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Vol.08 ベルサイユ宮殿

【会報06年08月号(Vol.74)より一部加筆修正】



 さて、翌日は終日フリーだ。いつもならば、仕事の資料を集めたり、話題のスポットをのぞいたり、とパリ市内を動き回るのだが、今回は、そういうコトは一切しない、と決めていた。もっと根本的に、自分磨き(?)をしよう、と思っていたが、さて、実際どうしたものやら。

 ルーブル?ポンピドゥセンター?そうだ、ベルサイユに行ってみよう!!! と思いつき地図を引っ張り出して駅を調べる。この地図、数年前から使っているミシュランのもので、実は道路地図なのだ。。。。。メトロの駅などは、わかりにくく、使い良くはない。

 しかし、現在地を知るにも、行きたい方角を知るにも、細かい通りの名前や、一方通行の方向が記された道路地図は思いの外、役に立つのだ。(歩くとき限定)

 なんとか、それらしき駅を見つけたのだが、ホテルの最寄り駅からは乗り換えを数度、かなり迂回をせねばならない。

 なので、メトロでシテ(ノートルダム寺院の最寄り駅)まで行って、セーヌ川を歩いて越えて、別の路線(いわゆる電車)に乗り換えることにした。

 これも地下鉄の路線図を見ても、わからないことだろう。どっちが早いかは別の話だが。。。

 この電車、例のジャベル(アンドレ・シトロエン)駅を通る。帰りはそこで降りて、アンドレ・シトロエン公園を通り抜けて、以前アタックしたけど閉まっていたミニカー屋さんをのぞいてみようか。


 さて、決まった、出かけよう。ベルサイユまでの電車は、ガラガラで不安。これ、ホンマに、超有名観光地に行く電車か???(超有名だと思っているのはワタシ世代の日本人だけなのか)

 車窓の風景はどんどん郊外に。地図によると、ベルサイユは、終着駅だ。昔はベルサイユから、パリ市内まで、馬車や人が行き交っていたのかしらん?けっこうな距離だな。。。などと感慨にふける。

 そうこうするうち、ベルサイユと思われる駅につく、が、いったい、どっちに“宮殿”があるのやら、さっぱりわからぬ。とりあえず、大きな交差点が見えたので、そこまで歩いて見回すことにした。

 交差点で左を見たら。。。真正面に、それらしき建物が見えた。ほんの2〜300メートルぐらいの距離に見えるが、標識は1.何キロなどと書かれている。それは、歩けばわかることだった。見えてても遠いのだ。敷地に入っても、まだ遠かった。

 電車がガラガラだったことが嘘のような、すごい人、人、人! 気分が悪くなりそうなぐらいの人混み、しかもズラ〜っと並んでいるので、もう、帰ろうかと思った。が、せっかく来たのだからと、気を取り直して、何に並んでいるのか、のぞきに行く。

 どうやら、チケット売り場のようだ。数ヶ所の売り場があるようだが、どこも、恐ろしい程の行列、こんなのに並んでたら、夜になっても入れそうにないよ、という感じ。


 しばらくウロウロした後、インフォメーションを見つけて分かってるくせに、チケットはどこで買えるのか訊ねてみた。

 すると、そのおねぇさんは、<C>の入り口で、一日券を買ってまず、ココを見ると良い、と地図に大きくマーキング。それはプライオリティチケットなので、そのまま<B2>の入り口から並ばずに中に入れる、と言う。

 半信半疑だが地図に書き込まれたルートの通りに<C>の入り口を探す。ああ、わかりにくい。しかし、誰も並んでいない。中に入るとチケット売り場だったので、おねぇさんの言いつけを守って一日券を購入。そのまま、宮殿の中へ。

 簡単に入れちゃった。


 いくつかの部屋などを見終わったので、正面に戻って、不安ながらも<B2>の入り口へ。となりのドア<B>には、先が見えないほどの行列。

 恐る恐るチケットを見せると、あら、おねぇさんの言う通り、またまた、スルリと中に入れてしまった。まったく並ばずに。おそるべしインフォメーションカウンター!

 無料のガイダンス(ヘッドフォンつけるやつね)を借りて、いざいざ!

...つづく(Fuh)



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