。」と本当に幸せそうな表情で話してくださいました。その話を聞いて、そんな素敵な子どもがいてくれることを本当に嬉しく思いました。
 また、少し前の話ですが、6年生の「古墳探検隊」に安全確保のためのボランティアに来てくださっていた、同じくぽえむのKさんが、「校長先生、古墳探検に行った2日後に、6年生教室に絵本の読み聞かせに行った時、一人の男の子が、『おとといは、大変お世話になりました。』と言って、頭を下げてお礼を言ってくれるんですよ。私は本当にびっくりしました。今までにこんな素敵なお礼をしてくれた子どもに出会ったことがなかったので、本当に感動しました。」と話してくださいました。
 何気ないところで、先生たちの知らないところで、こんなに「素敵な行い」ができる子どもがいてくれることを心から嬉しく思います。子どもたちのこんな「素敵な姿」を私たちは決して見逃さないように、しっかりと子どもたちを看取っていかなければと改めて思った今日でした。

2022年7月13日(水)
やっぱり歴史はロマンです! 〜6年生 奈良校外学習A〜

 6年生の校外学習午後の部は、奈良公園に場所を移して、若草山→東大寺南大門→大仏殿→大鐘→二月堂→若草山のコースを巡る班別ウォークラリー形式の見学でした。
 昼食とお土産ショッピングを済ませた後、若草山の前で記念写真を撮ろうとした時想定外のことが起こりました。
 後で各班に配るはずの「鹿せんべい」の入った袋をもった先生のところに、一気に鹿が集まりだしました。写真を撮ろうと並んでいる間に、子どもたちの数を越える鹿たちが、袋めがけて集まってきたのです。もう鹿だらけで写真は撮れませんでした。ちゃんと袋に入れて見えないように持っていたはずなのに、海千山千の鹿たちは「お見通し」でした。油断ならない「奈良の鹿さんたち」を実感しました。
 そんなハプニングもあって、ウォークラリーの時間は十分ではありませんでしたが、とにかく大きく、荘厳な「大仏」や「仁王像」を見上げて、ぽかんと口をあいている子どもたちでした。「大仏殿見学」の定番である「柱の穴(大仏の鼻の孔と同じ大きさ)の通り抜け」は、コロナ対策のためできませんでしたが、子どもたちは慈悲深い様相の大仏様を拝みながら、当時の聖武天皇や行基、当時の人々の努力に思いを馳せていたようでした。
 通常、奈良の歴史見学は「修学旅行」で行く学校がほとんどですが、本校の修学旅行は「海を感じる」ことをテーマに実施しているので、修学旅行とは別に校外学習として奈良まで出かけています。「本物との出会い」をもとにした体験的な学びとともに、子どもたちにとってのかけがえのない「想い出づくり」を大切にしていきます。

2022年7月13日(水)
やっぱり歴史はロマンです! 〜6年生 奈良校外学習@〜

 今日は、延期になっていた6年生の奈良への校外学習を無事に終えることができました。
 午前中は、平城宮跡を訪れ、道幅70mもある朱雀大路、立派な朱雀門に圧倒されるところから見学が始まりました。
「天平みはらし館」では、VRシアターで平城京遷都や宮中行事等について学びました。学校での学習の復習的なものですが、立体的で迫力のある映像を見ながら、実感を伴ってより理解を深めることができました。
 そして、「平城宮いざない館」で様々な資料や展示物を間近に見ながら、いろんな角度から「平城京」について深く学ぶことができました。子どもたちにも分かりやすい展示になるよう工夫されていて、子どもたちは熱心にメモを取っていました。
 この見学で私が最も嬉しかったのは、ちょうど歴史ガイドさんが、展望デッキのところで、「向こうに見えるのが若草山で、あそこに見えている大きな屋根が東大寺大仏殿ですよ。若草山の上の方にも古墳がたくさんあります。まあ、前方後円墳ではない小さな古墳ですけど…」と説明された時に、「竜王町には、岩屋古墳という前方後円墳があります。」「竜王町も昔、大和朝廷とつながっていたところです。」などとガイドさんに話している様子を見て、これこそ「地域(ふるさと)を誇りに思う子どもたち」の姿だと感じました。先日、地域の方々のサポートを得て「古墳探検隊」の学習をしたことは、間違いなく有意義な学習だったと確信しました。
校外学習だからと言って、浮かれすぎもせず、きちんと学ぶべき時は学び、楽しむ時は楽しめる6年生の姿にいつも感心させられます。

2022年7月12日(火)
今年もやります! 〜6年生 服のチカラプロジェクト〜

 今日はユニクロ近江八幡店の上田店長さんはじめ4名のスタッフが来てくださり、ユニクロが世界中の企業と協働しながら推進している難民支援「服のチカラプロジェクト」について、そのねらいや取組の内容について話してくださいました。
 まだ着られるのに捨てられてしまう服がある一方で,世界には必要な服が足りない人たちがいます。着なくなった服を回収し、難民などの服を必要としている人たちに届ける「全商品リサイクル活動」にわたしたちも参加することができます。
 昨年度の6年生は、本校の保護者や西幼稚園、コスモス保育園の保護者にも呼びかけ、たくさんの子ども服を回収し、世界中の困っている人たちに届けました。
 さあ、今年度の6年生はどんな取組をしてくれるのでしょう。自分たちの力でできる「世界的プロジェクト」です。たくさんのアイデアを出しながら本気で取り組んでほしいと思います。

2022年7月11日(月)
せかいのひとびと 〜7月のきらうきどんの日〜

 今日は1学期最後の「きらうきどんの日(人権を確かめ合う日)」の取組でした。ビデオでピーター・スペアー(絵と文)の『せかいのひとびと』(評論社1982年発行)
の読み聞かせをしてもらって、世界には70億人以上の人がいるけど、生まれた時からみんな一人ひとりちがっていて、それぞれの違いを理解しながら、お互いを尊重しながら生きることが大切なことを考えました。
 この絵本で特に印象的だったところは、「人間は 身分とか 地位とか かい級なんていう おかしな しくみを つくってきた…… でも みんな 同じ地球で くらしているんだし 同じ空気を すって 同じ太陽に てらされているんだ。 そして さいごは だれもが 死ぬ。」(P33より引用)
「ある人たちは 自分と ちがっている というだけで よその人たちを きらう。そんなことって おかしいよ。その人たちは 自分たちだって ほかの人から 見れば ちがっているって ことを わすれているんだ。」(P37より引用)
「だれもが 思っていることも 食べるものも 着るものも なんでも ぜんぶ 同じだったら 死ぬほど たいくつ。」(P39より引用)
そして最後は、「ほらね わたしたち みんながみんな それぞれ こんなに ちがっているって すてきでしょ?」(P41より引用)で絵本は終わります。
それぞれの学年によって、感じたことや考えたことは違うと思いますが、ずっと大切にしてきている「自分のあたりまえは、みんなのあたりまえではない。」ということや、「みんなちがって、みんないい」という思いがさらに強くなってくれたらなと願います。

2022年7月8日(金)
言葉が通じる 心がつながる 〜4年生 福祉体験学習・点字体験〜

 今日は4年生が、視覚障がい者理解のための福祉体験学習をしました。今年も全盲の障がいをお持ちの谷田こまえさんをはじめ、ボランティアの方々のお力をお借りして、点字体験などもさせていただきました。
 はじめは「点字なんて分かるのかな…?自分で打つなんてできるのかな…?」と不安がっていた子どもたちですが、一つひとつ丁寧に教えてもらいながら、練習を進めていきました。
 最後は「4年○組 ○○ ○○」と自分の名前を点字で打って、それをこまえさんに指で読んでもらって、「あなたは、4年○組 ○○ ○○さんですね。」とちゃんと自分の名前を読んでもらった時、子どもたちはなんとも言えない嬉しそうな笑顔を見せていました。自分で打った点字で、ちゃんと「言葉が通じた」喜びでいっぱいだったのでしょう。そしてそれは、こまえさんと「心がつながった」瞬間であることを感じたからでしょう。
 点字体験のあとは、こまえさんに視覚障がいのある方の生活や苦労、そして障害がある人もない人も幸せに「共に生きる」ためにはどうしたらいいのかを話していただきました。
 こまえさんたちを見送る時、「本当に素直で素敵な子どもたちですね。とても感動をもらいました。来年も楽しみにしています。」とおっしゃってくださいました。谷田こまえさん、谷田もりたかさん、市岡さん、大石さん、そして立木さん、本当にありがとうございました。

2022年7月8日(金)
「怒れてくる」感覚が嬉しいです 〜歩道橋 ごみの散乱〜

 今日の朝、いつもはとても穏やかで物静かな登校班長のZさんが、えらく憤慨した様子で私に報告してくれました。
「校長先生、歩道橋がひどいことになっています。ごみが落ちているというレベルじゃなくて、ほんとにやばいです!」
 すべての登校班を迎え終えてから、歩道橋を見に行くと…おそらく夜のうちに「宴会」をしたのではないかと思われる缶ビールの空き缶が7本、中身の入ったままのペットボトルジュース、ティッシュごみ、お菓子の袋などなどが散乱していました。(私にとって幸運?だったのは、ビールの缶にたばこの吸い殻が突っ込まれていなかったことです。これをされると後の洗浄作業が大変になります…)
 散乱したごみを始末しながら、普段あまり見せないZさんの怒った顔を思い出していました。「ごみ」が散らかっている風景に、「怒り」というか「憤り」を感じてくれる感覚が嬉しいなと思いました。
「割れ窓効果」と言うのがあって、人は荒れた環境を見慣れてしまうと、それを「普通」に感じてしまうほど感覚が鈍感になるというか、人自身の心が荒れてしまうということです。
 子どもたちには、「荒れている」ことや「乱れている」「散らかっている」ということに「敏感」であってほしいと思います。そして「きれいな状態」や「整っている状態」を「心地いい」と感じる感覚を持ってほしいと願っています。
 私が毎日ごみ拾いを続けているのは、子どもたちへのそんな願いからです。下校の時に、Zさんに「歩道橋のごみ、片づけておいたよ。」というと、「ありがとうございます!」と朝とは真逆のすてきな「笑顔」で答えてくれました。そんな子どもたちの笑顔に毎日癒されています。

2022年7月7日(木)
自分でできた!〜1年生 自然遊びで習ったことを自分でやってみた〜

 今日は、昼休みにとても嬉しいことがありました。今日も私は運動場で「熱中症見守りおじさん」をやっていたのですが、そこに1年生のK・Sさんが、「校長先生、自分でここまで作れた。」と言って、シロツメクサで作ったブレスレットを見せてくれました。「これは、自然遊びで作り方を教えてもらったやつだね。」と言うと、とびきり得意げな笑顔で「うん。」と答えてくれました。何とも満足そうな表情がたまらなく可愛かったです。
 続いて、同じく1年生のK・Aさんが、「ぼくはこんなん作ってみた。」と言って、シロツメクサやクローバーを器用につなぎ合わせた飾りみたいなものを見せてくれました。「これはまた、よく工夫して作ったね。」というとK・Aさんも得意そうに笑ってくれました。
 教えてもらったことを、今度は自分一人でやってみる…とても大切なチャレンジですね。「自分でできた!」という満足感は、遊びでも勉強でも、「大きな成長」を生み出す原動力になります。いやあ、2人の笑顔が本当に最高でした。嬉しい昼休みになりました。

2022年7月7日(木)
たんぼのこ学習進行中!〜5年生 稲の生長観察&梅干し作り隊〜

 今日は久しぶりに5年生が「たんぼのこ実習田」の稲の生長観察に出かけました。田植えをした時は2,3本だった苗(茎)が、今や20本ぐらいに「分けつ」しています。稲の高さも50pをこえるくらいでしょうか。今は「中干し」の状態で、田んぼに水は張っていません。
 子どもたちの観察ノートがあまり見られなかったのですが、子どもたちは何をメモし、何に興味を持ったのかが気になりました。途中「校長先生、ショウリョウバッタ捕まえた。」と見せてくれた子がいました。虫に興味を持つのは大いにいいことですが、今日の学習は「稲の観察」ですから、やはり「ショウリョウバッタはなぜ稲についているのか。稲の生長にとってバッタは益虫なのか害虫なのか…。」そんなところに思いを巡らせてほしいです。「目的」をきちんと見据えたうえで、「興味関心」や「想像」、「予想」を広げる力が「生きて働く力」になります。
 また、午後からは少しの時間を使って、梅干し作り隊が、梅干しの「天日干し」に入りました。2,3日干していよいよ完成です。一緒につけた紫蘇も干して乾かして、すり鉢でつぶせばごはんにかけて食べる「ゆかり」になります。できた梅干しは保存しておいて、秋の収穫祭のおにぎりの具に使います。

2022年7月6日(水)
ぼくたちはかっこいい「元気いっぱい」です! 〜4年生 マジなドッジボール〜

 今日の中休み、いつものように腰に熱中症計を携えて運動場へ出て、「熱中症見守りおじさん」をしながら子どもたちの遊びを見ていました。
 運動場では、たくさんの4年生男子たちが、学級対抗でドッジボールをしています。「手加減一切なし」の「マジ(本気)」ドッジボールです。
 いつのまにこんなにうまくなったのか、強いボールを投げたり、強いボールを受けたりできる子がけっこうたくさんいて嬉しく思いました。ボールを受けるのが苦手な子は、ボールの行方を追いながら必死でコート内を逃げ回ります。「○○くん、ナイスなよけ方やん!ドッジボールのドッジは「避ける(逃げる)」という意味やから、それでOKOK!!」と声をかけます。
 だれも「ずる」をしないので、もめません。少々痛い目に遭ってもすねたり、怒ったりしないので、みんながドッジボールを存分に楽しんでいます。途中で「ぬける」子もなく、後から入ってくる子にはウエルカムって感じで…実にうまく遊んでいるなと感心して見ていました。いつのまにかたくましくなっている子どもたちの姿を嬉しく思いました。
 予鈴のチャイムが鳴ると、子どもたちは一目散に校舎にもどっていきます。日頃の担任の先生の「時間は守りなさい!」の指導がしっかりと響いているのでしょうか。時間が来たらさっと終わる…この「けじめ」「メリハリ」もとてもかっこいいです。「だらしない元気いっぱい集団」ではなく、ちゃんと「けじめ」と「メリハリ」のある「元気いっぱい集団」の4年生…最高です!

2022年7月6日(水)
初めての調理実習です 〜6年 家庭科 野菜炒めづくり〜

 今日は本当に久しぶりに調理実習の授業ができました。コロナ感染症拡大予防策を講じるようになってから、ずっとリスクの高い学習として実施を控えてきた調理実習。今の6年生は、5年生の家庭科では一度も調理実習ができませんでした。今回が「家庭科」としての初めての調理実習です。
 学校生活における「感染レベル」が「レベル1」に下がっている今のタイミングで調理実習を再開しました。
手洗いや消毒を念入りに行なって調理実習スタートです。今日のメニューは「三色野菜炒め」です。ニンジン・ピーマン・キャベツを切ってフライパンで炒めて、塩コショウで味付けをします。
実習のメインは「包丁で具材を切る」と言うことでした。千切りや短冊切りに挑戦しました。
子どもたちの手つきを見ているとハラハラもしますが、さすが6年生です。落ち着いて、協力して調理を進めていました。日頃からお家で料理をしている子とそうでない子は、見ているとすぐに分かります。本当に慣れている子は、調理をしながら、同時進行で「片づけ」をさっさとしていきます。その手際の良さには本当に感心してしまいました。完成した「三色野菜炒め」は給食一緒に教室でいただくことになりました。
「調理実習したのは、2年生の時のおでんづくり以来や…。」と感慨深げにつぶやく子どもたちの声を聞きながら、とても複雑な気持ちになりました。

2022年7月5日(火)
身近な学習ツールになってきた!〜タブレット端末を使いこなす子どもたち〜

 「オンライン授業」については、まだまだ「対面授業」に到底かなわない部分があり、課題は山積みですが、普段の授業にタブレット端末を活用することは、随分「当たり前の風景」になってきて、かなり有効に使えるようになってきています。やはり今の時代の子どもたちです。「使い慣れ」、「使いこなす」ことについてはさすがです。今日もいくつかの教室で「へ〜、こんな使い方もできるんだなあ。」と感心する場面がありました。
  左の写真は4年生の図工です。自分の顔をデッサンするのにタブレット端末のカメラ機能を使っています。右の写真は6年生の外国語(英語)の授業です。いろんな国の名所や名物をタブレット端末のスライドショーを見せながら、英語で紹介(おすすめ)しています。
  子どもたちが、涼しい顔して、「あたりまえ」のようにタブレット端末を使いこなしている風景を見ると、学習のスタイルもどんどん変わっていくなと実感します。本当に子どもたちの「適応力」はすごいです。この「適応力」を「創造力」に変換できるよう、我々は新しい授業を仕組んでいかなければなりません。

2022年7月5日(火)
大切なのはここからだ! 〜3年生 まちたんけんをどうまとめる?〜

 3年生教室を覗きに行くと、何やら模造紙を広げて、グループで相談しています。どうやら先日からいろんなところに出かけている「まちたんけん」で分かったことを模造紙にまとめるようです。
 それぞれがメモしたプリントを見せ合いながら、「ここには○○のことを書こう。」、「ここは○○さんが書いてくれる?」などと相談しながら作業を始めました。
 廊下には、昨年度の3年生(現4年生)が作った「まちたんけんのまとめ」の大作が掲示されています。大変参考になりますが、あまりの出来栄えの良さに「プレッシャー」にもなるかもしれません。
 「百聞は一見に如かず」…見学に行って、自分の目で見てくることはとても有用な学びです。
 でも大切なのはここからです。「百見は一考にしかず」です。「見る」だけではだめで、その後よく「考えて」、「まとめる」ことが大切です。そして「百考は一行にしかず」です。考えるだけではだめで、しっかりと「形」として「壁新聞」を完成させることが大切です。3年生の頑張りと「壁新聞」の完成を楽しみにしています。

2022年7月5日(火)
びわ湖の日 〜雨のために取組(除草作業)は延期に〜

 昨日、本当は「びわ湖の日」の取組をする予定でしたが雨天のために延期になりました。
 それでも朝には、全校で「びわ湖」についてのビデオを見て、母なる湖「びわ湖」について、いろいろと勉強しました。
・びわ湖は日本一大きな湖であることはもちろん、世界で3番目に古い湖(古代湖)であること。
・びわ湖の大きさは、約670平方キロメールで、淡路島がちょうど入るくらいの大きさであること。(ちなみに、びわ湖には竜王町が15個入ります。)
・びわ湖が生まれた時は、三重県の伊賀市あたりにあったのだが、だんだん移動して今の位置にあること。
・滋賀県には大小450本くらいの川があるが、そのほとんどがびわ湖に流れ込み、びわ湖から出ていく川は瀬田川1本だけということ。
・びわ湖の水は近畿地方1450万人の生活を支えていること。(近畿の水がめ)
・びわ湖には1700種もの生き物が生息し、そのうち60種の貴重な固有種がいること。
・昔、生活排水等でびわ湖の水がひどく汚れてしまった時期があったが、県や多くの人々の努力でずいぶんきれいになってきたこと。
・7月1日を「びわ湖の日」に制定し、滋賀県民全員が、びわ湖の環境を守る意識を強く持つとともに、環境美化のための取組をすること。
 などなど、「母なる湖・びわ湖を預かっている滋賀県」に住む私たちにとって、とても大切な勉強をしました。
 びわ湖は、滋賀県の誇りであり、その琵琶湖の環境を未来永劫しっかりと守っていくという意識や取組も滋賀県の誇り「滋賀プライド」だと思います。

2022年7月4日(月)
願いごとが叶うといいな 〜1年生 七夕飾り・短冊づくり〜

 今年も恒例の「1年生七夕飾りづくり 」が行われていました。七夕飾りに使う竹は、先日アートクラブで「竹水鉄砲づくり」を教えていただいた尾川源太郎さんが、1年生のために用意してくださいました。
 毎年、私が楽しみにしているのは、1年生の子どもたちが短冊にどんな「願いごと」を書くのかということ…。
一人ひとりの「願いごと」を見て回っていると、今年は、「○○できますように…」というものが多かったです。「(連続)逆上がりができますように…。」「算数がよくできますように…。」「ダンスがうまくなりますように…」などなど、学校の学習や習い事での自分の目標を書く子が多かったです。前向きで具体的な目標が多いなと思いました。
5人姉弟真ん中のHさんは「きょうだいが元気でいられますように…。」という何とも優しい願いごとです。「みんなが熱中症やコロナになりませんように…」と書いてくれた「みんな思い」の子もいました。
 思えば2年前、「一斉休校」があけて間もない頃、1年生の子どもたちの多くが「願いごと」に「コロナがなくなりますように。」と書いていて、とても切ない気持ちになったことを思い出しました。
 すべての子どもたちの「願いごと」が、子どもらしい「夢いっぱい」の「願いごと」になればいいな…。私は「願いごと」にそう書きます。

2022年7月4日(月)
大きな舞台で立派に発表できました!〜第36回少年の主張竜王町大会〜

 昨日は、竜王町公民館で第36回少年の主張竜王町大会が行われました。コロナ対策のため、参加者(入場者)を発表者家族や社会教育団体・学校関係者等に限定して行なわれました。
 「少年の主張大会」はどの市町でも実施されていますが、小学生の部があるところはほとんどなく、小学生にもこんな発表の機会があるところが竜王町ならではの「いいところ」だと思っています。
 今回、学校代表として発表してくれたのは、6年の澤本颯晴さん、5年の坂田美侑さん、コ武芽依さんの3名です。
澤本さんは「いじめやけんかはやめよう」、坂田さんは「一人ひとりができる事」、コ武さんは「なやみをかかえこまないで」というテーマで、日頃から考えていること、またテーマに関して自分の意識が変わったことやこれからの行動目標などを、意見としてまとめて発表してくれました。聴衆はそれほど多くないとはいえ、ステージ上の立派な壇上にあがり、スポットライトを浴びながら、自分の考えをしっかりと主張するのは、とても緊張したと思います。それでも、3人とも、自分を落ち着かせながら、しっかりとした声で、堂々と発表できたことがすばらしかったです。コ武さんには特別賞の「ライオンズ賞」が贈られました。コ武さん、受賞おめでとうございます。
 後半の中学生の発表はみんなさすがでした。文章(作文)自体がとても練り上げられていますし、「主張」という言葉にふさわしく、みんな聴衆を見ながら訴えるように発表していました。あのような発表を間近で見せてもらえるのもとてもいい経験になったと思います。
 竜王西小学校を代表して大きな舞台で発表してくれた3人に大きな拍手を送りたいと思います。澤本さん、坂田さん、コ武さん、よく頑張れました。本当にお疲れ様でした。

2022年7月1日(金)
「中学校」を体験しに行きました! 〜6年生 竜王中体験入学〜

 今日の午後は、6年生が竜王中学校に「体験入学」をさせていただきました。
 はじめ武道交流会館で開校式があり、村田校長先生や深田先生のお話を聞きました。
 整列、座る姿勢、聴く姿勢…どこをとっても恥ずかしくない本校の6年生…早速「竜西プライド」を見てもらうことができました。
 その後5校時は、中学校の授業の参観をさせてもらい、いよいよ6校時は体験授業でした。国語、数学、社会、理科、英語の主要5教科だけでなく、体育、音楽、技術も加えて8つも「体験授業」の準備をしてくださり、一人ひとりの希望に応じた授業を体験することができました。
 国語では、書写の「ろう書き」を初体験させてもらいました。(写真右下)。音楽では、触ったこともない「琴」を演奏しました。(写真右上)弾き方や楽譜の見方を分かりやすく教えてもらい、簡単な曲はちゃんときれいに演奏すことができました。
 他にも、それぞれの教科のよさや特長が感じられるよう、工夫された授業を体験させてもらい子どもたちは満足しているようでした。
 送迎バスの時間の都合で部活見学は十分できませんでしたが、11月にも入学説明会と部活見学会があるので楽しみにしておきましょう。
 夕方、竜王中教務主任の深田先生から、わざわざ電話をいただき、「今日は来ていただきありがとうございました。竜西小の子どもたちは、こちらが説明しようとすると、全体がさっと聴く態勢になり、集中して話を聴いてくれるので本当に感心しました。すばらしい子どもたちですね。入学してきてくれるのがとても楽しみです。」とお礼とお褒めの言葉をいただきました。こんなことを言われると、普通は「いやいや、そんなことはないですよ。」というのでしょうが、私はいつも自信を持って、「はい。自慢の子どもたちですから。」と答えます。手前味噌になりますが、本当にすばらしい子どもたちですから…。
 最後に、6年生が安心して楽しめるよう、「体験授業」にたくさんの準備や大変な手間をかけていただいたこと、心よりお礼申し上げます。村田校長先生はじめ、竜王中学校の先生方、本当にありがとうございました。

2022年7月1日(金)
しっかり挨拶できますねえ。会釈が気持ちいい。〜社会を明るくする運動・愛の学校訪問〜

 今朝は、第72回社会を明るくする運動の学校啓発活動として、校門であいさつ運動をしていただきました。青少年育成町民会議や本校のPTA本部役員さんも一緒になって、明るい笑顔と挨拶で子どもたちを迎えてくださいました。
「西小の子たちは、元気に挨拶できますね。会釈してくれる子が多いのもとても気持ちいいです。」
「たくさんの子が日傘をさして登校してきますね。確かに直射日光を避けることが最も熱中症予防には有効ですね。」
 西小の子どもたちの様子をたくさん誉めていただき、またコロナ対策や熱中症対策をする子どもたちの大変さも分かっていただきました。
 最後の班が登校するまで「あいさつ運動」を続けてくださいました。その後、「ぜひ、昇降口の下駄箱を見てやってください。」と声をかけさせてもらいました。
「本当に靴がきれいに揃っていて、気持ちがいいですね。子どもたちが落ち着いているのがよく分かります。」と言っていただき、「竜西プライド」の一端を見ていただけて良かったなと思います。




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滋賀県蒲生郡竜王町立竜王西
小学校

〒520-2564
滋賀県蒲生郡竜王町
山面1−1
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FAX.0748-58-2475


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