1チームは最大11名、そのうち1名はゴールキーパー(GK)としなければなりません。GKは唯一手を使ってゴールを守る特権があるので(但しペナルティーエリアの中だけ)他の選手と区別するため色の異なるユニフォームを着ます。最少人数は1チーム7名でこれに満たなければ試合が開始できません、また試合中7人未満となった場合は試合を中止します。
公式競技の場合交代要員は3〜7名で(Jリーグでは5名)試合前に決められた人数(Jリーグではポシションの区別なしに3名)だけ交代することができます。 一度交代した選手はその試合に再び参加することはできません、テクニカルエリア(控え選手やスタッフのいるベンチ)で休憩してもいけません、トトカルチョをしてもいけません、スタジアム内は禁煙です。
交代違反にはイエローカードが示されます。(イエローカードについては「反則」の項参照)
ただし体力的に弱い16歳未満の競技者、女子、35歳以上の競技者による試合では一度退場した選手が復帰できるルールを採用することが出来ます。
試合中にGKが全員退場した場合、交代人数を使い切った後にGKが退場した場合は出場しているフィールドプレイヤーの誰かがGKユニフォームを着てGKのポシションに入らなければなりません(GK無しでは試合は継続できない)、この選手はGKと同様に扱われるので手を使ったゴール守備が許されます。
GK、FW(フォワード)などのポジション名は戦術においての役割を示す物で、動ける範囲を拘束する物ではありません。 ポジション名解説ページ
ハーフタイムを挟んで前半20分後半20分。 同点の場合は延長戦を行う場合があり、方法には次の2つがあります。
★前後半それぞれの延長戦を行い得点の多い方が勝ち。
★前後半の延長戦を行い、先に得点した方が勝ち。(Vゴール方式)
「Vゴール方式」これは日本独自のルールとして始まりましたが、フランスW杯決勝トーナメントではじめて国際試合に採用されました。ただし名称は「ゴールデンゴール」と変えられました。しかも欧州では不公平感があるとの理由から現在は廃止の方向へ動いています。
それでも決着がつかない場合はPK戦を行う場合があります。代表者がPKを蹴り合いゴールの多い方が勝ち。ただしこの方法は失敗したキッカーが敗戦の全責任を背負わされるといった理不尽な扱いを受けるため、日本では廃止の方向に動いています。コイントスで勝者を決める場合もあります。
★勝ち点制
Jリーグではより攻撃的なサッカーを奨励することを目的に2003年シーズンから延長戦が廃止され、試合時間内での勝利を重視した勝点制度を導入しています。
| 勝ち点 |
試合時間内での勝利 3点 |
引き分け 1点 |
敗戦 0点 |
●キックオフ
1.コイントスを行い勝った方がエンド(自陣)を選択し、負けた方のチームがキックオフを行います。
2.後半の開始時にはエンドを交代し、前半のコイントスに勝ったチームがキックオフを行います。
3.また、得点が入った時は得点された側のチームがキックオフを行い試合を再開します。
4.延長戦の前半・後半開始時にもキックオフからスタートします。延長前半には改めてコイントスを行います。
「えっ、コイントスが何のことだか分からないー?」 審判が両チームのキャプテンにトス用コインを投げて表が出るか裏が出るか予想させます。丁半…もとい表裏出そろったところでコインをトス(投げ上げる)し、自然落下もしくは手で受け止めて表裏を確認します。予想が当たった方が勝ちです。トス用コインは何を使ってもかまいませんが表と裏がはっきりした物でなくてはなりません。オセロゲームの駒(っていうのかなあれ?)を使った人もいるそうです。大きな試合では審判ではなくVIPゲストがコインをトスする場合もあります。
*キックオフのやり方
主審の笛を合図に、センタースポットからボールを相手陣地に蹴り込みます。ボールを相手陣地(前方)に蹴る事が出来なかった場合は、キックオフをやり直します。
キックオフされるまですべてのプレーヤーは、ハーフウエイラインを超えて相手陣地に入ってはいけません。また、キックオフをしない側のチームはセンターサークルに入ってはいけません。違反があった場合はキックオフをやり直しますが、キックオフした選手がキックオフの直後続けてボールにふれた場合(ドリブルをするなど)は違反となりその地点から相手チームに間接フリーキックが与えられます。
●アウトオブプレイ(ゲームが一時停止の状態)
次の場合は「アウトオフプレイ」となります。
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1.地上、空中を問わずボールがゴールライン、またはタッチラインを超えた時。左の図では●が「アウトオフプレイ」●が「インプレイ」
2.反則、怪我人などの為に主審が競技を停止した時。 |
一度ボールがタッチラインを超えたら風などでフィールド内に押し戻されてもアウトオブプレイになり、試合が一時停止状態になります。試合再開の方法はボールが出た場所や状況によって変わります。
特別な事故が起こらない限り「アウトオフプレイ」の時間も競技時間に含まれますが、怪我人の搬送などで時間がかかる場合などは競技時間から除外されます。
●得点
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ボールが両ゴールポストの間と、クロスバーの下でゴールラインを完全に超えた時得点となります。
右の図では青色のボールはゴールイン、赤色のボールはノーゴールです。
←ゴールを真横から見た図 |
●フリーキック
反則を受けた側が反則の起こった地点にボールを置いてキックします。
フリーキックには直接ゴールすると得点が認められる「直接フリーキック」(悪質な反則に対して与えられる)と、ボールがキッカー以外の選手に触れた後でなければ得点が認められない「間接フリーキック」の二つがあります。
*どちらのフリーキックか分からない場合は審判のシグナルをみてください。
片方の手と腕で反則を受けた側の攻撃方向を指し示している場合は「直接フリーキック」、片手をまっすぐ上に上げている場合は「間接フリーキック」です。
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相手側のプレイヤーは、ボールがキックされるまでボールから7m以上(左図B)はなれていなければならず、あまりしつこくボールに近づくと警告を受けてしまいます。フリーキックが正しく行われなかった時はキックのやり直しをします。 また、ゴールのすぐ近くで間接フリーキックを行う場合、守備側の選手は7m以内(左図A)であってもゴール内のゴールライン上に立つ事が許されます。 |
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自陣のペナルティーエリア内のフリーキックは、直接ペナルティーエリアの外へ蹴り出さなければならず(左図A)、相手側の選手はペナルティーエリアの外で、ボールから7m離れます。 |
●ペナルティーキック (PK)
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左の絵はPK戦を行うときの選手の位置を示した物です。
ペナルティーエリア内で直接フリーキックの反則があった場合や、延長戦後のPK戦で行われるキックです。ゴールラインから8mの所にある印(ペナルティーマーク)から前方に蹴り出します。
試合中にPKが行われる場合、キッカーと守備側のGK以外の選手はペナルティーエリアの外、ペナルティーマークから7mはなれた所で待機していなければなりません。 |
| GKは、キッカーがボールを蹴る前でもゴールラインより前に出なければライン上で平行移動出来ます。 |
●スローイン
地上、空中を問わずボールが完全にタッチラインを超えた時は、ボールに最後に触れた選手の相手側の選手がスローインを行います。
ボールがタッチラインを割った地点から好きな方向へ両手で(片手だと遠くに飛びすぎて面白くないから)ボールを投げ入れる事が出来ますが、スローインから直接得点する事は出来ません。ただし、スローインはオフサイドの対象にはなりません。
両足、片足を完全に競技場の中に入れた状態や、完全に地面からはなした状態で投げてはいけません、またボールを頭の後ろから真っ直ぐに投げなければなりません。
過去には、ボールを手で投げ入れる代わりに足で蹴りいれる「キックイン」が試験的に採用された試合がありました。キックインからあっという間に敵のゴール前にボールが渡りゴール前は大騒ぎ、また守備側のキックインからこれもあっという間に敵のゴール前にボールが渡りゴール前は大騒ぎと、中盤の組み立てが全く無いゴール前だけの大味なサッカーになってしまった為、その後はすたれていきました。
●ゴールキック
ボールが最後に攻撃側の選手に触れてゴールラインから外に出た時に守備側の選手に与えられるキックです。
守備側の選手(大抵GKが蹴るが、他の選手が蹴る場合もあり)がゴールエリア内にボールを置いてキックします。ボールがペナルティーエリアの外に出た時からインプレイ(競技中)となり、それまでは攻撃側の選手がペナルティーエリアの中に入る事は許されません。またゴールキックを行った競技者は他の競技者がボールに触れるまで再度ボールに触ることは出来ません。
●コーナーキック
ボールが最後に守備側の選手に触れてゴールラインから外に出た時に攻撃側の選手に与えられるキックです。
攻撃側チームがボールが出た地点に近い方のコーナーエリアの中にボールを置いてキックします。守備側の選手はボールがキックされるまではボールから7m離れます。
●反則
反則はフィールド内の選手だけでなくベンチ入りしている交代選手・スタッフにも適応されます。
****カード提示による罰則****
●警告(イエローカード)になる反則
1.反則を繰り返す。
2.審判の判定に対して不満を言う
3.非紳士的行為
●退場(レッドカード)になる反則
1.著しく乱暴または不正なプレイ。
2.暴言や侮辱的な行為。
3.1試合に警告を2度繰り返す。
退場した選手の代わりを控え選手で補充することは出来ません、人数が減ったまま試合を続けます。GKが退場になった場合、選手交代でGKを補充できない状況であればフィールドプレイヤーの誰かがGKの代わりをつとめます。
イエローカードはその後の試合にも累積(積み重ねる事)され、決められた枚数(2から3枚)たまると次の試合に出る事が出来ません。また、試合中退場処分を受けた選手も次の試合(反則が悪質な場合にはそれ以上の試合数)出場停止になります。
試合は直接・間接フリーキックで再開されます。
****スローイン・フリーキックよる罰則****
●正しいスローインを行わない。
罰則 相手側のスローイン
●直接フリーキックになる反則 (フリーキックで蹴られたボールが直接ゴールに入った場合でも得点が認められる)
下記の反則を犯した時、違反の地点で相手チームに与えられる。自陣ペナルティーエリアで犯した時はさらに重い罰則となり相手チームにはPKが与えられる。
1.「ジャンピングアット」 相手に飛びかかる。
2.「プッシング」
相手を腕や手で押す。
3.「キッキング」 相手を蹴る、または蹴ろうとする。
4.「トリッピング」
相手をつまずかせる、またはつまずかせようとする
5.「ファウルチャージ」
不正なチャージ、乱暴なチャージ。
6. 「ストライキング」
相手を殴る、または殴ろうとする。
7.「ホールディング」
相手を押さえ込んだりユニフォームをつかむ。
8.「ファールタックル」
ボールを奪う為に相手選手にタックルする際、ボールより先に相手選手の体に接触する。
9.「スピッティング」 相手選手につばを吐きかける。
10.「ハンドリング」
ボールを手や腕で扱う。(自陣ペナルティーエリア内のGKをのぞく)
故意に手で触るつもりは無かったがよけきれず当たった場合は審判の判断で除外される場合がある。
●間接フリーキックになる反則 (フリーキックで蹴られたボールが一旦キッカー以外の選手に触れてからでなければ得点が認められない)
1.「危険なプレイ」
- 相手選手のすぐ前で足を高く上げるなど相手選手を危険にさらすサディズムなプレイ。(-o-)/~~~
- 相手選手が蹴ろうとしているボールにヘディングをしようとするなど、自分を危険にさらすマゾヒズムなプレイ。<(*0*)>
2.「故意に相手の進路を妨害する」
- ボールにふれる意志がないのに相手競技者とボールの間をウロチョロして進路を妨害する。
- ボールから遠く離れている場所で相手競技者の前進を遅らせる目的で進路に割り込む。
3.「オフサイド」 (解説参照。)
4.「GKのプレイにに関する5つの反則」
- GKがボールを手、または腕を使い6秒を越えてボールを保持し続ける。
- GKがいったん手を離したボールに他の選手がふれる前に再び手をふれる。
- 味方の選手がGKに向かい足で蹴ったパスを手で扱う。(頭、胸、膝を使ったパスは手で触れても良い、ただし審判がこのルールを意図的に悪用したと判断した場合は反則)
- 味方競技者のスローインを手で受ける。
- ペナルティーエリア内でわざと長時間ドリブルをして競技時間を浪費した時。
5.その他
- キックオフ、ゴールキック、コーナーキック、スローイン、フリーキックをした選手が他の選手が触れる前に再度ボールに触れる。
- GKがボールを手から放そうとしている前で左右にステップを踏むなどして、投げるコースを変えさせようとする。
●オフサイド
次の4つの条件を満たす時、「オフサイド」と言う反則になります。罰則は「相手側の間接フリーキック」になります。
ただし、味方からのゴールキック・コーナーキック・スローイン、ドロップボール(ボールの所有権が明確でない場合、主審がボールを落としてゲームを再開する)を受ける時はオフサイドの対象にはなりません。
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****オフサイド判定のポイント****
1.ある選手がボールより前方(相手ゴールに近い位置)にいる。
2.しかも、その位置が敵陣内である。
3.その選手と相手ゴールとの間に相手選手がGKを含めて2人以上いない。
4.該当する選手が積極的にプレーに参加して利益を得た。 |
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オフサイドはボールがパスされた瞬間の位置関係で決まります。ゴール前にいた緑の選手はオフサイドの位置から戻ってパスを受けていますが、パスが出された瞬間にオフサイドの位置にいたのでオフサイドになります。
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この場合、緑の選手がパスを受けている位置はオフサイドの位置ですが、パスが出された瞬間はオンサイドの位置にいましたのでオフサイドにはなりません。 |
****オフサイドの事例いろいろ****
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1がシュートしたボールを相手GKがファンブルし、そのこぼれ球を2が再びシュートしています。1はパスではなくシュートを打ちましたが、その瞬間に2がオフサイドポジションにいたことで利益を得たのでオフサイドを取られます。
相手DFが弾いたボールを2が受けたときも同じ。
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1がシュートしたボールがクロスバーに当たり、そのボールを2が再びシュートしました。2がオフサイドポジションにいたことで利益を得たのでオフサイドを取られます |
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1はボールに直接プレイしていませんが、相手選手のプレイを妨害している為オフサイドを取られます。 |
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Aはオフサイドの位置にいますが、ボ−ルは反対側にパスされておりプレイに関係していないのでオフサイドにはなりません。 |
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緑の選手がシュートした瞬間、ゴール前の選手はオフサイドポジションにいましたが負傷で倒れており、プレーに参加できない状態でしたのでオフサイドにはなりません。 |
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緑の選手がシュートした瞬間ゴール前の選手は負傷で倒れていますが、審判がGKの守備に干渉していると判断した場合はオフサイドを取られます。
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以上がサッカーのルールの基本です、よりプレイを面白くする為に毎年小さなルール変更が行われています。たとえば、ゲームが消極的な展開にならないように、GKへ蹴られたバックパスはペナルティーエリア内でも足で扱わなければならなくなったのはそのいい例です。ゲームを見慣れたら、細かいルールも覚えていって下さい。